堀込高樹作詞の歌詞一覧リスト  144曲中 1-144曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
日々是観光コトリンゴコトリンゴ堀込高樹コトリンゴKIRINJI小さな窓も季節は巡る でもホンネは物足りないのです その日暮らしは相変わらず 余裕も暇もないけれど  見つけました 見慣れた空に 退屈せずに暮らしてゆく方法  眼鏡はずして髪を切る わたし今日は異邦人です 尋ねてみよう カタコトで  いつかどこかで出会う友に 贈るためのオミヤゲ 探してみよう サイトシーイングな気分で  財布をどこかに置き忘れても戻ってきました そういう街  路線地図で双六しようよ 振り出し戻っても ふて腐れたりしない  まだ見ぬマイホームタウン 旅の空 わたし今日も異邦人です 黄色い電車でガタゴトと いつかどこかで出会うわたしに 似合うワンピースはどんな色だろう サイトシーイングな気分で 探そう  夕暮れ賑わう商店街 古着はアーガイル 寺町通りは蚤の市 通りゃんせ レモンの宝石 愛玉子食べたら帰ります
指先ひとつでKIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹中指 立てないで 親指と擦りあわせて パチン!と良い音が鳴る 弾むリズムに 沈んだ心も上向くはず  口唇 すぼめてみて ゆっくり息を繰りだせば ヒュルルと良い音が鳴る 好きなメロディを浮かべてみよう 奏でてみて  ほら、素敵な予感が湧いてきそうだよ 爪の先から頭のてっぺんまで 素敵な予感で満たされてる 自分を騙すのもアリなんだ ぜ!  後ろ指 刺されても 親指と人差し指で 小さなハートの形を差しだせば それ以上はかまってこない  ほら、不吉な悪寒は掻き消してしまえ 爪の先から頭のてっぺんまで 素敵な旅館で贅沢しよう 自分を騙すのもアリなんだ だけど自分を傷つけるのはナシだよ ね!  素敵な予感に犬までシッポ振る 素敵な予感は人から人へと 素敵な予感は感染るよ広がるよ
説得KIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹説き伏せてみてほしい 面倒くさがってても 君を信じているよ およそいつも正しいから  時期尚早 日が良くないとか 理由にならぬ理由で断るから そんな時は 持ち上げたりくすぐったりして 丸い背中 押してほしい  論破は論外 君は粘り強いネゴシエイター ごねて愚痴っても 一度決めたことなら ちゃんとやるから 説き伏せてみてほしい 面倒くさがってても 君を信じているよ およそいつも正しいから 出来る人だもんね 言うとおりにするから  視野が狭い 意気地がない バレるのが怖いだけだから 小賢しく屁理屈並べているけど 聞き流して 寿司でも奢って 言質をとってみたらいいんじゃない?どうだい?  もしも しくじったら そちらの責任ってことでいいかい 嘘さ、怒らないで 君がささえてくれたら心強いね 説き伏せてみてほしい 言い包められたい 君を信じているよ およそいつも正しいんだから  出来る人だもんね 言うとおりにしますよ 聞き入れてよかったと 心から感謝するだろう 説き伏せてくれよ、僕を このわからず屋を 君が信じてくれたら 必ずや上手くいくよ やってやろうじゃないか!
I ▽ 歌舞伎町KIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹南から北から集まってきたキッズとプレデター その界隈は混沌 ノーコントロールなサンクチュアリ 押し寄せてくる痛みと悲しみとを 堰き止めるための 咳止め薬をオーバードース  「憧れてた。トリマーかネイリスト。だけど、もう、いい」 始まる前に終わるのかい? 星に願えば、ほら 叶いそうな夢が 消えてゆくよ 奪われてゆくよ 君のその柔らかなハートを踏み潰すのは誰? Don't give up on your life アスファルトの上で死にたくはないから そう、誰よりも早く大人になるしかなかったんだね  推しのためです 何だってします ここで生きてゆくのなら いちいち傷ついていられないよ (ああ、そうかい) どこから来た?とか 学校はどう?とか 夏でも長袖だね、とか いろいろ訊いてごめん (居場所がないのはテメエのほうだろ!) って言いたそう  平成も遠く今は令和 この俺はまだあの氷河期に閉じ込められてる 凍りついた夢が砕けてしまいそう Don't give up on my life 言い聞かせてる myself 生きるんだ 心は通わない、でも 温もりだけならある 顔をあげて スマイルはゼロ円 苦笑いでもいい、だって 嘘の笑顔にも救われるもんだぜ  Don't give up on my life 言い聞かせてる myself いつかこの悲劇を喜劇に変えてみせる 惨劇を起こしてしまわぬうちに  夢を見よう 星に願いを 雨に唄おう 凍りついた夢はあの日のまま もう一度、夢を 夢を
不恰好な星座KIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹星が消えた また一粒 昨日も消えたし 明日にも消える その輝きを残したまま その輝きに魅入られたまま 僕はずっと 僕はずっと  だから夜も怖くなかった 独りも悪くなかった あなたがいてよかった 救われた  みんな消える いつの日にか 目は霞んで 耳は遠くなって 食も細くなってゆく あの輝きはあの日のままさ あの輝きに魅入られたまま 忘れずにいられたなら  きっと死は優しくおごそか 雨はそっとあたたか あなたがいてよかった さようなら  星が消えた また一粒 二粒、三粒と これからも消える その輝きに魅入られたまま その喪失に傷ついた人々の心も いつしか癒えて 嘆くことにも飽いて ある夜、気づくのだろう 不恰好に見えていた 新しい星座が放つ光の美しさに  死は優しくおごそか 雨はそっとあたたか あなたがいてよかった さようなら
Runner's HighKIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹眠れる街並み 薄紫の空 ぼんやりな月は白く ひとつめは青い信号 靴紐を結んで そっと走り出せば 風を起こすことなんて容易いと 思えるよ  太陽が脱皮する 今日の日が始まる 身体中の血が駆け巡っているんだ どこまででもいけそう 影も振り払えそう わだかまりは消える 朝靄のように 祝福されているような気分さ  新しいスタジアム 切り倒された街路樹 好きだった喫茶店 もうない 鏡の国は scrap and build 乱反射に眩むけど 見つけよう、リアルを 飛び越えろ、水溜りで揺れている摩天楼を  太陽が脱皮する 今日の日が始まる 身体中の血が駆け巡っているんだ どこまででもいけそう 影も振り払えそう わだかまりは消える 朝靄とともに  アキレス腱は翼 小さな飛翔を繰り返す いつだってそうやって僕らは前に進ん できたのだから 冴え渡っている感覚 力が漲ってくる 心満たされている It's peace of mind なにかとても大切な出来事が 僕を待っているみたいだ、どこかで 祝福されているような気分さ  こんな晴れの日は永遠が見えそうだ Runner's High Runner's High こんな晴れの日は永遠が見えそうだ Runner's High Runner's High
nestlingKIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹堀込高樹So many times ガラス窓に突っ込んでみたり たまにジェット機に焼かれそうになった All alone いつの間にか夢からはぐれて 生き延びるだけで手一杯  Feed me more 幸せの一匙 大きななりしてても 僕らはまるで雛鳥だ ここはサンクチュアリ 羽を繕うところ 青く濡れた頬を 慰めてくれるスープがあるよ  いつかは頑なな心ほどけて もう君はつまらないことで傷ついたり 怒ったり落ち込んだりはしないだろう、たぶん そんな日がきっと来るはず  Feed you more 幸せの一匙 大きななりしてても 僕らはまるで雛鳥だ ここはサンクチュアリ 羽を繕うところ 黒く騒めく胸を 静めてくれる御菓子があるよ  今日、明日 友だち呼び出して どこかに行こうかって そんなことを考えてる  You're gonna fly away 風向きが変わった 空を飛びたくなったら 新しいフォーメーションで さよならサンクチュアリ 羽を繕うところ 夜が明けたのなら 軌跡を描いてみせてよ 鮮やかに
Rainy RunwayKIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹堀込高樹プレイバック何度も 本当はとうに飽きてる 君はずっとそこで雨宿りしてるの イヤーフォンしたままで 画面を見つめてたら いつのまにか雨がやんだことにさえも気づけない  Step out! Though it keeps raining 遊歩道はランウェイ 颯爽と歩けば 誰もがきっと思わず二度見 Good looks! The rain has let up きらめく街並み 新しい服と靴に似合うヘアカラーためそう  背負ってきたもの 抱えるものも増えて 折りたたみの雨傘を お守りのように忍ばせてるね  きっとまたどこかで 激しい雨に出くわすだろうが 昔より賢くタフになった僕らなら大丈夫さ  Step out! Though it keeps raining 遊歩道はランウェイ 颯爽と歩けば 誰もがきっと思わず二度見 Good looks! The rain has let up 色褪せた夢は消えてしまったよ 何処へ 高気圧の空へ  Step out! The rain has let up さんざめく人の波 新しい季節を生きよう 素敵な予感しかない!
ただの風邪KIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹堀込高樹水を飲んでいる キッチンテーブル 結局、ただの風邪 なんでもなかった  何時間、眠ったろう? 不思議な夢をいくつも見たな いくつも  君の手のひらはbutterfly 冷たいピンクのbutterfly 僕の額をその翅で慰めた ひらひら はらはら  二日ぶりに風呂に入った 食欲はあるし 身体も軽いんだ  光が柔らかい 南側の窓を開け放てば 春だね  君の手のひらはbutterfly 冷たいピンクのbutterfly 僕の額でその翅を広げていてよ そのまま そのまま  不思議な夢の中にいるような 日々だね  君の手のひらはbutterfly 冷たいピンクのbutterfly 僕の額をその翅で慰めた ひらひら ひらひら  君の手のひらはbutterfly 冷たいピンクのbutterfly 僕の額でその翅を広げていてよ そのまま そのまま
first callKIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹堀込高樹first call first call その名前 first call first call いつだって first take first take はじめから 最高 最高 最高  first call first call 誰だって first call first call 君を呼ぶ first take first take はじめから 最高 最高 最高  最上のサウンドをものにしたいんだ 最短で最速でたどり着きたいんだ センスとテクニック 知恵と知識 繊細なタッチと大胆なアイデア  鳴らす音がぜんぶ いちいち美しいのはなんで? 過不足ない音数を 絶妙すぎるタイム感で  音楽の神サマが微笑んでいるうちに 活きのいいプレイを封じ込めてしまいたい なら呼ぶしかないね  first call first call 君の名を first call first call いつだって first take first take はじめから 最高 最高 最高  first call first call 誰だって first call first call 君を呼ぶ first take first take はじめから 最高 最高 最高  今日も1日が終わった 職場と家の往復だけで 誰か呼び出したいけれど 店は早々閉まっちゃうし  あのこ、最近どうした? SNSもなおざり 闇落ちしてるんじゃない? 誰とも会ってないみたいで まさかの陰謀論 染まっちゃってたりしたりして?  人は孤独な生き物 でも孤立してたらいけない だからもしも君の  first call first call 捕まらない first call first call そんな時は last call last call 僕の名を lean on lean on lean on  first call first call 君のこと first call first call 誰だって きっと きっと 気にしてる lean on lean on lean on me
曖昧meKIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹堀込高樹遠い日の思い出はどれも曖昧 この身に本当に起きたことなのか  柔らかな頬に くちづけしたなら その温もりこそを信じたい  How old? 曖昧だ 俺 今 いくつだっけ 俺 今 いくつだっけ How old? 曖昧だ 君 今 いくつなの 君 今 いくつなの How old? 曖昧だ 曖昧me I love you  NOT TO DO LIST しなくていいことをあげてみる 反省は身体に毒だね ほどほどに  未来も過去も ペンダントライトの光が照らす 淵までしかない  How old? 曖昧だ 俺 今 いくつだっけ 俺 今 いくつだっけ How old? 曖昧だ 君 今 いくつなの 君 今 いくつなの How old? 曖昧だ 曖昧me I love you  色褪せた写真の中の新生児
気化猫KIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹堀込高樹君の家の猫も液体だと知ってるだろう 論文もあるから まったく馬鹿げているよね 信じるかい 信じないの? からだじゅうが毛に覆われた liquid cat 蒸発してしまうかも、なんて  マンドリンをケースに仕舞おうとしたらば 寝息をたてていた 尻尾までぴったりと収まって  あいつがまだ子猫だった頃にね レコードの上に乗っかって回っていたんだ 柔らかな その爪を 溝に走らせて鳴らすメロディ what's that sound? 生まれて初めて聴く音楽かも ハハ、違うか  あいつ、今はもう気体になってしまったのさ そこいらを漂っているのか いないのか わからない
知らない人KIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹堀込高樹ほんとうのことを知りたい? 知りたくはない 裏切りとか嘘とか 責めたくもない  僕が愛する君とは違う君が何処かにいて 秘密を知ってしまえば その瞬間に 目の前にいる君が まったく知らない 誰だか判らない人になってしまいそうで 恐ろしいのさ
素敵な夜V6V6堀込高樹堀込高樹伊沢麻未・sugarbeans「久しぶり!」って声かけられた 見覚えないんだけど 「元気してた?」って肩たたかれて 「えーっと、どちらさま‥」とは訊けないね  とりあえず口角あげて 微笑みみたいな表情で 相槌打ってやり過ごす  だから 動悸はドキドキ 視線はフワフワ 「素敵な夜でしたね」って言われても 心当たりはあるけれど 君が誰だかわからない  「久しぶり!」って声かけたのに 反応悪いんだけど 「元気してた?」って肩たたいても 気味悪そうにちょっと後退り  とりあえず口角あげた 微笑みみたいな表情で 他人の空似と気づいたよ  だから 動悸はドキドキ 視線はフワフワ 「素敵な夜でしたね」って言ってみた 心当たりはあるみたい 君が誰だかわからないけどね  友達の新しいガールフレンド 見覚えあるんだけど 「はじめまして」と微笑んでる あの日は違う名前を名乗っていたよな  とりあえず口角あげて 微笑みみたいな表情で 「お似合いですね」って言うしかない  だから 動悸はドキドキ 視線はフワフワ 「素敵な夜でしたね」って囁いても 心当たりが多すぎて 僕が誰だかわからないんだね  Lalala 素敵な夜だったはずさ、本当に Lalala だけどなんだか 幸せそうでとってもいいね、いいよね! Lalala 素敵な夜は誰にだって きっと訪れるはず 巡り会えるはず それほど遠くはないsomeday
再会KIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹交差点の向こうに君を見つけて 思わず駆け寄った 季節はいくつ廻ったろう 馴染みの店も新しいスタイル  他愛ないことばかり 話は尽きない 並んだ料理も冷めてしまいそう  待ちわびていた 待ちわびていた この日を この時を求めてた グラスをかかげ 肩を寄せあおうよ 嬉しくてみんな笑う 夜どおし歌い踊ろう 人熱れにクラクラ 背中と背中 揺れる君の体温  そんな夢を見た朝 ディスプレイの中の その微笑みも 悪くはないけど たまに会えてもなんだか 心はリミッターがかかったまま  あの頃にはもう戻れないのかも、でも 透明のパーティションで 愛までも遠ざけないで  待ちわびている 待ちわびている その日を その時を求めてる All the things あらゆるものが恋しいよ 長いトンネルの先 誰だって望んでいるよ その時を求めている 嘆きと怒り 諍いの向こうで また会える日を Let's meet again
『共演NG』のテーマ堀込高樹堀込高樹堀込高樹堀込高樹あなたとはNO GOOD NO GOOD! 顔も見たくない共演NG NG! わかりあえない 永遠に  険悪 殺伐 一触即発 撲殺  あの人はダメ、絶対! わかちあえない共演NG
「あの娘は誰?」とか言わせたいKIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹堀込高樹night flight つかの間の夢を moon light 浴びて翔ける流線型 抜け出そう such a crazy world 君が望むところ連れて行くよ  bright night 週末のシンデレラ インスタなら南瓜は馬車に 見て欲しい この私 「あの娘は誰?」とか言わせたい  彼の愛車 シャンパンゴールド 水素燃料 音もなく浮く垂直離着陸機 一気呵成に加速 「上昇気流にのったよ。オートパイロットに任せよう」  お疲れさま“地上の星”の皆さん いつも見上げてばかりのタワマン 今夜 見下ろしているの わたし 渋滞のミルキーウェイ これ、いったいどこに流れ着くのかな  black card チラつかせていた CEO fade out 最近 姿見せないね  night flight 束の間の夢を moon light 浴びて翔ける流線型 抜け出そう such a crazy world 数を追うことに疲れたよ  black out 一寸先は闇さ bankrupt して明日はどっちだ たてがみも抜け落ちて 「あの人誰?」とか言われたよ  雲の上は静寂 まさに sound of silence 罵り、嘲り、泣き叫ぶ声も聞こえないね 呪いの言葉さえ ここだったら届かないし  photograph 思い出はいつだってキレイ hologram 理想郷を映し出すけど  そう、本当の君はマッチ売り 雪に埋もれて眠ってる 朝が来て みんな見て見ぬふり 死にたいってのは生きたいってことかい?  bright lights 口先の好景気 今夜も満席のネットカフェ 息できない クールじゃない 美しい国はディストピアさ  night flight つかの間の夢を moonbeam に導かれてく さようなら such a crazy world 「あの娘は誰?」とか言わせたい  あの娘は誰? あの娘は誰?
