大村能章作曲の歌詞一覧リスト  47曲中 1-47曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
明治一代女坂本冬美坂本冬美藤田まさと大村能章京建輔浮いた浮いたと 浜町河岸に 浮かれ柳の 恥ずかしや 人目しのんで 小舟を出せば すねた夜風が 邪魔をする  アラ、お月さま。この梅雨空で、 うっとうしゅうござんしょう 私もねえ、旦那も持たずに芸一本で、 この柳橋での辛い芸者稼業… でもねえ、この叶家お梅にも、 やっと春が来たのよねえ。 新富町の蔦吉姐さんと、深い訳ありの 今、人気絶頂の花形役者 津の国屋の太夫さんと、ひょんな事から駒が出て、 想い想われ… あら嫌だ、ごめんなさい。 太夫さん、お待たせしました。  すがりついたか 屋形船 揺らぐ灯りも 消えたそな 後は両国 新大橋か 中洲岬の 漁り火か 風に瞬きゃ 照る月が 風流じゃないか 船べりで 十三七ツに 揺れている  姐さん、それじゃ約束が違います。 津の国屋の太夫さんが、四代目銀之助の襲名は 役者にとって一世一代の晴れ舞台。 名披露目千両というくらいだから、莫大な金が要る。 姐さんが太夫のために、 金の工面に苦しんでいるのを見て、 あっしが何とか役に立ちたい。 こんな箱屋風情でも、故郷へ帰れば地主の伜。 今は亡え父親が、あっしのために残してくれた 田畑を売り払い 姐さんに千円という金を、お渡しいたしました。  それというのも、この名披露目を最後に、 あっしと一緒になって 堅気の商売をしてくれるというから… 姐さん…あっしは命がけで惚れているんです。  峯吉さん、頼むから待っておくれでないか。 今は太夫も披露目の準備で寝る間も無いくらい… 今、別れ話を持ち出したら、 手切れの金で名披露目をしたと 世間様にいわれて、津の国屋の男が廃る… 峯さん、お前さんの親切には、 この通り、手を合わせています。 どうか、察しておくんなさい。  いいや、名披露目がすんだら、女房にすると、 津の国屋さんが云っているとか、いないとか。  そ、それは  じゃあ、その噂は本当なんでござんすね。 あっしを、あっしを欺していたんだ。  そうじゃない、堪忍しておくれよ。 きっと約束は守ります。 今すぐに、太夫と切れるという事は…  峯さん。お前さん何をするんだよ。  姐さん、太夫と別れないのなら… あっしと、あっしと一緒に死んでくれ。  あぶない。峯さん、そんな物を持って 待って、峯さん、峯さん、止めて、峯さん。 あ、あぶない。峯さん、峯さん、止めて。 待って、峯さん、峯さん… 峯吉さん、 私は、私はとんでもないことを…  恨みますまい この世の事は 仕掛け花火に 似た命 燃えて散る間に 舞台が変わる まして女は なおさらに  あれから、十六年もたってしまった。 今日ようやく、市ヶ谷の監獄から、出所出来ました。 これからは、峯吉さんのお墓守りをして、 あなたの供養に、一生償い続けます。 あれも夢、これも夢、一寸先は闇の浮世なのねえ。  空眺むれば 一点の 雲無き果ての ほの白き 月の光に 浮き出でた 桧舞台の 両花道に 許してくれと 手を合わせ 女の誠を 見せましょう
旅笠道中北島三郎北島三郎藤田まさと大村能章萩敏郎夜が冷たい 心が寒い 渡り鳥かよ 俺(おい)らの旅は 風のまにまに 吹きさらし  風が変れば 俺らも変わる 仁義双六(すごろく) 丁半(ちょうはん)かけて 渡るやくざの たよりなさ  亭主もつなら 堅気をおもち とかくやくざは 苦労の種(たね)よ 恋も人情も 旅の空
