小山卓治作詞の歌詞一覧リスト  43曲中 1-43曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
これでも食らえ!小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治島山信和ジュンイチがロックンローラー目指して今年で5年目だ 今夜もたった一人吉祥寺“曼陀羅”ギターをかき鳴らす  貯金と預金はたいてカツヒコが買ったフェラーリ・テスタロッサ ガソリン代はないけど休日はいつも口笛でカー・ウォッシュ  青春の森にさまよい込んで かん違いの泉で喉をうるおし 後悔の泥沼を進んだ先に いったい何があるっていうんだ  アキラはすごいバッターだったのさ4割2分5厘 今日も6時におきて多摩川ジャイアンツ2軍で球拾い  歳より若く見えるユカリは今夜もラブ・ポエムでアバンチュール 夜明け前に男にあげるのはでたらめの電話番号  青春の森にさまよい込んで かん違いの泉で喉をうるおし 後悔の泥沼を進んだ先に いったい何があるっていうんだ  正しいことばかり やってきたわけじゃないが でっかいツラでこう言ってやるんだ これでも食らえ!  さてさて俺はといえば無責任に夢を追っかけ 今じゃ愛と運も妻も言えも貯金も失くしてしまった  身の程知らずの俺が身の程知るのに10年かかった でも毎日かすみを食って生きてたから俺が一番若いだろ?  青春の森にさまよい込んで かん違いの泉で喉をうるおし 後悔の泥沼を進んだ先に なんだかすげえものがあるはずなんだ  正しいことばかり やってきたわけじゃないが これっぱかしも気にしちゃないさ 正しいことばかり やってきたわけじゃないが でっかいツラでこう言ってやるんだ これでも食らえ!
真夜中のボードビル小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治島山信和スタート・ダッシュの車から こぼれ落ちたメロディ 1 2 3 4 Twist & Shout 腰をひねって  俺はこの街に迷い込み 信号待ちのたびに誰かと恋をする 冷めて燃えて冷めて燃えて冷めて燃えて  街角の陽気なギター・マン まるで心をはり裂かれた奴等の 魂の遠吠え  トラブルとリスクを背負いこめ 真っ白な手のままで生きていけるもんか さあ出かけようぜ  来る者には花を贈る 去る者には唾を吐く 傷つくことなんか恐くはないのさ Hey hey 真夜中のボードビル Hey hey 燃え尽きてしまいたい Hey hey 真夜中のパントマイム Hey hey もっともっと感じて  けなげでいたいけなロマン マルグリット・デュラスを読みふける 君はア・マン それはギマン  美しすぎるのがあださ 見物はされるが理解はされない 尻軽なステップ  君はいつの被害者だ だけど俺が加害者なら 君は共犯者  キスで仲直りできるほど ウブじゃないからもう一度恋をしようぜ チープにシックに  来る者には花を贈る 去る者には唾を吐く 傷つくことなんか恐くはないのさ Hey hey 真夜中のボードビル Hey hey 燃え尽きてしまいたい Hey hey 真夜中のパントマイム Hey hey もっともっと感じて  パーキング・メーターにもたれて 酔いどれがつぶやくこんなはずじゃなかった こんなはずじゃなかった  優しいやつに望みはない 思い出相手にマスターベーション 死ぬまでやってな  勝利の味も知らないで うまい汁も吸わないままじゃ眠れない プライドが許さない  錆びた言葉を削り取れ 常識に背を向け風上に向かうんだ 向かうんだ  来る者には花を贈る 去る者には唾を吐く 傷つくことなんか恐くはないのさ Hey hey 真夜中のボードビル Hey hey 燃え尽きてしまいたい Hey hey 真夜中のパントマイム Hey hey もっともっと感じて
壊すなら一秒小山卓治小山卓治小山卓治星勝星勝俺の腕に抱かれては 君は何度も繰り返す どうしても一緒に行くと どうしても一緒に行くと 糸ひく唾が 唇つなぐ だらしないキス  君の頭抱き寄せて 俺はよどみ続けるんだ このままじゃいけやしないと このままじゃいけやしないと もっとみだらに もっと濡らして からみつくキス  愛してやる ただ一秒 弾け飛んで それで終わり  狂ってやる ただ一秒 傷口から 染みる正気  俺の腰を爪で指し 君は何度も引き寄せる もういいからここへきてと もういいからここへきてと さまよう小指 震えるまぶた 突き立てるキス  殺してやる ただ一秒 首が折れて 腰がしなる  すごく熱い すごく暗い もっといける もっと深く  あやしくなれ 切なくなれ もっと見せろ もっとあえげ  壊すのなら ただ一秒 ほとばしって 終わるだけさ  殺してやる ただ一秒 首が折れて 腰がしなる
Hot Butter小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治島山信和いったい今何時だと思ってるんだよ 新しいパンプスを自慢しに来る時間か 窓に石を投げるな こないだ割ったばかりだ 俺のベッドの上でジャンプするのはやめろよ 猫なで声で俺がまいると思ってるのか な、何をする気なんだい 俺の歌で服を脱ぐんじゃないよ Hot Butterまさかの連続 Hot Butterそいつがおまえさ Hot Butterちょっと頼むぜ いつも俺にはお前が分からない  まったくどこでそんなドレスを買ったんだ まるでぬり絵みたいなメイクもなっちゃいないぜ 危なっかしい恋をいくつも転がして 2杯目のブラッディマリー もう帰りたくなくなる 「ヨーイドンでここから競争しましょうよ」 2丁目で追い越され 7丁目辺りで見失ったきり Hot Butter昨日の夜は Hot Butterどこで寝てたんだよ Hot Butter含み笑い いつも俺にはおまえが分からない  本当は弱虫で一人じゃ駄目なのに 慰められるより雨に打たれるタイプさ だけど俺が行かなきゃ決まって風邪をひく ほっとけないんだ 今度は何をしたいんだい 「花泥棒は罪にならないって言うでしょう?」 おまえが持ってるのは 花じゃなくて観葉植物の鉢 Hot Butter早くずらかれ Hot Butterやばい女さ Hot Butterでもいつも ベッドの中でおまえに惚れ直す  Hot Butter俺達今まで Hot Butter合計2時間は Hot Butterキスしてる だけど俺には女は謎だよ  Hot Butterハード・ボイルドの Hot Butterあなたもいいけれど Hot Butterどっちかと言えば 私オムレツの方が好き  Hot Butterまさかの連続 Hot Butterそいつがおまえさ Hot Butterちょっと勘弁してくれよ いつも俺にはおまえが分からない
