ほそい銀色の雨

ほそい 銀色の雨
町をぬらして きえて
うすい 太陽もさし
虹さえ かかる

ふるえていた 小鳥も
羽を鳴らして もどり
青い柳の枝に
よろこびの 詩(うた)かざる

だけど 雨はいまでも
わたしの心に ふる
ほそい 銀色の雨
あなたが 帰るまで

別れた あの朝から
ふり続ける この雨
からだも 心も手も
つめたく 冷やす雨

つづく雨を みつめて
わたしは 待っているの
いつか 雨がやむ日を
あなたが 帰る日を

別れた あの朝から
ふり続ける この雨
からだも 心も手も
つめたく 冷やす雨
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