思い出ホテル

窓辺の海は 日暮れて
港へ帰る 船もない
ホテルにひとり 都会を捨てて
波の音を 聞きに来たのさ

風にゆれながら 消えた年月が
ぼくの胸にしみて 戻ってきた
君のおもいでよ 君のほほえみよ
ここへおいで 今宵せめて夢を見よう

ふりむけば今 ぼくにも
港へ帰る 船はない
本当の恋は一度きりで
愛の海を 時は流れた

星を灯に 風によいながら
誰か僕の胸に しのんで来た
君のおもいでよ 君のぬくもりよ
ひざを抱いて 霧のような夢を見よう

風にゆれながら 消えた年月が
ぼくの胸にしみて 戻ってきた
君のおもいでよ 君のほほえみよ
ここへおいで 今宵せめて夢を見よう
×