雑務KIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹堀込高樹ギアはローで滑り出し 気がつけばハイに入ってる 避けて通れない なら楽しまないと カナシキハ ホモ・ルーデンス  チャッチャと終えて サッサと帰ろ タカくくるな カッカするな タンタンとこなせ チッチと舌打ち トントンと労をねぎらってくれ  雑務 雑務 雑務 エンターテインメント 雑務 雑務 雑務 エンターテインメント 雑務 雑務 雑務 エンターテインメント 雑務 雑務 雑務 雑務 雑務 雑務 雑務 エンターテインメント 雑務 雑務 雑務 エンターテインメント 雑務 雑務 雑務 エンターテインメント 雑務 ザッツ・エンターテインメント  雑務をすれば ロケットも飛ぶし この曲も君に届く OS のアップデイト 「夜中にやる」って、やらない  チャッチャと終えて サッサと帰ろ タカくくるな カッカするな タンタンとこなせ チッチと舌打ち トントンと労をねぎらってくれ  雑務 雑務 雑務 エンターテインメント 雑務 雑務 雑務 エンターテインメント 雑務 雑務 雑務 エンターテインメント 雑務 雑務 雑務 雑務 雑務 雑務 雑務 エンターテインメント 雑務 雑務 雑務 エンターテインメント 雑務 雑務 雑務 エンターテインメント 雑務 ザッツ・エンターテインメント
shed blood!KIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹堀込高樹show the flag boots on the ground shed blood no! shed blood no!  You don't have to be a man of war You don't have to be a man of war You don't have to be a man of war  no man of war mano a mano
善人の反省KIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹堀込高樹善人は反省しないね 己の良心に疑い持たぬゆえ 善人は反省しないね 正しさの陰に隠れているのさ  稀に反省するけれど とても浅い 水たまりぐらい 晴れた日なら昼前には干上がってしまうような水たまり  文句を言えば なにか失礼しました?って感じで 私の善意をあなたはそう受け取るのですねって感じ お気の毒って顔でこっち見る  それから言い訳をする 悪気はなかった そうと知っていれば あなたの喜ぶ顔が見たかったから  非を認めるのを恐れ 罪を負うことを厭う  善人て気に入らないよね アレは酔いしれている 図に乗っているんだよ 善人は気に入らないけど だが、しかし 確かに気に入らないけれど  いなきゃいないで いなきゃいないで それも地獄さ それも地獄さ  善人の反省は浅い水たまりみたいなもんだね だけどさ そこには青い空と白い雲 時には横切るツバメが映ったりしてね  善人の浅い反省が重い空気を軽くするのだ そんなに深刻ぶるんじゃないよ と、僕の肩を叩いてとおり過ぎる人  イラつく
Pizza VS HamburgerKIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹堀込高樹今日こそ白黒つけようじゃないか 火花を散らすピザカッターとターナー  ハンバーガーかピザ ハンバーガーかピザ 俺、ピザだな ピザだな ハンバーガーかピザ ハンバーガーかピザ 俺、ピザだな ピザだな  ピザ屋にハンバーガーを求めないでよ それより あなたも一切れ 冷める前にどうぞ  ハンバーガーかピザ ハンバーガーかピザ 俺、ピザだな ピザだな ハンバーガーかピザ ハンバーガーかピザ 俺、ピザだな ピザだな  ハンバーガーかピザか選べないよ だったら ハンバーガーもピザも 喰いたいだけ喰おう  ハンバーガーかピザ ハンバーガーかピザ 俺、ピザだな ピザだな ハンバーガーかピザ ハンバーガーかピザ 俺、ピザだな ピザだな  喰いたいだけ喰おう 喰いたいだけ喰おう
休日の過ごし方KIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹堀込高樹薄墨と白 光 柔らか 穏やかな cloudy  約束はない 予定はあっても 映画と本屋とカフェ  life is too short なぜ、持て余す? life is beautiful そうさ、そのとおりさ  誰かに会いたい 誰かは知らない  雲間から降る陽ざし眺めて 振り返れば黄昏  高層ビルの谷間のため息 馴染みの店はまだ開かない  life is too short なぜ、持て余す? life is beautiful そうだ、そうありたいね  何処かに行きたい 何処へも行かない  自由の刑に処せられたプリズナー 看守は I my me myself 見えない枷と見えない牢  life is too short なぜ、持て余す? life is beautiful そうだ、そうありたいね  何かを変えたい 何かは知らない  old friend, new love 出てきなよ 今夜 ディープな呑みがしたいんだ
隣で寝てる人KIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹堀込高樹夜中に目が覚めた 君の寝言のせいで どんな夢?  眠りの国では みんなひとりぼっちの住人 そこは 誰も入れない こんなに近くにいるというのにね  Hush little baby 君の髪の匂い Hush little baby 吸い込んでみても Hush little baby 君は君の夢の中に生きてる  君がベッドにいない キーボードがカタカタ 隣の部屋から  浅い眠り 半端な酒のせいさ お腹も空いてる 湯豆腐作って食べよう 明日は休み 寝たい時に寝よう  Hush little baby 君の髪の匂い Hush little baby 同じシャンプーでも Hush little baby 君の現実を君は生きてる  Hush little baby 君の体重を Hush little baby 僕の体温を Hush little baby おたがいに感じてる  隣で眠る人 隣で眠ってる君
スクランブル交差点鈴木雅之鈴木雅之堀込高樹冨田恵一冨田恵一通りの向こうで あの人が手を振る 駆けよる二人は くちづけ交わすはず 僕は抱きしめる この手で 君を  雨上がりの街はキラキラ眩しげ アンブレラ回すよ アステアみたいに 水たまりに映る逆さまの高層ビル 飛び越えてみようjump over  赤信号じれったいね はやく青になれ スクランブルは危うい 見失いそうさ 君に似た人ならたくさんいるけど 君は輝いているよ いつも 一人だけの そうさ、特別な人  通りの向こうで あの人が手を振る 駆けよる二人は くちづけ交わすはず 僕は抱きしめる この手で 君を  短い夜 渡れば 朝靄の別れ 人の波に背中が消える刹那に お互いを振り返って 微笑を確かめあう 輝いているよ 今日も 一人だけの そうさ、特別な人  通りの向こうで あの人が手を振る 離ればなれでも 心は通っている 僕は放さない この愛を 君を  行き交う人々 行き交う人々  通りの向こうで あの人が手を振る 駆けよる二人は くちづけ交わすのさ 通りの真ん中で めぐり逢えた奇跡 二人は何度も くちづけ交わす そして高く抱きあげる この手で 君を
口唇には歌を畠山美由紀畠山美由紀堀込高樹堀込高樹冨田恵一ドアを開ければ そこにはグルーヴの渦 ベースに疼くよ 私の中の何かが  メロディとハーモニー フロアの煌めき みんな踊りだす 汗が光って艶めく桃色の頬は 公然のワイセツね  music! 口唇には歌を song for you 血が騒ぎだすから 生きるとはこのこと music! 胸と胸を合わせ dance to you ビートに抱かれたら のぼりつめて果てたいの  あなたとともに ディープな夜の 真っ赤な月影 甘美な響きに 幻惑されるあなた  遠いところへ連れて行ってあげる もう帰れない 懐かしい人達 潮騒は今も耳の底響くけれど  music! 戯れに歌えば song for me 心が晴れるでしょ 生きるのがつらくても music! 腕と腕を絡め dance to you 恥ずかしがらないで のぼりつめて果てたいの あなたとともに  メロディとハーモニー フロアの煌めき 踊り続けよう 最後の一人になるまで付き合ってよ 同じ夢見たいから  music! 口唇には歌を song for you 血が騒ぎだすから 生きるとはこのこと music 胸と胸を合わせ dance to you ビートに抱かれたら のぼりつめて果てて  music! 口唇には歌を song for you 血が騒ぎだすから 生きるとはこのこと music! 胸と胸を合わせ dance to you 光に包まれて のぼりつめて果てたいの あなたとともに あなたとともに あなたとともに
風邪の薬原田知世原田知世堀込高樹伊藤ゴロー伊藤ゴロー苦くてつよい薬を飲む ひとりのベッドは眠り飽きた おかしな夢をたくさん見た 映画のような  心細い時には 不思議と幼い日を思い出すのです  甘くて苦い薬でした おかあさんはまだ帰ってこない メロドラマを見た 大人のキス あかりも点けず  激しい雨 窓打つ 揺れてる木の枝がとても怖かったの
明日こそは/It's not over yetKIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹KIRINJI明日こそ 明日こそは 昨日よりマシな生き方したいね 明日こそ 明日こそは 昨日よりマシな生き方したいね  あの日の怒り もう鎮まった あの日の涙 とっくに乾いた あの日の別れ ここに辿り着いた あの日の恥 上塗り続けている  覚えている 忘れたいのに なかったことには出来ない  明日こそ 明日こそは 昨日よりマシな生き方したいね 明日こそ 明日こそは 昨日よりマシな生き方したいね  コテンパンに言い負かして 溜飲を下げて後で落ち込む 優しくありたい そう願うけど 苛々している うまくいかない、いつも  「殻を破ろう」「膿を出せ」と 誰もが言うけれど  明日こそ 明日こそは 昨日よりマシな生き方したいね 明日こそ 明日こそは 昨日よりマシな生き方したいね  it's not over yet
非ゼロ和ゲームKIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹KIRINJI非ゼロ和ゲーム 耳慣れない 妙な言葉は素敵なアイデア 非ゼロ和ゲームってそれ何? 愛の呪文さ 君も唱えて  欲張りな奴は寂しがり いつだって何かに怯えているよ おかしなルールのおかしなゲーム 疲れるだけ もうやめたい 一枚のピザ 皆でシェアすれば だれも泣かない それがいいに決まっているよ  非ゼロ和ゲーム 耳慣れない 妙な言葉は素敵なアイデア 非ゼロ和ゲームってそれ何? 愛の呪文さ 君も唱えて ひ・ぜろ・わ・げーむ 調べろ ひ・ぜろ・わ・げーむ ぐぐれよ ひ・ぜろ・わ・げーむ 辞書みて ひ・ぜろ・わ・げーむ わかんない  信じることから始めよう お花畑って言わないで 情けは人の為ならず 生き延びる術それだけさ  一枚のピザだけじゃ足りないよ 皆で作ろう 知恵と愛とお金を持ちよって  非ゼロ和ゲーム 耳慣れない 妙な言葉は素敵なアイデア 非ゼロ和ゲームってそれ何? 愛の呪文さ 君も唱えて ひ・ぜろ・わ・げーむ 調べろ ひ・ぜろ・わ・げーむ ぐぐれよ ひ・ぜろ・わ・げーむ 辞書みて ひ・ぜろ・わ・げーむ わかんない  利他的に 利他的に 利他的に 利他的であれ  非ゼロ和ゲーム 耳慣れない 妙な言葉は素敵なアイデア 非ゼロ和ゲームってそれ何? 愛の呪文さ 君も唱えて ひ・ぜろ・わ・げーむ 調べろ ひ・ぜろ・わ・げーむ ぐぐれよ ひ・ぜろ・わ・げーむ 辞書みて ひ・ぜろ・わ・げーむ わかんない
After the PartyKIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹KIRINJI酔えば笑い上戸で 呂律がララリルラ タクシー放り込まれて 目が覚めてココはどこ?  現在地おしえてよ、siri「hey, siri」 歩いて帰れそうな距離 そうしよ!  ヒールは折れちゃって ドレスもシワシワで まつ毛はどこいった? ルージュも拭ってしまった  午前3時コンビニ 白いあかり眩しくて レモンフレイバーの強炭酸で 私は正気に戻る  そんなところで寝ちゃダメです 財布抜かれてしまうから おじさん!  ヒールは折れちゃって ドレスもシワシワで まつ毛はどこいった? ルージュも拭ってしまったね  住宅街でひとりぼっち ポツーン 散会します 猫の集会 お疲れ!  ヒールは折れちゃって ドレスもシワシワで まつ毛はどこいった? ルージュも拭ってしまった  さようなら、あなた 退屈な恋人 頬をつたう涙 朝陽に輝いていますか?
悪夢を見るチーズKIRINJIKIRINJI堀込高樹千ヶ崎学・堀込高樹KIRINJI食べれば悪夢が必ず見れるこのチーズ 噂の真相は? 奇天烈でFUNKYな曲かけよう It's DAMONISCH これはね、媚薬さ 稲妻みたいなSLAPPING弾けりゃ ヤバみ感じる 本当さ  BPM120でアガろう 効いたか? このハーモニーは謎  正露丸みたいな匂いのウイスキー奢る 黒ミサ始めよう 魔法をかけてあげる 俺こそSON OF A WITCH WHIP THE HIP! お仕置きだ  BPM120でアガろう 効いたか? このハーモニーは謎 夢占おうか  食べれば悪夢が必ず見れるこのチーズ 噂は本当さ 奇天烈でFUNKYな曲かけよう It's DAMONISCH これはね、媚薬さ  BPM120でアガろう 効いたか? このハーモニーは謎 BPM120でアガろう 効いたか? このハーモニーは謎 夢占おうか  奇天烈でDAMONISCHな曲 これにておしまい
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
新緑の巨人KIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹KIRINJI虫の羽の音が耳をかすめる 山並みはぼんやり 霞んで光る  そう、あの日 感じた 確かに 新緑の巨人が背伸びをして 夏の扉を開こうとしているのを  消え去れ 俺のメランコリー 連れ去れ、さあ 真夏の空へ 身も心も  池のほとりに立つ ここはおまえの足跡 蓮の花はまだ咲きそうにない  雨風にざわめく傘の森 新緑の巨人が目覚めたら 分厚い黒雲 押し退けてしまうだろう  消え去れ 俺のメランコリー 連れ去れ、さあ 真夏の空へ 身も心も
silver girlKIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹KIRINJI海へ そう、いまから 薄い紅をさしたんだね、silver girl 君は熱い風をサンドレスの帆に受けて  catch the wind 飛べるかも catch the wave 乗りこなそう catch the sun 踊りたい dance on the beach 砂を蹴って catch the wind 抱きしめた catch the wave 揺れながら catch the sun 口づけを この頬に 君の肩に  黒髪の中に ひとすじ 銀色の細いリボンが光る 探り当てよう どうかじっとしててくれ  catch the wind 飛べるかも catch the wave 乗りこなそう catch the sun 踊りたい dance on the beach 砂を蹴って catch the wind 抱きしめた catch the wave 揺れながら catch the sun 口づけを この頬に 君の肩に  at sunset at sunset
時間がないKIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹KIRINJIあと何回、君と会えるか あと何曲、曲作れるか あと何回、食事できるか 今日が最期かもしれないんだ ショーウインドウの中を 季節が駆け抜ける 春夏秋 今年の色に染まるメインストリート  うつろう街 うつろう夢 花びらが雨に散れど 僕は歌おう 君が微笑むなら サヨナラなんて「なんとなく」だね 人さえ人にとどまらぬ 大切なもの見失ってしまいそうさ ゆえに愛は伝えておこう 今あるだけ  まだ母さんは惚けてはない 今日も息子は学校に行かない まだローンは残ってるし 俺、まだ世界を見てない 永遠はもう半ばを過ぎてしまったみたい How do you feel? 残り半分て短すぎるね  うつろう街 うつろう夢 札びらが無為に散れど 口笛吹こう 君も踊ろよ、さあ サヨナラなんて「なんとなく」だね 遠い花火も色褪せる 大切なもの見失ってしまいそうさ 僕が見てきたすべてを話して聞かせたい  シラナイコト ヤリタイコト タクサンアルノ  春夏秋 How do you feel? 明日の色を思い描こう  流れる星 煌めく雪 瞳に映る焔 花びら散って森は輝いて、ああ さっと手をふってサヨナラする 人さえ人にとどまらぬ 大切なもの見失ってしまいそうさ 君に愛を伝えておこう 愛をあるだけ、すべて
LEMONADE萩原雪歩(浅倉杏美)、三浦あずさ(たかはし智秋)萩原雪歩(浅倉杏美)、三浦あずさ(たかはし智秋)堀込高樹堀込高樹堀込高樹砂糖をください 一匙の砂糖 苦くて酸っぱいばかりの日々を レモネードに変えたい、変えたい  レモネード、レモネード、、 これメロウでイエローで冷たい レモネード、レモネード、、 これメロウでイエローで冷たいサワー  カリフォルニアの太陽が 3つで200円 わたしは絞る 悲しくて 濡れた指先はとっても好い匂い 明日はどっちだ タッチはあだち 涙で洗うポストハーベスト  溶ける氷を眺めてるだけ ヌルくてウッスい日々にさよなら レモネードおかわりしましょう  レモネード、レモネード、、 これメロウでイエローで冷たい レモネード、レモネード、、 これメロウでイエローで冷たいサワー  レモネードおかわり レモネードおかわりください  レモネード、レモネード、、 これメロウでイエローで冷たい レモネード、レモネード、、 これメロウでイエローで冷たいサワー
それもきっとしあわせKaedeKaede堀込高樹堀込泰行好きな人がいて愛されたのなら 歌いたい歌がある それはきっと幸せ 私には描きたい明日がある 着たい服を着て 言いたいこと言えば そのためになら そのためになら それもきっと幸せ 一人の部屋も怖くない  夜と朝のあいだを 跳んで渡れば 歌いたい歌がある この足音だけが 通りに響いて 私には描きたい明日がある 迷いも消える そのためになら そのためになら 一人になっても 歌いたい歌がある 私には描きたい明日がある 歌いたい歌がある そのためになら そのためになら 私には伝えたい想いがある 不幸になってもかまわない そのためになら そのためになら 不幸になってもかまわない 石の階段に伸びる影ジグザグ 翔け登ったあの頃 幼い夢は綿飴のように 萎んでしまったけれど  葉桜の向こうがわ 顔をあげると 夏の雲が見えた そんなはずないのに 見たよ、確かに
会って話を20th Century20th Century堀込高樹堀込高樹KIRINJI返事が来なければ不安はつのる いらだちは無様な言葉に 本当はいいヤツ、とか言い訳しても わだかまりは黒く重たい  君と会って話したい 会って話を 文字ではうまく伝えられない いろんなことを もっと話したい もっと寄り添って 愛の無い言葉の傷口 塞いでしまいたい  君が嘘ついても僕は許せる、とか 懐の深さを見せたいだけだった こぼれ落ちた涙も疑(うたぐ)ってかかって 自分が嫌になってしまうね  君と会って話したい でも会うのは怖い 僕の小さなこのプライドは 見透かされてる もっと話したい もっと寄り添って 君の体温に触れたなら ごめんねを言えるだろう  正しさの剣と 正しさの盾と 正しさの牢の中に囚われてたね 僕らは  君とダンスしたいな もっとより添って 言葉と文字では伝えきれない 呼吸を合わせて 「ダンスは苦手」 「何も言わないで」 ひとりの時間(とき)に見失っていた やさしい気持ちが湧いてくるんだよ  キスしたいね もっと寄り添って キスしたいね 何も言わないで 何も話さないで
愛は光NegiccoNegicco堀込高樹堀込高樹KIRINJIこの舞台から臨むフロアは まるで小さな銀河 サイリウムが儚く揺れてる ひしめきあう星の群れ 素敵ね  ダイヤモンドも ガラスのビーズも 光があるから輝くの きっと  ああ、わたしが月なら太陽はあなたよ 光は愛、愛は光ね それこそが本当のことです ああ、わたしだって太陽 あなたを照らしたい 授かった愛を輝きに変えよう 惜しむことなく  ピンライトが外れたら闇 時々不安になるの でもペンライトで足下を照らして 寄り添ってくれる人がいる 大丈夫  真珠のように 時間をかけて 育んできた夢 これからも ずっと  ああ、わたしが月なら太陽はあなたよ 光は愛、愛は光ね それこそが本当のことです ああ、わたしだって太陽 あなたを照らしたい 授かった愛を輝きに変えよう 惜しむことなく  ああ、わたしが月なら太陽はあなたよ 光は愛、愛は光ね それこそが本当のことです ああ、わたしだって太陽 あなたを照らしたい 授かった愛を輝きに変えるよ 燃え尽きるその時まで
