Blind Light

光と闇 色彩が混ざり合う
張り詰める感情は 容易く悲鳴上げる

二人はただ 流れに目を奪われ
一度だけ 掴んだ手 離しただけなのに

憧れた自由と 掴み取った虚構と
辿り着いた先に 何を想うのだろう
途切れた感覚も 壊れ出した静寂も
紺碧に染まる夜に呑みこまれて

ゆらめく影 その肩に絡みつく
天秤は傾いて もう戻れなくなる

二人はただ 焼ける渇きに追われ
一度だけ 掴んだ手 離しただけなのに

憧れた自由と 掴み取った虚構と
辿り着いた先に 何を想うのだろう
途切れた感覚も 壊れ出した静寂も
紺碧に染まる夜に呑みこまれて

軌跡を描いた淡い光が 月を横切る
振り返らずに あの日聴いた鐘の鳴るほうへ

憧れた自由と 成り果てた虚像と
手に入れた先に 何が解るのだろう
暴れる感覚も 形変えた静寂も
紺碧に染まる夜に掻き消されて

水面に映った自分の姿 闇を見据える
振り返らずに あの日聴いた鐘の鳴るほうへ
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