懐かしのタンゴ

赤いネオンに小ぬか雨
やさしく降ってる夜でした
水玉模様のマフラーした
彼とタンゴ 一おどり
彼はわたしを抱き寄せて
「今夜も家まで送りましょう」
やさしく囁いた
あまりまじめなその顔に
「送り狼 あなたが恐い」
そっと瞳をそらした

恋の花咲くキャバレーで
しおしお萎れる彼でした
あまり淋しそうな横顔に
彼とタンゴ 踊りつつ
ポッとこの頬 紅くして
「今夜はわたしが送りましょう」
やさしく囁いて
胸に甘えりゃ憎いひと
「送り狼 あなたが恐い」
あとは笑っていた人
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