cinema staff作曲の歌詞一覧リスト  115曲中 1-115曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
I SAY NOcinema staffcinema staff三島想平cinema staff振り返る事なく歩く裏通り すれ違うひとの影帽子 避けた 黒い服を着て 背筋伸ばして あの滲む夕焼け 燃える風 I SAY NO  海の無い街に響くレクイエム 色褪せた写真はもう捨ててしまおう  ノイズの波が街を壊し また世界は繰り返していく  そう 太陽が焦がしていった想いは歌に 風景が語っていた答えは胸に 僕らみんないつか死んでひとつになるだろう なあ 悲しくなんかないよな  ゆりかごで笑うきみの光 このまま来世まで踊ろう 手をとって  母の温もりを知らぬこどもたち 涙 眼に溜めていずこへ帰るの もう誰もいない 言葉 いらない 遥か彼方で鐘が鳴った  僕ら さだめに遊ばれて 何度も同じ夢を観た それでも明日を抱きしめていたい 淀みの中でゼロに還っても  太陽が焦がしていった想いは歌に 風景が語っていた答えは胸に 僕らみんないつか死んでひとつになるから 悲しくなんかないよな  ゆりかごで笑うきみの光 このまま来世まで踊ろう I SAY NO I SAY NO 愛 性 脳 哀 正 異能 アイセイ
flugelcinema staffcinema staff三島想平cinema staffふたりを照らす月灯り 鈍いフロウ 折れた翼を引きずって空を睨む 天国はもう無くなってしまったのに  今だけは、きみを、抱いていたいよ かなしみが希望と踊った夜に くたびれた 歪なひと まどろんで おやすみ  鳥かごの中 遊んでるアダムとイヴ 赦されたいと思うのはだめ? 泥まみれで  今だけは、きみを、抱いていたいよ はじまりが終わりと混ざった夜に  今だけは、きみを、触っていたいよ いたいけな思想で狂ったように 今だけは 今だけは  あくびした 虚ろなひと まどろんで おやすみ 春が来るまで
フェノメナルマンcinema staffcinema staff三島想平cinema staffオーバードライブ 逃避行 ハイウェイの国に吸い込まれた 点線をはみ出すように青春と疾走 喧騒に唾を吐いて ノルウェイの森を通り過ぎて 前頭葉震わすようなスピードで  僕らは超常現象 あんなに遠かった朝が もう直ぐにそこまできてる あの白い岬で確かに君を見たんだ それだけでまだ行けると思った  ABC 飛ばしていく 定石なんて全て無視してく 分泌するノルアドレナリン それが頼り ジャイアントキリングを ひたすら狙い続けてるだけ 煌々と輝く星へと届くまで  僕らは境界線を超えて向こう側へ 誰かの轍は通らないように 消えてしまいたいぐらい 生きたいと願っていいんだ 踏み込め 僕らは加速しよう  愛を込めてデストラクション すべからくリピート アイノウ 世界の中心で君がはじいたコードを!  僕らは超常現象 あんなに遠かった朝が もう直ぐにそこまできてる あの白い岬で確かに君を見たんだ それだけでまだ行けると思った もしあの日の君が幻だとしても構わない 僕らは加速しよう
橙の日cinema staffcinema staff三島想平cinema staffイチョウの絨毯 踏みしめて歩く 五時を告げるチャイムが街を包み込んでいった 犬の遠吠えが 重なって響く 闇夜がその幕を開けてしまう前に帰ろう  机の上には柿が山のよう 古い時計の針が止まったみたいに見えた 僕らは若くて 僕らは無敵で 何もかもがここにあると勘違いしていた  I need it much closer 戻らない 戻らない あの日々に I need it much closer 寄り添って 次の夜明けへと  テレビの中での虚構と現実 ごちゃごちゃ交わって別の世界みたいだ 僕らは自由で 僕らは青くて いつか来る別れなんて頭の中に無かった  I need it much closer さよならを さよならを 言わなきゃな I need it much closer あなたへと そして 僕自身に  I need it much closer 戻らない 戻らない あの日々に そして夜更けへと やがて夜明けへ
陸の孤島cinema staffcinema staff三島想平cinema staff迷子のレプリカント 大人たちは消えた 境界線 砂塵の雨 白くかじかんだ手  風景はグレイスケール 空(から)になったこころ 他愛ないおとぎ話 だれのために詠うの  明かりを灯せよ 静寂を讃えよ あなたの写真の 胸のタトゥーにキスを  陸の孤島で 陸の孤島で 陸の孤島で  極東に響いたサイレン 散弾銃を構えて 「明日 何食おうか」 寝ぼけながら思った  ぼくらまだ 目的地も知らずに 烈火の方へ走るのです  シャングリラ 掲げよ 生命を鳴らせよ ハレルヤ 荒野に 咲く花に水を  明かりを灯せよ 静寂を讃えよ あなたの写真の 胸のタトゥーにキスを  陸の孤島で 陸の孤島で 陸の孤島で
極夜cinema staffcinema staff三島想平cinema staff目を閉じれば全て闇の中 見えぬものに抗う術はない この悲しみ 怒りや焦燥も いつかは通り過ぎる現象  そっちはどうだい 寒くはないかい 心配しないで もうすぐ行くから  ラストダンス 始めよう 月を溶かすビルの群れ 運命が鳴いてる 街をなぞる流線形  あまりにも早すぎた別れ歌 東の果ての極夜  強がることを覚えた僕らは なんだかとても切ないね 生きることは失うことだと 解っているはずなのに  今は ラストダンス 続けよう 世界の中心で 涙 乾いて 空に混ざる地平線  メビウスの帯 絡まった ここからじゃオーロラは見えない  新しい国はどうだい 孤独じゃないかい 心配しないで みんなで行くから  ラストダンス 始めよう 月を溶かすビルの群れ 運命が鳴いてる 去りゆくユーフォリア  あまりにも早すぎた別れ歌 東の果ての極夜  黒に染めて
白夜cinema staffcinema staff三島想平cinema staffおはよう 秘密の部屋 これから巻き起こる全ては1つに繋がってる 幹から葉につたう脈のように強く  存在の死角から俺を呼ぶのは誰だ? 未来のドア叩けば会えるのかい  俺は陽炎 君は残像 瓦礫の街にそっと祈るように 白夜 静寂 枯れた涙 俄か雨が感傷をさらっていく そして今が過去に変わる前に 歩き出せ  使い古したハリボテの身体 それでもできれば君の横にいたい  光の向こうで世界が揺れてる もしこれが夢でも手を伸ばせ  この向かい風の中 旗を振るのは誰だ? 慈愛の歌 聴こえて目を醒ます  俺は陽炎 君は残像 瓦礫の街にそっと祈るように 白夜 静寂 枯れた涙 俄か雨が感傷をさらっていく  俺は有限 君の夢幻の中で 何度でもドアをノックする 白夜 贖罪 冷えた身体 俄か雨が感傷をさらっていく そして今が過去に変わる前に 歩き出せ
NEWDAWNcinema staffcinema staff三島想平cinema staff午前3時は切り抜けた 明日を思うと憂鬱です  電車の音が雲に反射 やるせ無さをこれでもかと誇張する  このまま叙情的な朝が来るんでしょ? 「それなら君の夢を見たい」 なんて別に思わねえし  僕は眠る 僕は眠る 僕は眠る 僕は眠る  思ってたよりも時間が経つのが早い!  ああ どうせ感傷癖の僕には分からないよ 「それなら君の夢を見たい」 …でも 当然そう思う
TOKYO DISCORDERcinema staffcinema staff三島想平cinema staff月曜日=青の憂鬱 そんなことは猿でも知ってる  聖者になれるならば どれだけでも罪を犯すピエロ こんな僕に価値はあるかい  トーキョーディスコーダー 永遠の幻影を くだらない絶望を 身体に刻んだら地獄で会いましょう  正義/悪/ヒエラルキー 神は真実を教えてくれない すべて青で染めよう 例え世界が望んでいない欺瞞でも  トーキョーディスコーダー 「あい」のレクイエム ありふれたハッピーエンド 辿り着けそうにない  この身体が抜け殻になったあとで 魂の行方を知る術があればな あなたの後を追い続けるだろう  どうでもいいか おやすみ
新世界cinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff行け 僕を放て 細いその目 開けたら新世界だ その時を待っている  夢の完成系 そのディテールはまだ心の奥のほうにあって 重い引き出しは開かずのままくだらない大人になっちまった  ことばが逃げていく 赤い闇を追ったから 握ったものをこぼしたって いくつも答えをサルベージして  行け 僕を放て 腫れたその目 開けたら新世界だ 余計な意地を捨て 窓の外へ これから何が変わる? まだ遅くないだろう?  空白を塗りつぶすイメージを 退屈にはさよならさ きっとさよならさ  行け 僕を放て 細いその目 開けたら新世界だ 時計が2時を告げ 窓の外へ これから何が起きる?  「寄り添って ただよりそって 掴まえて いまつかまえて 連れ出して ほらつれだして ここから遠くへつれだして」 その時を待っていて!
