13月の雨時計

フラッシュバック 僕の思い出は 溶け出した蝋みたい
だんだんそれは形変え 異国の塔みたい
散々 風に削られて 忘れちゃったのかな 最近 君の声がまた聞きたくなったよ

そうだ 前にこんなこと話していたっけな 「13月の雨の日は世界を止めてみよう」
そう言って 古ぼけた時計を回して どんどん針は抜け落ち 壊れてしまったの

ラララって歌う君は 誰にも汚せない
やめないで 続きを 世界はここで始まる

フラッシュバック 君の匂いが染み込んじゃったみたい
捨てるはずの鞄も 部屋の隅で待たしてる
いっぱい話したいこと 溜まってきちゃったなぁ
「くだらない話ね」って 茶化して笑ってほしいよ

わがままで優しい君の名前を忘れない
行かなくちゃ 続きの続きを知りたいから

そっか 君は分かってた 時計を壊しても永遠なんて全部 束の間の出来事と
ほんのちょっと幸せを与えてもらったな 冒険好きな君のこと僕好きだったみたい

フラッシュバック 僕の思い出は 溶け出した蝋みたい
だんだんそれは形変え 異国の塔みたい
13月の雨の日は 時計を壊してみよう
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