ついてねえや小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治島山信和望みはでっかく財布は軽いよ 歌って踊って時々腹ペコ こぶしを振り上げボディががら開き 都会旅ぶっても根っからのオタク  ツキに見放され頼りは悪運 プラマイゼロの勝ち知らず 若気の至りと懲りない性格 野望は尽きない車にマンション  5階のワン・ルーム窓から新宿 足りないものはエレベーター 200万のポルシェ修理に100万 おまけにカマロがカマ掘り全損 ちきしょう ついてねえや  ジャンヌ・ダルクが彼女の本名 つくした男の数は限りない ウェイトはおよそでライト・ヘヴィー級 恋にナーバスな20代中盤  タイプじゃないって言ったはずなのに 彼女は今夜うちに来た ゆっくりボタンを外された日にゃ ここで抱かなけりゃ俺が負け犬さ  行ってらっしゃいのキスなんかやめろ タンスを持ち込む場所なんかないよ 洗濯機の中で転がるブラジャー 「ねえ夕食の前に大事なお話」 ちきしょう まったくついてねえや  大家は出てけと毎日うるさい 丸井のカードは差し止め食らって 上司は俺を粗大ゴミ扱い 税務署のおやじがドアをノックする  八方塞がり満身創痍 孤立無援の世渡り下手 一発逆転起死回生 いつかひょうたんからこまが出るさ  社長が夜逃げで会社がつぶれる 石にけつまづき複雑骨折 くどいた女が実は男だし ガス漏れ気づかず爆発炎上 ちきしょう とことんついてねえ
ジャングルジム小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治島山信和ジャングルジムの上まで 初めてよじ登って 両手を離した時 背伸びをするよりもっと 遠くまで見渡せた 校舎の向こうまで  今日から僕は大人になるぞ 恐怖に負けない力を持つ 僕はいつか遠くまで旅をする そんな熱い予感が 僕を包み込んだ 夕焼けの下  ジャングルジム あの時見たものを 今も憶えてる ジャングルジム あの時見たものを 僕は忘れない  風が耳をくすぐり 僕に何か言おうと している気がしたよ 友達はみんな帰り 最後のチャイムも鳴って 真っ赤な真っ赤な空  今日から僕はもう泣かないぞ 大きな夢に心を燃やす 僕は誰かと激しい恋をする そんな熱い予感が 僕を包み込んだ 夕焼けの下  ジャングルジム あの時見たものを 今も憶えてる ジャングルジム あの時見たものを 僕は忘れない  今日から僕は大人になるぞ 恐怖に負けない力を持つ 僕はいつか遠くまで旅をする そんな熱い予感が 僕を包み込んだ 夕焼けの下  ジャングルジム あの時見たものを 今も憶えてる ジャングルジム あの時見たものを 僕は忘れない
太陽に手が届きそうだ小山卓治小山卓治小山卓治町支寛二島山信和ごめんよ 君を驚かせる そんなつもりで言ったわけじゃない 雨上り 助手席に君を乗せて 雲の切れ間の陽射しを追いかける  今日は太陽に手が届きそう ひさしぶりのこんな気分は 君のせいだぜ 君が僕を変えた 今日は太陽に手が届きそう だから僕は強くなる どんなことにだって立ち向かっていく  さっきまでフロント・ガラスでは ワイパーと雨がハミングしていた やせ我慢 安らぎに背を向けた 笑ってるんだね こんな僕のこと  今日は太陽に手が届きそう ひさしぶりのこんな気分は 君のせいだぜ 君が僕を変えた 今日は太陽に手が届きそう 君さえよけりゃこのまま 風向きに沿ってどこまでも行こう  どんなつらい時にも 口笛を吹ける 僕等の涙は 哀しみのためだけに あるんじゃないさ  雨上り 助手席に君を乗せて 雲の切れ間の陽射しを追いかける  今日は太陽に手が届きそう ひさしぶりのこんな気分は 君のせいだぜ 君が僕を変えた 今日は太陽に手が届きそう だから僕は強くなる どんなことにだって立ち向かっていく  そうさ太陽に手が届きそう ひさしぶりのこんな気分は 君のせいだぜ 君が僕を変えた 今日は太陽に手が届きそう 君さえよけりゃこのまま 風向きに沿ってどこまでも行こう
君が本当に欲しいもの小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治島山信和君が本当に欲しいものは何 君が本当に見たいものは何 君が本当に言いたいことは何 君が本当に探してるものは何  君はいつも求めてる 果てしない欲望 不幸せじゃないけれど 少しだけ足りない  いつも最後まで 行き着かない夢 君の望みの形 僕に教えて  君が本当に欲しいものは何 君が本当に見たいものは何 君が本当に言いたいことは何 君が本当に探してるものは何  喜びを測るのは 誰かの哀しみ 輝きは見えるのに この手に触れない  君はいつも遠すぎる 幻を見てる 甘い夢がかなうのは 孤独な夜の後  君が本当に欲しいものは何 君が本当に見たいものは何 君が本当に言いたいことは何 君が本当に探してるものは何  たどり着くための道は いつも遠回り 現実なんかいらない 真実が知りたい  胸の奥で燃えてる 決して消えない炎 少しの恐怖を捨てて 今日を乗り切ろう  苦しみを越え 行きたい場所はどこ 恋する気持ち 告げたい人は誰 心を決めて 歩き出すのはいつ 今ここから始める それは君  君が本当に欲しいものは何 君が本当に見たいものは何 君が本当に言いたいことは何 君が本当に探してるものは何
これでも食らえ! ~Reply~小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治シンタロウがレイコをやっちゃったのは2ヵ月前のこと 給湯室の噂じゃ上司にばれて来月は札幌  長い髪じゃ駄目だと面接に落ちたリュウイチは今でも 風に髪をなびかせゴンドラに乗って渋谷の空にいる  青春の森にさまよい込んで かん違いの泉で喉をうるおし 後悔の泥沼を進んだ先に いったい何があるっていうんだ  仕事帰りにふと目を止めた楽器店ウィンドウのペース 女房子供が寝た後カズシゲは一人ロックンローラー  小麦色で青い目のダンサー シドニーからの長距離 春のボーナス注ぎ込みミツヒロは今日成田から飛び立つ  青春の森にさまよい込んで かん違いの泉で喉をうるおし 後悔の泥沼を進んだ先に 何だかすげえものがあるはずなんだ  正しいことばかり やってきたわけじゃないが でっかいツラでこう言ってやるんだ これでも食らえ!