野崎小唄北島三郎北島三郎今中楓渓大村能章萩敏郎野崎参りは 屋形船でまいろ どこを向いても 菜の花ざかり 粋な日傘にゃ 蝶々もとまる 呼んで見ようか 土手の人  野崎参りは 屋形船でまいろ お染久松 切ない恋に 残る紅梅 久作屋敷(きゅうさくやしき) 今も降らすか 春の雨  野崎参りは 屋形船でまいろ 音にきこえた 観音ござる お願かけよか うたりょか滝に 滝は白絹 法(のり)の水
明治一代女北島三郎北島三郎藤田まさと大村能章萩敏郎浮いた浮いたと 浜町河岸に 浮かれ柳の はずかしや 人目しのんで 小舟を出せば すねた夜風が 邪魔をする  怨みますまい この世の事は 仕掛け花火に 似た命 もえて散る間に 舞台が変る まして女は なおさらに  意地も人情も 浮世にゃ勝てぬ みんなはかない 水のあわ 泣いちゃならぬと 言いつつ泣いて 月にくずれる 影法師
旅笠道中福田こうへい福田こうへい藤田まさと大村能章白石十四男夜が冷たい 心が寒い 渡り鳥かよ 俺等の旅は 風のまにまに 吹きさらし  風が変われば 俺等も変わる 仁義双六(じんぎすごろく) 丁半かけて 渡るやくざの たよりなさ  亭主もつなら 堅気をおもち とかくやくざは 苦労の種(たね)よ 恋も人情も 旅の空
麦と兵隊鶴田浩二鶴田浩二藤田まさと大村能章寺岡真三徐州(じょしゅう)徐州(じょしゅう)と人馬は進む 徐州いよいか住みよいか しゃれた文句に振り返えりゃ お国訛りのおけさ節 髭が微笑む麦畑  戦友(とも)を背にして道なき道を 行けば戦野(せんや)は夜の雨 済まぬ済まぬを背中にきけば 馬鹿をいうなとまた進む 兵の歩みの頼もしさ  腕をたたいて遥かな空を 仰ぐ眸(ひとみ)に雲が飛ぶ 遠く祖国を離れ来て しみじみ知った祖国愛 戦友よ来て見よあの雲を  行けど進めど麦また麦の 波の深さよ夜(よ)の寒さ 声を殺して黙々と かげを落して粛々と 兵は徐州へ前線へ
旅笠道中天童よしみ天童よしみ藤田まさと大村能章若草恵夜が冷たい 心が寒い 渡り鳥かよ 俺等(おいら)の旅は 風のまにまに 吹きさらし  風が変われば 俺等も変わる 仁義双六 丁半かけて 渡るやくざの たよりなさ  亭主もつなら 堅気をおもち とかくやくざは 苦労の種よ 恋も人情も 旅の空
今晩わ、声色やでござい曽根史郎曽根史郎小竹三杵雄大村能章影か あの娘(こ)か 見返り柳 やくざやめなと また意見 疵をかくした 豆しぼり しがない恋も 今は仇 「ええ今晩わ、声色やでござい」  浮いた情の 一夜(ひとよ)か二夜(ふたよ) いつかうち込む 深情 一日逢わねば 千日の 思いにやせて 乱れ髪 「ええ今晩わ、声色やでござい」  故郷(くに)をしのべば 拍子木さえも 冴えぬ音色の 空模様 夢だ 三年 ひとむかし にじむ涙も 風に散る 「ええ今晩わ、声色やでござい」
旅笠道中藤田まこと藤田まこと藤田まさと大村能章夜が冷たい 心が寒い 渡り鳥かよ 俺等の旅は 風のまにまに 吹きさらし  風が変われば 俺等も変る 仁義双六 丁半かけて 渡るやくざの たよりなさ  亭主もつなら 堅気をおもち とかくやくざは 苦労の種よ 恋も人情も 旅の空  情ないぞえ 道中時雨(しぐれ) どうせ降るなら あの娘の宿で 降っておくれよ しんみりと
