September Ennui

すれちがう人の笑顔が
黄昏にけむる頃
私の胸の高鳴りも
不確かさにすりかわる

はじめからそう
手の中に何もなくて
だから風をつかんで 歩いてきた

こぼれ落ちてく
指の隙間のもの言わぬ夢
姿の消した青い鳥はどこ?
9月のアンニュイ

いつのまに妙に私は
物わかりがよくなって
でもそれは私の中で
何だか自然なことで

たとえば古い手紙の問いかけに
答えを躊躇(ためら)わずに出せる自分がいる

風吹く街に
今は手のひら なぜ開けない?
握りしめたままの
小さな Unhappy
9月のアンニュイ

愛した人も遠い夢もみんな現実だけど
何だか私は 姿の見えない陽炎(かげろう)みたい
風吹く時代 私は何を残せるだろう?
なぜか切なく揺れるモラトリアム
September Ennui

September Ennui
Early Autumn Ennui....
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