ふたつのてのひら

もう、何も考えないで
すべて忘れて眠ろう
静かな闇の中であなたに抱かれて

もう、何も怖くはない
あなたをそばに感じる
優しい光の中であなたに抱かれて

気がつけば窓から差し込む太陽
どのくらい眠ったのかわからないくらい

ふたりの手の平をぴったり合わせて
こぼれんばかりの愛情
なくさぬように見失わぬように…

気がつけばあなたの大きな背中
少しだけさみしそうに見えるのはなぜ…

ふたりの手の平をぴったり合わせて
こぼれんばかりの愛情
なくさぬように見失わぬように…
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