不知火

燃え尽きた心 不知火の如く儚い
姿、隠した月に愛しい日々を重ね

寂しい笑顔残し 君は彼方へ旅立つ
後悔も懺悔もない 別々の夢を見て

明日から、明日には…
また新しい心に生まれ変わるから
涙は流さずに見送りたい そっと次のあの人へ
まだ冷めやらぬ想いなど
遠い場所に 置き去りにして来た二人
だから哀しみに酔いしれなくていい 振り返らない

さよならの証 言の葉を互いに交わし
姿、闇夜の海に吸い込まれて消えた

やり直せない時間(とき) 二人気づいていたのに
忘却の果て在る 孤独に囚われたくなくて

もう少し、もう少し…
また新しい私に生まれ変わるまで
ひとりを恐れない強さが今 きっと傷を癒すだろう
そう次に来る満月の光を浴び 行く先見つけられるなら
静かな海原を風にまかせて 彷徨うもいい

明日から、明日には…
また新しい未来を紡いで行くから
涙は流さずに見送りたい そっと次のあの人へ
まだ冷めやらぬ想いなど
遠い場所で 消え逝く宿命(さだめ)の炎になった
幸ある日々に恋い焦がれる 永遠の命で…不知火の夢
×