赤い傘

雨が降った日はいつも お気に入りの赤い傘さして
駅まで迎えに来てくれてた君 今も覚えてる

毎日雨が降ればいい、だなんて
あの頃 本気で思ってた

ただ君に会いたくて ただ君に会いたくて
改札へ続く長い階段 駆け上がる
誰より一番に見つけるよ 赤い傘
それは君と僕を繋いでいた 鮮やかな色

雨が降る朝に君は出て行った 何も言わずに
君が置いてったあの赤い傘は 今じゃ埃まみれ

玄関の隅っこで淋しそうに
君の帰りを待ってる

臆病な僕をいつも君は連れ出した
憂鬱なだけだと思ってた雨の町
キラキラ輝いて どんな景色の中にも
光はあると教えてくれた

ただ君に会いたくて もう君に会えなくて
いつもの駅でまた君を探してしまうよ
雨雨、降れ降れと 今日も僕は唄ってる
赤い傘をさした君が迎えに来てくれるような
そんな気がして
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