麦と兵隊藤田まこと藤田まこと藤田まさと大村能章徐州徐州と 人馬は進む 徐州居よいか 住みよいか 酒落た文句に 振り返りゃ お国訛りの おけさ節 髭(ひげ)がほゝえむ 麦畠  友を背にして 道なき道を 行けば戦野は 夜の雨 すまぬすまぬを 背中に聞けば 馬鹿を云うなと また進む 兵の歩みの 頼もしさ  腕をたたいて 遥かな空を 仰ぐ眸に 雲が飛ぶ 遠く祖国を はなれ来て しみじみ知った 祖国愛 友よ来て見よ あの雲を  行けど進めど 麦また麦の 波の深さよ 夜の寒さ 声を殺して 黙々と 影を落して 粛々と 兵は徐州へ 前線へ
小判鮫の唄三門忠司三門忠司高橋掬太郎大村能章かけた情が いつわりならば なんで濡れよか 男の胸が かつら下地に ともしび揺れて いつか浮き名の こぼれ紅  好きといおうか 嫌いといおうか 嘘と誠は 両花道よ 仇な夜風に まただまされて ほろり落とした 舞い扇  誰の涙か 二片三片(ふたひらみひら) まわり舞台に 散る花片よ 恋は一筋 生命(いのち)にかけて なんの恐かろ 小判鮫
旅笠道中石原裕次郎石原裕次郎藤田まさと大村能章夜が冷たい 心が寒い 渡り鳥かよ 俺等の旅は 風のまにまに 吹きさらし  風が変われば 俺等も変わる 仁義双六 丁半かけて 渡るやくざの たよりなさ  亭主持つなら 堅気をおもち とかくやくざは 苦労の種よ 恋も人情も 旅の空
博多夜船三善英史三善英史高橋掬太郎大村能章逢いに来たかよ 松原越しにヨー 博多通いの アレサ夜船の 灯が見える 灯が見える  恋の夜船は 夜の間にかえせヨー 明けりゃ仇波 アレサ浮名の 波が立つ 波が立つ  波も荒かろ 玄海あたりヨー かえしともない アレサ未練の 船じゃもの 船じゃもの
明治一代女美空ひばり美空ひばり藤田まさと大村能章佐伯亮浮いた浮いたと 浜町河岸に 浮かれ柳の はずかしや 人目しのんで 小舟を出せば すねた夜風が 邪魔をする  怨みますまい この世の事は 仕掛け花火に 似た命 もえて散る間に 舞台が変わる まして女は なおさらに  意地も人情も 浮世にゃ勝てぬ みんなはかない 水の泡沫(あわ) 泣いちゃならぬと 言いつつ泣いて 月にくずれる 影法師
旅笠道中島津亜矢島津亜矢藤田まさと大村能章馬場良「人間 おぎゃアと生まれて思う様に 生きられる者は 一体何人おりましょう 上を見ればきりがない 下を見れば我慢もできる 近道なんかするよりもせめて おのれの心に嘘をつかず 生きてみたいと思います」  夜が冷たい 心が寒い 渡り鳥かよ 俺等の旅は 風のまにまに 吹きさらし  風が変れば 俺等も変る 仁義双六 丁半かけて 渡るやくざの たよりなさ  「明日がない 夢がないと仰るんですかい そりゃ一寸先は闇の浮世と云いますが ごらんなさい道端の 名もない小さな花でさえ 春が来りゃぁ世に出ます この人間界(うきよ) まんざら捨てたもんじゃ ございませんぜ」  亭主もつなら 堅気をおもち とかくやくざは 苦労の種よ 恋も人情も 旅の空
明治一代女天童よしみ天童よしみ藤田まさと大村能章浮いた浮いたと 浜町河岸に 浮かれ柳の 恥かしや 人目忍んで 小舟を出せば すねた夜風が 邪魔をする  怨みますまい この世の事は 仕掛け花火に 似た命 燃えて散る間に 舞台が変わる まして女は なおさらに  意地も人情も 浮世にゃ勝てぬ みんな儚い 水の泡沫(あわ) 泣いちゃならぬと 言いつつ泣いて 月にくずれる 影法師