daybreak syndromecinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff風が来ない日が続いたんだ きみが来るにはまだ時間がかかる 灰色の空がさすらっている きみが来るのはまだまだ先だ 寝転がって天井から落ちる光を眺めるぼくです ああ、雨が振り出しそうだ ああ、静寂が加速していく きみの事を考えるのはいつも 夜明け前の灰色タイムってわけさ ああ、雨が振り出しそうだ ああ、朝が加速していく
AIMAI VISIONcinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staffハロー? ぼく今ただ 青い青いきみ 見てる 0から7まですべて OK D.I. E.Q.  マスター、分かってよ 今日が始まりの日なんだって 妄想フォエヴァー きっと 続いていくもんなんだろ  限界 とうに超えていて かきたてるのさ オーディエンスが いいなぁ 曖昧だったぼくのビジョンが 鮮明にそう センメイに 君が見えるぜ 鮮明に さ togetherだ I wanna be your steady!! オーケイ  654321 君のイマジン アイアンなスチールゲイジ 空気を燃やすでしょう  そうだったらいいなって こうだったらいいなってね 僕は 毎晩そういう感じなんだ  鮮明に そう センメイに 君が見えるぜ 鮮明に さ Togetherだ アイワナビーユアステディ 以上!! オーケイ
GATEcinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff2月を過ぎた東京にいる 呼吸をすれば目の前塞がる 忘れた頃に見つかる青空 ふとした隙も排気ガスで隠れるのさ 信号が赤を指す うずくまって吐き出すことばの中 勘違いの成れの果ては きみとのさよならでした 彼女はさらわれていった 瞬きしている間に 気にしないで 気にしないで 明後日には忘れるさ 刺されども 刺されども まだ突き刺さることば
OCEANcinema staffcinema staff三島想平cinema staff熊谷昭・cinema staff・野村陽一郎赤い靴を履いた聖者の行進 伸びた足跡が昨日に消えていく 自分の証明を探し続けてる 無茶な話だと笑いたければ笑え  名前の無い僕ら 汚れ無き挑戦者 最後の問題を解き明かすんだ  オーシャン 海を目指せ この荒野の果ての方へ 終わりのある絶望なら希望と呼ぼうか オーシャン 海を鳴らせ 世界はいま僕のもんだ 天国ならその扉を開けたらすぐさ いざオーシャン  変わっていく景色を横目で見ていた あたたかい風で涙が乾いていく 運命が僕らを祝福しなくても 繰り返すことを恐れないでいたい  鳴り止まない鼓動 誇り高き応援歌 最高の瞬間を手に入れるんだ  オーシャン 海を抱いて 未来と過去をひとつにして 終わりのない日々の中に取り残されるな オーシャン 海を笑え 答えはいま君のもんだ 物語の続きはほら 自分で書くんだ  通り雨に打たれて ずぶぬれのままで進む そんな今を讃えよう オーシャン 自己の証明 いま誓うぜ  名前の無い僕ら 汚れ無き挑戦者 最後の問題を解き明かすんだ  オーシャン 海を目指せ この荒野の果ての方へ 終わりのある絶望なら希望と呼ぼうか  オーシャン 海を鳴らせ 世界はいま君のもんだ 天国ならその扉を開けたらすぐさ 光のスピードで 今行くから オーシャン
さらば楽園よcinema staffcinema staff三島想平cinema staff熊谷昭・cinema staff・野村陽一郎神様 もしあなたが僕たちを憂うなら 幼く 終わりの無い夢を醒まして  何度だって交差する水平線と星の屑 別れは僕らに公平さ もしも想いが残るなら燃やし尽くそう  あのスコールを越えたのなら僕らはひとつになれる 壊れそうな白い方舟 次の時代へと進む 記憶のなかできみが笑った さらば楽園よ  神様 もしも海が僕たちの涙なら 焼きつく罪の残像 洗い流して  何度だって問いかける きみと僕は何が違う? 結末はいつも不公平さ 重なった時を抱きしめてどこまで行ける  夕暮れ 色づく街のざわめきと共に始めよう 言葉が溢れてきて胸が詰まるよ  あの光に触れたのなら僕らはひとつになれる  あのスコールを越えたのなら僕らはひとつになれる 壊れそうな白い方舟 次の時代へと進む 記憶のなかできみが笑った さらば楽園よ
great escapeアルカラアルカラ三島想平cinema staffアルカラ例えば俺が俺じゃないとして お前はお前だと言いきれるのか? 砂の器を壊して こぼれた心を拾って集められるか?  誰かの呼ぶ声が耳鳴りに変わった 時が止まったみたいだ さあ目を覚ませ  深い闇を俺は抜け出した 疾風みたいに逃げ出した 生きた屍みたいだった俺達は壁の外へ  例えば世界に光が無いとして お前はお前を見つけられるか? スローモーションで映った景色のピースを数えて繋げられるか?  誰かの泣き声が地響きに変わった ゼロから始めよう さらば最後の夜  長い夢を俺は抜け出した 赤い身体で逃げ出した 飢えた獣みたいだった俺達の目  嵐の彼方へ踏み込み 手を伸ばし 刺さった刃をおもいきり抜いて言った 「俺はお前だ」  深い闇を俺は抜け出した 疾風みたいに逃げ出した 生きた屍みたいだった俺達は壁の外へ また会おうぜ 地図にない場所で
first song(at the terminal)cinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staffこれから最終バスに乗り込んでいく君へ 花束を  いつの間にやら夜は更けて出発点 白い箱の中で別つ未来のスライドショー  本当はずっと前から分かっていた気がする 何が幸せかは君自身が決める訳で  嘘のない言葉だけ鞄に詰めたんだ  これから最終バスがストーリーを乗せて君を連れ去っていく 窓の向こうの世界にはもう僕が居ない  2002からやり方は変えてない 完璧なものだけを作る為にやってない  20×× ダイヤモンドを磨き続ける もしそれが偽物でも構わないんだよ  最終バスが運命を超えて目指すのは水平線 置き去りになった僕は赤い月を見た  フリーユアハンズ まだ行けるかい、正しいかい?  これから最終バスがストーリーを乗せて君を連れ去っていく 窓の向こうの世界にはおやすみを 終わりが来た日にはエンドロールに君の名前を
HYPER CHANTcinema staffcinema staff三島想平cinema staffただただひたすら走り続け たぐり寄せた現在地点 でもここからまた上を見上げて 見える景色の中間地点  たったひとつだけ数字を背負って 靴紐を結んだら 約束の地に笛は吹かれた そして、飛べる  駆け上がる、深い緑の上 その足を回し続けて あの日から未だ誇り高く 俺たちは旗を掲げ続ける  積み上げたもの 譲れない想い 喜びや挫折の記憶 約束の地は全てを包み 解き放つ  雨上がり、光る緑の上 風に舞い踊る蜃気楼 あの峰に辿り着く為なら 声が枯れたって叫んで歌う  駆け上がる、深い緑の上 その足を回し続けて いつまでも誇り高いままで この旗を掲げ続けよう  雨上がり、光る緑の上 風に舞い踊る蜃気楼 俺たちがひとつになれるなら 声が枯れたって 涙 枯れたって この旗をずっと掲げ続けよう
熱源cinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff「いつかどこかで」「そのうちきっと」を 口癖のように繰り返している 浅い眠りを潜り抜けても そこには同じ天井が待っていた  価値の無い愚痴 意味の無い不安 誰かへの嫉妬 その先の虚無 後悔ばかりで救えない記憶 カルト映画は流れっ放し  騙し騙しのままここまで来てしまった 先を行く人達は何もくれないから  暁の赤色を迎えにいこう どこへでも 集めた憂鬱を冷めたスープと共に捨てろ  その場凌ぎの窮屈な嘘や 苦し紛れの言い訳ばかり いつまでたっても信じられぬ自分 分かっていても動けない自分  冷えた身体のまま強くは生きられない すぐに服を着替えて顔を洗って  黄昏のオレンジを迎えにいこう 自分の足で 手に入れた僅かなハッピーエンドをリュックに入れて 誰だって暗闇に怯えている 凍えている それでも想いだけは死神に渡せないのだ  いつ生るかは分からないが それでも種は蒔ける そして熱は産まれる  暁の赤色を迎えにいこう どこへでも 集めた憂鬱を冷めたスープと共に捨てろ 誰だって暗闇に怯えている 凍えている それでも想いだけは死神に渡すものか 渡すものか!
pulsecinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staffそう 壊した 積み上げた予防線 添う不快感 辿るのは下降線 どうしたんだい 間違いの恋だ どうして居たい 始まりの時は  重なる右手を振りほどいて 激情の波にノイズが混ざる 再会の為のアイソレーション 俺たちの声はまだ枯れていない  躁 知らない 付け焼き刃の方向 そう見えない 溶解した状況を もう開かない ドアに火つけて 乞う スカイハイ 夜に気つけて  痩せた左手を振り乱して 使い捨てられたナイフと希望 曖昧なだけのアーティファクト 俺たちの脈は止まっていない  「さしのべられたら」 愛したい 介したい 誓い ない 死体 廃したい 違い 愛したい 介したい 誓い ない 死体 廃したい 瓦解  重なる右手を振りほどいて 激情の波にノイズが混ざる 再会の為のアイソレーション 解っていた別れ  消えるあなたの小さな肩と踊る狂気がすり替えられて 俺の中でパルスになる
souvenircinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff長い通りを抜け 四つ角を左へ そこは小麦が揺れる 若いぼくらの世界 失うものなどないのさ  鈍色の記憶が今朝の空気と混じる 「どうしたいの?」と言ったきみは小さく笑い ヴィクトルの小説に栞を刺す  泡になったスーベニア いつかきっと飛べるさ せつない夜空には朝焼けを  7月14日 人波が街を行く この国の王様は誰が決めたんだろう 顔も知らないのに  裸足になったバージニア 種火はいつもここにある 未来は確かにぼくらを知ってる  当たり前だったことは当たり前じゃなくなるよ 例えばきみに白い翼が生えてもぼくは笑ったりしないからさ  泡になったスーベニア いつかきっと飛べるさ 二十歳になったバージニア 種火はずっとここにある ぼくらはいつまでも朝焼けを待つ
メーヴェの帰還cinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff少女は言う「ほら、間違えた」計画はまた失敗だ 巡回する黒い飛行物体 欲望を隠すのはやめよう  手を鳴らせ鬼さんこちら こんにちは 何で遊ぶ? 形なんて無くしてもいい そこに声が残るのなら  底のない濁った水槽 退廃はもうすぐ側にある 返答はまた先延ばし 納得がまだ足りてない  手を鳴らせ鬼さんこちら こんばんは 飴はいかが? あの光 もしかしたら お迎えの時間かもね  いつか触れることもあるさ その時は朝も夜も一人がいい  罪と罰 こどもたち 背中に文字を刻む 誰かの為に生きることはとても苦しい 罪と罰 おとなたち 小指を天に捧ぐ 誰かの為に生きることはとても美しい  ミサイルが最果てに消えた 気づかないふりで笑ってる あの人の帰りを望んだ 銃声が聴こえないうちに  手を鳴らせ こちらこちら 鬼の方へ急げ急げ 形なんて無くしてもいい そこに声が残るのなら  海は乾かない 今もこれからも 決して急がない 今もこれからも ずっと
波動cinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff夢の中 あなたの声 すぐに消えてしまった それなのに四六時中響いて仕方がない  窓に映る景色の全てが白く染まって 福音が注がれた この狭い部屋の中に  そう 今からあなたは海の外へ きれいなものばかりじゃないけど  花のようにひらひらと揺らした小さな手 その刹那新しい歯車が回り出す  優しいその波紋はあなたを中心にして 美しく広がった この広い世界中に  そう 今からあなたは海の外へ きれいなものばかりじゃないけど さあ 暖かい身体を震わせたら 行けるよ これからは どこにだって
el golazocinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staffクラブハウスはかつてないパニック 赤い悪魔は本当にやってきた  勝利の為にはマリーシアも辞せない まずは1からビルドアップなのだ  錨上げたら 旗を掲げなさい 重要なのはオフ・ザ・ボールだよ 声を出せ!!  ああ クラシコ ライン際 踊るダイナモ  やあ レジスタ 風ん中 君はどうしてそんな速いの?  ファンタジスタ 夢ん中 君はどうしてそんな強いの?  もうアディショナルタイム
diggin'cinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff例えばさ あの空に向こう側があったなら 暗いのと明るいのはどちらが多いのだろう 百年の退屈は僕を長く引き延ばしていく 百年の孤独なら慣れたものだろ 「雨模様」  いつも何かが足りなくって本当の名前を探している もしもあなたの番ならばこの問いの答えを何と言う  例えばさ 明後日に消えてしまうとしたら その最後の瞬間をどこで迎えたいだろう  結局何かが足りなくって ポケットの裏側 探している もしもあなたが望むなら白昼夢に終わりを  立ち竦む僕に気づかぬふりで通り過ぎる 奴ら 街に消え 濡らした服を着たままどこに向かうのか かなしいものさ  いつも何かが足りなくって 本当の名前を探している もしもあなたの番ならば この問いの答えを  結局何かが足りなくって ポケットの裏側 探している もしもあなたが神ならば あと少し自由を 白昼夢に終わりを この問いの答えを教えて
僕たちcinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff君が言葉を持つのならば 僕と話を 静かなあの場所で 君が形を持つのならば 僕の背中をさわって笑ってよ 君に時間があるのならば そっと言葉を 本当のことだけを 君が答えを持つのならば 僕に光を それだけ さよなら  声が出ないよ 言えないよ 終わりの始まりが 隣で佇んで 誰も知る事ができない 小さな物語 僕らのプロローグ  君が祈りを捧ぐならば ずっと魔法は解けないままだろう 君が毛糸を編むのならば じっと待つから最初に着させてよ 君がソーダに溶けるならば そっとそれを飲み干してしまおう 君が世界を統べるならば きっと僕はいつでも幸せ  夜が長いよ 視えないよ 最後の瞬間は 隣に居させてよ 誰も知る事ができない 小さな物語 僅かなモノローグ  回旋塔にさ ふたり掴まって なんてことない くだらない秘密を分け合い温めて 「ラストシーンはここがいいな」って 目を瞑った君の長いスカート 少し揺れた  声が出ないよ 言えないよ 終わりの始まりが 隣で佇んで 誰も知る事ができない 小さな物語 ふたりのエピローグ
エゴcinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staffそうだよルーザー きみじゃないとして 誰がやるの これが最後なら 「だいたいのものは捨ててしまえる」  しょうがないさ 理由が無いのなら イメージの向こうが見えるはずはない 操縦桿(そうじゅうかん)に汗が滲んで そうだよラヴァー きみはどうしてる?  冷たいこの夜に「何が正しい」なんて 憂(うれ)う意味は無い  だから もう飛べない もう飛べない もう飛べない もう飛べない もう飛べないから 次の光の先まで見せて 僕は ソー・サッド・アバウト ソー・サッド・アバウト ソー・サッド・アバウト ソー・サッド・アバウト ソー・サッド・アバウトなんて 言いたくもないことを言いたくなるんだよ  「乞うなスヌーズを チャンスは2度とない どうせやるんだ 迷っちゃキリがない コールタールの匂いでやられても そうだよウィナー やるんだ」  罪のステージへ  だけど もう逃げたい もう逃げたい もう逃げたい もう逃げたい もう逃げたいのに 今もカルマは背負ったままだ なのに アイ・ミス・ユー アイ・ミス・ユー アイ・ミス・ユー アイ・ミス・ユー アイ・ミス・ユーだなんて 心底思うほど 僕らはエゴイスト  選ぶことすらやめた時 僕ら誰かの身代わりで ガンメタの重い引き金に 指をかける  だから もう飛べない もう飛べない もう飛べない もう飛べない もう飛べないから 次の光の先まで見せて 僕は ソー・サッド・アバウト ソー・サッド・アバウト ソー・サッド・アバウト ソー・サッド・アバウト ソー・サッド・アバウトなんて 言いたくもないことを言いたくなるんだ  もう逃げたい もう逃げたい もう逃げたい もう逃げたい もう逃げたいのに 今もカルマは背負ったままだ なのに アイ・ミス・ユー アイ・ミス・ユー アイ・ミス・ユー アイ・ミス・ユー アイ・ミス・ユーだなんて 心底思うほど 僕らはエゴイスト
返してcinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff明日僕らはきっとふたりだけ せめて泡になって消えるまで 小説の山にそっと火をつけ たき火をして遊ぼうよ いっそ東の岬から 大人たちの冷めた目を盗んで 次の船で逃げてしまおうか  いま 見えたんだ 夜と朝のつなぎ目が ただ ひたすらに それだけ探し続けたら ほら 見えたんだ 開け放った窓の向こう 白々と 陽は登る  まだ 分かるかな きらめく波の隙間には ふと 気づくんだ ふざけた顔のきみがいて すぐ 消えるんだ 夢と現実の半ばで ゆらゆらと 目が覚める  小さく生きるこの街には 武器やロジックはいらないのに  明日僕らはきっとふたりだけ せめて雨になって溶けるまで モルタルの壁に沿って大きな S.O.S.を描(えが)こうよ 行儀よく足を揃えた 兵隊達の落とした帽子を 被ったまま どこで泳ごうか  いま 作るんだ 深く煮詰めた欲望と すぐ 混ぜるんだ こねくり回す渇望(かつぼう)で ほら 満たすんだ 開け放った窓の向こうに繋げて  暴かれたこころを 捕まえて さあ さあ さあ!  僕らはずっとひとりだけ せめて上のまぶたが落ちるまで 鼻の奥がツンとするような映画の話をしていたい きみは呼吸を整えて 長い髪を思い切り切ったら 見たことのない顔をした  明日はきっとふたりだけ せめて泡になって消えるまで 小説の山にそっと火をつけ たき火をして遊ぼうよ いっそ東の岬から 大人たちの冷めた目を盗んで 次の船で逃げてあの国まで行きたいな  「ゆるぎない いとしみを かわらない あの日々を またとない あいまいな ことばを 返して」
ビハインドcinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff高く積み上げたものを 壊す時は一瞬です  焼け野原 ゴーストノート 聴こえる様 俯いた俺達の白昼夢  止まったままの時計塔を 黒が塗りつぶしていく  味気なく慰めて 紐解く様 焦げ付いた間違いの 裏側を  誰の為の手 ビハインド 君はなぜ道を急ぐの おお!
