フラッグ

手の平に昨日落ちた星が 小さな痛みと残した跡は
長く長く待たされた末に来る幸福の印だ

ほの暗い蛍光灯の光が 容赦なく現実を計算する
それなら人肌の夕立へ裸足で駆けてゆく

最近の君はどんな気持ち?
遠い西の空で何をしてる?
あと死ぬまで何度君に会えるんだろう

私達悲しいほどに賢くもなく とりたて残酷なほど鈍くもない
それでも甘いカラメルのような時間を知っている

最近の君はどんな気持ち?
遠い西の空で何をしてる?
口にしたらひどく安っぽくて幻滅するけど

例えばもし君が泣いたりしてたらすごく困るのさ
多分君もきっと同じ気持ちでいるんだろうと思うからせめて
泣いてないふりするのさ
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