おんな洞爺湖ひとり旅

未練断ち切る 旅なのに
未練が背中に ついてくる
あなたと書いた しあわせの
夢の筋書(すじが)き 今は夢
寒い 寒い 切ない
おんな洞爺湖(とうやこ) ひとり旅

遠くなる程 よく見える
あなたと過ごした 思い出が
重(かさ)ね着(ぎ)しても しんしんと
風が心に 突き刺さる
辛(つら)い 辛(つら)い 逢えない
おんな洞爺湖(とうやこ) ひとり旅

霧が行く手を はばむよに
明日(あした)を隠(かく)して たちこめる
湖畔の道を 歩いても
二度とあの日に 帰れない
あなた あなた さよなら
おんな洞爺湖(とうやこ) ひとり旅
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