希望の残骸cinema staffcinema staff三島想平cinema staff江口亮・cinema staff果てぬ荒野をただひたすら歩いていく。 今さら道は戻れない、やめられない。 旅の途中で出会った人、別れた人。 望み全てが叶う訳じゃなかったけど。 星になったあの人に届けるような言葉を。 黒く塗ったあの日を肯定する歌を歌うよ。  ハロー、グッバイ。僕のフューチャー、 いま雨が振って固まった地に足をつけたなら絡まった糸をほどくよ。 朝になったウエストコースト。ただ雨は止んで広がった 空にそっと絶望を浮かべるような表情で。 秒針と運命はせわしなく動いている。  「次の街では夜の方が短くって宴が終わる前の晩に祈る」とか そうやって知っていったかけがえの無い知識が 少しずつ未来の重い扉を開けていく。  ハロー、グッドナイト、サッドフューチャー。 知らない内に落っことしたその希望の残骸をひとつひとつ集めて 完成したジェットコースター、またの名前は可能性。 まさに今イグニッション、僕だけの新世界へ。 大きく息を吸って、その目を瞑れば、 忘れる事すらも忘れてしまうぐらい素敵さ!  負け犬の遠吠えに聴こえるならそれでいい。 それでも自分自身を肯定する歌を歌うよ。  ハロー、グッバイ。僕のフューチャー、 いま雨が振って固まった地に足をつけたなら絡まった糸をほどくよ。 朝になったウエストコースト。ただ雨は止んで広がった 空にそっと絶望を浮かべるような表情で。  ハロー、グッドナイト、サッドフューチャー。 知らない内に落っことしたその希望の残骸をひとつひとつ集めて 完成したジェットコースター、またの名前は可能性。 このレールを滑る役の替わりなんていないってことに 今になって気づいたって、それはきっと遅くなんてない。
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
エイプリルフールcinema staffcinema staff三島想平cinema staff江口亮・cinema staff最初の夜が静かに明けて何か不思議と笑えてきたんだ。 似た者同士でいるってことがふたりを繋ぐ理由の全てだった。  快晴の表参道。ギターを担いだ少年の想像と違う未来。 誰かの聞き飽きた言い訳と。  急ぎ足で横に並ぶきみを見ていた。 それだけで多分良かった。  最初の日からどれくらい経つっけ。 何か変わった?ときみが言う度、すれ違うことが増えてしまった。 きっと大丈夫だと思っていたのに。  抽象的な映画がやるせない日々を加速させたり、減速させたり。 ぼくらは少し疲れちゃったから。 ただそれだけなのに。それでいいのに。  最後の夜が間近に迫って、何が見えるの?ときみは言うんだ。 記憶の中に閉じ込めていた沢山の嘘で胸が痛いよ。  もしもぼくの夢の中にきみが出たら少し照れてしまうけれど、伝えたいよ。 感謝と「ごめんね」を。  最後の夜が終わったとしたら、何が変わるの?ときみは言うんだ。 せつない歌が流れてぼくは何も言えないままでいたんだよ。 最後の夜が終わったとしても、きっと明日もすぐに過ぎるだろう。
lost/stand/alonecinema staffcinema staff三島想平cinema staff江口亮・cinema staff上手くコントロールできないことだらけ沢山積み重ねた。 同じ穴のムジナだって気づいてしまったんだ、この狭い部屋の中で。  きみはシーガル、溶けあって消えていく。そんな顔で泣かないでくれ。 今日みたいな雨のひどい日は、バカじゃない?と僕を笑ってよ。  つまりアップデートできない日々ばかりだった。迷路のようだ。 きみの存在やプログラムもぼやけてしまって取り残されてしまった。  つまり錯覚、きっと盲目、やっと到達。  いまイリーガル、冷たい手に触れる。そんな声で起こさないでくれ。 話したいな、これからの事を。嘘みたいな本当の話を。  勝手に思い出の色をセピアに染めたって優しくなれる訳じゃない。 それなら先の方へ足を向けるぐらいは 何べんだってやってみる価値はあるんじゃない?  きみはシーガル、溶けあって消えていく。そんな顔で泣かないでくれ。 今日みたいな雨のひどい日は、バカじゃない?と僕を笑ってよ。 いまイリーガル、冷たい手に触れる。そんな声で起こさないでくれ。 話したいな、これからの事を。嘘みたいな本当の話を。  きみはsea girl。 修正できなくなる前に!
somehowcinema staffcinema staff飯田瑞規cinema staff江口亮・cinema staff街灯の明かり 長く伸びた影は 1つずつ数を減らして 肩を丸めて歩き続けた 海の底を進むみたいだ  慌ただしい日々に 置いてけぼりにされて 少しずつ嘘を重ねた。 明日が来るのを待っていたのは 幼いままの僕だった。  歩道橋の上で 曇りがちなその顔で 過ぎていく季節を眺めていた。  華やかな街の片隅で 今静かに終わりを告げた。 忘れたくないな 全てはここから始まろうとしてる。  ひとごみの中に 紛れてしまえば 楽になれるのだろうけど、 それでも僕ら歩き続けた 背を向けてしまわぬように  臆病になり過ぎて 立ち止まるのはやめようよ 遠回りをしても構わないよ。  鮮やかな街の片隅で、今そっと手を差し伸べた。 「生まれ変われるといいね。」 あなたの居ないこの街でも また逢えるような気がしてさ。 行き場のない言葉も 抱えて行けたら。  答えなんてなくとも 踏み出す理由はあって 昨日までの僕らに さよならを言わなくちゃいけないな。いけないな。  今何て言えるかな? 晴れ間が広がってくような こんな気持ちを何て表せられるかな?  華やかな街の片隅で もう一度笑えるように。 「生まれ変われるといいね。」 あなたの居ないこの街でも まだやれるような気がしてさ。 忘れたくないな 全てはここから始まろうとしてる。
crysis maniaccinema staffcinema staff三島想平cinema staff江口亮・cinema staff環八から南下、駒沢通りへ。急転直下で246まで。 環七を抜けて明治通りを北上。高速に乗ったらぼちぼち夜明け前。  渋滞なんて参っちゃうね…、危ない危ない、そこをどけ。  鳴らすぜサイレン、いつまでだって。  白黒の中に真っ赤な光。ひときわ目立つこのボディ。 辿り着く場所さえも知らぬまま、あなたを救うため闇の中突き抜ける。  覚悟を決めなよ、覚悟を決めたら、 keep on keep on keep on keep on keep on keep on!! leap on leap on leap on leap on leap on leap on!! ピーポーピーポーピーポーピーポー ピーポーピーポーピーポーピーポー!!!!z
person on the planetcinema staffcinema staff三島想平cinema staff江口亮・cinema staff「選ばれた人、選ばれない人、誰が決めたの、そんな野暮を。 結局大切なのはこだわることにこだわってやるかやらぬかだけ」 とかなんか言ってたって〆切に遅れちゃって世に出なけりゃ世話がない。  夕暮れの陽よ、僕らは正しいのかい?それともまだ若いのかい?  最低のストーリーが回り巡って僕のもとへ。 最悪の展開は愛の言葉でごまかしたい。 あてはなくてもいいものさ。 ずるく生きてもいいのにさ。 泥舟あったら乗り込め!  噂によると今もこれからも地球は青く、丸いらしい。 そのこと自体キューブリックも描けないSFみたいなもので。  最高のストーリーは間違いなくそこにあって、 最初の一行は愛の言葉で始まりたい。  夢のロケットまたいでいざプラネット…。  まとめるとすれば、死ぬとき君が横に居てくれればいい、ってだけ。  最低のストーリーが回り巡って僕のもとへ。 最悪の展開は愛の言葉でごまかしたい。 あてはなくてもいいものさ。 ずるく生きてもいいのにさ。 泥舟あったら乗り込むけどもっといい船あるなら教えて!
境界線cinema staffcinema staff三島想平cinema staff江口亮・cinema staffついさっき迷い込んだ壁がないこの迷路。 誰かに追われてるのか、誰かを追っているのか。 その答えを知ったら消えてしまいそうな気がして。  「逃げろ、逃げろ、逃げろ。焦る、焦る、焦る。」 「逃ゲロ、逃ゲロ、逃ゲロ。焦ル、焦ル、焦ル。」 焦ってしまう。  僕に良く似た少年が向こう側に立っていた。 君はずっと前からここに居たのだろうか? ついさっき迷い込んだような気がしたこの迷路。 もしやずっと前からここに居たのか?  「変わる、変わる、変わる。違う、違う、違う。 変ワル、変ワル、変ワル。違ウ、違ウ、違ウ?」  全てここで始まり、全てがここで終わる。 つまり過去と未来の境界線など無いのだった。
overgroundcinema staffcinema staff三島想平cinema staff江口亮・cinema staffあの日のままの僕なのに、月日が流れ、歳を取る。 どんな景色やどんな感触が僕を待つのだろう?  日差しが突き刺すようなある日に僕等は おぼつかない足下で街をさまよった。  これからも、面倒くさいことややりたくないことはきっとつきまとう。 不安だけはもう、確実に一生なにがあっても寄り添ってくる。 それでもたいていの事はいつかきれいさっぱり忘れちまうんだ。 そうやって日々の在処を探して少しずつ進むのだろう。  この足跡は今もなお深く刻まれ続けてる。 手を伸ばしたらきっと届くよ、きみの未来へと。  10年前の自分に会えるとしたらきみは何を言ってあげたい? 10年後の自分に会えるとしたら僕は何を聴きたいのだろう。 10年の間に何が変わっちまって何が変わってないんだろう。 そうやって日々の在処を探して少しずつ進むのだろう。  あの日のままじゃいられない。月日は流れ、戻らない。 どんな景色やどんな感触が僕を待ってる?  この足跡はまだ続く。深く刻まれ続けるよ。 手を伸ばしたらきっと届くよ、次のステージへ。  歳をとった僕等はきっと凄く美しい。 歳をとった僕等はきっと凄く楽しいよ。
切り札cinema staffcinema staff三島想平cinema staff江口亮・cinema staffさあ今だ、かざせよ切り札。この未来は君のものさ!  ぎらぎら燃えてる。醒めない夢でも見ているように。 身体が求める。強い奴が居る場所を。 クラクラ揺れてる。確かなものなどここには無いから ただただ求める。力の溢れる場所を。  次の戦いが僕を待ってる。 新しい日々の合図が聴こえる。  さあ今だ、かざせよ切り札。この未来は君のものさ! その笑顔で世界を揺らせばその後は自分次第だよ。  ダラダラ続ける日々には少しも味気が無いから 身体を委ねろ。刺激的な混沌に。 ビリビリ痺れる。アドレナリンは放出しっぱなし。 ワクワクしている。これから起こるリアルに。  さあ今だ、大きく踏み込め。夜の中に置いていかれぬように。 その希望とシンクロしたなら、きっとすぐに光はあるよ。  果てなき旅路をただひたすらに進んで、 行くべき方向を見失いそうになっても、 運命なんて言葉は信じるな。 オーケー、君の思うままで。  過去の苦しみもどんな後悔も、新しい日々が受け入れてくれる!  だから今だ、感情のままにその想いを解き放てよ。 その笑顔で世界を揺らせばその後は自分次第だよ  さあ今だ、かざせよ切り札。この未来は君のものさ。 描き出せ、その物語を。君こそが主人公だろう?
deadmancinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff動き出した夜の速度が僕を追い抜いて、あさっての方へ。 下を向く僕はつまづいた。靴紐がほどけ膝を擦りむいた。 傷口に砂を塗り込めば、びりびりと伝わる痛みが僕を刺す。  身体と心はばらばらだ。剥き出しのままでなんとか生きていた。 僕達は人である前に只の器に過ぎぬなんて誰が言った?  闇の中で笑ってるあいつは100ぺん蘇るのさ。 さらば神様。血が揺れて凍りつくまで。  気づかないふりをして奴らはまだ笑ってる。 色の無い目を開けて街に蔓延る。 青色の鳥はいつに鳴くのだろう?  闇の中で笑ってるあいつは100ぺん蘇るのさ。 さらば神様。血が揺れて凍りつくまで。 新しい火が燃えている。あいつはどうやら眠ったみたいだ。 さらば神よ。次の世でまた会う日まで。
wildcard2cinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff雨粒に打たれるのはとっくのとうに慣れている。 体裁を繕うよりは汚れたままの方がマシ。 テレビの前のあいつらは嘘八百を捻り上げ それを奇麗に並べては満足気に笑ってる。  どうした、いわばイミテーター。 そのままじゃとんだイカサマじゃないか。  今では言葉なんてのは誰の為でも無くなって 陳腐なまでに与太話、積み重なった抜け殻だ。  どうした、いわばイミテーター。 そのままじゃとんだイカサマじゃないか。  それなりのことはそれなりにしてぼかしてぼかして滲んだまま…
RIDICULOUS HONORcinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff想像の中でぼくは飛んでる 静寂に包まれるの繰り返し ちょうど今冬色のマフラーとつながって 衛生を掴もうとしているという妄想を  タイム・トゥ・ゴーの合図があった 瞑想…もう行こっか?  高層ビルを乗り越えて 千里の先に突っ込んで こうなる事は最初から知っていた どんどん高度低下して 名誉の果てに散っていく 死海の底の向こう側は勧善懲悪です  合図がきこえた  FMを全開にして teenage fanclubを聴いて  能動的な行動です 衝動だけの影響で そうなることは最初から聞いていた どんどん明度低下して 名誉と共に散っていく 陶酔 ぼくの精神構造 完全倒錯中
dramacinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff必死になって漕いだって、傷をつけられたってなんだって、 なかなか上手に前に進まない。 逆風常に激しくて、ずっとオールに波が張り付いてる。 それでもドラマはその続きを待っている。  何万年も先の光の中から僕を呼ぶのはあなたなんでしょ? 最終回のような毎日を生きていきたい。 起死回生の合図を僕にちょうだい!  凝り固まった現実と夢想思いついては繰り返し、 堂々巡りに疲れてしまったよ。 いざと始めたことだってすぐに忘れてやめてしまったし。 …それでもドラマはきみの帰りを待っている。  何十年も前に出来たセオリーを壊すのならばそれも有りでしょう。 大時計が刻んだ時間より速く行ける起死回生のプランを僕にちょうだい!  必死になって漕いだって、傷をつけられたってなんだって、 未だ逆風常に激しくて、そしてオールに波が張り付いて…。  何万年も先の光の中から僕を呼ぶのはあなたなんでしょ? 最終回のような毎日を生きていきたい。 起死回生の合図を僕にくれ!  ああ、この身体を、この心を、捧げたって構わないさ! 誰の為に鐘は鳴るのか。今、ドラマはラストシーンへ。
シャドウcinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff揺れたあなたの影が消えてしまう前に、 この燃えるような想いのままに走り出したら、また会えるかな?  先の見えないこの道を登りきったら何があるのか。 あなたは多分そこに居るだろう。僕が手の届かない、知らない場所。 伝えたい事は単純で。でも結局口に出せずに。 間違い探しを続けてきた僕は置いてけぼりだ。  同じ空気を吸っていたはずなのに僕ら、まるで違うね。 スローモーションに包まれたようにひとり思い出す。  触れたはずのあなたが遠く霞んでいく。 それでもあなたに胸を張れるように歌ってるんだよ、今も。  先の見えないこの道の先の景色を見てみたいよ。 あなたは僕が辿り着いてもその先に居るのだろうけど。  無駄と思える事も全て繋がっていた。 いつかそうやって思えるように今は只、足を進めるだけ。  揺れたあなたの影がぼんやり見えてきても この燃えるような想いのままに走り続ける。  揺れたあなたの影がはっきり見えてくるまで この燃えるような想いのままに走り続けよう。  僕が探してるものはきっとそこにあるだろう。 あなたのようには歌えないかもしれないけれど、 まだやれるよ。 また会えるよ。
竹下通りクラウドサーフcinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff街は荒天にも関わらず人で溢れてヤバい。 なのに何故かハイな気分になる。 若いカップル、学生の群れ、軍服の人…。 さながらここはCBGB。どうしたって構わないの?  ああ、ごった煮の竹下通り…クラウドサーフしてみたい!!  あーイライラしない未来、自分次第。 あーギラギラしたい場合、世界破壊。 もう期待しない期待しない期待しない。 あーまだまだ時間じゃない、いかんいかん。  雨はどんどん強くなって傘も吹き飛ぶ。 ヤバい、なのにどんどんドープな感じになる。 待ち合わせの時刻なんて忘れちゃった。 ここで流れるACDC…マジでイルだ。  あーイライラしない未来、自分次第。 あーギラギラしたい場合、世界破壊。 もう期待しない期待しない期待しない。 あーまだまだ時間じゃない、いかんいかん。  クレープ屋のおっさんがイングウェイだってのは ティーンエイジャー達の都市伝説だった。  ああ…ごった煮の竹下通り…。 クラウドサーフ、1、2、3!!
地下室の花cinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff知らない部屋のざわざわだ。 今にもなんか起きそうで僕の頭はどうかなっちまう。 毒にも薬にもならない新聞記事を読みながら 自分の番が来るのをじっと待っているのだった。  こんな地下室の端にもひっそり花は咲いていて どれも同じように上を向いていたんだ。  その抱えた傷跡、すぐ瘡蓋になって 剥がしてはめくり、また繋いでいくのさ。 今小さな希望が集って混ざって 気づいたらきみは手を広げて飛んでいた。  汚い壁の落書きに妙な哲学を感じて僕の頭は冴え渡っている。 知らない奴が笑ってる新聞記事を破り捨て膨れ上がった妄想を叩き付けろ。  その抱えた傷跡、すぐ瘡蓋になって 剥がしてはめくり、また繋いでいくのさ。 今小さな希望が集って混ざって 気づいたらきみは手を広げて飛んだ。  重ねた想いは言霊になって 壊れては直しまた繋いでいくのさ。 いま大きな未来が集って混ざって 気づいたら僕は…。  知らない事だらけでさ。でも船は止められない。 だからもう一度だけ叫ぼう。いま世界が始まる。
compasscinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff誰がこの方位磁針を壊したんだろう。 僕はもうどこに行けばいいんだろう。 迷わずにあなたのところへ辿り着くことができるだろうか? 汚いものばかり吸い込んで。  あの月が満ちる頃きっときみは普通じゃいられない。 そんな哀しい作り話を気にしてしまう僕らはとても切ないね。  飢えてる事に飢えていた僕はからっぽのまま時間だけ経って。 似ているね。まどろみのようさ。聴こえるよ、新しい産声が。 美しいものばかり吐き出した。  タブレットが未来を閉ざして、さあ初まりの日が近い。  こんな奇麗な空なのにな。僕には何もしてあげられない。  きみはあの地図を広げて言ったんだ。 「足りないものだらけなの」  きみが壊した/方位磁針が/ふらふら揺れて/僕を指した/ 生きているのと/死んでいるのの/狭間で僕ら/闇に誘われて/夜に追われて/ 道を見失う。  そんな哀しい作り話を気にした僕らは切ないね。 こんな奇麗な空なのにな。僕には何もしてあげられない。 きみはあの地図を破いて言ったんだ。 「行きましょう、朝の方向へ」
expcinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff出来ることならば悩むのはそりゃ避けたいし、 昼間から絵画の中に入り込みたいんだよ。 それでも日々がまた気づけば押し寄せてきて 頭の中はまだまとまりきらないまま。  いっそこのまま全て投げ出して外に出かけたなら何かを見つけられるの?  探せ、そのタイトルを。欲しいものは多い方がいい。 燃やせ、このキャンバスを。今あなたはとても素敵さ!  憂鬱な夜が連綿と続いてるから 時には悶々と考えちゃうこともあるし。  いっそこのまま夢に飛び込んで 心を委ねたならその答えは出るかもね。  壊せ、こんなイーゼルは。かっこ悪いままじゃ嫌だし。 次の交差点で僕はどんな景色と出会う?  行き先も決めずに歩き出していいんだよ。  どうしたら跳べるかだって?そんなこと訳ない訳ない。 深呼吸をゆっくりしたら、北極星が視界から消えないように!  探せ、そのタイトルを。欲しいものは多い方がいい。 燃やせ、このキャンバスを。今、あなたはとても素敵。  行き先も決めずに歩き出した。 そのままのあなたが生きた芸術なんだよ。
特別な朝cinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staffあなたはハイウェイと夜を愛していた。 私は特別な朝を1人で待っている。  揺れ続ける雨戸、冷めたシチューの鍋。 喜劇はともすれば悲劇に変わると分かっていた。  闇の隙間から次の季節が覗いて、 手を伸ばせばもう、光はすぐ側にきていたのに。  息が白くなっても、退屈に過ごしても、あなたが居なくなっても。 世界は大して変わらない。  滲んだ未来が次の季節を隠した。 道理で坂道が長いなって思っていたんだ。  あなたはハイウェイと夜を愛していた。 私は特別な朝を1人で待っている。  闇の隙間から次の季節が覗いて、 手を伸ばせばもう、光はすぐ側にあった。 あなたが居なくても大して世界は変わらない。
ハトガヤ・ゲットーcinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff真夜中のクラブ・ゲットーでその計画は始まる。 白い街灯の光だけを頼りにして密かに集まった。 スラムみたいなこの街では明日なんて頼りにしちゃいけない。  そうして僕たちは大人を知った。 傷をごまかして大声で歌っていよう。 とっくのとうに過ぎた終列車。 自由の保証なんて誰がしてくれんだ?  嘘ばっかりの大通りで消えていくSOS。 僕らただ逃げる場所を探してただけだっていうのに。 何も知らぬまま何も得ぬまま朝が来るのに怯えていたんだ。  そうして僕たちは大人を知った。 傷をごまかして大声で歌っていよう。 とっくのとうに過ぎた終列車。 自由の保証なんて誰がしてくれんだ?
the ghostcinema staffcinema staff三島想平cinema staff3階の寝室で生きる秘宝を探してる。 身体の無い僕じゃもう触れる事もできないけど。  きみは天使みたいだなあ。僕に似なくて良かったな。  闇が消えるまで眠るきみを見ていたい。 本当は今すぐでもきみと話したい。  窓際の白い壁や柱に付けた傷跡に沢山の喜びや悲しみが染み付いている。  それは当たり前の風景。だけど尊いんだな。  朝に踊り場で遊ぶきみを見ていたい。 一眼のカメラを持ち、フィルムに収めたい。  きみの小さなその目で見つめるものを一緒に見てみたかったけれど。 いつかはきみと一緒のお墓に入りたいな。  闇が消えるまで眠るきみを見ていたい。 本当は今すぐでもきみと話したい。 朝に踊り場で遊ぶきみを見ていたい。 一眼のカメラを持ち、フィルムに収めたい。 本当だよ!