Mr. BOOGIEMANKIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹KIRINJIBOOGIE MAN dance with me tonight マブシっす! ときめき隠せない MOODY MAN rock with me tonight 飛び込んで 光の中に BOOGIE MAN dance with me tonight 突っ立ってたっておもしろくない MOODY MAN rock with me tonight can't stop the dance とまらないの  あれこれしたいな それだめってのナシ 泣き虫毛虫を 摘んで捨てたら  大通りを往こう 新しい服で まるで君らしくないけれど よくお似合いです  BOOGIE MAN dance with me tonight マブシっす! ときめき隠せない MOODY MAN rock with me tonight 飛び込んで 光の中に BOOGIE MAN dance with me tonight 突っ立ってたってオモシロくない MOODY MAN rock with me tonight can't stop the dance とまらないの  クチビルは赤い 赤い目のウサギ ウサギなら跳ねる わたしだって跳ねる  華やいだ場所は 得意じゃないけど ほんと自分でも可笑しいんだけど 今夜キメます!  BOOGIE MAN dance with me tonight マブシっす! ときめき隠せない MOODY MAN rock with me tonight 飛び込んで 光の中に BOOGIE MAN dance with me tonight 突っ立ってたっておもしろくない MOODY MAN rock with me tonight can't stop the dance とまらないの  BOOGIE MAN dance with me tonight マブシっす! ときめき隠せない MOODY MAN rock with me tonight 飛び込んで 光の中に BOOGIE MAN dance with me tonight 突っ立ってたってオモシロくない MOODY MAN rock with me tonight can't stop the dance とまらないの  BOOGIE MAN dance with me tonight マブシっす! ときめき隠せない MOODY MAN rock with me tonight 飛び込んで 光の中に BOOGIE MAN dance with me tonight マブシっす! ときめき隠せない MOODY MAN rock with me tonight can't stop the dance とまらないの
fake itKIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹KIRINJIできないなら できるふりしな できるようになるまで できないなら できるふりしな いつかできるさ  ブリキのダンサー あいつ新人 恐れずmake some noise 笑ってごらん 案山子のシンガー 鳥も集うよ  fake it できないなら fake it できるふりしな fake it できるようになるまで fake it できないなら fake it できるふりしな fake it いつかできるさ  襟の汚れたシャツは着るな 下着は良いものを 踵の減った靴だっていいんだ 磨きあげれば  fake it できないなら fake it できるふりしな fake it できるようになるまで fake it できないなら fake it できるふりしな fake it いつかできるさ  日付が変わる 明日が来る 眠れよ、深く そして或る朝 君は目覚める そう望むなら  fake it till you make it fake it till you make it できるようになるまで fake it till you make it fake it till you make it いつかできるさ  fake it できないなら fake it できるふりしな fake it できるようになるまで fake it できないなら fake it できるふりしな fake it いつかできるさ
恋の気配KIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹KIRINJI秋は夕暮れ 恋は気まぐれ 嘘は優しい でも嘘なら罪です  風立ちぬ ヒュルルララ 鳥が渡る ルルルル 黄昏れに ラララララ 枯れ葉と踊る ルルル  どこかで金木犀 香りが重いね 恋の気配を 消し去ってしまうほど  風立ちぬ ヒュルルララ 鳥が渡る ルルルル 黄昏れに ラララララ 枯れ葉と踊る ルルル  the sign of love is fading away  秋の日は短い 瞬く間に暮れる ほら太陽は坂道を転げ落ちる林檎 日に日に影は長く 日に日に影は長く 昨日とは違う光の中にいる 今はもう  風立ちぬ ヒュルルララ 鳥が渡る ルルルル 黄昏れに ラララララ 枯れ葉と踊る ルルル  落ち葉を踏みしめ 冬へと向かうの 愛を拒んでいるわけではないけど
失踪KIRINJIKIRINJI堀込高樹千ヶ崎学・堀込高樹KIRINJI香菜のモヒート 飲みほした ミセス・サマータイム 目が合えば ああ、ゲリラ豪雨 濡れた肩  他愛ないイリュージョン 二人は失踪 一時間だけの空白  ミセス・サマータイム 君とごっこ遊びして 小さな死から 蘇ったら さあ 繰り出そう さあ 宵の街へ  他愛ないイリュージョン 二人は失踪 一時間だけの空白
日々是観光KIRINJIKIRINJI堀込高樹コトリンゴKIRINJI小さな窓も季節は巡る でもホンネは物足りないのです その日暮らしは相変わらず 余裕も暇もないけれど  見つけました 見慣れた空に 退屈せずに暮らしてゆく方法  眼鏡はずして髪を切る わたし今日は異邦人です 尋ねてみよう カタコトで いつかどこかで出会う友に 贈るためのオミヤゲ 探してみよう サイトシーイングな気分で  財布をどこかに置き忘れても戻ってきました そういう街  路線地図で双六しようよ 振り出し戻っても ふて腐れたりしない  まだ見ぬマイホームタウン 旅の空 わたし今日も異邦人です 黄色い電車でガタゴトと いつかどこかで出会うわたしに 似合うワンピースはどんな色だろう サイトシーイングな気分で 探そう  夕暮れ賑わう商店街 古着はアーガイル 寺町通りは蚤の市 通りゃんせ レモンの宝石 愛玉子食べたら帰ります
ネンネコKIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹KIRINJIネコがいる 君の傍らに 何をしてるって ただ寝てる ただ寝てる ただ寝ているんだ  ネコがいる いないのならいぬ 何をしてるって ただ寝てる ただ寝てる ただ寝ているんだ 寝てる まだ寝てる まだ寝てる ただ寝てるだけさ  ネコって あれどうしてネコだか知ってるか ネコは寝てばかりだからネコ ねんねこしゃっしゃりませ おっしゃるとおりです いろいろ諸説はあれども  ネコは寝る 君も眠くなる 何をしてるって ただ寝てる ただ寝てる ただ寝ているんだ 寝てる まだ寝てる まだ寝てる ただ寝てるだけさ  ネコは昨夜の涙 舐めてくれた だけど慰めてくれてるんじゃない 違うよ 違うんだ 味を見たいだけ 誤解だったんだ  だけどいいじゃない わたしそれで救われた 何をしてるって ただ寝てる ただ寝てる ただ寝ているんだ 寝てる まだ寝てる まだ寝てる ただ寝ているよ 寝てる まだ寝てる まだ寝てる ただ寝てるネコ
あの娘のバースデイKIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹KIRINJI明日のパーティー 呼ばれないけど 僕はいいんだ かまわない  二人だけの 秘密があるから 吐息の暖かさを 思い出そう  「誕生日は連れてってよ、どこかに」 長い髪 泣いてたみたい  あんな奴等と つきあうなんて そのピアスだって らしくない  「誕生日に二人で消えようよ」 怖かった 指切りしたのに  朝のアーケード 夜の尻尾 パラフィン紙の空 チョコレート一片 自転車でクルクル、ルー シュプールを  夕焼け空に燃える君の頬 会いたかったよ 傷つけたかった おめでとう きれいだね さようなら
絶対に晴れて欲しい日KIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹KIRINJIセンター試験の朝は 大雪で交通は麻痺 大事な日ばかり狙って 低気圧が襲って来る  夏と言えばロックフェス 土砂降りはロマンティック 彼女はとっても楽しそう 翌日 俺だけ寝込んだ  絶対に晴れて欲しい日は ロケット一発飛ばそうよ  降りやまない雨はないさっていうか 雨雲吹き飛ばしてくれロケット 振りやまない雨はないさっていうか それ個別的自衛権で対応できるでしょ  雨雲レーダーを虚ろに眺めてる 部屋干臭いこのTシャツじゃ嫌われちゃうよ このままでいいのか? 良くなーい! 行動しなくちゃ!! あそこの国ではもうとっくにやってるぜー こっちも普通の国にならなくちゃ  絶対に晴れて欲しいんだ 他の日は仕事休めない  降りやまない雨はないさっていうか 雨雲吹き飛ばしてくれロケット 振りやまない雨はないさ 違う それ個別的自衛権で対応しろってんだよ  晴れてよ 絶対に晴れて欲しい 誰だよ 雨男 誰だよ 絶対に絶対に晴れてよ  降りやまない雨はないさっていうか 雨雲吹き飛ばしてくれロケット 振りやまない雨はないさ 違う それ個別的自衛権は関係がない  降りやまない雨はないさっていうか 雨雲吹き飛ばしてくれロケットで 振りやまない雨はないさっていうか それ個別的自衛権で対応できるんだよ
不惑20th Century20th Century堀込高樹Nicklas Eklund・Kevin Borg・Susumu KawaguchiNicklas Eklund足の裏から 背筋を抜けて後頭部まで 得体の知れない何かが 這い上がってくるみたいだ ゾワゾワと  俺は今 求めてた未来(あした)とは違う 偶然の幸せを手にしてる 不満なんかないけれど でも ああ  きっと あいつがあいつであるように そうだよ 自分は自分であればいい それでは焦ってしまうのはなぜなんだろう ほら遠いところから僕を呼ぶ 誰かが 「本気でもがいてみればいい」と 滞った血を滾(たぎ)らせたい もう一度  希望や夢 そんな響きに酔えなくなってんのに 前の日の酒がまだ抜けない いつだって少し疲れてる 鏡の中  可笑しいね エスカレータの片側を 急いで駆けあがって 得意になっていた俺 仕事、出来ますって感じで  きっと あいつがあいつであるように そうだよ 自分は自分であればいいはず それでも焦ってしまうのはなぜなんだろう ほら 遠いところから僕を呼ぶ 誰かが 「本気でもがいてみればいい」と 滞った血を滾(たぎ)らせたい もう一度  土砂降り 車の中で 泣きじゃくる男を見た  きっと あいつと自分はよく似てる そうだよ 自分は自分であればいいはず それでも焦ってしまうのはなぜなんだろう ほら遠いところから僕を呼ぶ 誰かが 「本気でもがいてみればいい」と 滞った血を滾(たぎ)らせたい もう一度  滞った血を 滾(たぎ)らせたいよ もがき続けよう 赤い血をたぎらせたい もう一度
太陽を巡って牧野由依牧野由依堀込高樹コトリンゴ数えてみて 私たちが出会ったあの日から 太陽の周りを 何回、何回まわったのかな  空は高くて 空気は軽い  ぐるぐるまわって飛んで行きそう 水金地火木 握ったその手を離さないでね 土天冥海 ぐるぐるまわって飛んで行けそう 春夏秋冬 私を遠くに放り投げてよ 星になるから  振り返れば 遠くまで来たのかと思ったけど 始まったばかりさ 私の、私の夢は果てない  何を失くして 何を手にしたの?  ぐるぐるまわって飛んで行きそう 水金地火木 握ったその手を離さないでね 土天冥海 ぐるぐるまわって飛んで行けそう 春夏秋冬 私を遠くに放り投げてよ 星になるから
真夏のサーガKIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹KIRINJI・コトリンゴ・千ヶ崎学・堀込高樹・矢野博康南風は夏の使者 囚われ人を解き放つ 旅をしよう 見知らぬ友を求めて  東アジアが亜熱帯 外来種の楽園 虹の麓で君を待っている、何かが 何かが始まりそう  幕よ開け、サーガ 光とともに 響け、夏のシンフォニー 果てしない海原と空はどこまで青いの  急なカーブを抜けたら 飛び込んでよパノラマ 踏み込めばアクセル そこは緑の王国  永い夏はサーガ 閃いて落雷 響け、夏のシンフォニー 遠い雲から降り注ぐ我らのアンセム  暑い夏のさなか 君は生きている 虹の真下に立っている 色あせた夢は昨日の太陽に焼べたね  真っ赤な夏のサーガ 君こそは英雄 響け、夏のシンフォニー あるだけの知恵と魔法を信じる心で 君は奇跡をおこせるか 光のこどもたちよ!
だれかさんとだれかさんがKIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹KIRINJI授業終わりの理科室に お湯の沸く音シュルルルー 濾紙と漏斗とビーカーで 淹れたコーヒ 不思議な味  花びらが濡れ落ちて 通学路を染めあげたなら 原田さんと森田くんが 恋に落ちそうです 角砂糖に願いごと シッポのない流れ星だね 溶けてゆく 解けてゆく 恋に溺れそうな  甘い雨降る木曜日 バラ科の果物ってなあんだ  アルコールランプの青い炎を かこんで話そう 日が暮れるまで  花びらが濡れ落ちて 通学路を染めあげたなら 相楽さんと野口くんが 恋に落ちそうです 角砂糖に願いごと シッポのない流れ星だね 溶けてゆく 解けてゆく 恋に溺れそうな  人体模型と背くらべ 理想の人はこのくらい だそうです  花びらが濡れ落ちて 通学路を染めあげたなら 若宮さんと尾崎くんが 恋に落ちそうです 角砂糖に願いごと シッポのない流れ星だね 溶けてゆく 解けてゆく 恋に溺れそうな  花びらが濡れ落ちて 通学路を染めあげたなら だれかさんとだれかさんが 恋に落ちそうです 角砂糖に願いごと シッポのない流れ星だね 溶けてゆく 解けてゆく 恋に溺れそうです
雲呑ガールKIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹KIRINJIあの娘 wonton girl どこの娘? 花園神社で会って引っかけた 熱い小籠包 一口で 椅子でも何でも食べちゃう食べちゃう  風林会館前集合 今夜は奢る 過払い金が戻ったから 寝ぼけたネオン 左手に見たら 怪しい路地滑り込みセーフ 魅惑の味覚さ  なんでも好きです ヘビ、サソリ、豚の脳みそ だけど犬にはとっても弱いんだってさ  あの娘 wonton girl どこの娘? 花園神社で会って引っかけた 熱い小籠包 一口で 椅子でも何でも食べちゃう食べちゃう  上海蟹に吸い付つく俺の横で ホストはキャストを骨までしゃぶる 兄いと舎弟 揃いも揃ってラング・ド・シャ 小指を噛む恋人たち このあとどうする  ホテル行こう 嫌です メニューのこっからここまで食べたい だけど猫ちゃんはゼッタイ食べないだってさ  あの娘 wonton girl どこの娘? 花園神社で会って引っかけた こいつら大食漢 朝まで椅子まで 何でも食べた食べた平らげた  あの娘 wonton girl どこの娘? 花園神社で会って引っかけた 熱い小籠包 一口で 椅子でも何でも食べた食べた mysterious wonton girl どこの娘? 君は不夜城の princess rapunzel さよなら wonton girl 奇麗なあの娘 何でも食べた食べた平らげた
fugitiveKIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹KIRINJIfugitive 瞳の色を変えても fugitive まなざしは暗いままです  嘘のパスポートで地の果てまで往けど いつでも どこでも 誰かが見張ってる 神様みたいに  刑事さん 私、何も知りません 刑事さん 私に似てる人ばかりの この街に私はいない 探さないでね  fugitive 体中の血を換えても fugitive 私が私を追いかける  絹のスカーフは雨に濡れて重い いつでも どこでも 誰かが見張ってる 神様みたいに  fugitive 崖の下で咲いてます 刑事さん 変わり果てた私を 刑事さん、鑑識が始まるまで 抱きしめていて  fugitive 私を捨てた私 fugitive さまよい続ける心 捕まえていて
ONNA DARAKE!KIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹KIRINJI歌舞伎座のまわりは OBAさまばっかりさ 激混み映画館 水曜日はレディスデイ  OTOKODOMOは何してるのか  レストラン 壁際におひとりさま ずずずいーっと 旅ゆけば かしましOL 探偵の事件簿  OTOKODOMOは何してるのか  真昼のMEN'S 館 俺以外はゲイのカップルズ 握手会で君を離さない OJIさんが剥がされてる  OTOKODOMOは何してるのか OTOKODOMOは何してるのか OTOKODOMOは何をしてるのか
シーサイド・シークェンス~人喰いマーメイドとの死闘篇KIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹日傘が激安 真夏の閉店セール シミ、シワ、ソバカス 絶対に焼きたくなーい  御所望の品ですラムネのビー玉 つれないあの娘は辛口ジンジャーエール  海辺の国道はいつだってノロノロ 迎えにいくから渚のバルコニーで待ってて  後ろの座席はお前のフィッティングルーム お気にのビキニのコンセプトは人喰いマーメイド  砂まじりのカップ麺 シーサイド・シークェンス 花火の簪  クラゲに追われてヒトデに触られて 氷はシャクシャク ハートはチクチク ブルーハワイ
虹を創ろうKIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹KIRINJI空は青い 白が冴える プールサイドでは 子供らが爆ぜる声 水飛沫も高く 君の虹をみせて 君の虹をみせて  ソーダの渦は銀河だ 飲み干しな  夜は優しい 雨がやんだよ 虫たちを死なせたことなんて もう忘れてしまったろう  なわとびの輪から 飛び出した大きな子 心を決めようよ、さあ 君の虹をみせて 君の虹をみせて  ビールの泡を染める黄昏  夜は優しい 雨はやんだよ 蛇が恐かったことなんて もう忘れてしまったろう もう忘れて眠れよ
ジャメヴ デジャヴKIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹KIRINJI更地の上にパイプ椅子 幟はためく分譲地 白目の黄色い客が来た 垢じみた喉元 震わせて  あわれな爺さん 亡者は荒れる  ジャメヴ デジャヴ 誰だ、お前何してる ジャメヴ デジャヴ オレの土地だぞ、ここいら ジャメヴ デジャヴ 火の海 焼け野原 ジャメヴ デジャヴ もっともっと さかのぼれば海  金も御国も神様も 他人の夢のツギハギだ 孫娘ほどの看護婦は おぼこのような 世慣れたような  空を仰ぎ 聖者は歌う  ジャメヴ デジャヴ 誰だ、君はだれだろう ジャメヴ デジャヴ 見覚えのある微笑 ジャメヴ デジャヴ いつかのどこかの ジャメヴ デジャヴ 誰かの夢の中で逢ったかい
クリスマスソングを何かKIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹KIRINJI雪の街には鈴が光るよ 千鳥足の三賢者 手を叩いて 歌いませり 踊りませり 主は来ませり、なクリスマス 響かせせり 君の胸を ラララ、メリークリスマス  あれも欲しいな これも欲しいよ マッチ売りは今どこでなにしてるの 歌いませり 祈りませり 今宵ひとりのクリスマス 捧げませり 君の歌を 心の友に  凸凹の鈴でも 揺すってみてごらん くすんだトーンが 素敵です mas 罪、咎、憂い 罪、咎、憂い 大荷物おろしてください  クリスマスだからクリスマスソング 三歳の坊やでも知ってる素敵なメロディ  歌いませり 踊りませり 主は来ませり、なクリスマス 響かせせり君の胸を ラララ、メリークリスマス  歌いませり 祈りませり 今宵ひとりのクリスマス 捧げまセリ 君の歌を 心の友に  贈りませり 戴きませり 君にあなたにクリスマス 奏でませり 夢見ませり 今宵楽しく ラララ、メリークリスマス!
