突然の夏

最初から予感してた
濡れた砂の上で出会う
謎めいたその微笑み
夕日あびて
目の前現れた 偽りの姿のまま
別れるはずのルール
それがいつしか罪なバランスを失う
夏のような勢いだけの恋ではつづかない
だけど僕はあなたと出会ってしまった
突然の夏…

シーツから覗く背中
傍に眠る火照った肌
窓の外 月の光
波の音が 夜通し鳴り響く
大切なものまできっと
壊しそうな気がする
“分ってる…”とつぶやき
あなたは僕を見る

夢のようなマボロシでも
みるような溜息が暗闇へと
みだれながら溶けてゆくよ 切なすぎる
言葉にもできないほど うろたえて 揺れる心
あなたは僕の手を取った
突然の夏…

美しくて限りなく甘い香り つつみこむ
触れるだけで 嵐の夜に変わって

夢のようなマボロシでも
みるような溜息が暗闇へと
みだれながら 溶けてゆくよ 切なすぎる
言葉にもできないほど うろたえて 揺れる心
あなたは僕の手を取った
夏が過ぎてく
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