花を育てたことがあるかい小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治花を育てたことがあるかい 空にほほえんだことがあるかい 草の上に寝転んだことは 水に髪を泳がせたことは  星を見つめたことがあるかい 陽射しに抱かれたことがあるかい 誰かの涙 拭ったことは ざわめきに耳を澄ましたことは  憎しみに震えたことがあるかい 哀しみに胸を裂いたことがあるかい 電話を待ち続けた夜は 眠れず迎えた朝は  聞かせてよ 君のこと 話したい 僕のこと 巡り会い 見つめ合い 手を差し延べて 恋に落ちたばかりの二人だから  こぶしの痛みを知ったこともある 言葉を失くしてしまったこともある 夢にうなされ飛び起きたことも 遠ざかる背中 見送ったことも  風を体に受けたこともある 歌を聞いて泣いたこともある 知らない道を歩いたことも 空と海に呼びかけたことも  聞かせてよ 君のこと 話したい 僕のこと 巡り会い 見つめ合い 手を差し延べて 恋に落ちたばかりの二人だから  僕等 なぜ出会ったのかわかるかい 僕等の明日が今 見えるかい  聞かせてよ 君のこと 話したい 僕のこと 巡り会い 見つめ合い 手を差し延べて 恋に落ちたばかりの二人だから
夜を行く小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治火曜の朝の街角 古びたギターが捨ててある きっとどこかで誰かの春風が一つ終わったのさ このままじゃこれ以上先に進めない  君はこだわってるんじゃない 君は縛られてるだけ 臆病風が作り出すギブスのようなたくさんのルール ここらでもう一度考えてみたらどうだい  何が自分を打ち負かしたか知るため 今夜も君は通りをさすらう  君を操る男が手下に向かってこう言う “イライラさせておけばいい だけど本気で怒らせるな” このままじゃこれ以上先に進めない  君のこぶしの中には後悔が握りしめてある そいつはきっと効くはずさ だけど当たったためしがないんだ ここらでもう一度考えてみたらどうだい  何が自分を打ち負かしたか知るため 今夜も君は通りをさすらう  止むに止まれぬ気持ちで 浮き足立った体で 取りつかれてる頭で うなされている心で 歌う笑う怒るそして楽しむ yes dig it, yes dig it  宝石のように見つめられ 男どもをかしずかせ 憎しみの洗礼を受けて また君は綺麗になるんだ このままじゃこれ以上先に進めない  愛し損なったために君は愛され損なった ただで手に入れようなんてちょっと虫がよすぎるぜ ここらでもう一度考えてみたらどうだい  何が自分を打ち負かしたか知るため 今夜も君は通りをさすらう  君が求める夢には孤独がいつもついてくる 一人で眠れないのならこの街じゃ暮せやしないぜ このままじゃこれ以上先に進めない  土曜の夜の街角 君は歩き続ける 果てしなく続く行進 途方に暮れる夢の背中 ここらでもう一度考えてみたらどうだい  何が自分を打ち負かしたか知るため 今夜も君は通りをさすらう  止むに止まれぬ気持ちで 浮き足立った体で 取りつかれてる頭で うなされている心で うぬぼれ切った目つきで 浮ついてる腰つきで 震えるような気分で 歌う笑う怒るそして楽しむ yes dig it, yes dig it
そして僕は部屋を出た小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治そして僕は部屋を出た 泣いてる君を残して ざわめきや光が たたずむ僕を包み からっぽの心 擦り抜けていく 今頃君はどうしているだろう  思い詰めたあげくの 化石のような言葉が 二人の間に 無造作に転がった 君のてのひらが僕の頬をぶつ それから僕等黙って俯いた  男らしく君を抱き締めるだけで わかり合えていた 僕等の愛が始まった頃を 思い出してる  Hallo again もう一度 Hallo again もう一度  いつも僕等は 素敵な日々を送った 寂しさや痛みに 目をつぶって過ごした だけど本当に苦しんでいる そんな時こそ一緒にいるべきだった  まだ間に合う 冷めた心を燃やし 君に恋したい 僕の願い そして君の思い出を 取り戻せたら  そして僕は部屋を出て ドアにもたれうずくまる 君は部屋の中 僕を待ってくれてるのかい 背中合わせにドアにもたれた ごめんよ その一言が言えないままで  Hallo again もう一度 Hallo again もう一度
さよなら恋人小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治こんなに深くおまえを好きにならなきゃよかった ベッドに座り俺は靴紐を堅く結ぶ このハモニカが欲しけりゃ窓辺に置いていくよ 時がたてばどんなことも美しく見えるはずさ 俺達はいつでもたくさんのことを 求め合ってそれが愛だと思ってた  Good-bye, girl Good-bye, girl いつまでもそんな風に 泣くんじゃない  同じ窓から四つの季節を眺めた二人 いつからか俺を呼ぶ声が聞こえ始めてた もう何も話さないで 哀しみが増えるだけ その唇に指を一本立てて行こう 一人のままじゃ誰も生きてはいけない だけど二人でいても弱くなるだけさ  Good-bye, girl Good-bye, girl 目を閉じて その間に出て行くから  ドアを開けいつもの街 早足に通り抜け 毎晩月を追いかける 終わりのない旅になる おまえいつかはきっと新しい恋を知る 花束やささやきに包まれる恋もいい 俺達が本当に愛してたものは 何も変わらない安らぎけだったのかい  Good-bye, girl Good-bye, girl いつまでもそんな風に 泣くんじゃない
前夜小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治いつも憂鬱な会話を繰り返した 同じことを別々に理解して どれだけ話し合っただろう どれだけ憎み合っただろう 俺の欲望をしまい込むためには 狭すぎるこの家を明日出て行く ただの一人の男として あなたの息子としてではなく 俺の体に二人の熱い血が 流れてるってことは決して忘れない  さよなら父さん あなたのような男になるよ さよなら母さん あなたのような女を探すよ  俺はこの街で市長になるより 大統領になりたかったんだ あなたが俺を殴った 痛みも持って行くよ あなたもずっと昔 街を出て 母さんを愛し俺達を育てた その時のあなたに 今の俺はそっくりなはずだ 二人が俺を息子として 誇りに思ってくれたことは決して忘れない  さよなら父さん あなたのような男になるよ さよなら母さん あなたのような女を探すよ  俺達は互いに不器用なだけだ 距離をおいてでしか愛せなかった だから何も言わないで もう哀しむ時なんかじゃない 俺が生まれた朝のことのように 今日のことをいつまでも忘れないで  さよなら父さん あなたのような男になるよ さよなら母さん あなたのような女を探すよ
