ひとりの部屋

大きなまどのある部屋は
ほしくなかったのです
ただ私は 屋根の上の星が見えるまどが
ほしかったのです
フッカフッカのベットなんて
ほしくなかったのです
ただ私は 小さな小さな ひざまくらが
ほしかったのです
大きないすなんていりません
ただクリーム色の木のいすで
良かったんです
あなたとならば
大きな幸せなんてほしくなかった…
ただ あの星のように小さくていいから
キラキラ光る幸せが ほしかったんです
わかってほしいのです 私の気持ちを…
あの時の泪は夜中にそっと
ふいてほしかったのです…
誰もいない間に
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