未知標

大丈夫 ここが始まりだから
まだ答えにはしないで
思い通りにならず白紙のままさ
まだ黒に支配はされてない

右は帰り道 左には旅路
迷える心よ
どうかそのままで

声にならない声があっただろう
言葉にするたび失ってきたけど
声にならない声がもどかしいほど
輝きを放つ

未知に真実

存在に証明がついてまわるが
なぜみんな嘘が欲しいの?

終わりに追われるこの身ならば
さあ今 旅路へ逃げ込め  戸惑わず

上空に鳥が 地上を這う蟻が
真ん中にみえる私を嘲笑うが

運命を歩み
運命に遊ばれて生きるつもりはない
それが人間の運命だ

声にならない声が聞こえるだろう
閉ざされていた扉の奥

未知が標だ
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