ふたり咲き

夏の陽射しも 木枯しも
両手広げて よけてやる
俺にあずけろ おまえの命
おまえの命
広い世間の めぐり逢い
心ひとつで ふたり咲き

すぐに泣く癖 なみだ癖
白いうなじの か細さよ
つらい過去(むかし)は 忘れろ捨てろ
忘れろ捨てろ
そっと小さな 手のひらに
乗せてあげたい 幸せを

泣くも笑うも ひとりなら
生きる明日(あした)に 夢がない
そばに居てくれ これから先も
これから先も
遅い春ほど あたたかい
俺とおまえと ふたり咲き
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