天使の歌う朝小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治歩道橋の上でカラスが羽を閉じ この街が白々と動き始める頃 真新しい日が昇るビルの屋上の辺り 一人の天使が座っているのを見た者がいる 天使はいつも歌ってるそうだ 誰かにそれが届くようにと  点滅の信号が赤に変わり それから青に変わる 東向きのショー・ウィンドウのマネキンが輝く 地下の店から放り出された酔っ払いの男 フラフラと歩きながら煙草に火を点け ふと不思議そうにビルの屋上を見上げ それから首を振り 歩き出す  交番の前で警官がくしゃみを一つ 非常階段の下で猫があくびを一つ 夜通し遊んで声を枯らした少女が ドーナツ・ショップから出て来てハミングをする それが自分でも知らないメロディだと気づき ほほえみ ビルの屋上の辺りを見上げる  タクシー タクシー トラック またタクシー デパートの搬入口 車をバックさせてる 男が窓から顔をのぞかせて ふと耳を澄ます 確かに誰かが 歌ってるのが聞こえたんだが  天使はいつも歌ってるそうだ 誰かにそれが届くようにと
負けないで小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治負けないで 負けないで 負けないで 負けないで  僕が疲れはてて うなだれている時に どこか空の向こうから その声を聞いた  懐かしい歌声 暖かい笑い声 虚しくさまよってる 僕の胸に届いた  負けないで 負けないで 負けないで 負けないで  つまらない争いに 僕が破れた時に 君は僕を抱き締め 慰めてくれた  だけど僕は君を 置き去りにして行った 君がくれた言葉を 遠くに残して  負けないで 負けないで 負けないで 負けないで  すべての街角から あふれ出すメッセージ 君にも聞こえるだろう? 僕にも聞こえるさ  僕は歩き出そう 清らかさのために 挫けそうな心に 呼びかけながら  負けないで 負けないで 負けないで 負けないで
孤独のゲーム小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治誰もが勝者になれるゲーム そいつは一人歩きさ 頭の中ではいつでも 不安が乱反射してる 苦しみに慣れたんじゃない はぐらかすことを覚えただけだ 逃れられなくなった時 初めて自分の卑怯さと向き合う 落ち込むことはないだろう だけどこのままじゃ決して飛べないよ 心から孤独を憎み そして心から孤独を愛して 見破られていない嘘は ここではいつも真実の一つさ 何かをしでかすやつは 最後まで夢から醒めなかったやつさ  あんたがこれをジョークと笑うなら 俺は自分をジョーカーと名づけよう スペードのエースみたいに どこまでも高く舞い上がる ペテンもイカサマもなしだ このカードで勝負に出てやる  君は自分の計画を いつまでも延期し続けるつもりかい? 君が現実と呼ぶもの 俺はそいつを屈辱と呼ぶだろう 君は俺を卒業して ついでに自分からも卒業するんだろう? 誰も口にしないことを 俺が口走ってしまったせいで 君が傷つけることが避けられないなら ちゃんと傷つけよう そんな曖昧な笑顔で わかったつもりになって欲しくない 君の青春の夢と思い出の ネタになんかなりたくないんだ たった一度でも降りたら 死ぬまで観客の一人のままさ  あんたがこれをジョークと笑うなら 俺は自分をジョーカーと名づけよう スペードのエースみたいに どこまでも高く舞い上がる ペテンもイカサマもなしだ このカードで勝負に出てやる  いつでももう飛び出せるぜ 15の時から荷造りをしてる 心の中には翼があるから 夢ではいつも飛べるんだ 金など天から降ってくる このところ日照りが続いちゃいるが 自由を手にしたとしても 金を持たないでどうするつもりだ 物欲しそうに見上げてるやつに限って 正義とか口走る 腹の中ではいつだって よこしまな考えが渦巻いてる 自分を曝け出すことさ だけど武器を持たなけりゃ痛い目に会うぜ 目には怒りを燃やして 目元に薄笑いを浮かべて  あんたがこれをジョークだと笑うなら 俺は自分をジョーカーと名づけよう スペードのエースみたいに どこまでも高く舞い上がる ペテンもイカサマもなしだ このカードで勝負に出てやる
祈り小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治きのう夢にうなされた 哀しい夢だった 誰も信じられない 男になっていた  自由が僕を縛り 束縛に安らぎ 寂しさや貧しさを 比べ合う毎日  君のことを知りたい 僕のこと話したい 不器用でもいいから 話し合ってみないか  僕が僕であるため 守りたいものがある どんなに辛い時も 切なく輝きたい  打ち寄せる波のように 繰り返す祈りが かなえられる日が来るまで 戦い続けよう  きのうテレビを点けた ニュースが流れてた 誰かが傷つき倒れ 憎しみが生まれた  見えない線が引かれ 冷たい噂が流れ 人はなぜこんなにも 哀しく笑うのか  誇りを失くした時 人は死を待つだけ 夢は試されるもの ひたむきな時ほど  叫び続けてるNO 願い続けてるYES 幸せをつかむには 無傷じゃいられない  打ち寄せる波のように 繰り返す祈りが かなえられる日が来るまで 戦い続けよう  きのう君と出会った すぐに恋に落ちた 僕を縛りつけてた 夜が明けていく  君が飛べると言えば 僕は空さえ飛ぶ 君が一緒ならきっと 風さえ追い越せる  新しく始めたい 僕等のやり方で 昔と同じカギじゃ そのドアは開かない  僕等行くことにした 君達も行かないか 沈黙からの一歩 踏み出すのは今だ  打ち寄せる波のように 繰り返す祈りが かなえられる日が来るまで 戦い続けよう
1 WEST 72 STREET NY NY 10023小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治“あんた地下鉄のにおいがする” “君はオイルのにおいがするよ” 裏切られて2晩ずつ泣いた後 2人はこんなふうに始まったんだ  最初に2人はベッドで愛を持ち寄り かたく手をつないで日陰をとび出した 女は上手にダンスを踊った 男は上手にBRUCEをうたった  駅前で演説を30分聞いた後 募金箱を持った女をからかった 号外で紙飛行機を飛ばして ネックレスを売り払い食事をすませた  Oh well well 2人ならきっとうまくやってゆけるよ Oh well well 何ひとつ2人を止めることなんかなかった  夜になり大きなネオンにさしかかった時 ふたつの影は沢山の靴に踏まれた モザイクのような星空を見上げて 破れたポケットから小銭をこぼした  “俺達をどこかへ加えてくれないか?” だけどそれから夜は花火のようにはじけた 壁のポスターは警官にはがされ 信号は赤の点滅を続けた  Oh well well 2人ならきっとうまくやってゆけるよ Oh well well 何ひとつ2人を止めることなんかなかった  夜が明けてすっかり老けこんだ体で ダコタへたどり着いた2人は 朝日に静かに洗い流された サビついた時計は新しい時を 刻み続けてる  Oh well well 2人ならきっとうまくやってゆけるよ Oh well well 何ひとつ2人を止めることなんかなかった  Oh well well well……
