雪月花(unveil ver.)

咲きゆく蕾と 散りゆく花びらに
重ね合わせた人の命 花陽炎
知りて泣くことも 見ぬ振り行くことも
選べぬは時代の運命 あぁ翳ろう

流れに身を任せ タダヨウ生き様が
正規なものと 誰が定めた
異端と嘲笑われる 独りが恐ろしく
己の心 また無理に歪め
自らその手を以ち破壊してゆく

月が照らし出す 心突き抜ける
深みに嵌る前に僕は
鈴音 響かせ姿闇に沈めた

無力な此の手に 最後に触れるは
憐れみかそれとも優しさか
濡れた黒髪 捕らわれるは私か それとも君なのか...

夢物語 空高き場所は
蜃気楼だと誰もが 次の世に託す

(時は)変わり行くけれど 動けぬこの足を
記憶無き以前の君よ 何を想う...

流れに身を任せ タダヨウ生き様が
正規なものと 誰が定めた
何を恐れようか 唯一度の命に
引き下がる由 誰に弁解し
甘えをまた誰かに押し付けてゆく

月が沈みまた 陽が昇り照らす
眩しさに目が覚めて僕は
弱音 振り捨て姿変えて羽ばたく

繋がる灯火 繰り返す命
選択肢を君に与えよう
触れた黒髪 捕らわれるは私か それとも君なのか...
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