孤独のルールcinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff国道沿いの小さな部屋できみは暮らしていた。 車の音で寝られないのと夜更かしを重ねて。  大人らしく髪を染めたのに気づかない?と僕を責めたね。  僕らはあの日々を忘れてしまうだろう。 それでもこうしてなんとかなってる。  街が変われば人も変わって季節も変わるもの。 孤独のルールを学んだきみはもうあの部屋にいない。  僕らはこれからも迷ってしまうだろう。 それでもいつかは笑い合えるように。  国道沿いの小さな部屋は駐車場になってた。
青写真cinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff飛ばした飛行船。 僕らは最後の旅に出た。 大きなアカシアの向こう側まで行けたらいいな。 何があるんだろうか。  終わらない白昼夢。いつまでも続く逃避行。 きみは目を伏せた。  朝へたどり着いたら2人は1人ずつになる。 僕が笑ってあげるよ、きみのその青写真を。  日照りが丘に2人は腰を下ろした。 あの遠い街の明かりをきみは見つめて微笑んだ。  夢は夢のまま。  朝へたどり着いたら2人は1人ずつになる。 誰も邪魔はできない小さな幸せのなかで 僕らは背を向けて歩くよ。 その手には青写真を。
theme of uscinema staffcinema staff三島想平cinema staffいつもと同じ通りを抜け 家路について 狭い身体の中に閉じ込められていた 掘り出し物のスピーカーの前で赤い顔と 冷たい手を擦りノイズを浴びた時 僕は自由だった  頭と身体は少しだけ大人になった 誂えた気持ちが同じままの僕はいつまで飛べるんだ  過去を裏切って未来がやってきた そうして目を閉じて消えた朝焼け あなたは今なお大きな音を出していた それを誰か笑えるかい  ざらつく夜に僕はひとり ビールを買って 狭い部屋の中で考え込んでいた 僕はあの日に曲がり角を曲がらなくて だけど今の僕もそんなに悪くないな  1,2,3で手の鳴る方へ 我らがスーパーマン まだまだ飛べるさ  過去を見送って未来がやってきた そうして目を開けて見えたステージで 僕らは今でも大きな音を出していて それを誰か笑えるかい  1,2,3,4 We need Y.D. 1,2,3,4 We need P.B. 1,2,3,4 We need jazz master 1,2,3,4 We need green guitar
dawnridercinema staffcinema staff三島想平cinema staff裸足のままの少年は涙を拭いて もう少ししたら変われると思っていた 孤独に種類があるのなら まだましな方だと思っていた  扉の向こう側には朝が待っているというのかい 今は少しでもいい 光の中へ  使い古された残像に手を伸ばして 出来もしないような約束を思い出していた なんて美しきこの世界 なんて汚いこの世界  どれだけ分かり合えたら 刃をしまっていいんだろう いつかは顔を見合わせて笑い合えるのだろうか 光よ  剥き出しの心臓は誇りに満ちたままで 痛む足を引きずって尚もまだ進むんだ 少しでもいい 光の中へ  扉の向こう側には朝が待っているのだろう 刃をしまう時には笑いあえているのだろう  僕ら 腰を上げて 光の中へ
tokyo surfcinema staffcinema staff三島想平cinema staffイヤフォンの中で彼女は小さな心の声を並べて繋いだ それを卑下して嘲るもいいさ 敗者の弁と喚くのもいいだろう  鳴らしたフィードバックは消えてしまった それでも闇の中 手探りで泳ぎだす  さあ舵を取れよ 鈍く光る東京の街 涙の跡を取り繕う間も無いままこの波に突っ込んで  一遍の儚い叙情詩のように生きてみたいと願った事もある  流された身体をせき止めた声 冷えた感覚にもう慣れてしまったのだ  さあ時は来たよ 今も僕は東京の街 あてど無くとも 日々は進み続いていく 疲れては止まる  ひっそりと溜め息が空に溶けるのを見ていた  さあ舵を取れよ 鈍く光る東京の街 涙の跡を取り繕う暇は無いよ  理由は無くとも僕ら笑い合うだろう 答えは無くともそれなりに行けるだろう この街も悪くないな
borkacinema staffcinema staff三島想平cinema staff夕凪の中でゆっくり踊るボルカ あの蝋燭に灯を灯してあなたが帰るのを待っている  まだ波打ち際でゆっくり遊ぶボルカ 羽ばたいても飛べないから暁の空に歌っていよう  君はいつだってその目を濁らせ 鍋の中をかき混ぜていた 頼んでないのに季節は変わって 考え事はもう忘れちゃった  この海の向こう側に何があるのか 小さな身体の端から端までを繋いで アンテナにして 感じたい  夕闇の中でひっそり歌うボルカ あの蝋燭の灯が落ちてもあなたが帰るのを待っている  冷えきった身体は東の風に晒されて 悲しみ 妬み 憤り 喜び 愛しみ 全てひとつになる  夕凪の中でゆっくり踊るボルカ あの蝋燭に火を灯してあなたが帰るのを待っている  さあ 羽を広げて大きな声で ボルカ 飛べなくても責めやしないよ暁の空に歌っていよう あなたが帰るまでは
shiranai hitocinema staffcinema staff三島想平cinema staffやあ 聴こえるかい ここにはもう僕らだけ 白い息 重なって消えるなら この心燃やしていけ  大きな手と身体を震わせるその仕草 懐かしく新しい感覚だ 奇麗だな  いざ打ち放ったワーニングガン 最短距離には意味がない  さあ 何一つ変わらないこの場所で始めよう あの時の叙情がもう奪われてしまっても  この耳を刺したワーニングベル 導かれるまま明日へ さよなら
sea saidcinema staffcinema staff三島想平cinema staff海の匂いがして2人は目を覚ます 窓を開けては耳を澄ませる 汽車は北へ向かう  気づけば左手に雪解けの感触 狭いトンネルを抜けたのならそこは新世界  長い冬を超えて夢を見せておくれ 眠たい目をこすっては 身を寄せた  海は僕の中に静かに語りかけた 「次の場所まであとどのぐらい?」 線路が続くよ  君は黄昏てうつむいた 愚かと言われてもいい 今はもう帰れない旅の半ば  長い冬を超えて夢を見せておくれ 冷たい手を重ね 神様こんな僕らを許してよ  北の向こう側へ そこには何がある 奴は知っている シー・セッド・アバウト・ユー
sitar of bizarrecinema staffcinema staff三島想平cinema staffねえ その三文芝居をもうやめにしたくなる様な 新しい遊びをさ 僕らで見つけよう 息を呑むような  鳴らせ シタール すり減る日々を終わりにしたら 探せ ビザール ブルーとブルーの合間をぬっていこう  例えばさ 人の無い明治通りを抜け 夜の終わりを見届けて服を燃やすとか  鳴らせ シタール すり減る日々を終わりにしたら 探せ ビザール ブルーとブルーの合間をぬっていこう  ぎらぎらと目を光らせ奴らは群れる それを見た君はただけらけらと笑った  鳴らせ シタール すり減る日々を終わりにしたら 探せ ビザール ブルーとブルーの合間をぬっていこう
unsungcinema staffcinema staff飯田瑞規cinema staff微かな音を立てて 病室の窓を四月の風が叩いた 歳を重ねては 譲れない事や 手離せなくなる事もあるでしょうと  屋上から破り捨てたカルテは 今もまだ宙を舞っている  朝がやってくる前に 書き換えてしまいたいな 白衣を着た彼らも 嘆いてばかりはいられない 君がもう何一つ 恐れずにいられるように  冷たい指先で秒針に触れる 少しずつ戻していく 我が子を持てば 残したいものや 聞かせてあげたい歌があるのだと  膝を抱えて 季節は変わっても また此処で始めよう  確かに君は誰かに愛されているよ 痛みだけを取り除こうか  朝がやってくる前に 書き換えてしまいたいな 白衣を着た彼らも 嘆いてばかりはいられない 君がもう何一つ 恐れずにいられるように 大丈夫だよ
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
fierycinema staffcinema staff三島想平cinema staff静かな部屋 誰もいない部屋 つめたい息を吐いて 貴方のことを思う 時は経つ  湿った床 傷のある壁 窓の外を眺めて 貴方のことを思う  赤く染まっていく 記憶はもう忘れたいのに 季節のように  静かな部屋 誰もいない部屋 手紙に火をつけたら 貴方のことを思う  我はゆく この痛みを抱えた身体を震わせて 我はゆく 風車は自由を掲げ今日も回る
great escapeGOLD LYLICcinema staffGOLD LYLICcinema staff三島想平cinema staff亀田誠治・cinema staff例えば俺が俺じゃないとして、お前はお前だと言いきれるのか? 砂の器を壊して、こぼれた心を拾って集められるか?  誰かの呼ぶ声が耳鳴りに変わった。 時が止まったみたいだ。さあ、目を覚ませ。  深い闇を俺は抜け出した。疾風(はやて)みたいに逃げ出した。 生きた屍みたいだった俺達は、壁の外へ。  例えば世界に光が無いとして、お前はお前を見つけられるか? スローモーションで映った景色のピースを数えて繋げられるか?  誰かの泣き声が地響きに変わった。 ゼロから始めよう。さらば、最後の夜(よる)。  長い夢を俺は抜け出した。赤い身体で逃げ出した。 飢えた獣(けだもの)みたいだった、俺達の目。  嵐の彼方へ踏み込み、手を伸ばし、 刺さった刃(やいば)をおもいきり抜いて言った。「俺はお前だ」  深い闇を俺は抜け出した。疾風(はやて)みたいに逃げ出した。 生きた屍みたいだった俺達は、壁の外へ。 また会おうぜ、地図にない場所で。
望郷cinema staffcinema staff三島想平cinema staff灯りを消したのは時計の針が二時を越えたあたり。 ため息の数だけディスプレイに映し出される虚構。 忘れ物が何かということすら忘れてしまったな。 星降る夜なのに、窓の外を見ることも無く眠る。  その孤独と手を取り合うあなたはとても美しい。 でも、未来と手を取り合うあなたは更に美しいでしょう。  灯りを点けたのは時計の針が四時を越えたあたり。 21号にはまだ静けさが残り車も無い。  さあこれから僕は行くよ。あの坂道を越えていくよ。 そのままあとに続け。理由なんて最後に探せるよ。探せるよ。  もうすぐ朝は来るよ。間違いなく朝は来るよ。 そうしたらあなたは、手を離しても歩いていけるだろう。 行けるだろう?故郷へ、行けるだろう。
世紀の発見cinema staffcinema staff三島想平cinema staff悲劇の始まりを告げるアラーム。 ほら吹き男はひや汗をかいて。 「このまま世界を、未来の変化を知られないまま変えてしまえばいい!」 天才的な発明を思いついた。  どのぐらい待てばいい? バラバラと音を立て、崩れていく方程式とレポート。 痺れてきたその脚。セメントで固めちまえ。 いい香りがしてきた、上手くいきそう。  今だ、蜃気楼になれ。僕は全てを汚したい。 …世紀の発見なんかは必要あるのかい?それって食えるの?  今から迎えに行くから待ってて。 何処に飛べば君に会える?  そうだ、航海士になろう。僕は何にも乱さない。 科学の発展なんかは必要ないのさ。歳を取っても。  このまま世界を、「昨日の変化も分からないまま変えてしまえばいい!」 なんてばかげた発想だ。
時計台cinema staffcinema staff三島想平cinema staff時計台には今日も陽が昇り、デジャヴのように飛び込んでくる風景。 時計の針は今日も動かない。 同じ場所を指したままだった。  机上で幸福論を唱えても世界は変わらない。 そうして皆、歳を重ねた。尊びと蔑みを繰り返してさ。  「残酷にも不平等に与えられた今」を生きる、僕たちは。  「あなたの前に道は無くてあなたの後ろに道が出来る」 君はそう言って瞼を閉じる。人々の刻んだ足跡を辿って。  時計台には今日も陽が昇り、誇り高い姿のままで小さい影を作る。
日記cinema staffcinema staff三島想平cinema staffその日常は当たり前すぎて、日記帳なんて必要無かった。 「旅の支度をしよう」みたいな話を繰り返す。  カレンダーをめくる小さな音。ヘッドホンから漏れる微かな音。 始まりの合図なら聞こえた、そんな気がしていた。  僕らの間違いは誰かのせいにしてしまえばいい。 そのままで二人は、他のものを全て消した。  買ってでも知った苦労があって、多分いつかそれも忘れる。 「旅の支度が出来たみたいだ」そんな嘘をついて。  僕らはまた今日もその先を選んでしまったんだ。 雨のなか二人は、深く眠るふりをしている。  明日のドアの鍵はまだ開かないようだね。 水の泡みたいだった。 二人は美しい。  僕らの間違いは誰かのせいにしてしまえばいい。 これからの二人は、雨の中をただひたすら歩く。
待合室cinema staffcinema staff三島想平cinema staff待合室は誰のものでもない。ましてや君は誰のものでもない。 いつの日か返してくれるならば。 僅かな恋心は僕が引き受けてあげよう。  チェックチェックチェック、雨が降って地面が固まるらしい…。 チェックチェックチェック、風が吹いて桶屋が儲かるらしい…。 やあやあやあ、いつの間に噂話は広まった? やあやあやあ、美しい朝焼けの無い街に興味はない!  待合室は湿度を上げていく。その中君はブラウスを着ている。 汽車はもう行ってしまったのにな…。 小さな後悔なら僕が噛み締めてあげるよ。  YES、YES、YES、答えはNO?気にも留めずに「はい、どうぞ」 YES、YES、イエスに祈りたい? こころの中に煩悩を、シェイクシェイクシェイク! 目が回る…。  待合室は誰も居なくなった。それでも僕はじっと座っていた。 いつの日か再会できたのなら、僅かな恋心は僕が引き受けたいな。 今ではその先のことを思い出すのがやっとでした。
いたちごっこcinema staffcinema staff三島想平cinema staff背の高い男が積み木を積んでは倒して、未来の行方を占う。 酒を飲んで飯を食いながら吐き出した。 よそ見してそのままで僕らはいたんだ。  どうしてこの眼は輝きを失った? ギリギリで僕は生かされていた。  啓蒙思想の果ての果ての果て。 このまま明かりを消してしまいたい。  その眼で色のない風景をどうしたい? ぎりぎりで僕は生かされていた。  いたちごっこはもううんざりです。 消えろ、俺の目の前から。早く、消えろ!