FILM GIRL #2小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治君は最初に目を奪われた 俺の顔を見れなくするために それはとても 辛い出来事で 金はその夜俺に泣きついた  でも君がぐずぐずしてるうちに 今度は耳をだまし取られた 俺は君に教えてあげたけど もう君には聞こえなかったんだ  フィルム・ガール愛しい人よ フィルム・ガール恋しい人よ ディレクターは優しいかい マネージャーはよくしてくれるかい スタイリストは綺麗にしてくれるかい ボスは次は君の何を奪うつもりなの  手足をすげ替えられたことに 君はもう気づきもしなかった 愛をもて遊ぶ仕草も覚え 君は平気で笑えるようになった  ねぇ君お別れの時がきたね マネキンのお守りなんてまっぴらだ 君は踊るために生まれ変わり 冷たい横顔がとても綺麗だ  フィルム・ガール愛しい人よ フィルム・ガール恋しい人よ ディレクターは優しいかい マネージャーはよくしてくれるかい スタイリストは綺麗にしてくれるかい ボスは次は君の何を奪うつもりなの  ボスは次は君に何をさせるつもりなの
カーニバル小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治朝がきて憂うつな気持ちで目を覚した きのうの夜のかけらがベッドにうずくまってる 交した約束はもう忘れさられて 夢見ることも忘れた街が動き出した  俺達の夜のとりでは壊されて 裸のままで朝日に照らされた 俺はふらつく足で立ち上がり 生まれたばかりの街を歩き出した  いくつもの夜が過ぎて いくつもの朝を迎え 俺達ここで生きてゆかなければ ちっぽけなカーニバルに乾杯  俺達がつかんだ真夜中の真実は 始発電車に巻き込まれ輝きを失なった つくり笑いをこわばらせ1日が始まり 誰もが無責任な顔でエキストラを演じてる  通りに立ちつくし俺達は ため息まじりにただ夜を待ってる 今夜こそこの手に真実と 報われる夢をつかむんだ  いくつもの夜が過ぎて いくつもの朝を迎え 俺達ここで生きてゆかなければ ちっぽけなカーニバルに乾杯  いくつもの夜が過ぎて いくつもの朝を迎え 俺達ここで生きてゆかなければ ちっぽけなカーニバルに乾杯
ILLUSION小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治電車が止まり扉が開くと 僕らは行列をつくり まぬけな顔とすきだらけの背中で 通りへどっとくり出し 都会のチンケなジョークにただ笑う  君のアメリカンはコーヒーだけじゃなく 今に始まった事じゃない 綺麗な服着て綺麗な店で おいしいものを食べてる君は みんなとまったく同じに素敵だ  僕らは光に集まり都会をつくった そしてビルの影でチャンスをうかがいながら 幻のようなハンパな夢を見続ける  子供達はアスファルトの公園で ひざを擦りむきながら 自分達の未来を切り刻む 大人達をにらみつける 細過ぎる足と腕を振り回し  セントラル・パークのダンサー達は 労働者階級のヒーローをめざし 借り物の 50'sにステップをそろえ 自分の額の汗に酔いしれる  僕らは光に集まり都会をつくった そしてビルの影でチャンスをうかがいながら 幻のようなハンパな夢を見続ける  僕らは光に集まり都会をつくった そしてビルの影でチャンスをうかがいながら 幻のようなハンパな夢を見続ける  イリュージョン・イン・ザ・シティ
HEAT OF THE NIGHT小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治バックストリートからはい出した 俺達ネオンにとりつかれ 真夜中の街を流してる 約束をタイヤで踏みつけ  前の角で殴られてた 男ときたら俺にそっくりさ そこの角で客を待ってる 女ときたら君にそっくりさ  246 246 俺はジョン だから君はヨーコ 246 246 あきらめたわけじゃないんだぜ 246 246 in the night  俺達暗闇に潜む のろまでまぬけなアメリカン・ドリーマー だけどあんたの世話にゃならない 指図するのはやめてくれ  俺達がホントに欲しいのは あんたのくれるものじゃない だから今夜アクセルを踏みこみ そいつを探しに出かけるのさ  246 246 俺はジョン だから君はヨーコ 246 246 あきらめたわけじゃないんだぜ 246 246 in the night  真夜中の聖者を気取り ナイフのようなハンドルで 俺達は夜を引き裂いて サイレンに取り囲まれた  国境のないこの国では 必ず追い詰められるのさ ほらほらまた赤信号 俺達ここから逃げられやしねえ  246 246 俺はジョン だから君はヨーコ 246 246 あきらめたわけじゃないんだぜ 246 246 in the night
Aの調書小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治その日社長に怒鳴られた 1日中16のスパナでネジをしめる いやにならないほうがどうかしてる だけど社長ときたら頭ごなし 油だらけのこぶしで殴られた だからといってそれが動機じゃない  いつものように3分で電車を乗り換え 僕は目の前のおっさんの頭にむかついてた いやなにおいがそこら中に立ち込めてたし 僕と目が合った女はあわてて顔をそむけた その時突然我慢するのがいやになったんだ だからといってそれが動機じゃない  もらったばかりの給料をポケットに突っ込み 僕は人ごみの中でキョロキョロしてた ゲームよりもけんかよりも刺激的な事 そんなものがあれば金だって払うさ とにかく僕は死ぬほど退屈してたんだ だからといってそれが動機じゃない  テレビでピストル乱射のニュースを見た 僕ならもっとかっこよくやれるって思った 48口径のマグナムで頭をねらうんだ でもたまをいっぱつだけ残しておいて 最後に自分の胸を撃つんだ だからといってそれが動機じゃない  裁判長 僕をここへのぼらせたのは あなたがつくりあげた正義という壁だ 誰でもいい 誰でもよかったんだよ 僕は自分が生きてるって事を確かめたんだ だからほら僕の目は輝いてるだろう? 僕は今新聞のトップに載った男だ あなたの正義より僕のほうが正しい
NO GOOD!小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治この街で仕事を見つけ 正直に働いてきた だけどまわりのお偉方 俺に出すサインはNo Good! ここでは俺はイエス・マン 従うだけのイエス・マン 意気地なしでは勤まらない 厚顔無恥の大都会  陽気に生きてく事さえ こんなにむずかしい 街角では浮浪者達の ホンキィ・トンク  道端の乞食を見て 少しだけ胸を痛め 次の角をひとつ曲がれば もうすっかり忘れてる ここでは俺はウォッチ・マン 眺めるだけのウォッチ・マン 知らぬふりを決めこんで 不幸のわきを素通り  陽気に生きてく事さえ こんなにむずかしい 街角では浮浪者達の ホンキィ・トンク  夜になるといつも 街を歩き回り 何かがつかめそうになるが それだけだ ここでは俺はウォーク・マン 自閉疾患者ウォーク・マン いつかラッキーにぶつかると 信じきって歩いてる  陽気に生きてく事さえ こんなにむずかしい 街角では浮浪者達の ホンキィ・トンク  きのうひとつ 判った事がある ここでは勝ち続けなきゃ やってけないって事だ ここでは俺はシングル・マン 敵に囲まれたシングル・マン すわることなど許されない 正直物のギャンブラー  陽気に生きてく事さえ こんなにむずかしい 街角では浮浪者達の ホンキィ・トンク