心晴れ晴れKIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹KIRINJI雨あがりの朝 森は輝く 涸れそうな川に 水がもどれば  魚は跳ねて 鳥の声が響いて  僕は自由さ 自由だ 遠いところ夢見てもいいだろう ヒトは自由に 自由になるんだ 心からそう願うなら  雨ざらしの夜 捩じれたブランコ 鎖を解こう 錆びつくまえに  大きく揺れたなら 逆さまに映る世界  君は自由さ 自由だ でたらめを夢見てもいいのさ それが好きなら好きでいいんだ 心がそう叫ぶなら  あれが虹に見えたのかい 通勤列車さ、ただの いつのも  晴れのち晴れの日 水たまりに映る千切れ雲 それは自由さ 自由だ 身軽で丈夫で静かなグライダー ヒトは自由に 自由になるんだ 心に翼があるなら
進水式KIRINJIKIRINJI堀込高樹堀込高樹KIRINJIためらわずロープを切って 海に放っておくれよ 新しい船を 見慣れぬ船  君の手でロープを切って そして名付けて欲しい 美しい船さ われらの船だ 鮮やかにテープよ、輝け 特別な日だから  汽笛を高く響かせたら 祝いの酒を叩き割ろうぜ 金色のコンパス 見ろ、ぴしゃりと北を指ししめす  君が今日、ロープを切った どこを目指してゆこう 美しい船が われらの船だ 広くて深い海の向こう 波が高くとも  沖で一羽の蝶を見たよ 手旗は赤白はためいて 波は静かで 海は空よりずっと青い青  晴れ渡った 嵐は去った 僕の髪も短い 美しい船が われらの船だ 不可思議な世界を探ろう 必ず生きて還ろう 必ず生きて還ろう
いつでもどこでも(feat.児玉奈央)冨田ラボ冨田ラボ堀込高樹冨田恵一冨田恵一ちぎれた夢 今はもう 彼方の雲に消えていったね サヨナラ 季節は流れて  ある晴れた日に午後の海 見ていた 静かに打ち寄せる波さ 思い描いていた生き方ではないけれど これでいい 君が教えてくれたよ  いつだって宝物は 僕らの、ほら、となりに どこだって愛は育つよ この手と手のぬくもり 優しい思い溢れてくるよ とめどもなく  焦がれた夢 手にしたら どうして瞬きしてる間に消えるの 思い出残して  僕らはまるで魔の二歳児だったね 何一つ自分のことも 思ったとおりにならない、と 泣き疲れて眠る日々 だけど気づいてるよ、もう  いつだって宝物は 僕らの、ほら、となりに どこだって愛は育つよ この手と手のぬくもり 優しい思い 溢れてくるよ とめどもなく
いつもどこでも feat. さかいゆう冨田ラボ冨田ラボ堀込高樹冨田恵一ちぎれた夢 今はもう 彼方の雲に消えていったね サヨナラ 季節は流れて  ある晴れた日に午後の海 見ていた 静かに打ち寄せる波さ 思い描いていた生き方ではないけれど これでいい 君が教えてくれたよ  いつだって宝物は 僕らの、ほら、となりに どこだって愛は育つよ この手と手のぬくもり 優しい思い 溢れてくるよ とめどもなく  焦がれた夢 手にしたら どうして瞬きしてる間に消えるの 思い出残して  僕らはまるで魔の二歳児だったね 何一つ自分のことも 思ったとおりにならない、と 泣き疲れて眠る日々 だけど気づいてるよ、もう  いつだって宝物は 僕らの、ほら、となりに どこだって愛は育つよ この手と手のぬくもり 優しい思い 溢れてくるよ とめどもなく  いつだって宝物は 僕らの、ほら、となりに どこだって愛は育つよ この手と手のぬくもり 僕らは大切な物を気付かぬうちに見失う 毎日、愛を感じよう この手と手のぬくもり love forever love forever 優しい思い 溢れてくるよ とめどもなく とめどもなく
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
きもだめしキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹幽霊屋敷に咲く野バラ 黄色いバラ 綿ぼこりの絨毯も光ってら 朗らかなこんな日には オバケはどこ? ラララきもだめしは ウララカな春の午後  女の子の白いドレスが朽ちてる この部屋はたった今まで誰かいた 柔らかなこんな日なら オバケも来る ラララきもだめしは ウララカな春の午後  桜の下に埋もれてみるか 君の美貌が吸われてゆくよ ここを掘れと啼くよポチが  窓ガラスが落ちました 風もないのに 鳩時計が鳴り出した クークルクックー おいでよ隠し扉を見つけたぞ ラララきもだめしは ウララカな春の午後 縁の下でシャレコウベも歌い出す
ナイーヴな人々キリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹医者が言ったよ 励ましの言葉は禁物です、って そうなの? それはそれで 正しかろうが 君に僕は期待してんだ  ナイーヴな人々 ナイーヴな人々 世界をそうっと 美しくしてくれるのは そういう人だ そうだろう? ナイーヴな人々 ナイーヴな人々 世界をいっそう 美しく変えることが 君のさだめさ うまくいくよ 大丈夫 ダイジョブさ  涙のレンズは 映り込む景色を 歪ませるから泣くのヤメ 君はきっと ガラスの四番打者 打席立ってよ 振ってこいよ そうだ  ナイーヴな人々 ナイーヴな人々 世界をそうっと 美しくしてくれるのは そういう人だ そうだろう? ナイーヴな人々 ナイーヴな人々 世界をいっそう 美しく変えてみせて 君のその手で ミスをしても気にすんな 後悔だけはしなさんな  ナイーヴな人々 ナイーヴな人々が往く
仔狼のバラッドキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹干し草のベッドの中で 女は夫の夢を見てたが 目覚めた女を抱いていたのは 見知らぬ男だった  amazing amazing love  男は若い狼だった 踊りと歌をよく嗜んだ 鹿を捕らえて二人で食べた すこしも寒くなかった  amazing amazing love  言葉も文字もいらないさ 心の深くでわかりあえた でも夫が鉄砲かついで来たよ 女房を助けるつもりで撃ったが 獣をかばって女が撃たれた 女の腹には狼の子が そいつを夫は拾って育て その畜生の仔が俺なのさ  amazing amazing amazing love
黄金の舟キリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹茹だるような暑い日だった 青いシャツは塩を噴いた 洗濯機の中に今日の日の汚れ 風呂に入る用意しよう  西陽に染まる湯舟は黄金色  嫌になった 石を蹴った 昼飯も食いはぐれた 駄目な日は早く帰るだけ 風呂こそが一人の世界  西陽に染まる湯舟は黄金色  風呂はいいね 裸だから 白い泡と白い湯気と 棘ささってても とけて消えてゆく みんなそう、ただのヒトだよ  西陽に染まれ湯舟は黄金色
手影絵キリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹楽しや 影遊び あかりはひとつだけ さぐりながら描こう おぼえたての手話のようにぎこちなく  おかしなポーズは 異国の巫女のよう 白黒の夢をみて 指をからめている君の愛しさよ  クラゲなのかキノコか 魔女はラクダになった キツネはリスと踊る ハトがウサギ食べた  浮かぶその腕 白鳥の首か 羽根をひろげ 壁を昇り 天井を舞う もう飽きたのかい  真夜中 散歩道 ひとの姿はない 照らしてくれお月さま よりそえば影は重なるふたりづれ 指をからめてくる君の愛しさよ
あたらしい友だちキリンジキリンジ堀込高樹キリンジあたらしい鞄と あたらしい靴で あたらしい友だち 北の町からやって来た  転校生は静かに笑う 校庭は砂漠ではないさ 気のあう人は目でわかる  見なれない街の 見なれない横顔 あたらしい絵の具で ギター弾く僕を描いてみて  寂しい夜は僕の部屋に 遊びにおいでよ そうしなよ 君はひとつも悪くない  誕生日にはケーキを囲んで ロウソクともして 祈りを捧げたよ 君はそうっと吹き消して  あたらしい鞄と あたらしい靴で あたらしい友だち 遠くを見てるね いつかきっと 懐かしい空が君を迎えてくれるだろう
さよならプリンセス南波志帆南波志帆堀込高樹堀込高樹堀込高樹浅い夢から覚めたのは 鏡の中の女の子 カエルの王子は王子じゃなかった ガラスの靴も足に合わない 靴擦ればかり  ごめん さよなら、あなた 私は一人 我がままだった 泣き虫だった わかっていたけれど ときめきは本当よ 偽りの気持ちじゃなかった ただ、見つめてもっと 見つめてもっと 情熱が欲しかったの  小さな窓から手を振る 囚われの少女がいました 優しい彼になんだかイライラ 傷つけあえないなんてつまんない 噛み付いたよね ごめん  素敵なあなた 私はひとり いじわるだった 甘えたかった 困らせてばかりね あの強がりは嘘 本当の気持ちじゃなかった ただ、遠くへもっと 遠くへもっと 連れ去って欲しかったの  寂しいけれど 心は晴れ晴れしてるんです  さよなら、あなた 私は自由なの 光をもっと 光をもっと 瞳に集めたい ときめきは本当よ 偽りの気持ちじゃなかったのだけど そう、遠くへもっと 遠くへもっと 歩いてゆきたいの いまは一人で
早春キリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹キリンジ・冨田恵一雪の下には春だぜ 前足で探る君よ 枝をくぐり 川を走れ 山が光っているだろう  ぬかる道で躍るのかい 尻尾が千切れそう 遠くで呼んでいる  wake up wake up wake up wake up ヒバリ ツグミ オオルリ ウグイス wake up wake up wake up wake up キジが鳴いた ツバメは見たか  東の風 待ちわびて 石を投げる日々 足もとをごらんよ  wake up wake up wake up wake up スミレ ナズナ アザミ ハルジオン wake up wake up wake up wake up ウメは咲いた サクラはまだか
TREKKING SONGキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹キリンジ地下道を抜ければ 黄金の季節 靴ひもキツく締めるんだ Sing sing sing a song いつでも歌を far far faraway 魂の旅へ デイパックひとつあればいい  アスファルトを穿ち 草木がはびこる この世は不思議で満ちてる Sing sing sing along 誰かが歌を far far faraway 命の旅だ 生まれ変わって何になる  鏡の街に生きて 俺は幻、ブロッケンか こだまする靴音を道に捨てて みんな還る 安らぐところへ  赤く熟れた夕陽を 素手で掴みたい 血潮と鼓動のリズムで Sing sing sing a song どこでも歌を far far faraway 魂の旅を Sing sing sing along 誰かと歌を far far faraway 魂の旅さ デイパックひとつあればいい 踏み出すなら今がいい 祝い酒 酌み交わそう
いつも可愛いキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹キリンジbaby 真昼の光の中の 君の影を追った 眩しかった  夜はこうして見つめているよ 柔らかい明かりの下で  電話をしまおう 青いライトはいらない  君はいつも可愛い 後ろ手でスイッチ切ったbaby いつも可愛い 暗闇の魔法で魅せてくれ いつも可愛い君 甘い夢だけ見ていたいね 二人のときは  baby 暗がりで猫のように瞳はひらく  化粧をしながら 鏡越しに手を振った  君はいつも可愛い 明かりをつけないで、まだbaby いつも可愛い 暗闇の魔法をといても いつも可愛い君 甘い夢だけ見ていたいよ 二人のときは
バターのようにキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹キリンジ夜更け過ぎの 静けさは尊い 街の灯も消えた  星はかすか 風は凪いでいる 黄色い声は遠く  ねむれ ねむれ 寝息をたてて スンスンスン ねむれ ねむれ 泣いて起きたね そばにいよう お前の  眠れないか ミルクを飲むかい 冷蔵庫がブンー  ねむれ ねむれ 寝息をたてて スンスンスン ねむれ ねむれ 恐ろしいのは どこかへ 行ったよ ねむれ ねむれ 時計の針は スンスンスン ねむれ ねむれ ねむれ バターが溶けてゆくように
祈れ呪うなキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹風に煽られて躍る新聞紙 本当のことが誰にも判らない 「トゥギャザーしようぜ、土下座させようぜ」って 知ってたくせに騙されたとわめくか やましさのタトゥー刻みつけて とこしえに背負っていくパレードよ  祈れ 呪うな あれは荒ぶる神だぜ ああ、怖い 吹き飛ぶ屋根が 祈れ 鎮まれ 眠れ 荒ぶる神よ ああ ああ 凄いな 真っ赤だ 空が 空が落ちるかも  地獄の釜を焚く神の火で 仕事は増える 暮らしは潤う それは昨日まで信じてたデイドリーム 起きろよ ラララ アトムの子らよ  黙れ 呪うな あれは恵みの神だぜ ああ こっちは水が甘いぞ 泣けど 笑えど それが恵みの神だね ああ 白い小さな舟が静かな海を往く 祈れ 鎮まれ 眠れ 荒ぶる神よ さあさ さあさ 葬れ そっちはどうだ (どうでもいいさ) あっちはいいぞ (水が甘いぞ) 千年に一度だけの祝祭
ROCK'N ROLL STAR大石昌良大石昌良堀込高樹大石昌良oh!断線ギリギリ エアギター やたら歪むぜ、このFUZZ ライブの途中で居眠りしてる ローディ蹴飛ばす hey,hey,hey 俺はROCK'N ROLL STAR  鶏ガラみたいな そのボディ ド派手な衣裳 巻き付け 道化は悪魔になりたがる 泣き虫毛虫のくせに hey,hey,hey あれはROCK'N ROLL STAR  踊らされてるって言うなよ 好きでダンスしてるんだ 笑われてるって気付いてる? 知るか!keep on rollin' keep on rollin'  hey! we dont stop 見果てぬ夢の中駆け抜けよう hey!それはwonderな瞬間 easy come easy go hey! you dont stop あいつの夢に今夜付き合おう ああ、死ぬまで醒めないで、どうか!  oh!巻き舌マイクに絡ませ 腰をクネらせ クネらせ 降っても晴れてもアンコールcall バンドも客もお人好し hey,hey,hey それがROCK'N ROLL SHOW  思わせぶりなだけのリリック歌う 深刻そうに バラードで女子はヨがるはず you got it keep on rollin' keep on rollin'  hey! we dont stop 見果てぬ夢の中駆け抜けよう hey!それはwonderな瞬間 here we go here we go hey! you dont stop 孤独な魂が引き寄せあう ああ、死ぬまで醒めないで、どうか!  hey! we dont stop 退屈な毎日突き抜けろ hey!それはthunderな瞬間 easy come easy go hey! you dont stop さびしい奴をたらしこむメロディー hey!それはtenderな瞬間 easy come easy go hey! we dont stop 真昼の夢の中じゃミリオネア ああ、死ぬまで醒めないで、どうか! you dont stop we dont stop
わたしの青い空キリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹冷たい眼差しが美しいね 遠くを見てる 物憂い口唇が花びらみたい 開いて閉じて  一粒 チョコレート 包み紙の占いを気にしてるくせに ああ  青く澄みわたる空は 子供じみてると笑うのかい ひとり大人ぶってても 甘い恋がまたしたいのさ  「火遊びしていても心だけは売らないのです」 くちづけの拙さの言い訳したね 触れてもないのに  卒業 誕生日 迎えるたび君の値打ち下がるなんて 馬鹿だな  青く澄みわたる空は 子供じみてると笑うのさ ひとり強がってるのは 甘えたいからさ この僕も だれもかれも  青く澄みわたる空が 遠ざかってゆくと笑ってたね 真赤に燃える夜の街 歓楽通りを駆けぬけて  白く霞む朝の街 踊り疲れたね 眠ろうか ふたり大人ぶってても 甘い恋をまだ知らないね
お針子の唄キリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹雨降り 冷たく光る針 鋏はとろけるような切れ味 女同士で 君はトルソー 仮縫いは楽し カラフルな待ち針 胸おどり腕が鳴るひととき ミシンは歌う トゥラララー 深く吸って一息で縫い上げよう ああ、神さま 一針一針が私の祈りです  晴れの日 風に吹かれる午後 海沿い 追い越し車線のステッチ ボタンホールから覗く空に カモメの刺繍 なにもかもあざやか 胸おどり腕が鳴るひととき ミシンは歌う トゥラララー 嫌な人 悪い夢 恥ずかしいこと 忘れよう 笑うボビンは可愛い ひとりぼっちは愉快  タグを付けるには早い でもいつかきっと いつかきっと いつか私も ah  胸おどる腕が鳴るひととき ミシンは歌う トゥラララー 深く吸って一息で縫い上げよう 美しい布に溺れたいの 私はただのお針子
それもきっとしあわせキリンジキリンジ堀込高樹堀込泰行好きな人がいて愛されたのなら それはきっと幸せ 着たい服を着て 言いたいこと言えば それもきっと幸せ  夜と朝のあいだを 跳んで渡れば この足音だけが 通りに響いて 迷いも消える  歌いたい歌がある 私には描きたい明日がある そのためになら そのためになら 不幸になってもかまわない  石の階段に伸びる影ジグザグ 翔け登ったあの頃 幼い夢は綿飴のように 萎んでしまったけれど  葉桜の向こうがわ 顔をあげると 夏の雲が見えた そんなはずないのに 見たよ、確かに  歌いたい歌がある 私には描きたい明日がある そのためになら そのためになら 一人の部屋も怖くない  歌いたい歌がある 私には描きたい明日がある そのためになら そのためになら 一人になっても  歌いたい歌がある 私には伝えたい想いがある そのためになら そのためになら 不幸になってもかまわない
温泉街のエトランジェキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹さえずりも朗らか 売子は可愛い 旅の空は遥か 列車を降りたなら そこは湯の町 硫黄の香りが鼻を突くよ  湯ばたけを渡れば余所の国 極楽浄土 夢うつつ  裸の君はエトランジェ 孤独を孤独で癒すよ 理由ありそうなあの人この人 行き交う人はエトランジェ 噂を噂で隠すよ 理由ありじゃないのは僕だけなのかい 悔しいんだ  色白のお嬢さん 桃色の頬よ 浴衣が着くずれてます 草履を引っかけて外湯を巡ろう 怖いもの見たさでヌードショー  湯けむりの町灯りが誘う 手打ちの台で大あたり  行き交う人はエトランジェ 気取りのいらない店だね 理由ありそうなママが切り盛り 写真の男が来ました ボトルを空けてゆきました 理由ありじゃないのは僕だけなのかい つまらないね  町から町の渡り鳥 サラシに巻いた包丁一本 理由ありだね あの人この人 伊香保、白骨、黒川、水上、道後、登別 理由ありそうになさそうな奴さ、僕は バイバイバイ おさらば、だ
セレーネのセレナーデキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹誰もいない世界 月の旅ならカバンも軽い 君と泳ごう 青い故郷は遥か 塵のような二人 虫の声が恋しい  月面探査機で 首筋を巡るミッション 口づけたなら 重力からはもう自由さ  砂漠の街にサボテンの影 細くピアスの穴から 月明かり零れる ドライアイを潤した  浅葱色のブラウス 胸もとへのソフトランディング 口づけたなら 引力からは逃げられない 女の膝はどこか似てるよ 今宵の月に
台風一過キリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹なぎ倒された木に片足をかけたら 村一番の勇者、化け物退治の図 骨折れ損の傘と打ちひしがれた花 ずぶ濡れの体育着 トタンは跳ねたまま  雲ひとつない空 すべてが鮮やか 台風が過ぎ去ったら 世界はニュープリント 最高のリマスタリング  膨らんだスカートは風を孕んだから 飛び散らかり放題 ゴミさえ輝いている  瓦が落ちてきて車の窓を割った 電線はちぎれてデタラメのダイアグラム 放課後の窓から吹きこぼれるハーモニー 郵便配達も上着を脱いでいる  雲ひとつない空 すべてが鮮やか 額に汗にじんだら ビールが飲みたいだろう 旨いもの食べよ  どこまでも青くて すべてが鮮やか 台風が過ぎ去ったら 世界はニュープリント 最高のリマスタリング  膨らんだスカートは希望で満ちている 飛び散らかり放題 ゴミの中で生きている
都市鉱山キリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹いらなくなった携帯、あるだろう 冷えきった恋愛、引きとるよ  (dig it up、dig it up、) urban mine (melt it down) 溶けろよ (pick it up、pick it up) 宝の山だぜ  燃えないゴミはボナンザ せこいねと笑いなさんな(精錬しよう) ゴム底履いたエクスプローラー 思わず生唾ポテンシャル(melt the metals) 吹き飛ばされそうな列島 掴んだらはなさぬ列強(dog eat dog) 錆び付く町はニューフロンティア 然らば引き出し探ろう  いらなくなったPC、おくれよ はずかしい画像は消したか?  (dig it up、dig it up) urban mine (melt it down) 溶かせよ (pick it up、pick it up) 宝の山だぜ  燃えないゴミはボナンザ せこいねと笑いなさんな(精錬しよう) ゴム底履いたエクスプローラー 思わず生唾ポテンシャル(melt the metals) 吹き飛ばされそうな列島 掴んだらはなさぬ列強(dog eat dog) 錆び付く町はニューフロンティア 然らば引き出し探ろう  燃えないゴミはボナンザ せこいねと笑いなさんな(精錬しようよ) ゴム底履いたエクスプローラー 思わず生唾ポテンシャル(melt the metals) 吹き飛ばされそうな列島 掴んだらはなさぬ列強(dog eat dog) 錆び付く町はニューフロンティア 然らば引き出し探ろう  ホルミウム タンタル ランタン イッテルビウム リチウム インジウム セリウム プロメチウム ビスマス ネオジム セレン ジスプロシウム リチウム ガリウム マンガン ユーロビウム dog eat dog!  お前はそこ掘れ、ジェームス 駄目ならこ、ここ掘れワーニャ 抜け駆けはやめろ、ヤンさん 俺らは引き出し探ろう
アンモナイトの歌キリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹漕ぎだそうよ 朝が来てしまう 風は無い 闇に呑まれた星ぼし ひとりぼっちの灯台守 僕を導いてくれないか 小さな舟だ 見えるだろ アンモナイトが響く 「おーい馬鹿よ、オールを抱いたまま死ぬがいい。」 と歌ってる
小さなおとなたちキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹寒空の観覧車 ここまで降りてこい 濡れたベンチ コーヒーカップ 通りをバスが渋々と  膝と膝あわせて つがいのリスみたい 浦島太郎 地上に戻って 別世界ならばいいね  風吹け吹けぴいぷう吹け 頬を打て 樹々を揺らせ 浮かぶよ さあ、雲まで 小さな街の 小さな夢が 小さな溜め息に  駆け抜けるジェットコースター 両手を高くあげ 握りしめた大人一枚 飛ばされていった どこへ  風吹け吹けぴいぷう吹け 頬を打て 樹々を揺らせ 浮かぶよ さあ、雲まで 小さな街の 小さな家の 小さな大人たち  さよなら誰かさん 手を振る人よ 雨あがりの街 光る空に渡り鳥一羽  ゴンドラの窓から 冬の虹を見たかい 石のように弾む心 明日があるさ 明日があるさ あしたがある またあした
夏の光キリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹キリンジ朝露を蹴って家を出て 昼にはむこうに着けるはず 南風に頬を撃たれて やたらにハイな野郎ども  闇を抜けて海が見えたら 思わず叫んでしまうんだ 眩しさにまぶたを閉じても あの空の青は透ける  光を集めたなら 雲を裂いて飛べ 今、夏を生きているんだ 一度きりの命に “こんど”はないのさ 今、夏を生きているんだ  足跡は波に消されるだろう 波が崩れれば泡になる 太陽も死ぬ日が来る 不惑のセンチな戯れ言  光を集めたなら 雲を裂いて飛べ 今、夏を生きているんだ  繰り返されるリズム 宇宙の隅では ああ、夏を生きているんだ  この世のすべては移ろう 今は今だけさ ああ、夏を生きているんだ 光を集めて飛べ “こんど”はないのさ ああ、夏を生き抜こう
DrifterBank BandBank Band堀込高樹堀込高樹Bank Band交わしたはずのない約束に縛られ 破り棄てようとすれば後ろめたくなるのは何故だ 手巻きの腕時計で永遠は計れない 虚しさを感じても手放せない理由がこの胸にある  たとえ鬱が夜更けに目覚めて 獣のように襲いかかろうとも 祈りをカラスが引き裂いて 流れ弾の雨が降り注ごうとも この街の空の下 あなたがいるかぎり僕は逃げない  人形の家には人間は棲めない 流氷のような街で追いかけてたのは逃げ水 いろんな人がいて いろんなことを言うよ 「お金がすべてだぜ」と言い切れたならきっと迷いも失せる  みんな愛の歌に背つかれて 与えるより多く奪ってしまうのだ 乾いた風が吹き荒れて 田園の風景を砂漠にしたなら 照りつける空の下 あなたはこの僕の傍にいるだろうか?  たとえ鬱が夜更けに目覚めて 獣のように襲いかかろうとも 祈りをカラスが引き裂いて 流れ弾の雨が降り注ごうとも この街の空の下 あなたがいるかぎり  僕はきっとシラフな奴でいたいのだ 子供の泣く声が踊り場に響く夜 冷蔵庫のドアを開いて ボトルの水飲んで 誓いをたてるよ 欲望が渦を巻く海原さえ ムーン・リヴァーを渡るようなステップで 踏み越えて行こう あなたと  この僕の傍にいるだろう?
お針子の唄南波志帆南波志帆堀込高樹堀込高樹雨降り 冷たく光る針 鋏はとろけるような切れ味 女同士で 君はトルソー 仮縫いは楽し カラフルな待ち針 胸おどり 腕が鳴る ひととき ミシンは歌う トゥラララー 深く吸って一息で縫い上げよう ああ、神さま 一針一針が 私の祈りです  晴れの日 風に吹かれる午後 海沿い 追い越し車線のステッチ ボタンホールから覗く空に カモメの刺繍 なにもかもあざやか 胸おどり腕が鳴るひととき ミシンは歌う トゥラララー 嫌な人 悪い夢 恥ずかしいこと 忘れよう 笑うボビンは可愛い ひとりぼっちは愉快  タグを付けるには早い でもいつかきっと いつかきっと いつか私も ah  胸おどる 腕が鳴る ひととき ミシンは歌う トゥラララー 深く吸って一息で縫い上げよう 美しい布に溺れたいの 私はただのお針子
プールの青は嘘の青南波志帆南波志帆堀込高樹堀込高樹白い校庭 あの子もいない 思い出は逃げてゆく 気付かないうちに 古い制服 プリーツにしのばせた 桜の押し花は もう色褪せたよ  駆けたくなる空 どこへいったの 海風に飛ぶ麦藁帽子 プールの青 嘘の青だ、なんて言って 水しぶきあげたら 虹が小さくできました  狭い心を笑えば笑え 嫌いな物は嫌い 明日には「好き」かも 夢よ、ふくらめ 割れないでいて お願い 大切にそっと息を 繰り出すから  駆けたくなる空 どこへ行こう あなたとわたし似た物同士 ソーダの青 嘘の青だ、なんて言って 掻きまぜて見せよか グラスの中は銀河です  私でありたい 私を捨てたい 調子はずれのハーモニー そんな気分  溜め息を歩道橋から 放り投げたら  駆けたくなる空 どこまででも 切り傷のような飛行機雲 プールの青 嘘の青だ、なんて言って 飛び込んでみようよ 虹が小さくできるから おしゃべりに飽きたから あの空を映しているから
Etoile feat.キリンジ冨田ラボ冨田ラボ堀込高樹冨田恵一冨田恵一照明が静かに落ちれば 喝采がホールを満たして 幕が開く 光る靴 想いのすべて 奏でるつま先さ  バレリーナ 湖に咲く白い羽 愛を囁きあうパ・ド・ドゥ踊れ バレリーナ 森を抜けるつむじ風 影さえも裁ち切るピルエットまわれ 君、バレリーナ  それは生きているジュエリー 今宵、奇蹟に遭えるか 音もなく 高く跳ぶ 言葉も文字も捨ててしまったのか  バレリーナ 湖に咲く白い羽 愛を囁きあうパ・ド・ドゥ踊れ バレリーナ 森を抜けるつむじ風 影さえも裁ち切るピルエットまわれ バレリーナ  真昼の雪より眩く 塵が舞うように儚い 呼吸をととのえ それから しとやかに獣は 駆け出す  バレリーナ 時を止めるアラベスク 愛を囁きあうパ・ド・ドゥ踊れ バレリーナ 君のしなやかなアティチュード 影さえも裁ち切るピルエットまわれ バレリーナ 心に茨のティアラ リボンは決して解けない 眠れバレリーナ 深く透明なソリチュード 何を見てる、鏡の向こう 君はバレリーナ
星座を睫毛に引っかけてキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹キリンジ夜は蒼く息は白い おまえの睫毛に星座が引っかかっている 広がる宇宙 小さな瞳に 溢れるほど吸い込むがいい この一時をずっと 忘れずにいてくれよ  蒙古斑のカウボーイが 僕らの手を引いて背中を押す 汚い言葉はどこで 憶えてきたんだい 嬉しいのかい  眠くなるまでよくよく遊べ 色んな夢を見て隠しごとをしよう  夜は蒼く息は白い おまえは睫毛に星座を引っかけている 樹々が騒ぐ 小さな膝にはあさっての傷 帰り道で口笛を吹いたら 寂しさを知るだろう  二人をなぜ選んだの 憶えてないのかい 不思議な出会いさ  ピアノも機関車も飽きたら終わり ぬくもりのほかには何もやれないけれど  海は碧く雲は白い おまえの肩から水平線が生えている まだ見ぬ空 小さな額に映している 雪が光り風が吹く刹那を その胸に刻めよ 希望の帆を揚げた船に 攫われるのだろう
この部屋に住む人へキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹大きなゴミは出した 着ない服を誰に譲るか 本とレコードを売り 前祝いを始めよう 今宵限りさようなら 写真を撮ったなら送ってほしい  旅立ちの時 終わりの季節 カーテンを外して窓を拭く 眺めが好きだった でも忘れるだろう 旅立ちの時 終わりの季節 僕が行った後に どんな人この部屋に住むだろう 手紙を置いていきたいけど 気味が悪いだけさ  大家に菓子折りを渡し 軽トラックからバイバイのクラクション 赤白金の水引 蝶結びも麗しジャンクション 饒舌なドライバーの助手席 いがらっぽいラジオから歌は流れる  旅立ちの時 終わりの季節 僕の名を消して鍵を返す 街並みが良かった でも変わるのだろう 旅立ちの時 終わりの季節 僕が行った後に どんな人あの部屋に住むだろう なら、手紙を送ってみたいけど 読まずに棄てられそう  そしてハイウェイを降りた  旅立ちの時 始まる季節 カーテンはないけど 荷解きして床に寝ころんで ああ、今日はもう眠いよ 旅立ちの時 始まる季節 なんだかこの部屋なら 好いことが沢山ありそうだよ 物入れのドアの裏 そっと貼り付いていた手紙 気味が悪いけれど
もしもの時はキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹カバンの中のスタンガン 星より秘そかにGPS 横顔 きれいな髪 防犯カメラの中の 君がもしもの時は言ってよ please 君にもしもの何かがあったら 堪えられないよ 電話の繋がるどこかにいるよ  釣り堀でお前を見たよ 何も言えなかったけど ごめん もしもの時は言ってよ please 水臭い奴だって知ってるけど 抱え込むなよ 電話は繋がるようにしておくよ  僕らはきっと 地下水のように 通じ合っているのだから 二人の頬を流れるのは 同じ水のはずさ いつもどこでも  君がもしもの時は言ってよ please 森で熊に出会ったのよ、なんて 食べられないで もしもの時は言ってよ please 憎まれ口叩くのもいいけど 抱え込むなよ もしもの時は言ってよ please 君にもしもの何かがあったら 堪えられないよ 電話の繋がるどこかにいるよ
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
今日も誰かの誕生日キリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹流れ星が一つ 街のどこかに落ちた 何かが起こりそうな  夜霧は包む 懐かしの近未来 世界は憂鬱 いつでも残酷 だけど今夜は最高  Birthday party's on! 贈るよ this song for you 祈りを捧げたくなる夜 Birthday party's on! 踊るなら cheek to cheek 嬉しい日がみんなにひとつずつ happy birthday to everyone  あなたが優しく 蝋燭を吹き消せば 今夜は十五夜 シーツの隙間に 差し込む月あかり  Birthday party's on! 煌めく the land of sweets あの王女のように振る舞おう! Birthday party's on! バスルームは discotheque 嬉しい日がみんなにひとつずつ happy birthday to everyone  だけど今夜は最高さ Birthday party's on! 今日の日が終わる また生きていけるね 明日も Birthday party's on! めくるめく life goes on 微笑んでる君は miss baby universe 星空に漕ぎだそう  Birthday party's on! 贈るよ this song for you きっとすべてがうまく行くだろう Birthday party's on! 踊るなら cheek to cheek 嬉しい日がみんなにひとつずつ happy birthday to everyone
タンデム・ラナウェイキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹ホテルに着いたら コンシェルジュに尋ねよう 亡くした季節 見つかるルートはあるか、と  木々も町並みも 言葉も飛び去っていけよ 風になれない もどかしさ 振り切る tandem runaways  来た道は忘れよう いいのさ 走り出したら誰も 決して戻れない そういう旅だ  君は気付いてる いい歳になっても 旅慣れたふり続ける 僕は迷子なんだと  人生って不思議さ すべてが手遅れのようでいて 始まったばかり そんな気もするね  僕は判っている 君の瞳の静けさ 気付かないふり続ける 優しい女なんだ  始まったばかり そんな気もするね  夜が明ける頃に 龍の背に飛び乗ろう 抱きしめてくれ 君を振り落とさないように 強く 痛いほどに tandem runaways
家路キリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹最終の下りに乗る 裸の枝のような 路線図の果て  歩道橋 キャベツ畑 電話をかけながら 煙草を喫む女  独り言 呟いたなら 詠み人知らずの歌になる 街を覆う 明日の朝には消えるが  黒犬が嗅ぎ回る ゴミ捨て場にギター 差し歯のようなペグ 弾いてごらん 歌ってみせて ♪アカシアの雨にうたれて、ラララ  独り言 呟いたなら 詠み人知らずの歌になる 街を覆う 明日の朝には消えるが  冬涸れの貯水池を 吹き渡る夜風に 唇は切れて 暖かな君の髪の中に 指を差し込むなら 心も安らおう  流れる雲が速い
休日ダイヤキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹横切るガブリオレは空の色 カリフラワーのみどり児は僕の街  光の関切って路面を浸す 虹のようなものに体をあずけ  君と休日ダイヤで流す車窓から世界を眺めてみれば 「僕らはもうヨソ者じゃない!」そんなふうに思ったりするよ  たなびく光化学のナプキン 浅い笑窪に溜まりかねた音楽  ハートが滲んで小さな業を孕む 夢の微塵が舞う リンゴを噛る  君と休日ダイヤで流す車窓から世界を眺めてみれば 「僕らはもうヨソ者じゃない!」そんなふうに思ったりするよ ささくれてる指で日中に手遊びをした二人なら 明け暮れには露を結ぶだろう そんなふうに思ったりするよ  光の関切って路面を浸す 虹のようなものに体をあずけ  君と休日ダイヤで流す車窓から世界を眺めてみれば 「僕らはもうヨソ者じゃない!」そんなふうに思ったりするよ ささくれてる指で日中に手遊びをした二人なら 明け暮れには露を結ぶだろう そんなふうに思ったりするよ  凪いたガスの中 「希望の澱に涌く虫達のような声色には耳を貸すものか!」 そんなふうに思ったりするよ
Drifter原田郁子原田郁子堀込高樹堀込高樹原田郁子交わしたはずのない約束に縛られ 破り棄てようとすれば後ろめたくなるのは何故だ 手巻きの腕時計で永遠は計れない 虚しさを感じても手放せない理由がこの胸にある  たとえ鬱が夜更けに目覚めても 獣のように襲いかかろうとも 祈りをカラスが引き裂いて 流れ弾の雨が降り注ごうとも この街の空の下 あなたがいるかぎり僕は逃げない  人形の家には人間は棲めない 流氷のような街で追いかけてたのは逃げ水 いろんな人がいて いろんなことを言うよ 「お金がすべてだぜ」と言い切れたならきっと迷いも失せる  みんな愛の歌に背つかれて 与えるより多く奪ってしまうのだ 乾いた風が吹き荒れて 田園の風景を砂漠にしたなら 照りつける空の下 あなたはこの僕の傍にいるだろうか  たとえ鬱が夜更けに目覚めても 獣のように襲いかかろうとも 祈りをカラスが引き裂いて 流れ弾の雨が降り注ごうとも この街の空の下 あなたが  きっとシラフな奴でいたいのだ 子供の泣く声が踊り場に響く夜 冷蔵庫のドアを開いて ボトルの水飲んで 誓いをたてるよ 欲望が渦を巻く海原さえ ムーン・リヴァーを渡るようなステップで 踏み越えて行こう あなたと  この僕の傍にいるだろう?