あのスポットライトを私達だけのものにしてcinema staffcinema staff三島想平cinema staff君は甘い匂いにつられてやって来た。 覚えたての言葉で挨拶を交わす。 東の空では、宵に月が満ちる。  純白のドレスには沢山の返り血。 響き渡る拍手とカーテンコール。今も。 傀儡の指揮者は宵の月に問うた。 その美しさの謎を解明する為に。  台本を燃やし尽くした灰を被って、嘲笑は歓声に変わっていく。  寄り添った二人は宵の月に誓う。 「あのスポットライトは、私達だけのもの!」
夏の終わりとカクテル光線cinema staffcinema staff三島想平cinema staff少年は夢を見る。 歌う様に踊る様に。 下校の鐘が鳴っても、泥だらけになっても、 カクテルの光線を夢見て笑っている。  一際小さな身体で一際大きな声を出す。  この青い空の下であなたは輝いて、 まるで向日葵の様に両手を広げた。 涙さえも飲み込んで、それでもまだ追いかける。  少年は夢を見る。 数字の無いユニフォームを綺麗に畳んで。 グラウンドの外側から一番大きな声を出す。  この朱い空の下で伸びた君の影。 まるで向日葵の様に誇り高い姿。  …今日で夏が終わるなんて誰が決めたというのだろう?
蜘蛛の巣cinema staffcinema staff三島想平cinema staff奴はもうとうに何処かに行ってしまった。 その上、寄りかかったこの絶望だ。 蜘蛛の巣に踏みこんで、くだらない想像を消せ。
革命の翌日cinema staffcinema staff三島想平cinema staff思えば遠く歩いてきたもんだ。 冬の寒さも忘れてしまったな。 白昼堂々、戦車が道を行く。 それを横目に彼女は決意する。  「私は濃霧のように誰かに寄り添いながら、涙を拭ってやりたい」  あの街の灯、鳴り響く鐘の音、全てを抱きしめて。 泣き笑って、汚れた顔のまま確かに息をしている。  鳥かごの中、争いは続いている。 その光景は報道されぬまま。  彼女は、手を大きく広げたらそれが合図と言った。 火傷の跡を隠すそぶりも無く、シュプレヒコールの中を飛んだ。  あの街の灯、鳴り響く鐘の音、 全てを手にいれた。 泣き疲れて、汚れた顔のまま静かに目を閉じる。  事実がフィクションに勝る、革命の翌日。
溶けない氷cinema staffcinema staff三島想平cinema staffさあ始めよう、パレードを。行進していく動物の群れ達。 その散文を読み上げて、喉を枯らした司会者の彼。  汚れたあなたは西を向いて祈った。 「私は溶けない氷になりたいの」 ..そうして夜(よ)は更ける。  僕だけがまだ立ち尽くし、歳を取っても変わらないまま、 あなたの背中を見続けているだけで。  朝焼け。かざしたその手の先の灯を探そう。 探そう、許しのその意味を、大きな落し物を。  あの坂越えれば、答えに辿り着く。 あの坂下れば、あなたに追いつける。
西南西の虹cinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staffどれだけ揺すっても、溶けない水と油。永遠の未完成。  生まれるこの気持ちを、言葉だけでは説明できない。  雨に打たれていた。 俺たちは襟を立て、間に合わなくても進むだけ。 その地図を捨てちまえ。  濡れた袖を絞り、速度は落とさぬまま、 泥だらけの靴と、かき消されていく足音。  それでも、手を取らぬ俺たち。 ただ、同じ方角を目指している。  雨に打たれていた。 俺たちは襟を立て、間に合わなくても進むだけ。走るだけ。 雨が上がったら、俺たちは悲しみと、風を追い越して、 あの虹を追いかけていく。西南西へ。
A.R.Dcinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff赤い視界の中。痛い思いはもうしたくは無い。 再会果たした時はもうスタンスを変えちまっていた。消えていた。  どっかで覚えてる。意識の片隅で。 どっかに眠ってる。魂の片隅で。  さあ、苦い記憶は消した。何回だって恋に落ちたい。 大嫌いな奴の声は知らないふりで。 ヤバいことに気づいた。いったい全体どうしたいんだ。 全ては記録されていく。  赤い誓いを切った。期待だけはもうしたくは無い。聴いていない。  どっかで覚えてる。意識の片隅で。 どっかに眠ってる。魂の片隅で。 どっかで分かってる。イメージの片隅で。 因果律歪めてるレコードを---。  さあ、苦い記憶は消した。何回だって恋に落ちたい。 大嫌いな奴の声は知らないふりで。 ヤバいことに気づいた。いったい全体どうしたいんだ。 全ては記録されていく。
発端cinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff北の空から消えた雨音。 数え続けた羊の数は1万を超えたというのに、まだ眠れない  あなたの声に耳をそばだて、その告白を黙って聞いていた。  断続的に光るビルの最上楷にいる夢を見た。 この街を見下ろしたのは誰のために?  あなたの声に耳をそばだて、その告白を黙って聞いていた。 あなたの声が頬をかすめて、この身体の中、静かに入ってきた。
いらないものcinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff電車の音。淀んだこの空の下。狭すぎて逃げる場所を探した。 因果の渦に巻き込まれた僕らは明け方の街の中に紛れた。  方法論・その正義・勘違い・偽善者・その過程。全部いらない。  行かないで、旅人よ。約束の時間はまだだよ。 今ならもう分かるでしょう、始まりは終わりだということを。  進化論・その理解・間違い・独裁者・その答え。全部いらない。  泣かないで、旅人よ。踏みしめたその足を上げて。 今ならもう分かるでしょう、終わりから始まるってことを。  「いずれ僕らはどうなるのかな」 理解したって得はしないのに、僕らはそれでも知ろうとすることを 何処のどいつが責められるんだろう?
小さな食卓cinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff冬の寝室では、窓に文字を書いて 遊ぶ子供達。ゆっくり大人になった。 風呂に炎を灯し、理由も無く笑える。 空もろくに飛べないが、ゆっくり大人になった。  階段を上がる音が聞こえて。「ぎしぎし」と。 毎日のいのちの営みを。  僕らの悲しみや苦しみは、分かち合って食卓の料理に並べた。 君の慈しみや優しさは、スープの中。 誰かを救うことに気付かないまま。  階段を上がる音が聞こえて。「ばたばた」と。 君はいま洗濯物を手に。  僕らの悲しみや苦しみは、分かち合って食卓の料理に並べた。 君の慈しみや優しさは、スープの中。 誰かを救うことに気付かないまま。 それは僕らの場所。 いつもそこに。
奇跡cinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff細長い坂を駆けた。重ね着のコートを脱いで駆け抜けた。  夕暮れの帰り道で、独り言をつぶやいている。  君のいない街に初めての季節。  伝え損ねたこと、もう覚えていないや。  茜色に染まるから、今日も明日もその思い出も。  奇跡はいらない。荷物になっちまうでしょう。  気づいていた、僕のこころが  新しい何かを求めはじめていることを。  夜の匂いに変わったら、進む支度をはじめよう。  奇跡はいらない。踏み出せなくなるでしょう。  そういえば、君が泣くのを見たことなかったな。  そんなこと考えてたら、そりゃ日も暮れるよな。  よそ見してけつまずいても、今さらだ。振り向くことなかれ!  茜色に染まったら、次の言葉をみつけよう。  奇跡は起きない。理由がないからね。  茜色に染まるから、今日も明日もその思い出も。  奇跡はいらない。荷物になっちまうでしょう。
WARPcinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff高速道路沿いに広がる街にはもう用が無くなった。  ガスのにおいにも飽きた。  君はすこし華奢な身体で、僕の声にうなずいていた。  それなら、これから起こるドラマを車の鍵に託して、  このまま知らない国へ行こう。  誰にもばれないうちに行こう。  仕掛けるタイミングを密かに図ってる。  物音ひとつ立てず、今かと狙ってる。  どうしましょ、と囁く君が闇の中で怪しく笑う。おおいに結構!  12時の鐘を合図に車に飛び乗ったなら、  このまま知らない国へ行こう。  なおさら速度は上げていけ。  繋がることの無かった手と手を重ね合わせて、  このまま知らない国へ行こう。  誰にもばれないうちに行こう。  このままふたりの国へ行こう。  それなら速度は最高で、僕と行こう。
さよなら、メルツcinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff目隠しをされたまま、どこに行くのかと訪ねようと返事はない。  目隠しを外されて、その重い口を割って言った。  この世の終わりと。白い笑みを浮かべ。  そこには何もなかった、闇以外は。  もう僕は二度と嘘をつけない。舌を抜かれちまったこの喉では。  もう僕は二度とたどり着けない。あなたのもとへは。  彼は言った。過去などいらない。形がないのにどうしてさ?  罪を重ねた僕は、その先に夢をみる。  そこには何もなかった気がしていた。  闇に慣れた目でいま見つめよう。  もう僕は二度と海に行けない。きつく縛られちゃったこの脚では。  もう僕は二度とたどり着けない。あなたのもとへは。  僕らの最後の言葉。  「おはよう、そしてさよなら、かもめよ。また会えるといいね」
her methodcinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff古いタイプライターの音が響いた。  雑に脱いだカーディガンに染み付く煙草の  ニコチンも銘柄も分からないふりをして。  寒くなる部屋の中、ラジオの音。  知らない、知らないの。  彼女の方法論を聴いた。  「後悔なんて意味のないことで、単細胞が生き残っていく、  そんなもんさ」と笑っていたんだ。  黒いサイドワインダーの模型を手にして  血みたいなワインを飲み続けている。  「くだらない」つぶやいて、同じことを繰り返す。  朝も無い、昼も無い、夜も無いし、いらないの。  彼女の人生観を聴いた。  「懺悔なんて意味のないことって何万回と偉人達が言ってた、  そんなもんさ」と笑っていたんだ。  言っていたんだ…。
warszawacinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staffワルシャワの牢獄を抜けたら、たいまつの火を消して、  ゆっくりと目を開けたのにまだ迷いの森の中だった。  僕らは悪夢を見ていたみたいに汗をかいて、  大蛇の怪物を手なずけた老人と共に歩くよ。  つないだ手が白く冷たくなった。  いま彼女は目を細め、笑ったのさ。  傘もさせないままで、いけにえの祭壇へ。  教祖はもう黙っていられない様子でさ、  呪文を唱えだした。  明日はわが身の僕らは誰も彼女を救えない。  いま彼女は目を伏せて「生きたい」という。  雨はやまないままで、いけにえの祭壇へ。
小説家cinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff故郷には雪がちらついていると聞いた。  僕はと言えばまだ暗い部屋の中。  筆を止める、は迷いか否か。いつかの幻のせいか。  情けないとも分かっちゃいるが、  身体は眠ったまま動かない。動きたい、動けない。  最終形を無くしたストーリー。  そんなものが見たい奴は当然いないな。  故郷に積もった雪はすぐ溶けたらしい。  僕はと言えばもう覚悟をきめて、捨てること、残すことを考えていた。  最終形を望んだ向こうにかなしみが残ってもしょうがないな。  完成形を目指したストーリー。  拾い集めた原稿と汚れたこの手で。  最終形を無くしたストーリー。  そんなものが見たい奴は当然いないな。  完成形をめざしたストーリー。  雪がほんの少し積もる街の話。
