萩の花郷(さと)

萩の花の 思い出は
ふるさとの気比の ともしび
たそがれに 心ほのかに
くちずさむ くちずさむ 母のあの童唄

萩の雨に ぬれながら
あの駅で 消えた初恋
逝く秋の 時雨ひととき
呼んでみる 呼んでみる 遠い面影

萩の町よ 潮騒よ
いつの日か ひとり帰ろう
果てしない 夢を夜空に
人生の 人生の旅を また行く
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