太陽

にわか雨に降られてはっと目をやるカバン
おせっかいだと思ってたレインコート

「あなたが頼れるのはわたしだけだから」

かすかな胸の鼓動も響く教室
窓辺に咲く花に問いかける

「どうして一人で咲いていられるの?」

孤独にたたずんでる花にも
太陽が注いでた
本当にひとりぼっちの朝は来ない

心のハンカチ濡らすのはきっとこんな僕のせい
分かり合えてる分だけ無情にしみる

一人で手を伸ばしても決して変えられぬ空
ふとした言葉の色とにじむ

「あなたが幸せならそれでいい」

憂鬱、鉛の空に太陽が照らしてる
本当にひとりぼっちの季節は来ない

今なら素直に言える、あなたに届けられる
この星いっぱいの夢ありがとう
×