西からの便り小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治山に囲まれた 田舎町に生まれた ここではみんな はたちで髪を切る  だけど土曜の夜は 裏通りのあちこちで 男達が町を出る 計画を練っている  この町では誰もが 東をめざしている  町に流れるヒット・ソング テレビから流れるニュース 与えられたものだけで この町はつくられている  だから男達は 夢の仲買人達の 東からの手招きに 心をひきずられる  この町では誰もが 東をめざしている  出ていかなければ弱虫と呼ばれ 帰ってくれば負け犬と笑われる  誰もが自分を 選ばれた者と信じ やみくもに走り出しては 必ず痛い目に会う  だけどいつの日か 出て行くことを夢見て 月曜の朝には 満員電車に乗り込む  この町では誰もが 東をめざしている  出ていかなければ弱虫と呼ばれ 帰ってくれば負け犬と笑われる  この町では誰もが 東をめざしている  この町では誰もが 東をめざしている
夢の島小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治地下鉄の風に舞き上げられ ビル風に背中をどやされ 水銀燈に目をやられた 俺達吹き溜りのヒーロー 暗闇で息を潜めてた ガラクタどもが這いだしてくる  俺達はいつも最初から ろくなものは持たされちゃいねえ 震えと熱にあおられてる ダンスは夜ごとに速くなる ネオンが体を染める頃 ウィンドウの中の黄色い マネキンに恋する  夢の島へ 夢の島へ 俺達はやって来た 夢の島で 夢の島で 俺達は空へ舞い上がる  憎しみの中から生まれた 俺達を誰も裁けない 本当の事を話してやれよ おまえが思っている事さ そんなセリフしか吐けないのかい 路地裏の落書きだって もう少しましな事を言う  夢の島へ 夢の島へ 俺達はやって来た 夢の島で 夢の島で 俺達は空へ舞い上がる  今夜こそ何かが始まる 現実と夢はひとつになる 呪文のように繰り返しながら 俺達はさまよい続ける これからどこへ歩いて行こう アスファルトに張りついてる 影を引きずって  夢の島へ 夢の島へ 俺達はやって来た 夢の島で 夢の島で 俺達は空へ舞いあがる
Once小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治友達よ もし君が旅に出て 彼女に会ったら伝えてほしい 俺は相変わらず元気にやってると あの時愛してるって言わなくてよかったと 明日ばかり見つめていた俺の事など 今日がすべてだった彼女には わかるはずもなかった  橋の下で誰かが吹くサクソフォン 水辺に立ちそれを聞きながら 河の流れを見つめてる  彼女にとっての若さはいつだって勲章で 俺にとってはいつでも邪魔者だった まるで永遠に続くかのように繰り返していた 彼女の笑顔や音楽が色褪せていく 今になってやっとわかり始めたんだ あの頃俺達が本当に望んでた事  橋の下で誰かが吹くサクソフォン 水辺に立ちそれを聞きながら 河の流れを見つめてる  知ってるかい? パーティーはもう終ったんだ 彼女が気づかないままどこかの通りで 泣きながら踊ってるんじゃないかと気がかりだ  橋の下で誰かが吹くサクソフォン 水辺に立ちそれを聞きながら 河の流れを見つめてる  たあいない無邪気さや 張りつめた孤独や くすんだ明るさや 的外れの怒りや もろすぎる気高さや 擦り切れた絆に もう2度と会えない  友達よ もし君が旅に出て 彼女に会ったら伝えて欲しい 俺は今日も忙しくやってると もう会う事はないだろうと
嵐からの隠れ場所小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治彼女のブラウスのいちばん上の ボタンまでの長い道のり たどり着いた時俺は見つけた 今までずっと探していた 嵐からの隠れ場所を  彼女は俺を胸に抱きしめ 優しく髪を撫でながら言った 2人は十分傷ついたから これからはここが必要よ 嵐からの隠れ場所が  約束交そう ルールを決めて 理由を正し 言い訳をして 傷をなめ合い 慰め合って ハード・ボイルドもロマンスも もうここでは試せない  壁を塗りかえ 窓にはカーテン 新しい事は望まずに 2人が愛と呼んでたものが 3日で退屈と擦り替わる 嵐からの隠れ場所じゃ  ある晩俺はついに打ち明けたんだ 俺はもう君の事など愛しちゃいないんだ 彼女はにっこり笑って言った 愛と憎しみはいつでも 似たようなものよ  夕食は冷め 会話はとぎれ でも気づかないふりでやり過ごす 俺はグラスと世間話始め 彼女は受話器と恋に落ちた 嵐からの隠れ場所で  ある晩俺はとうとう叫んだんだ いったい君は俺の何が欲しいんだい 彼女はゆっくり手を伸ばしながら 低い声でこう言った これよ  夜明け近くに荷物をまとめ 彼女が口を開け寝てる横を抜ける これが平和というものならば 俺はもう2度と帰らない 嵐からの隠れ場所へ
Heart Attack小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治街路樹に止まって死にかけた 渡り鳥の声を あの子の呼ぶ声と間違え 振り返った事もある 俺はこの街で暮らしながら コートのように孤独をはおり 悪夢のような現実におびえ 甘い夢に溺れてる  血眼のゲーム 擦れ違う視線 耳打ちされる噂 正しい奴ばかりが勝つとは 限らないこの街で 誰かが酒で哀しみを隠し 誰かは笑いで空しさを忘れ そして誰もが見上げ続ける 失った心探しながら  Heart Attack 消えそうだ my heart Heart Attack 見えない your heart  愛して欲しい 見つめて欲しい 抱きしめて欲しい 憎んで欲しい うらんで欲しい 傷つけて欲しい 通りのまん中で耳をかすめた ささやきはすぐにざわめきに紛れ そして笑い声やクラクションの音が いつもの街を演じてる  Heart Attack 消えそうだ my heart Heart Attack 見えない your heart
P.M.11:11小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治ねえ憶えてる? なつかしい声でしょ 起きてた? うぅん酔ってなんかいないよ お酒はやめたの でも恋はしてるわ あれから髪をのばして2度切った 薬指のダイヤモンドくれた男は あんたより魅力的で 少し退屈 Hello Hello 調子はいかが あれからどうしていたの  あんたの車の助手席で騒いでた 土曜の夜の事よく思い出すの 3日に1度は目を紫に腫らしてた あんたと夜通し踊り続けたっけ まともになろうって決めた夜から 少しずつおとなになってしまったのね Hello Hello 調子はいかが あれから随分たったね  あの頃よりしあわせだと思わせていたいけど やっぱりあんたに嘘なんかつけない こんな話をするつもりじゃなかった しあわせなあんただもの そうよね カード電話の赤い数字は さっきから1度も変わらない Hello Hello 調子はいかが あれからあたしずっと1人 Hello Hello 調子はいかが
Gallery小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治地下鉄のホームの隅に 小さな花束が置いてある 先週ここから飛んでった 女の子のためのものだろうな 俺ともし出会っていたなら 恋したかもしれない きっとおんなじような事を 考えてたはずだ 思いきり笑って 思いきり走りたい 生きる理由も見当らない 死ぬための理由もない  山道のカーブの脇に 小さな花束が置いてある きのうバイクで飛んでった 男の子のためのものだろうな 俺もスピードを上げながら カーブを攻め始める 頭の中が白くなって 生きてるって気がする 思いきり笑って 思いきり走りたい 誰かがここをギャラリーと 呼び始めたんだってさ  思いきり笑って 思いきり走りたい 今日もみんなが集まった ほんの少し生きるため