朝焼けは雨のきざしキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹キリンジ・堀込高樹・山本拓夫君の夢見たのに 憶いだせなくて悲しい 眠らない奴らが 甘いコーヒーを飲む頃 東の雲は紅く 黄金色に夜露は輝いてる 蒼く冷めたアスファルト 夜が明けたら 君の部屋のベルを僕は鳴らすのさ 始発よりも早く愛を届けよう 朝焼けの後はいつも雨 と決めつけてしまいそうだ ドアを開けてくれ この運命に抗おう  昇っては消えていく 煙は白く細い糸のよう 西陽の差す窓から 人波を眺めては刹那がっている 古い音楽とワイン さあ、楽しもう 君の部屋のベルを 今日も鳴らすのさ 獣のように強く愛を謳おう 夕焼けの後はいつも どこでも晴れの日が待っている ドアを開けてくれ その運命に従おう  浅い夢を飛びこえて 君の部屋のベルを 今日も鳴らすのさ 胸の奥底から愛を汲みだそう 朝焼けの後はいつも雨 とは限っていないだろう ドアを開けてくれ この運命に抗おう
君よ、光の礫を投げて高杉さと美高杉さと美堀込高樹堀込高樹咲いたばかりの薔薇たち 傷つけあうことさえも楽しげ そういう恋はもう出来ない 柔らかい棘の痛みは綺麗ね  知らない路地を歩いても 同じ場所に帰ってしまうけど 新しい服を着たら 密かに待ちわびているのは 偶然の恋人  愛に出会うのは 今日なのかもしれない 誰かが私を呼ぶ 誰もいないわ 気のせい 昨日 涙の跡なら 雨に流れて消えた 世界は輝いてる 君よ、光の礫投げて 私が受け取るから  琥珀色のマーマレード 引出しの奥の小さなトンボ玉 望んでいなかった物の中に 大切な何かを 見つけられたら きっと  愛に出会うのは その時かもしれない 誰かが私を呼ぶ 誰もいないわ 気のせい 昨日 涙の跡なら 雨に流れて消えた 世界は輝いてる 君よ、光の礫投げて 投げないのなら 私が投げるからね
それもきっとしあわせ鈴木亜美鈴木亜美堀込高樹堀込泰行キリンジ好きな人がいて 愛されたのなら それはきっと幸せ 着たい服を着て 言いたいこと言えば それもきっと幸せ  夜と朝のあいだを 跳んで渡れば この足音だけが 通りに響いて 迷いも消える  歌いたい歌がある 私には描きたい明日がある そのためになら そのためになら 不幸になってもかまわない  石の階段に伸びる影ジグザグ 翔け登ったあの頃 幼い夢は綿飴のように 萎んでしまったけれど  葉桜の向こうがわ 顔をあげると 夏の雲が見えた そんなはずないのに 見たよ、確かに  歌いたい歌がある 私には描きたい明日がある そのためになら そのためになら 一人の部屋も怖くない  歌いたい歌がある 私には描きたい明日がある そのためになら そのためになら 一人になっても  歌いたい歌がある 私には伝えたい想いがある そのためになら そのためになら 不幸になってもかまわない
自棄っぱちオプティミストキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹堀込高樹・堀込泰行Don't cry 流れ星を見逃しても 空を見上げ続けりゃ いつかまた落ちてくる  きっとこれ以上は 悪くならない 満ちて欠ける月なら 降ればやむのが雨さ 花は散っても来年咲く  So you walk out この街の景色をもっと 君が愛したのなら世界は変わる You found out 昨日の涙はstar dust この闇夜のdecoration 世界を彩る  Bad dream 夢の中で夢だと知っても 抜け出せずにいるなら 勇気の杖を一振り Do scream 君のエコーを探しに行こう 渡る世間の鬼だって 命までは取らない ブーツの紐をキツく締めたら  So you walk out この街の景色をもっと 君が愛したのなら世界は変わる You found out 昨日の涙はstar dust この闇夜のdecoration 世界を彩る  自棄っぱちのオプティミスト 強気のペシミスト お大事に!  だから walk out この街の景色をもっと 君が愛したのなら世界は変わる You found out 昨日の涙はstar dust この闇夜のdecoration 世界を彩る  oh cheer up! 思い出は今も sting me 喉もと過ぎても heart ache 世界は廻る You walk out この街の景色をもっと 君が愛したのなら 世界は変わる You found out 昨日の涙は star dust
柳のように揺れるネクタイのキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹堀込高樹・堀込泰行柳のように揺れるネクタイの 裏地に染み入る嘆き 収まるように収まるさと 慰められて 収まるように収まったなら それでいいのか  ain't no good nohow ain't no good nohow now I've got my vain blues ain't no good nohow ain't no good nohow now 使えねえ、と言うな ain't no good nohow ain't no good nohow now I've got my vain blues ain't no good nohow ain't no good nohow now 使えねえって言うな ain't no good nohow now! ああするよりはなかった  夕暮れはどこか喫茶店で 紅茶を飲むでもなく、飲む 蔦のように縺れあった人の思惑 座る猫の静けさが今は恋しい  ain't no good nohow ain't no good nohow now I've got my vain blues ain't no good nohow ain't no good nohow now 使えねえ、と言うな ain't no good nohow ain't no good nohow now I've got my vain blues ain't no good nohow ain't no good nohow now 使えねえって言うな ain't no good nohow now! ああするよりはなかった  若者がギターを弾き歌う 若者に媚びた歌を 自分らしく君らしく、と 慰められて浮かぶ魂 安上がりでそいつは結構だ  ain't no good nohow ain't no good nohow now I've got my vain blues ain't no good nohow ain't no good nohow now 使えねえ、と言うな ain't no good nohow ain't no good nohow now I've got my vain blues ain't no good nohow ain't no good nohow now 使えねえって言うなよな
ロープウェイから今日はキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹堀込高樹・堀込泰行丘を越えて 森を抜けて 谷を渡り 沢を登る ヤマビコの巣 見つけられたなら 他言は無用  破れた帽子 潰れた靴 黒い鞄 村は沈んだ 湖に咲く マリモは瑠璃色 土産にしよう  揺れるロープウェイから 誰に手を振ろう 人見知りの男も アメリカ人のように 今日は、と声をかける コ、 ン、 ニ、 チ、 ワ!  冴えるアンダースロー 水を切り裂き 向こうの岸辺に とどけ hopping stone せまる夕暮れ 今日の行方を見届けて 街へ帰ろう 街へ帰ろう 明日が僕を待っている
Golden harvestキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹堀込高樹・堀込泰行グラスを溢れる美酒に酔えば その胸には歓喜のoverdose 柔らかな炎で包んだ愛と 荒れ地を駆け抜ける勇気 甘く熟した果実  Golden harvest is coming soon Golden harvest looks promising 明日になったら きっと誰もが君の正しさに 頷くだろう  祈りと祝いを捧げあおう I love you 星空のショールを纏う home coming queen そして肩の上にjackを 乗せた君はkingだ  Golden harvest is coming soon Golden harvest looks promising 実りの季節さ 花も嵐も踏み越えたら訪れる Golden harvest is coming soon Golden harvest looks promising 実りの季節に きっと誰もが讃えるだろう 君のsuccess  遠くの森が深紅に燃える 君は火の鳥の羽を抱いているのだ
Love is on lineキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹堀込高樹・堀込泰行キリンは立って寝る 鳥は枝で寝る ヒトだけが眠れない夜は長く  君は女ですか 女の振りかな すれ違ったなら振り向いてね 鼻緒が切れたら叫ぶんだよ 僕の袖を千切って 結べばいいだろう  Love is on line, love is on line 光る朝の訪れを待とう Love is on line, love is on line 二人は蜘蛛の糸を渡る夜露さ  新聞配達が廊下を走り抜けた 指先から伝わる愛を感じてるんだ フォントが滲む あやとりをするように 睦みあうのなら  Love is on line, love is on line 心はもう通いあってる Love is on line, love is on line 二人は蜘蛛の糸を渡る夜露さ  言葉の泡を掻き分けてゆく 僕は何を探しているのだろう  君ひとりにめぐり逢いたいのさ  Love is on line, love is on line 心はもう通いあってる Love is on line, love is on line 二人は蜘蛛の糸を渡る夜露さ Love is on line, love is on line 君は僕を見つけられるかな Love is on line, love is on line 二人は蜘蛛の糸を渡る夜露さ
影の唄キリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹山本拓夫月夜の野道を行けば 影が俺を付けてくる 遠くで夜風が泣いてる  誰にも言えぬ悩み 今夜打ちあけよう  お前には下手な嘘はつけない つけない ああ、恥ずかしいことばかり思い出すね  百八つ数える鐘が鳴る  街の灯は月光より 強く まばゆく 美しい街 夜は明るすぎて皆、人は影を見失う  百八つ数える鐘が鳴る 百八つ数えて鐘が止む  影! お前はだれだ ただの傍観者 影! お前だけさ 俺を見捨てないのは 影! 影! 遠くで夜風が泣いてる
ロマンティック街道キリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹キリンジ君がクローゼットに仕舞い込んだ僕らの恋 誰も知らない 誰にも言わない 光の中の眩しそうな君が切ない 茨のヴァージンロード 眼差しはマリッジブルー その先のワインディングロード  なぜ週末の結婚講座に 仕事を入れるの ドレスもリングも婚約者も 君を待ってるのに  踊りつづけよう 夜明けまでずっと save the last dance for me!  君がクローゼットに仕舞い込んだ僕らの恋 誰も知らない 誰にも言わない 光の中で君の影を見失わないで 茨のヴァージンロード 眼差しはマリッジブルー その先のワインディングロード  いつも人目をはばからず キスしてくれたろう もうすぐ木の葉を真似する 蝶になるんだね  踊りつづけよう 夜明けまでずっと save the last dance for me!  朝日のような柔らかさで僕を包む 君の微笑み 君の輝き 夕映えよりもやるせないね 二人の恋 二つの心 二つの体 one life, isn't it so hard?  孔雀のように誇らしく生きてゆきたい 羽をひろげて 羽をひろげようぜ 君の真心はクローゼットの中で育って溢れ出しそう 誰も知らない 誰もとめられない愛
プラシーボ・セシボン feat.高橋幸宏+大貫妙子冨田ラボ冨田ラボ堀込高樹冨田恵一冨田恵一ねぇ ほら 動悸がする 目眩と偏頭痛 恋の病ね 好きな誰かさん your love 夢中になれる薬がある 恋はプラシーボ  ねぇ どうだい 効いてるかい どうなの ああ 多分 効いてるよ ピンクのタブレット いちどきにふたつ みっつ 飲み下せば 胃潰瘍が 恋に変わるよ  熱いキス 交わした日にゃ いっそうよく効くよ プラシーボ・セシボン!  赤ひげも 必要ない 魔法の処方箋 プラシーボ・セシボン! 君はセシボン 恋はプラシーボ  冷める恋 草津の湯に つかって暖めよう プラシーボ・セシボン!  燃えるような 熱い胸を 重ねて踊ったら 副作用あるの たまに あるよ たまに ないの?  ねぇ どうだい 効いてるかい ああ ほら 効いてきた ねぇ どうだい 効いてるかい ああ ほら 効いてきた
冬来たりなば堀込高樹堀込高樹堀込高樹堀込高樹河野伸・堀込高樹白じら 窓辺を悲しみが 覆ってはいるけれど いいのさ 正月のこの街 いつでも晴れだね 冬来たりなば!  歩こう 鈴懸けの並木道を行こう 揺れる 鈴懸けの実に手が届きそう 冬の太陽 日差しを受けて きらきら光るのは夢の結晶 解けだして凍てついてを 繰り返すものさ  無駄遣い 覚えるのは易しい そしてまた楽しい アーモンド ピスタチオを割って 落花生を放って 日が暮れていくよ  おいで 鈴懸けの並木道を行こう 揺れる 鈴懸けの木の果実は喰えない かまわないさ 立ち枯れるビル きらきら光るのは夢の結晶 解けだして凍てついて 繰り返して叶う  柊 刺った葉の先で 心を守ってるの 冬来たりなば、さ  歩こう 鈴懸けの並木道を行こう 揺れる 鈴懸けの実に手が届きそう 晴れ着を着て かしわで打てば 誰かに響くだろう 日陰の雪 解けだして凍てついて 繰り返して春が  春よ来い
冠水橋キリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹堀込高樹川底に身を潜め 濁流をやり過ごす 長い雨を抜けた朝ならば 水に浅く沈んで 冠水橋はゆらゆらと輝く  影のように 水面を走って渡れそう 水面を走って渡れるのさ feel so good! 透きとおる憂鬱  橋の上からオートバイが 跳ねを広げて飛び立つ 向こうの岸に永遠が見えているぜ こんな晴れの日は  空蝉の中に 琥珀色の時間が 流れている  一瞬で何かを悟って 水面が光って見失うのさ feel so good! 透きとおる憂鬱  空が落ちた! 風向きが今、変わった 風向きが今、変わったのさ 夕陽が迫って潰れそう 空が落ちた! 夕陽が迫って潰されそう  夢は果てなく すべてが移ろう そして思い出す 今日の日を  掃射砲のような雨が 夏草を撃ちぬいてゆく 水飛沫の冠を肩に乗せ 渡って歩いた
十四時過ぎのカゲロウキリンジキリンジ堀込高樹堀込泰行冨田恵一・堀込高樹・堀込泰行水辺の生き物 だから陸では生きてゆけない 気がしている 飛び込み台に立った瞬間に 僕が僕であるということを 忘れられるんだ  ロッカールームの薄暗がりで シャツを脱いで 密かに生まれ変わるのさ  欲しいものは見えている 水の中に漂っている ぼくの身体だけが知っている All I want is just truth  小麦色の肌を滑る 水飛沫の行方を教えてよ、女子! ひたすらに泳いだ後は 筋肉の翅が生えている 赤い背中に  夕陽の中で考えている 明日の朝に 世界は脱皮するのかと  欲しいものは見えている 水の中に僕の影を追う 捕まえたと思えば逃げてる All I want is just truth  十四時過ぎの陽炎 プールサイドは地獄より熱く 水を切り裂く音だけが 響きわたる夏  欲しいものは見えている 水の中に僕の影を追う 捕まえたと思えば逃げてる All I want is just truth 欲しいものは見えている 水の中に漂ってるぜ 僕の身体だけが知っている All I want is just truth  心ならもう決まってる 僕の前を僕の影が往く 遠く遠く遠く遠く 遠く果てる日まで ああ、泳ぐだけさ
わたしの青い空藤井隆藤井隆堀込高樹堀込高樹堀込高樹・本間昭光冷たい眼差しが美しいね 遠くを見てる 物憂い口唇が花びらみたい 開いて閉じて  一粒 チョコレート 包み紙の占いを気にしてるくせに ああ  青く澄みわたる空は 子供じみてると笑うのかい ひとり大人ぶってても 甘い恋がまだしたいのさ  「火遊びしていても心だけは売らないのです」 くちづけの拙さの言い訳してたね 触れてもないのに  卒業 誕生日 迎えるたび君の値打ち下がるなんて 馬鹿だな  青く澄みわたる空は 子供じみてると笑うのさ ひとり強がってるのは 甘えたいからさ この僕も だれもかれも  青く澄みわたる空が 遠ざかってゆくと笑ってたね 真赤に燃える夜の街 歓楽通りを駆けぬけて  白く霞む朝の街 踊り疲れたね 眠ろうか ふたり大人ぶってても 甘い恋をまだ知らないね
奴のシャツキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹水曜日 継母の従兄弟を訪ねてみる 金曜日 姪が歯医者に行くので付き合う 「暇だね。」俺の顔になにか付いてるかい 覗き込んでニヤリと囁いた 「ボタンを掛け違えたまま大人になるのは嫌ね。」 ああ、聞いた風なことを言う娘だね  そうさ、遺産があればしばらくしのげる 今夜 あつらえた黒のスーツを下ろす 「どうにも深刻さが足りない、お前には。」 溜息をついて叔父は嘆いた 「ボタンを掛け違えたまま年をとるのは恥ずべきことだ。」 親父の通夜でからまれる  グラスの底に沈む顔と目が合えば 苦笑いで野郎はうそぶいた 「俺だけのシャツの着こなし。姿見の前を逃げ出し、 ボタンを掛け違えたまま年をとるのは切ない。」 ああ、知ったふうな事を言うね
僕の心のありったけキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹新しい街の見知らぬ風景 遠ざかる夢と生まれたての愛と 時の流れに忘れそうな思い出をもう手離そう  この心のありったけ、ありったけを 今夜は君の中の宇宙に放ちたいのさ 放ちたいのさ  見苦しいほどに嫉妬してみたり 大切な人に裏切られてみたり 時の流れのほとりで手を振る人にめぐり逢いたい  この心のありったけ、ありったけを 今夜は君の中の宇宙に放ちたいのさ 放ちたいのさ  ごらん、朝靄の中で輝くこの街のスカイライン さざめく翳の樹 Shake it! 光が差したらギアをハイに入れてくれ 止まらないで  財布の底には星屑の金貨 鞄のポケット舞い込んだ花びら 晴れ着をまとい喝采を背に聞くように 影を追い越す僕の心  この心のありったけ、ありったけを ありったけを ありったけを 今夜は君の中の宇宙に放ちたいのさ 放ちたいのさ
ハピネスキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹わからない芝居を観たり くだらない若い歌手に入れあげたり 英会話 お茶をしながら 「うちの主人は芸術を理解しない。」 知るかよ!  ハピネスはピンクのシャンパンの 泡のようなものだと君は言ってたよね 気の抜ける前にグイッと飲み干して 注ぎ足さねばならないものだ、ってね  君とママはどこかでディナー 「友達みたいな親子ね。」なんて言ってさ 笑わせるなっつうの!  明々後日は君のお供で 貰ったプレミアムの座席に埋もれ居眠り  ハピネスはピンクのシャンパンの 泡のようなものだと君は信じてるの? 気の抜ける前にグイッと飲み干して 注ぎ足さねばならないものだと言い張るの? グラスに皹が入っているのに
the echoキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹Looking for the echo 見開いた瞳を閉じる Looking for the echo 痺れる耳を澄ませ 痺れる耳を澄ませろ  粗目のストローク 掻き消す午後のスコール 夜風を切り裂き消えた艶消しの黒の銃声  どぶ泥に落ちたか下郎が咆哮するブルース 聞き逃さないさ  Looking for the echo 見開いた瞳を閉じる Looking for the echo 痺れる耳を澄ませ 痺れる耳を澄ませろ  誰かがばら撒く花飾りのような嘘に澄んだ心が 乱反射している空のリヴァーブ  みぞおちの奥に歌を詠まない詩人を宿すおまえとともに  Looking for the echo 見開いた瞳を閉じる Looking for the echo 痺れる耳を澄ませ 痺れる耳を澄ませろ  この腕の中に抱かれて その耳うずめて聞くのは血潮の満ち引き ロマンティック溢れたらフィードバックしてハウれよ!  聞き漏らさないでくれ crying crying Looking for the echo 見開いた瞳を閉じる Looking for the echo 痺れる耳を澄ます Looking for the echo 見開いた瞳を凝らす Looking for the echo 痺れる耳を澄ませ 痺れる耳を澄ませろ 千切れるほどのストローク
嫉妬キリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹吹きこむ雨 もつれる影 蘭の花のような舌先で 俺を交わそうとする  あらがうことを 諦めたら 夜の濃淡に沈んでゆこうぜ  わだかまる風 黙りこんだ潮騒  蔑むように 憐れむように うつぶせたままで 俺が果てるのを待っているのか  波うつ背中 知りたいのさ 誰を夢見て溺れているのだい  青黒い月 凍てつく微笑 わだかまる風 黙りこんだ潮騒
悪い習慣キリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹笑える悪夢にうなされているのさ やめられないんだ 震えが止まらない  濡れたままの靴下を履き さまよっているようだ うしろめたさってやつはね  抜けだせないまま朝が来る 打ちあけられない夜に泣く 白昼に惑い 夢の穴に落ちて ああ、あの人に悪い気がする  孤独を薄める酒が見つからない 生乾きの靴下を捨て 裸足で歩けばお巡回りが駆けつける  抜けだせないまま朝が来る 打ちあけられない夜に泣く 白昼に惑い 夢の穴に落ちて ああ、あの人に悪い気がする  誰か伝えてくれないか どうか迎えに来てくれ、と 檻の中で雨露しのいでる、と 見捨てないで、と  仏の慈悲などあるものか 俺は天国に待ちぼうけ 抜けだせないまま朝が来る 打ちあけられない夜に泣く 白昼に惑い 夢の穴に落ちて ああ、あの人に悪い気がする あの人に悪い気がする
愛のCodaキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹雨に煙った飛行場はモノクローム 傘を捨ててコートを脱ぐ 銀の翼が唸りをあげ走りだせば 窓をつたう愛のしずく 飛び散った あなたの孤独、その清しさに 心うばわれ 激しく求めた記憶 春の宵 光の夏 途切れたフィルム  すべてを覆いかくす雲の上で 静けさに包まれていよう 不様な塗り絵のようなあの街も 花びらに染まってゆくのだろう 今はただ春をやり過ごすだけさ 地の果てで  灼け付く日差し ひるむ背中 立ちつくした 頬をつたう汗をぬぐい踏み出せば 胸の傷から夕陽が溢れて 軋む列車を追いかけて 赤に浸す 青が散る 夜に沈む 星がこぼれた  帰りのチケットを破る意気地も 愛に生きる勇気もない 不様な塗り絵のような人生が 花びらに染まっていたあの夏 今はただ春をやり過ごすだけさ 地の果てで  今でもあなたは探しているの? 醸し出されることのない美酒を 雨に負けぬ花になるというの? やわらかな心を石に変えて 不様な塗り絵のような街でさえ 花びらに染まるというのに 今はただ春をやり過ごすだけ 浅い夢酔えないあなたのように 行き先も理由も持たない 孤独を友として
ブラインドタッチの織姫キリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹3秒前 キスをする人は真顔になるのさ 2秒前 愛を告げようと 口唇の花が開き始めたよ ひとつ ふたつ みっつ  ふさぎがちな ブラインドタッチの織姫 紡ぐ指先 とめてくれる人は誰 この星は青くて丸い屑籠 君を捨てる神と拾う神と…  3秒前 キスをする人は真顔になるのさ 2秒前 愛を告げようと 口唇の花が開き始めたよ ひとつ ふたつ みっつ  お茶を囲む姦(かしま)し娘のカルテット 品評(しなさだめ)する瞳がうるんでいるよ 善男善女が競う恋の技 君は腕だめしに気遅れて…  3秒前 キスをする人は真顔になるのさ 2秒前 愛を告げたなら 口唇の花が咲き乱れるだろう ひとつ ふたつ みっつ  みんなダンスダンスするんだ それでキスのスコール Let it rain!  君を捨てる神と拾う神と…  3秒前 キスをする人は真顔になるのさ 2秒前 愛を告げたなら 口唇の花が咲き誇るはずさ ひとつ ふたつ みっつ  君とダンスダンスしたいんだ それでスリー、ツー、ワンで着弾!
