わすれないよ

好きよ 好きよ

君がほめてくれたから
切れないでいる 髪の毛
指でくるくる巻いては 過去をほどいた
短すぎた幸せは
長く私を惑わせる
ふいにこぼれるため息は ただの弱虫?

祈るように 閉じた瞳
霧の中浮かぶ 微笑み
抱きしめようとすれば すぐに
カタチなくしてしまうから

君への愛しさで 心がまたゆらり揺らめく
逢いたくて 逢えなくて あいたくて
泣いても仕方ない 思うほどに込み上げる
胸の中 しみついた 詞
好きよ 好きよ 好きよ 好きよ

川沿いの桜並木
春の約束を終えて
風にさざめく青葉が まぶしく映る
いつか忘れる日がくる
時間がそうさせてくれる
それが 本当だとすれば 少し哀しい

この声が聞こえたなら
やわらかな風を吹かせて
私には きっとわかるよ
君がどこにいたとしても

また逢えるその日を 待っているよ 私のままで
忘れない 忘れない わすれない
ありふれすぎている 君の名前 口にしたら
そばにいる 気がしてる 今も

君への愛しさで 心がまたゆらり揺らめく
逢いたくて 逢えなくて あいたくて
涙はとまらない 君を決して忘れない
胸の中 しみついた 詞
好きよ 好きよ 好きよ 好きよ
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