函館山

どんなにこの手を 伸ばしても
届かぬ星か 女の夢は
あなたの噂が 聞こえぬように
海峡ひとり 越えてきた
函館山から 見渡せば
涙でにじむ 北の街

あなたに甘えて 暮らしたら
ふたりは今も 続いたかしら
心と心の 小さな隙間
広がりすぎた 知らぬ間に
函館山から 見渡せば
漁火ゆれる 海の街

泣いては駄目よと 諭(さと)すよに
優しく雨が まつげを濡らす
あなたの幸せ 願えるような
私になって 戻りたい
函館山から 見渡せば
きらめく夜景 北の街
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