わたしのおしろ

ぶらんこに飽きて
戻ってきたふたり
離宮には確か 誰も来ないはずよ

して…
静かな日々の悲しいものがたりを
貴方はどんな愛を 求めれば気が付くの?

望まれるよりもっと
望んでみたいの
じっと見ないで 口づけがこわい
花の香りには誘惑が宿る
やがて目を閉じ 私は摘まれるのね

揺れる蔦からは
やめなさいと聞こえ
私はちぎった 自分で決めたいの

すき…
いつからでしょう いけないものがたりね
貴方の恋はいつも 短くて儚いの?

先におびえるより
先を閉ざしたい
そっと貴方をつかまえてみたら
永遠がほしい欲張りなこころ
決して出ないで 私のお城からは

望まれるよりもっと
望んでみたいの
じっと見ないで 口づけがしたい
花に濡れ衣ね誘惑したのは
きっと目を閉じ 私が待ったからよ

先におびえるより
先を閉ざしたい
そっと貴方に捕まってみたの
永遠がほしい 誓ってください
決して出ないで 私のお城からは
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