風の丘に君と

揺れる花びらに かさなる君の笑顔 不意に
心 つれてゆく あの夏の日へ
同じ風が 胸しめつける

君がいた 季節(とき)がよみがえる
鮮やかに花が咲くように
降り立ったバス停は
優しく僕を待っていた
君を見送った最後の場所に
つぎつぎと咲く思い出が
遠い夏祭り 初めて知った 違う君を
揺れる花びらは あの髪飾り
似てるようで 胸さわがせる

朝焼けを二人 待ちながら
消えてゆく星を数えた
風の丘 肩よせて
冷えた体を抱きとめた
君の不安を肌に感じて
怖かったのは僕だった
君に会いたくて 面影をただ1人 追って
ここは君がいた あの頃のまま
時を止めて 胸しめつける

揺れる花びらに かさなる君の笑顔 不意に
心 つれてゆく あの夏の日へ
同じ風が 胸しめつける
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