天の夕顔

夕顔の花影に

あなたを見たその日から
わたしは恋に落ちました
あなたを思い 心は乱れ
生きてることさえ幻でした
結ばれてはいけない
純愛こそが真(まこと)の恋
ああ、唇も触れもせで
あなたを泣かせた女でした。
咲け 咲け 花火よ花火
咲け 咲け 天の夕顔
あなたはもういない
燃えて 燃えて
燃えつきたかった私の魂を
夜空のあなたに捧げましょう。

抱かせてあげたかったわ
あなたの腕に深々と
私の胸は 真っ赤に火照り
夜毎に身悶え濡れていました
結ばれてはいけない
純愛こそが真の恋
ああ、恍惚の時よ来い
後悔ばかりの女でした。
咲け 咲け 花火よ花火
咲け 咲け 天の夕顔
あなたはもういない
燃えて 燃えて
燃えつきたかった私の魂を
夜空のあなたに捧げましょう。
捧げましょう。
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