家路

家並みに あかり 灯る頃には
帰り道 急ぐ 子供の声が
胸を かすめて 走り抜けてゆく
ふいに 涙 こぼれてた

ひとりぼっちに なったら わかった
ずっと 憧れ だったのに
夢が 私を 追い越していった
季節どれだけ めくる

四月の陽ざしに 気づいた午後に
閉ざした心を 叩いてくれた
今も その手の ぬくもり 覚えてる
いつも ふたり あの日から

ほんの小さな あなたの言葉で
いつか 見た夢 思い出せた
今日は こうして 笑って話せる
遠い記憶の痛み

やがて 明日へ 続くこの道
みんなひとりじゃない
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