リプル

電流のような 鮮明な映像は
空中に浮かぶ 感情に響いた
迷いそうな 日々の中で
目指す針は 12時を指した

月夜が きらめく

瞬間の中 息づく衝動
ノイズになる 感情を廃して
迷うことは 何もないと
強く強く 感じたから

雨に熱を 奪われても

限りのある脈動 果てるまで 消さないで歩け
この手が触れたとして 孤独の先があるだろうか

舞ったままの 反射光は
時を止めた 幻想のように
同じままで いられるのは
意思とあとは 真実だけ

聞こえなくても 届くのかな

無限に感じるほど 確かなものも 消えるならば
今だけでもいいから 世界を全て感じるだけ
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