タンデム・ラナウェイ

ホテルに着いたら
コンシェルジュに尋ねよう
亡くした季節
見つかるルートはあるか、と

木々も町並みも
言葉も飛び去っていけよ
風になれない もどかしさ
振り切る tandem runaways

来た道は忘れよう いいのさ
走り出したら誰も
決して戻れない
そういう旅だ

君は気付いてる
いい歳になっても
旅慣れたふり続ける
僕は迷子なんだと

人生って不思議さ
すべてが手遅れのようでいて
始まったばかり
そんな気もするね

僕は判っている
君の瞳の静けさ
気付かないふり続ける
優しい女なんだ

始まったばかり
そんな気もするね

夜が明ける頃に
龍の背に飛び乗ろう
抱きしめてくれ
君を振り落とさないように
強く
痛いほどに
tandem runaways
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