始まりのバラード

この愛に例えば名前をつけるとしたら
「優しさ」じゃなく「華やか」でもなく
「強さ」とつけるだろう

簡単に倒れない人だと思われたくて
泣く事すらも忘れるくらいに素顔を隠していた

だけどあなたは今彷徨っている
出口のないトンネルの中で

世界一長い夜にも必ず朝は来る
あなたはまた笑うよ
太陽に抱かれて

この愛に例えば無くしたものがあるなら
「素直さ」よりも「思いやり」よりも
きっと「情熱」だろう

だからわたしは今凍えている
人生という舞台の上で

世界一長い冬にも必ず春は来る
二人はまた出会うよ
ロマンスに抱かれて

かすかに揺れる光を冷たい手で包む
始まりはここにある
太陽に抱かれ ロマンスは目覚め

世界一長い冬にも必ず春は来る
わたしは今歌うよ
心に響かせる
終わりのない歌を
始まりのバラード
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