salvage mecinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff音の無い静かな公園で、僕は少し考え事をしている。  家に帰る道を急がないのは、夜が来ることを恐れた人。  珍しく晴れた梅雨の空だ。  青色のブランコに座って晩御飯を待っているのは、子供の手を握る人。  花壇には大きなあじさいと、その合間、縫って生える雑草。  うつむいたまま煙草を吸う人。紛れもない僕のこと。  日が落ちる。  映画みたいに輝いた夕焼けに身を任せて、このまま溶けてしまいたいよ。  許すこと、許すべきでないこと。焦ること、焦らなくていいこと。  その全てはどうでもいいこと。早く捨ててしまおうか。  顔を上げる。  映画みたいに輝いた夕焼けが目に染みたって、夕焼けに責められたって、  夕焼けに身を任せて、このまま溶けてしまいたいよ。  点と線と面が産まれていく。それはとても綺麗で素敵だね。  日が落ちる。  映画みたいに輝いた夕焼けに身を任せて。  顔を上げる。  映画みたいに輝いた夕焼けが目に染みたって、夕焼けに責められたって、  夕焼けに身を任せて、このまま溶けてしまいたいよ。
into the greencinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff夏の残像は消えないままで、私の鼓動の音だけがこの部屋に響き渡る。 蝉の鳴く音、朝顔の匂い。私はあなたの幻影を未だに探していた。  時報が15時を告げ、37℃の街に逃げ場を求めた私は蜃気楼。  名前を呼んでくれ。それ以外は何ひとついらない。 答えは無くした。今、あなたは緑色の中。  夏の残像に気をとられていた。 あなたの鼓動の音は、もう聞こえることはないでしょう。  風のゆくえにその身を任せてしまいたくなり、震える身体の中身は何も無い。  涙は堪えた。私は美しい夢を見てる。 さよならは言わないで。さあ緑色の中に行くよ。  過去と未来をつなぐ、その境目の私。 おはよう、絶望。緑色の中へ。  名前を呼んでくれ。それ以外は何ひとついらない。 答えは無くした。今、ふたりは緑色の中。
棺とカーテンcinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staffさあ、扉を開けたなら朝はもうすぐだよ。松葉杖を銃口にして暁を狙ってた。 カーテンの隙間に潜む物語を誰も知らない。君を除いて。  その棺を閉じたならまたと無い機会だよ。 埃の舞う霊安室を油まみれにして、僕らの考えは全て過去になった。 …明日からはもう、武器はいらない。  鏡の中では、ふたりの僕らが笑った。 まさに今ちょうど注射器の針に触って、壊した。  さあ、扉を開けたなら物語の始まり。 その棺を閉じたなら物語の続きを。
チェンジアップ(Re-Recording)cinema staffcinema staffcinema staffcinema staffcinema staff彼なら今でも 冗談を上手く言うし たまには雨でもいいのさ 彼なら今さら 過去のこと話して どうにか 誰でもいいよ 口をふさいでほしい  どうなってしまった? 銃を持って彼に向けた 最悪な形で 嘘をついて 合図を待とう  いつかは死ぬのが 怖くなくなるのかな 優しい言葉を かけなきゃいけないのかな  瞳孔が開いた 夜が終わる間際にさえ 決まって僕ら 傷をつけて捨ててしまう  僕の周りで世界が大きく変わろうとしている 君の周りで世界が大きく変わろうとしている  どうなってしまった? 銃を持って彼に向けた 最悪な形で 嘘をついて 合図を待とう
優しくしないで(Re-Recording)cinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff右向いてわかったよ 10数えたらあいつがいた 気がつかないふりしたら 理屈が砂にとけたような気がしたよ  地べたに立つ僕はまだ 気をつけのままで血を流す 季節がただ笑ってるね ダンスナンバーかけておどってるよ  傷つくのは当たり前さ めちゃくちゃに歩いて戻ろう  喧騒の/中に/入る/俺を/かまうな/優しく/しないで!  窓辺にいるだけなのさ 忘れそうな形を思い出せ クールな呼気買ってきてよ それで僕は肺を満たしたいよ  未来ならサイで決めようぜ
KARAKURI in the skywalkers(Re-Recording)cinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staffあー くだらない言葉だけを捨てていく あー ただ僕は 三番線からそれていく  だんだん知っていくんだ 肝心なことは愛や夢や恋さ 大人には見えやしねーよ  君が泣いてた理由を僕は忘れた 世界が終わった理由を僕は忘れた 空を飛んでいたのは多分本当さ  「未来がみえた」って 排水溝探して 笑い顔で探して 泥だらけのスティングレイを  風が斜めに吹き出した夜に こんな映画とあおいパンクミュージック 空が落ちてきたのは多分そのせいだよ  整然とした朝に ミュージックフリークな僕は 殺風景にまみれ 左足を踏み込んでいく  君が泣いてた理由を僕は忘れた 世界が終わった理由を僕は忘れた 風が斜めに吹き出した夜に こんな映画とあおいパンクミュージック  空がからくりで 空がからまって 空が落ちてきたのは多分そのせいさ
AMK HOLLIC(Re-Recording)cinema staffcinema staff三島想平cinema staffcinema staff汚くて臭い湿った部屋で 続きを聴きたい曲があったよ 小さな灯りがともった部屋で 未来の話なんかしてみるんだ  「変身したんだ」カフカは言った ロックンロールさ 一気呵成に  最後はいつでも単純な結末で どうして大人になることが怖い?  煙草の煙が目に入ったよ 緑の中にサイボーグいたよ スケートボードが横転したよ 乱気流からきみ 産まれたよ  ベースの音で安全確認 風に打たれたら満身創痍さ  最後はいつでも単純な結末で どうしてここから出ることが怖い?  まぁ、ただ 終わりが見えたな テニスコートから聴こえた ミネラルウォーター飲んでる ソファがきしむ音で 目が覚める  スネアが鳴ったら断然有利 情報処理した ベンチ座った  最後はいつでも単純な結末で どうして大人になることが怖い? 最後はいつでも単純な結末で どうしてここから出ることが怖い?
白い砂漠のマーチcinema staffcinema staff三島想平cinema staff記憶に無い小屋に少し残るにおい、嗅いでいた。 声を潜め隠れよう、闇の中へ。 傘が無い。外にはまだ出られぬまま。 母さんはもう僕の事を覚えていない、なんて考えていた。 道化師の様に笑っていたい。贖罪の床に、ランタンの火が落ちた。 夢なら醒めないで、干渉をやめないで。 もう元には戻れないって、鐘がきこえる。 赤い衣装、濡れたままで火の輪をくぐる。 少年は、もう家には帰らないと、嫌いだと考えていた。毎日の様に。 冷え込んでいた3月みたいに、簡単に手がふれた。 夢なら醒めないで、足あとは消さないで。 もうここには戻れないって、鐘は教える。 白い砂漠をサーカスはひたすら進み、 きみは象にまたがって細胞の数を数えていた。 ああ、夢なら醒めないで、干渉をやめないで。 もう元には戻らないって、鐘が聞こえるはずさ。 ああ、長い夢は醒める。僕たちは透けていく。 「またいつか遊ぼうね」って。 鐘が聞こえる。
火傷cinema staffcinema staff三島想平cinema staff彼の世界では言葉が意味を持たない。 十字路を通りすぎていく。答えは見つからないままだ。 小説は彼を待つ。  図書館は燃やされて、もう喉は必要ない、それだけ。 彼ら顔を見合わせては、笑うだけ。 この峠を超えていって、何に変わろう?  いま、図書館は業火の中。首筋は凍った、それだけ。 彼らは汚れた服を着て笑うだけ。この峠を超えていった今はどこに?  旅の医者目を見開いた。 その火傷は燃え続ける。街は東。 海はもう、すぐそこだ。
skeletoncinema staffcinema staff三島想平cinema staff僕たちはうまくやれる。僅かな正体を隠したまま、 ついに身体は無くなった。新しい言葉を探しだすために。 きみが居なくなった。変わる街の様相。 代わりはいくらでも、明日になればきっと。 今日はもう、人工呼吸器を外したままで針が落ちるのを観よう。 そしてイギリス映画の結末みたいな眼をするのもよそう。 声が届いたふりをしないで。愛がわかったなんて言わないで。
明晰夢cinema staffcinema staff三島想平cinema staffああ、今、魔法をかけられて誰も助けられないのさ。 なぜか空を飛んでいるようで、ついに意識もはがれ落ち、 次から次へと変わる色んな夢を見る。 靴の紐がほどけて、いらないものは無くなる。 裸足のまま踊れば、銀盤はいま君のもの。 彼女はうれしそう。上着を脱いだまま。 彼女はかなしそう。指先にあるそこは理想の国。足音も形も無い。 彼女はくやしそう。髪の毛は乱れて。 彼女はくるしそう。指先にあるそこは理想の国。足音も形も無い。 そこは理想の国。足音も形も無くして! 今日だけは!
You Equal Mecinema staffcinema staff三島想平cinema staff隣の客が泣いていた。何かで間違いを知って。 僕は君とおんなじさ、今は黙って待っている。 隣の客は帰った。法の下に平等なんだ。 僕は君とおんなじさ。今は黙って聴いていよう。 最短距離はどうだい?カスタムされていく金属の塊にまたがる。 隣の客は笑っていた。何かで正解を聴いて。 明日は今日とおんなじさ、街は僕を知っている。 最長距離はどうだい?培養されている少年少女たちは旅立つ! 明後日彼女か去っていく。待って、今からすぐに替わる! 君は僕を待っている、僕は君を待っている。 理由とか希望とかはいらない、 うるせえ!
super throwcinema staffcinema staff三島想平cinema staff哲学者がドアを叩く。細い声帯を震わせ、「死んだら始まるよ。」 訳の分からない服を着て訳の分からない言葉で僕らの有限性を問う。 正方形のこの部屋。褐色の救命道具。無重力のまま真っ暗闇さ。 さかさま重なる様。いかさま、数かぞえる。 哲学者はドアを閉める。長い首を捻りながら、「死んだら始まるの?」 質疑応答の中、目は虚ろ。終わりを見てしまった開かずの間。 さかさま重なる様。いかさま、数かぞえる。もう誰の五体も満足じゃない。 科学が想像を超えていく。
cockpitcinema staffcinema staff三島想平cinema staffトーチライトが送り火みたいに輝く。 大量の狂った端末たちのお出ましさ。 シートベルトに染みついた僕らのイエス、オア、ノー。 それはすぐエンジンの音にかき消されるのだった。 今宵は生きてるふりで、あいつを起こしてみたい。 何かの間違いだったと信じ込ませて欲しい。 ヴァーラインはいつでも僕らに優しい。 それはすぐエンジンの音を塗り替えていくのだ。 今宵はかぼちゃの馬車を探しに行くのもいいね。 密かな欲望を背に操縦棹を握る。 誰も聞こえない声で、誰も分からないようにして、1、2、3、4。 「我ら、賽は投げられた!」眠り姫、よだれを垂らしていた。 いま行くからね!