LIFE VEST UNDER YOUR SEAT小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治歩けもせずに走り出して 泣けもしないで笑ってる 造りもせずにぶち壊し 自分とは違う誰かを演じ  この街からあふれ出す メッセージを受け止めながら 今日を生きる手がかり探してる LIFE VEST UNDER YOUR SEAT  自分しか愛せないおまえ 傷つく前に身をかわす 生きる事さえもシュミレーション 本当に赤い血が流れてるのかい  この街からあふれ出す メッセージを受け止めながら 今日を生きる手がかり探してる LIFE VEST UNDER YOUR SEAT  どんなに手と手をつないでも 心まではつなげやしない 無傷のままで手に入れた 平和なんて聞いた事もないぜ  この街からあふれ出す メッセージを受け止めながら 今日を生きる手がかり探してる LIFE VEST UNDER YOUR SEAT  うぬぼれが俺を空の果てまで吊し上げる いつも飛べると信じてた だけど目の前に LIFE VEST UNDER YOUR SEAT  最初は誰もが Teenager 戦い始めて Lone renger 迷い始めてる Passenger 生き場を失くした Unknown soldier  この街からあふれ出す メッセージを受け止めながら 今日を生きる手がかり探してる LIFE VEST UNDER YOUR SEAT  誰か俺と手を組まないか 誰か俺と手を組まないか 悪魔のようなず太さと 天使のような誠意を抱いて  この街からあふれ出す メッセージを受け止めながら 今日を生きる手がかり探してる LIFE VEST UNDER YOUR SEAT
Shadow Land小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治窓から忍びこむ月が君の肩と シーツに流れる髪 淡く照らしてる そんなに優しくほほえみかけないで 今夜の君を明日も欲しくなるから ネジの切れたオルゴールのよう 街はゆっくり静まり始めた  my love 背中あわせに my love 見ていた夢は my love まばたきの一瞬に my love 消えてしまった Shadow Land  この街で夢を見つけようとした 俺達少しだけ遅刻だったらしい そんなに哀しく目をそらさないで 今夜は自分らしさを信じたいから 俺達もう天使じゃないけど そんな事は気にしちゃいけない  my love 孤独な夜を my love いくつ数えれば my love 本当の夜に my love たどり着けるのだろう  my love 報われる事もない my love 夢を抱きしめて my love とめどもなく続く my love とめどもなく Shadow Land
夏の終りに小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治Big daddy and sensitive mam 夏の終りの風 Big daddy and sensitive mam 夕暮れの散歩道  レースのような木漏れ日 草色のシャツを着て 新しいスニーカー 追いかけてくる風 髪にブラシかける  とうさんの影の中 かあさんが歩いてる かあさんの影の中 小さな子供達は小走り そっと夏を振り返り  Big daddy and sensitive mam 夏の終りの風 Big daddy and sensitive mam 夕暮れの散歩道  とうさんが見おろして 子供達にささやく 君達もいつかはおとなになるだろう その時に わすれないで こんな夏の日の事を  Big daddy and sensitive mam 夏の終りの風 Big daddy and sensitive mam 夕暮れの散歩道
ひまわり小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治その人の女房はある日絵ハガキを受け取った 丘の上のひまわりが微笑むように揺れる写真 午後3時には荷造りと化粧をすませて 日曜日にしかかぶらない帽子を深くかぶる 彼女は部屋を出る時も笑顔を崩さない 足早に段階を降りて歩き出す  ガソリンが水たまりに虹をつくる道のむこう すすけた赤い屋根が続いている  窓から差し込む工場の照り返しを浴びて その人は粗末なベッドにただ黙って座ってる たまり場の女達のヒステリックな笑い声 通りのむこう側から風に流されて聞こえる 鏡のわきにピンでとめられた写真の中で はにかんだまま色褪せてる2人  ガソリンが水たまりに虹をつくる道のむこう すすけた赤い屋根が続いている  工場にしがみつくように並んだアパートの群れ どの窓にも同じブルーの作業着が干してある いつもと同じ夕焼けがあたりを赤く染めると 街中がつぶやき出すさあ仕事が終る時間だ 誰もがテーブルの回りでそれぞれ寄り添う 小さな声で励まし合いながら  ガソリンが水たまりに虹をつくる道のむこう すすけた赤い屋根が続いている
下から2番目の男小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治ウソっぱちの履歴書で俺はやっと雇われた だけどだまされたのはどうやら俺らしい 絶望的なノルマがいつだって俺をせき立てる こんな調子じゃ週末に一杯やる余裕もない  最悪とまではいかないが ここぞってとこで決まらねえ 俺は下から2番目の男  主任はいつもイライラして俺達にあたりちらす 社長とくればどんな奴かさえも知らない だけど俺のほうがましだと思う様な奴もいる 口答えもせずドジを踏みうろたえるグズ野郎さ  最悪とまではいかないが ここぞってとこで決まらねえ 俺は下から2番目の男  俺はバッチリめかしこみ土曜の夜飲みに出た 一張羅に酒をこぼしたおっさんをぶん殴った 月曜の朝俺は突然事務所に呼び出され 俺に殴られた顔をはらした社長に首を切られた  最悪とまではいかないが ここぞってとこで決まらねえ 俺は下から2番目の男
DOWN小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治開きっぱなしのドアのむこうは まるで熱帯夜 波の音までが聞こえてきそうだ どこまでゆけば気がすむんだって 叫びたくなるぜ まとわりつくような夜の始まりだ  I'm so down, down downな気分がまたやってきた I'm so down, down downで今夜もがんじがらめさ I'm so down  ガキ共のためのTOP3が テレビから流れる またあの曲を歌うっていうのかい 新しいだけでいいのなら もう時間の問題だ ほら次の奴が出番を待ってる  I'm so down, down downな気分がまたやってきた I'm so down, down downで今夜もがんじがらめさ I'm so down  まったく奴等と電車ときたら 朝から晩まで 急ぐ事だけしか考えちゃいねえ クルリと背中を向ければ それでみんなおしまいだ 夢のある奴はどこへ行ったんだい  I'm so down, down downな気分がまたやってきた I'm so down, down downで今夜もがんじがらめさ I'm so down  お笑い草のパーティーが終れば こんな有様だ どうやら頭がショートしちまった 太陽だって不公平だから せめて夜だけは ぶざまにならずに済むと思ってた But……  I'm so down, down downな気分がまたやってきた I'm so down, down downで今夜もがんじがらめさ I'm so down