香りと影冨田ラボ冨田ラボ堀込高樹冨田恵一冨田恵一ちょうど今まで この場所には あの女性のいた気配が 密室の恋 かぐわしさに 立ち眩んだ エレヴェイター  残り香に恋をした男の愚かさよ!  マシンガンの鼻の先に 一輪の純情 香りの主が誰かも知らずに  ロビーに響く ヒールの音 追いかけた うしろ姿 ドアが閉まり 乗りおくれた 情け無用の エレヴェイター  残像に恋をした 男に憐れみを!  マシンガンの鼻の先に ひとひらの幻想 フィルムの空回しは もう、ご免さ  Blind man まぶたの裏 ハレーションにかすむプロフィール 脚線美のフラッシュバック 見果てぬ白昼夢に溺れて  いくつになっても あなたが見えない 香りと影、それだけをたよりに 「これだっ!!」って恋に僕はいついつ出会う?  Blind man マシンガンの鼻の先に 一輪の純情 香りの主が誰かも知らずに  Blind man まぶたの裏 ハレーションにかすむプロフィール 脚線美のフラッシュバック 見果てぬ白昼夢に溺れて
まぶしがりやキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹堀込高樹冬の陽がフィルムのように薄い 氷の上で跳ねれば 眩しげ 君はまつげを閉じて 手をかざして笑う  洗いざらい 話せる日がくるかな 詮索しなくていいのさ ごめんよ そんなことがあったとしか 今は言えない 言えない  君の指の冷たさを感じていたい このまま 胸の奥のためらい傷 忘れるほどの いとしさが満ちてくる  夕暮れる部屋の中で 静かに醸し出される夢 街の灯 ヘッドライトの渦の中に かけがえのないものを見つけたい 滲んだ星を数えてる 君は まぶしがりや なんだな  君の指の冷たさを感じていたい このまま 胸の奥のためらい傷 忘れるほどの いとしさが満ちてくる  みんなそう ひとりぼっちのふたり 暗夜に飛ぶ鳥さ 街の灯 サーチライトの天河 かけがえのないものを見つけては 見失なったりしてるのさ いつも まぶしがりや なんだな まぶしがりや だからさ
地を這う者に翼はいらぬキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹キリンジ・冨田恵一伽藍堂(がらんどう)の空を飛ぶ猛禽類(もうきんるい)にわなないて 銃を抱えて立てこもるでもなく 雨に撃たれてわめき泣きもせず うつ伏せる蜥蜴  青冷めた背中を摩って 腹這いのララバイ歌う  皮を剥がされた奴の尾てい骨を蹴るシナリオ 「ようこそ現世(ここ)へ!」 逃げられないぜ、クーニャン 断ち切ったとしても直にまた生える それが運命だね  青冷めた背中を摩って バーレスクに涙は無用  俺との明日にはもはや夢など持てぬ、言うのなら去けよ タピオカの風呂に浸って 君を抱く心地を思い出してる 中指で  「ようこそ現世(ここ)ヘ!」 取り戻すよ、我を 地を這う者に翼はいらぬ、と 腹を括ったぜ  我が顔を手で覆い泣く サヨナラさ グッバイ、メンズ・メンズ・ワールド 燦ざめく朝を抱いて サヨナラさ グッバイ、メンズ・メンズ・ワールド!
切り花キリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹キリンジ・冨田恵一宵の花屋の眩しさに戸惑う 足早に過ぎる人 小糠雨の中を 知っているのか 花びらの噴くわけを 真水を啜りながら赤く映るわけを  濡れるガラスの向こうに ひしめき生きる切り花 実をなし花をなせるもの 実のない花 花のない実 実らず咲かずして地に還る花の名は何? と問えば  人はひとりの夕映えを握りしめる 吊り革を掴む手のもう片方の手に  軋む車窓の向こうに うつむき揺れる切り花 実をなし花をなせるもの 実のない花 花のない実 実らず咲かずして地に還る花の名は何? と問えば 花の名は何? と問えば  笑いさざめく子供らが駆けてゆく 水溜まり跨ぐ人 生い繁る 傘の森 修羅の生(む)せる屋根よ
玩具のような振る舞いでキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹キリンジ・冨田恵一染めあがってしまった愛は 色褪せてゆくだけなのかい? 人混みに紛れそう 離れるな どうか答えを急がないで  あらわな肩を抱き まぶたにキスをして 僕は玩具(おもちゃ)のように振る舞う 送り届けたい 向こう側に あなたを  涸れかかってるこの河は 切なさだけが渡りの船だ 堰きとめられた心 流れれば 海へと漕ぎ出してゆくのに  あらわな肩を抱き まぶたにキスをして 僕は玩具(おもちゃ)のように振る舞う 送り届けたい 向こう側に あなたを  喜びはいつだって痛みのあとに訪れるもの そう信じたいね 軽はずみなことをしたくはない そうだろう、したくはないさ  離れるな どうか答えを急がないで  あらわな肩を抱き まぶたにキスをして 煙草に火もつけぬまま俯いて 想い出し笑いしてるのかい あなたも
ムラサキ☆サンセットキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹冨田恵一転がる石になりたいのかい、ガラスの玉よ 擦り切れて白くなってくすんでいくだけさ 右手で握ってあの娘達(ら)の裸を描く いつかは黄金(きん)の靴下を履かせてやれるかい? 風に巻かれる枯葉のように騒ぎたてて 箒(ほうき)で掃かれて焼かれて消えて  ムラサキ☆サンセット ガラスの屑を踏み鳴らせ われらのサンダンス ムラサキ☆サンセット ガラスの鈴(ベル)が鳴り響く 仄(ほの)かに揺れるコスモ  水を張った灰皿には沈む吸殻 マッチ棒のような人生 身をよじらせろ 両手に灰を掬(すく)いあげて ぎゅうっと握れば いつかはダイヤになるなんて ダイヤなら傷つかないなんて ダイヤのモンドが永遠(とわ)なんて他人の夢さ 悲しい詩(うた)に希望の種子(たね)をふり撒こうぜ 棺を満たして花びらが舞うよう  ムラサキ☆サンセット ガラスの屑を踏み鳴らせ 誰かのサングラス ムラサキ☆サンセット ガラスの鈴が鳴り響く 静かに揺れるコロナ  棺を満たして花びらは舞う  ムラサキ☆サンセット ガラスの屑を踏み鳴らせ われらのサンダンス ムラサキ☆サンセット ガラスの鈴(ベル)が鳴り響く 仄(ほの)かに揺れるコスモ  ムラサキ☆サンセット ガラスの屑を踏み鳴らせ 誰かのサングラス ムラサキ☆サンセット ガラスの鈴が鳴り響く 静かに揺れるコロナ  ムラサキ☆サンセット…
DrifterGOLD LYLICキリンジGOLD LYLICキリンジ堀込高樹堀込高樹キリンジ・冨田恵一交わしたはずのない約束に縛られ 破り棄てようとすれば うしろめたくなるのは何故だ 手巻きの腕時計で 永遠は計れない 虚しさを感じても 手放せない理由がこの胸にある  たとえ鬱が夜更けに目覚めて 獣のように襲いかかろうとも 祈りをカラスが引き裂いて 流れ弾の雨が降り注ごうとも この街の空の下 あなたがいるかぎり僕は逃げない  人形の家には人間は棲めない 流氷のような街で 追いかけてたのは逃げ水 いろんな人がいて いろんなことを言うよ 「お金がすべてだぜ」と 言い切れたならきっと迷いも失せる  みんな愛の歌に背突かれて 与えるより多く奪ってしまうのだ 乾いた風が吹き荒れて 田園の風景を砂漠にしたなら 照りつける空の下 あなたはこの僕の 傍にいるだろうか?  たとえ鬱が夜更けに目覚めて 獣のように襲いかかろうとも 祈りをカラスが引き裂いて 流れ弾の雨が降り注ごうとも この街の空の下 あなたがいるかぎり  僕はきっと シラフな奴でいたいのだ 子供の泣く声が踊り場に響く夜 冷蔵庫のドアを開いて ボトルの水飲んで誓いをたてるよ 欲望が渦を巻く海原さえ ムーン・リヴァーを 渡るようなステップで 踏み越えて行こう あなたと  この僕の傍にいるだろう?
