百人一首 ひさかたのver.

ひさかたの 光のどけき 春の日に
しづ心なく 花の散るらむ

花の色は 移りにけりな いたづらに
我が身世にふる ながめせし間に

思ひわび さても命は あるものを
憂きにたへぬは 涙なりけり
涙なりけり

世の中は 常にもがもな 渚こぐ
あまの小舟の 綱手かなしも

なげきつつ ひとりぬる夜の 明くるまは
いかに久しき ものとかは知る

今はただ 思ひ絶へなむ とばかりを
人づてならで 言ふよしもがな
言ふよしもがな
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