家族小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治とうさんが死んで2年 この街へ来て1年 鉄パイプのベッドのバネの具合いにも慣れた かあさんは兄貴の事をまるで信用していない 姉さんは窓辺でいつも唄をうたってる  はっきり覚えているよ ええそりゃもうはっきりと 私に向かって息を切らせておまえ達がとんで来る かあさんは陽だまりの中でいつも思い出し笑い ひとつあきらめるごとにひとつ思い出が増える  ゆっくりと流れる川に沿った石畳 僕は自転車に乗って毎日ここを通る 一人前になるまでもうひと息だ  姉さんは昔に比べてずっと笑わなくなった にやけた男と一度だけ変な事になったらしい 遊ばれたんだって言われても姉さんは待ち続ける 男にほめられた髪の毛の手入れを忘れはしない  取り引きをしくじった兄貴のアリバイは 仲間の裏切りで簡単に暴かれた 家中の金をかき集め真夜中に出て行った かあさんの顔にいつまでもドロを塗るつもりだ  ゆっくりと流れる川に沿った石畳 僕は自転車に乗って毎日ここを通る 一人前になるまでもうひと息だ  馬鹿なまねはしないさ 僕ならうまくやれる 金もうけの手口などいくらでも知ってるよ 気の弱い奴から順番にダメになってゆく だけど家族が助け合うのはあたりまえの事だ  ゆっくりと流れる川に沿った石畳 僕は自転車に乗って毎日ここを通る 一人前になるまでもうひと息だ  ゆっくりと流れる川に沿った石畳 僕は自転車に乗って毎日ここを通る  ゆっくりと流れる川に沿った石畳 僕は自転車に乗って毎日ここを通る  一人前になるまでもうひと息だ
傷だらけの天使小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治その日俺達は兄弟になった 街はずれのさびれた交差点で 2人のシュプレヒコールは風に舞い 自由な足を振り回してもみた 俺達は最後に笑うはずだった まるで映画のヒーローみたいにさ  Get Away 優しくしてくれるだけで Get Away 本当はうれしかったんだ Get Away でもわかったよ俺達は Get Away 傷だらけの天使  俺達はただの鉛の兵隊で 操られてる事にも気づいていた だけど目の前にコインを投げられて 最後の絆も裏切ってしまった 俺はやみくもに切りつけていった まるで映画のヒーローみたいにさ  Get Away 優しくしてくれるだけで Get Away 本当はうれしかったんだ Get Away でもわかったよ俺達は Get Away 傷だらけの天使  叩きつける様な雨が降り出して 俺は映画館の隅で震えてた スクリーンの中で男がこううたう “友よ答は風の中にある” 俺はびしょ濡れの煙草を噛んだ まるで映画のヒーローみたいにさ  Get Away 俺達は踏みにじられて Get Away 紙クズのように捨てられた Get Away 目の前を風が走り抜け Get Away そして何も残っちゃいねえ Get Away せめてこれくらいの格好が Get Away お似合いだってあてがわれた Get Away 俺達の時代ってやつに Get Away せめて最後のお別れを
土曜の夜の小さな反乱小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治7時になると私の妻は悪魔のような声で 私をベッドから追い出そうとやっきになり始める 最近疲れが取れなくなった 朝食は絵に書いたようなメニュー ミルクをもう一杯ついでくれ  9月になれば私もとうとう30歳になる ぼやぼやしてるとこのままおっさんになってしまう いってらっしゃいで歩き出して ふと振り返る愛しい我が家 背伸びするようにアンテナがのびる  ほんの小さなきっかけで すべて投げ出してしまえる あなたならわかってくれるでしょう もいちどどこかへ Starting Over  駅まで5分地下鉄で会社まで1時間 窓ガラスにぼんやり写る男の姿は まるでそこに立っているのが 申し訳ないような顔だ よく見てみなよてめえのツラだぜ  考えてみればいい時代なんて私にはなかった 数えきれないロマンスが目の前を通り過ぎた 浮足立った土曜の夜 今日は素直に帰りたくない 私はネオンに向って歩き出す  ほんの小さなきっかけで すべて投げ出してしまえる あなたならわかってくれるでしょう もいちどどこかへ Starting Over  折り紙つきの悪共や女達がからみつく 私は道の真中を足早に歩き続ける 大変だみんな狂ってる えらい所へ迷いこんだ 違います私は通りすがりです  鼻の頭に汗を浮かべて家に帰りついた 私は妻の太り始めた背中につぶやいた おまえがいてくれてよかった ここにいる限り大丈夫 おかしな気まぐれさえ起さなければ  ほんの小さなきっかけで すべて投げ出してしまえる あなたならわかってくれるでしょう もいちどどこかへ Starting Over
Paradise Alley小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治約束なんか何も交わさなかったはずだろう 借りは全部返したもう表も裏もない あきれた顔をしてる奴等にはわからない ほんの少しだけ俺の方が利口だったわけさ  I'm Lookin' For A Paradise Alley It's Too Late Baby I'm Lookin' For A Paradise Alley  こんな遠く離れてみればみんな美しい 誰に会う事もないもう右も左もない 当り前の夢さえ見れなくなった人々 ほらそこの隅っこで言い訳を並べている  I'm Lookin' For A Paradise Alley It's Too Late Baby I'm Lookin' For A Paradise Alley  あと一歩踏み出せば全て見えなくなるだろう 何に乾杯しようもう勝ちも負けない  けっさくだな妙にぼんやりしてしまったね 永遠って奴にそっくりな何かが見えた  I'm Lookin' For A Paradise Alley It's Too Late Baby I'm Lookin' For A Paradise Alley
記念日小山卓治小山卓治小山卓治小山卓治生まれていれば君によく似た 女の娘だっただろう 少しの涙と少しの金が 2人のヘマに支払われた 忘れてしまえるさ 忘れる事がとてもうまいんだ  そんなに時間はかからなかったよ ぼんやりする事がなくなるまで 他人事なら笑っていられた 俺は前より君を強く抱くようになった 知らない振りしてよう 知らない振りがいちばん楽だ  随分たって君はふっと呟いた 新しい記念日が出来たねって 俺のせいじゃないましてや君でも 俺達もうこうして笑える 気にする事じゃない 気にしたって何も始まらない  これからは2人で つつましく過ごしてゆくんだ これからは2人で つつましく過ごしてゆくんだ
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