実験室cinema staffcinema staff三島想平cinema staff痛みを感じない身体が欲しいな。 この器の中をいつか空っぽにしてみたい。 抜かれた血液を混ぜ合わせたら、リトマス試験紙が虹色に変わっていった。 ここは実験室で、仮の名前で僕らは呼ばれるのさ。 誰かの角膜の白いもやの中。この器の中にいらないものばかり見せる。 重ねた調査書に火をつけたい。全てをフラットに戻せるような気にさせる。 ここは実験室で、仮の言葉で僕らは繋がるのさ。 明日雨が降ったら、少しだけ前に進めるかもしれない。 さあ、いまから確かめに行こうか。忘れてしまった結末を。 この目でこの手でこの耳で、無くしてしまった名前を。
錆のテーマcinema staffcinema staff三島想平cinema staff窓が開いてその隙間風、君の身体は吹き飛ばされて。 嫌な予感は当たるもの。目の前にあるすべてが渦の中。 雨の匂いがセメントのようだ。 例の呪文も効果など無く、中央棟には灰だらけ。 既に両手は錆びていた。井戸の底みたいで、さむいさむい!  もう今じゃ君は、鉄の身体を震わせながらギターを弾いている。 僕が替わりにオイルを差すよ。汚れたかったら、君をやめなければいい。 この廃工場には住所が無い…つまり場所は無く、存在も無い。 迷い込んだら始まりだ。既に背中は溶けていた。 窯の中みたいで、あついあつい!  もう今じゃ君は、鉄の身体を震わせたまま歌を歌っている。 僕が替わりにギターを弾くよ。 汚れたかったら、君をやめなければいい。
どうやらcinema staffcinema staff三島想平cinema staff格子越しに眺めたカラスの死骸。それはいつも、寂しい記憶を犯す。 罪を重ねた略奪者みたいさ。声は届かない。叫んでも叫んでも届かない。 孔子は声を荒げ、「汗をかけ」と説く。 それはいつも、切ない憂いに満ちて。酒に呑まれた密告者みたいさ。 決してしたくない、等価値の取引はしたくない。 高い坂を登った。呼吸は乱れ。隣の住人が怒鳴って愛を唱えてる。 「どうやら僕らだけがひどい目に遭うらしい…」 そうして大きな間違いを運命は辿る。 「どうやら僕らだけに視界は備わった!」 「どうやら僕らだけは世界に還るらしい!」 「どうやら僕らだけが間違いに気付いた!」 声は届かない。
海についてcinema staffcinema staff三島想平cinema staff日傘を差して、ぼくはもう一歩進み、歩く目的を探す。 方向性をデザインしていたんだ。いつか未来は今になるから。 今日が終わる頃、もうぼくは行かなきゃいけない。秘密の場所へ。 夏がくるときや夏が終わるときみたいな気持ちになっている。  日傘を閉じた。僕は座って涼み、歩幅を縮め。 今日が終わる頃、もう僕は行かなきゃいけない。秘密の場所へ。 思っていたより日差しが強くなってきて、日焼け止めを買った。  最初で最後に分かった。この川沿いは、あの海に繋がって路を別つんだ。 きみが選ぶのは、夢か孤独か理想か徒労か。実はどうだっていい。  今夜帰ったらぼくらは終わりで、迎えは来ないでしょう。 そうして行き詰まる。 話がしたいな。どこでいいから。欲をいうなら、海がみえる所で。
想像力cinema staffcinema staff三島想平cinema staffシステムが今僕らの目の前に コーヒーの色が黒く淀んでいた 科学に脳は侵されて、歪む声が消えなくなる  造反しよう きっとそれは映画のようにドラマティック 嘘をつこう いつもそれで事実は変わる ひとつ先へ!  朝がやってくる 僕は逃げ惑った 少女の革命を笑う街の声 夜が消えちまう 僕は立ち止まった 少女の革命を笑う奴らなんて 3秒後、視界から消せ  ショウビズの広告を破いてしまえ 娼婦の見る夢はとても綺麗だった  こんな時も愛の唄は嗚咽を漏らす君のそばに 想像しよう いつかそれで歴史は変わる ふたつ先へ!  朝がやってくる 僕は逃げ惑った 少女の革命を笑う街の声 夜が消えちまう 僕は立ち止まった 少女の革命を笑う奴らなんて いつでも好きなときに撃っていいよ 安全装置はもう切ってあるから  もう今なら言えるでしょ
君になりたいcinema staffcinema staff三島想平cinema staffパーティーは教室の隅で始まってる 水槽の音がミニマル・ミュージックのよう 先生に教えてもらったABC 真実さ、ペンが剣よりも強いってこと  ぶどう糖の匂いを嗅ぐ それはちょっと刺激的だった 破壊される体内時計 いつまでも本の中に居たい  君になりたい あと少しだけ 計画を狂わせて! 君になりたい もう少しだけ 計画を狂わせて欲しい!  教科書に載っていなかったタイトルを僕以外みんな分かっているみたい 「大人のなり方」  グレーゾーンの匂いがする そこはちょっと踏み込めないんだ 理解できた気がしたよ 本の中は心地が良かった  君になりたい あと少しだけ 計画を狂わせて! 君になりたい もう少しだけ 計画を狂わせて欲しい!
Truth under the imaginationcinema staffcinema staff三島想平cinema staff奴らはステップを踏んで 16回目の休憩 いつものプラットホームに僕はいた  銀幕は開けられて単旋律のオペラが始まる 張り切っている幽霊の指揮者 三原色に染められたタクトを振り出したのさ  独り舞台は続いていく それは誰にも知られないまま 夜が明けるまでは照明を落とさないで  食事を済ませた鳥がカンタータを歌って いつものプラットホームに朝は来た タクトを振り出したのさ  やがて舞台は幕を閉じる それは誰にも知られないまま  脚を失った 汽車は僕に向かって!
制裁は僕に下るcinema staffcinema staff三島想平cinema staff深夜の人々たち 勧善懲悪を好み 開いたドアの向こう 潜在意識が映る  肯定が真相を飲み込んで、脆弱な静寂が支配している  制裁は僕に下る 気付いたら理想は遠い しょうがないさ 鉄の匂いが消えないようにのたうち回る  進化は止まらないまま 単身工場を目指す 開いた空の向こう 科学者の白衣  否定が真相を吐き出して、明確な計画を期待している  制裁は僕に下る 暗いから視えやしない 心配ないさ 鉄のグライダー 見えないように二階にあがる  天才は真相を産み出せる 被験者は真実を知らないまま
ニトロcinema staffcinema staff三島想平cinema staff夏が静まって夜を残すだけ 歩くことをやめ、何故かぼーっとする  錆びついた彫刻が酸性雨に濡らされて こっちを見ている顔がおれにそっくり そろそろ闇がやってくる 昔から続くことに抗ったおれは確実に弱い  明けがたに残された飲みかけのアルコール おれだけが知っている きみの真似をしている  蝉の抜け殻がおれに訴える  ざらついた肖像画 冷房の無いこの部屋にぎらぎらと光る感じをおれは知ってる あんな狭い正方形にちょうど音色がきている 涙をこらえる必要なんて無い  明けがたに残された飲みかけのアルコール おれだけが知っている きみの真似をしている  夏が静まって夜を残すだけ 歩くことをやめ 歩くことをはじめ
バイタルサインcinema staffcinema staff三島想平cinema staff郊外の病院 エントランスにて 夢から醒めぬままの動悸  それは今も隠したまま 知らない振りをして ごまかして 医者は声を失ってた 聴診器づたいに響くオルゴールだ  402号室 飯事の跡 点滴のチューブに繋がっていた  死者の群れが列になるよ 検査で受け取った処方箋 それを飲んで鳴らすベルは、まるで鳥みたいにさえずるモーニングコール  何から始めよう? 診察台の上で産まれた朝 大人がみんな消えてしまった世界だ 手をつなごうよ  この病棟に秩序は無い 血液を抜き取って絵を描こう そして誰もいなくなった 聴診器壊れて響くオルゴールだ
Boys Will Be Scrapcinema staffcinema staff三島想平cinema staff眼前に舞ったのさ ひとりでに動く人形 朝食を放り出して 見つけたのはシークレットコード  健全な番組が 牛耳るゴールデンタイム メディアは嘘の中、点線に沿って走るリニア  遠くに届く可視光線 水辺に彼女の影を見た 街の明かりは消え去って 水辺は彼女の城の様だ 廃物に!  疲れを感じなくなり 完全覚醒状態 暗いなぁ 英語を話すマンタの声 深海の真相さ 朝は来ない
妄想回路cinema staffcinema staff飯田瑞規cinema staffねぇ 少年いつも 手に血を浮かべて 合図を待ってる ねぇ 黙ったままで 焼け付いた孤独を 削り取ってく  叫ぶように 囁くように 消えたいと思う衝動切り裂いて 変わることない 変わるはずない 「関係する」僕ら今も  壊れてくように 崩れてくように 消えたいと思う衝動掻きけして 昨日までの 意味すら 知らない 夜に落ちた 僕らぬけがらさ  ねぇ 少年はやがて 海岸線で 口笛鳴らした
シンメトリズムcinema staffcinema staff三島想平cinema staff気使って追いすがって タガが外れた どんな声で僕呼んだ?「お前が嫌い」と 体が痺れるような感覚で 気狂った不適合者 どこにいますかって探す  君は僕が誰だか知らない 君は昨日人を殺した  リズムが鳴るよ 落として笑え 傷の舐め合い 止めにしないか  ロウとハイがぶつかりあって ベクトルがずれてしまうよ ヘッドフォンが爆音過ぎて 君のこと思い出せないよ
第12感cinema staffcinema staff三島想平cinema staff刹那のひびきも愛しくおもう、海を眺める時間が欲しい  土に潜ったのは僕の第12感なんです 何かわかるー?  吐き気がする程の人から選ばれて ボーイミーツガールがくり返されるだけ そして 回り始める ヤガテ 回リ続ケル  なにも変わらないし なにもさわらないし なにもわからないよ イグジットで終わる関係 …言葉もねえな。  プラスとマイナスの性欲で放つDNA あー、こころ、が通るよ 意味が与えられる  ひとりワルツを 踊りつづける
ローリングcinema staffcinema staff三島想平cinema staff跳ねるのを待とう 飛び乗ればいいよ ふらふらと彼は風上を目指す  彼の名前は知らない  やめるのをやめよう 月並みの常識 ララララと彼は風上に歌い出す  彼の名前はジョーカー  気付いたらそうしよう ただ僕の正直 ゆらゆらと彼は三日月を揺らしてる  明日を買ってもいいよ ゆっくり踊ってもいいよ 続きを聞いてもいいよ 朝まで待ってもいいよ
サイクルcinema staffcinema staff飯田瑞規cinema staff渇いた喉に絡む 煙でむせかえる 薄暗い駐車場で 朝を感じてる  一歩引いて眺めるような そんな大人でもないのに うねりだすんだ 横になるんだ そんなところかな  鉄の匂いで脈をうつ 場所を変えては また通り過ぎていくだけのことだから  尋ねられても同じ事で 決まった台詞を返すだけ すがりつくのさ 僕の為にさ そんなところかな  二日前の とか 一切信用の 余地なし  息が止まりそうで 不安なんだよ 繋がることはない 期待なんだよ
部室にてcinema staffcinema staff三島想平cinema staff僕はドアを開ける 窓のない部屋に 君の血のにおいがこびりついている  手が触れる瞬間スピーカーから流れ出す音楽 ひとつになる  正解はないよ そこには正解はないよ あるのは矛盾です 今日の天気は晴れのち雨のはずさ 僕と同じだね  君は目を開けた 汗をかくふりさ 僕に身を任せた ひとりぼっちのふりさ  気が振れる瞬間スピーカーから流れ出すOWEN ひとつになる  後悔はないよ そこには後悔はないよ あるのは呼吸です 痛みさえも全て飲み込んでいく キンセラの声さ  とりあえず君はここにいることにした とりあえず僕はここにいることにした
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