ちっぽけなすべて

ありがとう、なんて寂しいだけ
しっかりと私を見つめて
あたたかいままで守っていて
柔らかく胸に響く声で

その声の思い出を宝にしよう
世界が不思議な形になって
美しい愛の詩が流れる日まで
ずっと忘れないでいよう

なんということなく過ぎていて
いろいろにつながりあっている
かけがえのないその毎日の
ちっぽけなすべてが永遠になるんだ

大丈夫、だから泣いているの
しみこんだ言葉がにじんで
ありふれた日々に変わっていく
またひとつ終わる区切りのように

その声の一滴も残っていない
世界は見知らぬ形になった
どことも言えないその空間を
じっと受け止めてみよう

なんということなく過ぎていて
いろいろにつながりあっている
かけがえのないその瞬間の
ちっぽけなすべてが永遠になるんだ

なんということなく過ぎていて
いろいろにつながりあっている
かけがえのないその毎日の
ちっぽけなすべてが永遠になるんだ
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