秋風

風が頬に冷たくささやいた秋の黄昏
移り変わる眺めと変わる事のない想い

もう一度あなたに会えたなら 張り裂けそうな胸の痛みは
嗚呼、消えて行くのに…

あなたから離れられなくて 分かっていてもまだ募る想い
褪せる事ない記憶の中で寄り添う二人

終わり気付いていたならもっと触れていたかった
愛を枯らしたあなたはざわめく木の葉と散る

心に沁みゆく秋風は 別れを告げに来た秋(とき)の薫り
過ぎる九月の季節と共に忘れられたなら

私の過去、私の未来、私の今、全てを見て

あなたから離れられなくて 分かっていてもまだ募る想い
褪せる事ない記憶の中で愛しているから…

追いかけるだけの恋なんて 辛く切ない事ばかりだけど
数え切れない想い出くれたあなたにさようなら
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