悪玉キリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹キリンジ・冨田恵一足に科せられたチェーン 白く光るコロシアム 異教徒のごとく礫(つぶて)を投げられて 勝つことを許されない二流で無名の悪玉(ヒール) 反則負けこそが最高の名誉  打ちのめされたこの背中を 息子のお前もさげすむのかい 今宵こそ、見てろよ  高らかに鳴るテーマと決めぜりふ “破壊の神シヴァよ、血の雨を降らせ給うれ!” 熱い汗をまとい凍える魂と 引き際を鮮やかにする哀しい知恵 吹っ切れたならば俺は自由  これは因縁のカード リベンジを狙う悪玉(ヒール) 花束も凶器も もはや要らないぜ  捨て身の奴に負けはしない 守るべきものが俺にはあるんだ このラストスタンドに  高らかに鳴るテーマと決めぜりふ “破壊の神シヴァよ、血の雨を降らせ給うれ!” 冷酷なこの世から目をそらすな 未だかつてない悪意を魅せてやる 振り切れ、今こそ俺は自由  「マイクよこせ、早く!」  バランスの奇蹟でホールして 明日の一面を派手に飾ろう  捨て身の奴に負けはしない 守るべきものが俺にはあるんだ このラストスタンドに  高らかに鳴るテーマと決めぜりふ “破壊の神シヴァよ、血の雨をふらせ給うれ!” 冷酷なこの世から目をそらすな このイカサマ試合を出し抜いてやる 興業主(プロモーター)らは席を立つ 罵声うず巻く中に お前の無垢なる笑顔を見い出すのだ  「マイクよこせ、早く!」
メスとコスメキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹キリンジ・冨田恵一不二子もハニーも真っ蒼 噂で“変わった”と聞いてはいたけど 「ひさしぶりね」と微笑む 戸惑いを見透かすように  メスとコスメのサイボーグ 肋骨を抜いたね 面の顔を剥いだろう 蛾を思わせるその眉 自満の胸 鼻高々 見知らぬ女性  ああ、きれいだぜ 君はきれいだぜ その昔よりも すっごくきれいだぜ きっと なればいい 君になればいい 君は君のなりたいようになればいい 思う僕さ  密かに揶揄を込めつつ くちづけ交わせばそっと崩れ落ちて 「かわらないね」とつぶやく鳶色のその瞳に涙  僕の胸の奥に棲む 君の面影を塗り替えに来たの? いつでも君のまぶたは やさしく泣いたあとのように美しかった  でも きれいだぜ 君はきれいだぜ その昔よりも すっごくきれいだぜ きっと なればいい 君はなればいい 君のなりたい“本当”になればいい 思う僕さ  あてつけのつもりなのかい、それとも未練かい? 熱い紅茶も冷める距離だね  やさしく泣いたあとのように美しかった  でも きれいだぜ 君はきれいだぜ その昔よりも すっごくきれいだぜ きっと なればいい 君はなればいいさ 君のなりたい“本当”になればいい そうさ きれいだぜ とてもきれいだぜ 君は君のありたいようにあればいい 祈る僕さ
イカロスの末裔キリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹キリンジ・冨田恵一暮れゆく空の神は甘いアルトのキャプテン スムースな離陸に拍手 靴が鳴る 胸踊る これで浮世としばしのお別れさ ブギ・ウギ・ウィッキー! 心に弾みがついたら 胸を張れ 腕を振れ  この旅客機に蒼くて仄暗いダンスフロアがあればね 可愛い女の子 キスを見舞うぜ ベイビ 今だ、さあ  イカロスの末裔達の御一行 ハイになりたいやつら 遠くまで飛べるかな? 墜ちる術なら皆んな心得てる イカロスの末裔達の御一行 恋に焦がされっちまう ほうき星に願いを! 闇の中に浮かびあがるリンゴを見つけられたらいいね  高飛びをもくろむ男とグルメな猫 スマートな田舎紳士と若い連れ 長い爪 日毎夜毎 弱くなる磁力に浮き足立つのはもっともだね 御両人はマニア!? パンツは脱いじゃダメ、今は、まだ!  イカロスの末裔達の御一行 ないものねだるやつら 遠くまで飛べるかな? 墜ちる術なら皆んな心得てる イカロスの末裔達の御一行 あるところにはあるさ ほうき星に願いを! 闇の中に浮かびあがるリンゴを見つけられたらいいね  ジャンボジェットの胃袋の中でディナー 遅まきながらのヴァカンス ボルトを抜いといた This is the 君に贈るスーヴェニール!  イカロスの末裔達の御一行 恋に焦がされっちまう 遠くまで飛べるかな? 墜ちる術なら皆んな心得てる 空から降りそそぐ音楽は圏外からのエアメール ほうき星に願いを! 胸の中に仕舞い込んだリンゴが腐ってなければいいね
君の胸に抱かれたいキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹キリンジ・冨田恵一逃げ去る恋をつかまえた 君をこの腕でつつみたいんだ 愛されんだ そうだよ 夢じゃないのさ ほおづきをほおばる君の頬に 僕は感じる  さよならの国 くちづけの街に生きる 恋する二人は家なき子 拠る辺なさなんてのは いつものことだろ 陽のあたる大通りに  誓うよ どこへも行かないと 君をこの腕でつつみたいんだ 愛されんだ そうだよ 夢じゃないのさ 君のその胸に抱かれたい つよく よわく きつく  旅の途中で 僕らはみんな迷子になって “夢の島”まであとどのくらい? 街はタールの闇におおわれて 誘蛾灯をたよりに  Chim Chim Cher-Ee ネオンの屋根から 君の名を大きく叫びたいんだ 愛されんだ そうだよ 夢じゃないのさ 君のその胸に抱かれたい つよく よわく きつく  Baby Blue Jean 泣かないで どうか 水をかぶろう 裸になるよ 身に憶えのない思い出に しがみついていても 虚しくなるばかり 掠めた星の数を競うのかい?  逃げ去る恋をつかまえた 君をこの腕でつつみたいんだ Silly Love Song どうしたの? 茶化してないさ 君のその胸に抱かれたいよ 甘やかな身体  誓うよ どこへも行かないと 君をこの腕でつつみたいんだ 負けたよ 大きな赤ちゃん 見たよ 君は泣くふりも素敵だ 姿のいいひとよ
千年紀末に降る雪はキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹冨田恵一戸惑いに泣く子供らと嘲笑う大人と 恋人はサンタクロース 意外と背は低い 悲しげな善意の使者よ  あいつの孤独の深さに誰も手を伸ばさない 歩行者天国 そこはソリなんて無理 横切ろうとするなんて気は確かかい? 「赤いオニがきたよ」と洒落てみるか  遅れてここに来たその訳さえ言わない 気弱なその真心は哀れを誘う 永久凍土の底に愛がある 玩具と引き替えに何を貰う? My Old Friend、慰みに真っ赤な柊の実をひとつどうぞ さあ、どうぞ  砂漠に水を蒔くなんておかしな男さ 「ごらん、神々を 祭りあげた歌も、貶める言葉も今は尽きた。」 千年紀末の雪に独り語ちた  君が待つのは世界の良い子の手紙 君の暖炉の火を守る人はいない 永久凍土の底に愛がある 玩具と引き替えに何を貰う? My Old Friend、慰みに真っ赤な柊の実をひとつどうぞ さあ、どうぞ  帝都随一のサウンドシステム 響かせて 摩天楼は夜に香る化粧瓶 千年紀末の雪! 嗚呼、東京の空を飛ぶ夢をみたよ  君が待つのは世界の良い子の手紙 君の暖炉の火を守る人はいない この永久凍土も溶ける日がくる 玩具と引き替えに都市が沈む My Old Friend、慰みに真っ赤な柊の実をひとつどうぞ  知らない街のホテルで静かに食事 遊ばないかと少女の娼婦が誘う 冷たい枕の裏に愛がある 夜風を遠く聞く 歯を磨く My Old Friend、慰みに真っ赤な柊の実をひとつどうぞ さあ、どうぞ
Drive me crazyキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹キリンジ・冨田恵一週末ならギアをハイに入れて 君とゆこう 雨の日のバイパス  スムースな恋のヒール アンド トウ 踊ろう 小粋に右折 とびだしたよ、馬鹿な!  ザクロを跳ねたら知らぬ存ぜぬで済むと思うな 逃げろよ、さあ どこへ行くのなんて聞くなよ 打ちやっておけよ 今は 犬がわめく 虚ろに響く遠くのサイレンからまわりする  はずれたタガ 罪と罰を越えて 隣の彼、なぜかしらご陽気 可愛い愛車が生き血を欲しがる 呪われている? ヒヨコたちの列がぁ!!  ザクロを跳ねたら知らぬ存ぜぬで済むと思うな 逃げろよ、さあ どこへ行くの?なんて聞くなよ 打ちやっておけよ、今は 犬がわめく ひときわ目立つ黄色い傘がからまわりする  君をさらう赤目のミッドナイトランブラー 引き返して欲しいかい?イヤだね 流れ弾がはじけてわななくベイビー 豪雨に抱かれたら声は届かない  キスの下手な女 黙れよ!口封じをしようか? 指が締まる どこから来たとか行くとか打ちやっておくよ、今は 悪い夢さ 虚ろに響く遠くのサイレン からまわり
恋の祭典キリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹キリンジ・冨田恵一あけすけな愛の歌が 夜の街を襲う 君を抱く世の男は 影ばかりを追う 胸騒ぎに泡だつ 人の波のまにまを あやかしの船が行く  花環の海へとつづく恋の祭典 マス・ゲーム 真澄の空のかなたに愛の衛星 夏のミサイル  きめの粗い嘘を あやなす手ばかりが美しい 性懲りのない生き物 どこへでもお行き 手だれを手玉にとり 乗り継いできた女は 浜辺で姿を消す  花環の海へとつづく恋の祭典 マス・ゲーム 真澄の空のかなたに愛の衛星 夏のミサイル レヴュー!  まさぐりあう指が激しさを増す 焔を蒔いて  花環の海へとつづく恋の祭典 マス・ゲーム 真澄の空のかなたに愛の衛星 夏のミサイル 花環の海へとつづく恋の祭典 マス・ゲーム 真澄の空のかなたに愛の衛星 夏のミサイル レヴュー!  輪投げのようなゲーム
ダンボールの宮殿キリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹キリンジ・冨田恵一砂漠の雪なら一匙いくらで売れる? 祈りはとにかく高くつく 世の常さ 紙切れつかんだ地団太が地下鉄(メトロ)に響く 無節操なカモをごらん 悪党ばかり  負け犬は路地で嘔吐 真夏にキャメルのコート 冷たい汗の濃度が跳ねあがる夜 身の程知らずの名士 血を吸うカメラの餌食 その愚かさに自らを恥じ入る夜  名を騙(かた)った崇り、はたまた債務の亡霊 昨日がサギなら明日はカモ 誰の歌? なまあたたかい夜霧は何かの前触れか? 支店長はここから舞い降りたのか  負け犬は路地で嘔吐 真夏にキャメルのコート 冷たい汗の濃度が跳ねあがる夜 私服の刑事はカジュアル 物腰はやけにソフト 拷問はまさにディープなナイスミドル  Thank you for let me be myself! 鉄の仮面、ようやく剥がれて 仕事も家も今はもうない 俺は俺でしかない 緋色のダンボールの宮殿(パレス)  負け犬は路地で嘔吐 真夏にキャメルのコート 冷たい汗の濃度が跳ね上がる夜 身の程知らずの名士 冷やかしはよせよクルーナー グランギニョールは 今日もどこかでだれか
癇癪と色気キリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹キリンジ・冨田恵一好きさと放ってすぐに蠢めく僕の指は 花をあしらった賄賂贈る、君に 悠然としたフォルムで ヨーグルトなんぞ嗜んでる 鞄の中で一晩過ごした後 踵(きびす)をかえして街へと浮かぶ こむら返りもそのままにして 手繰(たぐ)って なぞって 掠(かす)って 閃(ひらめ)く春 弄(いじ)って 嬲(なぶ)って 舐(ねぶ)って しくじる夏 言いそびれたこと思い出してまた歌う 巡ってまた来る二人が瞬く間に  昼から星眺めて 花束食べて寝て 目覚めたなりの挨拶する、しない この気の許せない世界 気のおけない誰かに出会うのさ 微笑みの形に似た口元から こぼれ出るクリシェのクリシェ2乗 気焔を吐いても 息爽やか 穿(うが)って 日和(ひよ)って 噛って 罵(ののし)る秋 祈って 光って 叶って 漲(みなぎ)る冬 赤いエゴの実がはらむ癇癪と色気 出会って別れる光がはためく間に  ライ ラララライ ライ ライ ラ…  手繰(たぐ)って なぞって 掠(かす)って 閃(ひらめ)く春 弄(いじ)って 嬲(なぶ)って 舐(ねぶ)って しくじる夏 言いそびれたこと思い出してまた歌う 巡ってまた来る二人が瞬く間に  穿(うが)って 日和(ひよ)って 噛って 罵(ののし)る秋 祈って 光って 叶って 漲(みなぎ)る冬 赤いエゴの実がはらむ癇癪と色気 出会って別れる光がはためく間に  ラララ ラララ  赤いエゴの実がはらむ癇癪と色気 出会って別れる光がはためく間に 出会って別れる光がはためく間に  ライ ラララライ ライ ライ ラ…
耳をうずめてキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹キリンジ・冨田恵一祈りにも似ていた恋人の名前も今は 遠い響きを残して消えたよ イソシギの護岸に耳をうずめていたのさ “憂鬱はまさにそう! 凪いだ情熱だ”  鈍色に暮れる冷たい心で何を感じる? 僕は音楽に愛されてる、そう思うのか?  かりそめのなれそめににわかに色めきたつよ こぬか雨に憑かれた通りが その胸のたわみに耳をうずめて聴くのさ 邪なふたつの魂の静けさを  鈍色に暮れる冷たい心のめあては君さ 僕ら音楽に愛されてる、そう思うのか?  人のようなふりをしてる声色  美しい嘘で酒落のめして二人でブギを弾く 僕ら音楽に愛されてる、とりこの街で かたびらを裂いて白金色した空の底から 僕ら息の根をまさぐるんだ 握る葦と羽毛の轟音 固有の鼻歌
牡牛座ラプソディキリンジキリンジ堀込高樹キリンジキリンジ・冨田恵一これみよがしのガチガチビバッパー 果ては、小股もシャープな清らかなシスター 低く翔ぶ遊撃手はいなせななり 朝からやけに賑わしい うわさが魔都に集まれば  男の晩歌で尻を拭く奴、俺は はにかみまぎれにギターを破る ここはひとつ、高笑いで飛躍としよう 朝からコントではずむよ あらすじ読んで深呼吸  赤いシャツのバッファロー! 「四の五の言うなよ、来やれ!」笑う鰐とバッファロー! 「二も一もないさ、消えろ!」躍る熊とバッファロー! 「彼にバレたら、居直れ!」 泡の罠はラプソディ ベリィロールで大見得きれ!  羽毛より軽い骨をもつ奴、俺は 血の売り買いを手早く済ます 顎が鳴る つばきが飛ぶ 金が唸る 采をふる手も麗しい 本当と嘘の匙加減  赤いシャツのバッファロー! 「四の五の言うなよ、来やれ!」笑う鰐とバッファロー! 「二も一もないさ、消えろ!」躍る熊とバッファロー! 「彼にバレたら、居直れ!」 泡の罠はラプソディ ベリィロールで大見得きれ!  赤いシャツのバッファロー! 「四の五の言うなよ、来やれ!」笑う鰐とバッファロー! 「二も一もないさ、消えろ!」躍る熊とバッファロー! 「彼にバレたら、居直れ!」猛り立てばバッファロー! 「四の五の言うなよ、来やれ!」 周りぜんぶバッファロー! 「彼にバレたら、居直れ!」 泡の罠はラプソディ ベリィロールで大見得きれ!
茜色したあの空はキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹茜色したあの空はまた今日も 僕の知らないアイツらの胸を痛ませる 彼方の雲を睨む  部屋を出てすぐ天気雨降り出して 僕の隣のあの美女は傘もささずに立つ 晴れている空を睨む  喉越しのいい涙で最後のお別れできたらいいさ  真綿の降る夜に僕は跳ね起きて 彼女の寝顔を盗むよ 頬に潮が満ちる 数多の神を思う ギターを弾ねてみろ 手のひら火にかざそう 明日の空気を匂え
水とテクノクラートキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹流れる河 虹色オイル 眺めるテクノクラートさ  水灯り 遠くでファルセット 一適 手鳴るほうへ  そして待っているのは 甘い不埒なメロディー  投げかけたキス 気付かれたら頬ばる テクノクラートさ  水灯り 遠くでファルセッ  一適 手鳴るほうへ  そして待っているのは 甘い不埒なメロディー 合間縫う腑に落ちない ミュージック止めて  ああ、水鳥飛び去ってく 飛行場の濡れそぼつは 君の背に似てる  皮を剥いて 白い耳たぶを甘噛み 雨足より速く海へ向かう僕は 赤いK急に乗って三崎へ  水灯り 遠くでファルセット 一適 手鳴るほうへ  そして待っているのは 甘い不埒なメロディー 合間縫う腑に落ちない ミュージック止めて  肩透かしのカタストロフィは続く 合間縫う腑に落ちない ミュージック止めて  肩透かしのカタストロフィは続く 合間縫う腑に落ちない ミュージック止めて  肩透かしのカタストロフィは続く 合間縫う腑に落ちないミュージック止めて
汗染みは淡いブルースキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹キリンジ積乱雲のせたハイウェイを たゆとうタールは逃げ水 光繊維の滑(すべ)らかなシャツ 夕立 汗染みは淡いブルース 滴り落ちてる  衛星都市へのサウダージ 寄せては返す電磁波よ ヒスイの眼鏡 蔓は空へと 夕顔 汗染みは淡いブルース こんがらがっている  アルミニウムの顔色の女の肩はなだらか 誘蛾灯のようなその眼は 全裸のトロフィーをなだめる 気抜けの体でクロールをする  軽い失意の鼻濁音 果てなき露地をゆくバガボンド 赫い桑の実 艶やかな繭 夕凪 汗染みは淡いブルース 背中に地図を描く  光繊維の滑(すべ)らかなシャツ 夕立 汗染みは淡いブルース 滴り落ちてる  ヒスイの眼鏡 蔓は空へと 夕顔 汗染みは淡いブルース こんがらがっている  赫い桑の実 艶やかな繭 夕凪 汗染みは淡いブルース 背中に地図を描く
ニュータウンキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹キリンジ肩に降る雨をまとう ひるがえす ひるがえす 言葉、言葉、言葉、言葉 シャツとコートが擦れ合う 振り返る 振り返る 君を、君を、君を、君を ひしゃげた傘の歌は もう歌いたくないのだろう  虹とそのスカーフの 衣擦れを聞いて 今日という日君に出会えて オォ、ダァリン 光の匂い 昼のサイレン 緑のシグナル 新しい街 仰ぎ見るビル そうさ! 今日もまた 追うよ  視界の隅に落ちた 長い影を 響き渡るのか? 銀色の声 誰さ? 恋の歌 カナリア? 書き割りの空の むこうの雲から 宇宙の木の実を頬張る むせかえす むせかえす 言葉、言葉、言葉、言葉 屋根から悪魔が落ちる つむじ風 たちまわる 二人、二人、二人、二人  茨の冠は もう打ち遣りたいのだろう 脊髄 駆け抜けてく 悲しみを たやすく 追い抜いてく 君は誰だ? オォ、ダァリン 一雨降れ つるべ落としに 逃げたヒグラシ 新しい街 仰ぎ見るビル そうさ! 今日もまた 追うよ  視界の隅に落ちた 長い影を 響き渡るのか? 銀色の声 誰さ? 恋の歌 カナリア? 書き割りの空の むこうの雲から 新しい街 仰ぎ見るビル そうさ! 今日もまた 追うよ 少しだけ前よりも 若い僕さ!  響き渡るのか? 銀色の声 誰さ? 恋の歌 カナリア? 燃えさしの太陽の 沈む路地から
かどわかされてキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹キリンジあぶれるすべてはありふれるよ デパートメント 瞬きひとつしない 光りに満ちている 華やぐ世界の陳列はどこまでも あぁ、夢を餌に手ぐすね引く 仕掛花火のよう  売り場は空寝の欲望のゆりかご 美しい品々をかざした視線の先 塵が踊る  かどわかされた 他愛のない審美眼 甘い誘惑 溜息まじり あばずれの毒(プワゾン) 黄金に恋焦がれ あやかしいまやかし  垂れ込めた雲の下腹を突く デパートメント 装いも新たに! 凡庸なボサノヴァ めぐる季節の変わりめには 誰も彼もが シナをつくる招き猫に とり憑かれっちまう  微熱に水を向けられて魔がさした 手癖の悪い女のきわどさに 耳を澄ませてみな 舌を巻くよ!  かどわかされた 他愛のない審美眼 甘い誘惑 溜息まじり あばずれの毒(プワゾン) 真綿の枷 鼻歌まじり 名誉市民 集う  飴色ショーウインドーの灯が 暗い顔を照らすよ 掃き溜めの星屑 わだかまり
野良の虹キリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹キリンジ女の子のヒップは白くて冷たい 捻くれてるキッスは涙で甘辛い  さよなら またあおうね 涸れた頬をよせあう  流星のイレズミをまぶたに刻め 袂を分かつ野良の虹 桃色の手のひらを降る恋人よ バイバイバイ  騙し絵みたいな顔をして笑わせて 七曲がりなセックスを 楽しんだものさ  さよなら またあおうね 見果てた空の下で  流星のイレズミをまぶたに刻め 袂を分かつ野良の虹 桃色の手のひらを降る恋人よ バイバイバイ、グッバァーイ  左胸が繰り出してくる 黄昏動悸とニガい汗 落ちにくい口紅を塗りなおす 君はだれだ  流星のイレズミをまぶたに刻め 袂を分かつ野良の虹 桃色の手のひらを降る恋人よ バイバイバイ、グッバァーイ
甘やかな身体キリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹キリンジ晴れのち曇り 白いバイパス 正午にテレビをつける 鬱が停泊する ひぐれてしまう もよおしてしまう 僕らは夕食も待てない 愛の名にそしられるよ  古い魔法 名前を小さく呼ぶんだ 甘やかな身体は想い出す ものごころのつくまえを 曇りのち晴れ 切り花を買おう 行為の代価にするよ 愛の名にそしられるよっ!  古い魔法 寝付きのよい娘を 起こすな 甘やかな身体は想い出す ものごころのつくまえを 夢語りのあとさきを
雨を見くびるなキリンジキリンジ堀込高樹堀込高樹キリンジ・冨田恵一あぁ、口づけで責めてみても カエルの面にシャンパンか 舌を噛むなんてヒドいな ご挨拶じゃないか みろ、曖昧な笑みが浮かぶ あらかじめの嘘の果てか? まばたきがいやに少ないぜ 悪意の波長は荒れ模様  街の灯が水に滲(にじ)んでゆく 「夜中には止む」 この雨を見くびるな みぞおちを蝕んでゆくだろう 深く深く  二人はいさかいのポーズのまま 裏腹の筋を違えた 逆さ言葉で逆撫でて 夜は軋みをたてる 秘密と嘘のゲームは 昔の歌でけりがつく 化粧は静かに雪崩れて 悪意の波長は荒れ模様  街の灯が水に滲(にじ)んでゆく 「夜中には止む」 この雨を見くびるな みぞおちを蝕んでゆくだろう 深く深く  もう、憂鬱はいつものように 優しく包んでくれやしない 低い温度でゆっくりと 僕らは火傷をしたんだ  街の灯が水に滲(にじ)んでゆく 「夜中には止む」 この雨を見くびるな みぞおちを蝕んでゆくだろう 深く深く  雨を見くびるな 街の灯が水に滲(にじ)んでゆく 「夜中には止む」 この雨を見くびるな みぞおちを蝕んでゆくだろう 深く深く  雨を見くびるな  この雨を見くびるな
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