たまらなく

雨が小降りになるまで 瞳をそらさず見つめた
何も言わず肩を抱くだけ 訳などあとからでいいから
泣き出しそうな思いを こらえてきみはここにいた
震えそうなまなざしを 僕の心に注いで

きっとあれから僕ら以外 全部が変わっても
たまらなく たまらなく 走ってた

一番大事なものは 言葉に出来ないぬくもり握りしめ
きみがずっと 夢を捨てず生きてること
でも少しとまどったら 僕を思い出して欲しい
遠くても誰といても 僕はきみのために生きてる

急ぎ足の人波を 掻き分け背中追いかけた
ずっと僕が聞けずにいた 言葉を今聞きたくて
振り向いたその目を見て 本当の気持ち気付いた
きみのいない届かない夜 全部伝えてしまおう

道を選んだその日から 別々が始まった
僕たちが 僕たちが ここにいる

表じゃ雨が降ってる あの日の雨が降ってる
駆け出したその腕を 僕はギュッと抱き寄せる
何度繰り返しながら もうはぐれるため出会わない
重ね合った胸の鼓動 街の音にかき消された

あれから2度目の 8月がやってくる
人の声 たまらなく たまらなく 泣けてくる

きみが選んだすべてが きみを幸せにするように
離れても同じ空 見上げるたび祈ってるよ
きみが転ばないように きみが傷つかないように
目を閉じてあの笑顔 胸の奥しまい込んで

一番大事なものは 言葉に出来ないぬくもり握りしめ
きみがずっと 夢を捨てず生きてること
でも少しとまどったら 僕を思い出して欲しい
遠くても誰といても 僕はきみのために生きてる
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