風遙か

風遙か あなたを照らして この魂(いのち)燃やす 星のように…

夢が火の粉 捲(ま)き上げた 朱(あか)い雨 大地焦がす
失くす痛み背負って 誠貫き闘う

その涙 飲み干して芽吹く覚悟
見送るだけの月 蒼白くも 細る空で
この祈り どうか届けて

風遙か あの日の背中が
誇らしき未来(あす)へ 踏み出した場所で
いつだって 帰りを待ってる
星灯す 魂(いのち)がまたたく鼓動
しるべに…

無事を知ればそれだけで 寂しさは砕け散って
大地揺るがすほどの歓(よろこ)びこだますでしょう

そばにある温もりに託す想い
はがゆさの滴(しずく)も 深い海の愛に溶けては
空へ還(かえ)る光に変わる

夢遙か あなたが生きてく
その道と ここは繋がってるから
世界中の孤独を抱いても
安らぎで あなたが包まれるなら 倖せ…

痛みを癒(いや)す 波の揺りかごの手で
言葉になる前の想いも抱き寄せ
水のように そう自由に形を変え 愛の器に添って
あなたへ流れたい

風遙か あの日の背中が
誇らしき未来(あす)へ 踏み出した場所で
いつだって 帰りを待ってる
星灯す 魂(いのち)がまたたく鼓動

閉じた目で見つめるあなたを
星巡る 我が身を燃やす炎で
照らして…
果てなく…
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