題名のない冬の日

初雪(ゆき)に体温(ねつ)を奪われた街は人々の吐く息も白い
街路樹の続く歩道を歩く二人も例外ではなく

嬉しそうにはしゃぎ転んだ君の手を掴もうとして僕も転んだ事あったね

雪の降る日の何気ない事が 心に温もりをくれたこと
君と同じ思い出を作れることが幸せと気づけたこと

「どんな時も君がいるならそれだけで幸せだよ」

君は振り向いて 不思議そうな顔で何も言わない僕を見て 笑って言った

雪の降る日の何気ない事が 心に温もりをくれたこと
君の声はまるで魔法のように 心に火を灯してくれたね

大人になって恋にもなれたはずが 瞳を見てるだけで胸の鼓動は高鳴って

雪の降る街は今日も輝いて 題名もない冬の日をてらす

笑い顔も泣きはらした顔も怒った顔もあきれた顔も
君を構成するすべての要因に 僕が恋したあの冬の日
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