おしどり笠小畑実小畑実高橋掬太郎大村能章かえる燕か また来る雁か 男なりゃこそ 一本刀 追うてくれるな 気まぐれ旅を 浮名散らしの 風が吹く  好いちゃなるまい 好かれちゃ困る どうせ気ままな街道ぐらし 富士の朝空 横目で仰ぎゃ 昨夜夢みた夢 胸に浮く  一夜二夜(ひとよふたよ)と 袖すり合えば いつかからむよ 思いの糸も 口でけなして 心で惚れて 道中合羽の 裏表  京に出ようか 浪花へ行こか 人も振り向く おしどり笠よ 明日の塒(ねぐら)を 草鞋(わらじ)に問えば あいと答える 眼が可愛い
お夏清十郎東海林太郎東海林太郎佐藤惣之助大村能章可愛いお夏を 小舟に乗せて 花の清十郎に 漕がせたや 春は夜明けの ソレ こがれ潮  向う通るは 清十郎じゃないか 笠がよう似た すげ笠が なぜにこいしい ソレ 顔かくす  清十郎殺さば お夏も殺せ 生きて思いを さしょよりも なまじ情けが ソレ 仇(あだ)となる
お駒恋姿東海林太郎東海林太郎藤田まさと大村能章七つ八つから 容貌(きりょう)よし 十九二十(はたち)で 帯とけて 解(と)けて結んだ 恋衣(こいころも) お駒才三(さいざ)の 恥ずかしさ  初の島田に なぞかけて いつか因果な 罪の淵 恨みまするぞ 母様と 涙気になる 黄八丈  恋と義理との 諸手綱(もろたづな) 引かれて渡る 涙橋 風にすねたか 黄八丈 袖に崩れる 薄化粧
さくら道成寺三門順子三門順子佐藤惣之助大村能章桜見よとて 来て見れば 誰がちらかす 黄昏の むかし恋しい 振袖に 花が散ります 舞い扇  恋の分里(わけざと) 武士も道具を 伏編笠(ふせあみがさ)で 張りと意気地の吉原 花の都は歌でやわらぐ 敷島原に 勤めする身は だれと伏見の墨染…  散るが花なら 怨(うら)まねど 女ごころの はかなさを 思い出せとて しみじみと 鐘が鳴ります 道成寺
春色明治姿三門順子三門順子佐藤惣之助大村能章花の明治の思い出は なびく柳のコンパルや もえる開花の瓦斯(ガス)灯に 大川端の夜の雨  吹けよ川風 あがれやすだれ なかの小唄の 主見たや  やんれ島田くずしの柳橋 粋な人馬車夜会髷 すいはどなたのおちうどと おつな姿 めがね橋 ホレッオッペケペーのペーとさで 玉屋が縁かいなったら  ストライキでどんどん あずまコートに お高祖頭巾で ちんちん鴨なら 雪見酒 昔 恋しい 明治じゃえ
朝顔ながし三門順子三門順子佐藤惣之助大村能章露の命を 朝霧に 泣けば涙で 眼は見えぬ 誰をたずねて 行く空の 娘朝顔 花の朝顔 いじらしや  琴の爪さえ はらはらと 雨になるやら ならぬやら 弾(ひ)けば情けの その糸の つきぬ縁(えにし)の つきぬ名残りの 胸のうち  跡を慕うて 五月雨の おつる水さえ せきかねて 娘心の 一筋に 呼ぶは千鳥か 啼くは千鳥か 大井川
流れの花びら三門順子三門順子高橋掬太郎大村能章飽かれも 飽きもせぬものを 義理にせかれて 旅の空 笑顔つくれど 笑顔のかげに いつかこぼれて 散る涙  ひとりで解けば すすり泣く 君が好みの 青い帯 まして寝ざめの 寂しさ辛さ 星よなぜ呼ぶ あの空で  流れの旅の 浮き沈み 誰にすがろか 身の果を やるせ涙で 白粉とけば 肌につめたい 夜の雨
娘鳥追い三門順子三門順子南條歌美大村能章恋の編笠 紅緒で締めて 月の街道 ひとり旅 流す新内(しんない) 三筋(みすじ)の糸に つけて淋しい 月灯り  夢に通えど 愛(いと)しい人は 別れ別れて 三年(みとせ)越し なぜにあの日の 形見にくれた 抱いて泣きましょ 房扇  知らぬ他国の 町から町へ 旅はいつまで 続くやら 山の入陽(いりひ)に ついつまされて いつか乱れる 撥(ばち)さばき
残菊物語三門順子三門順子高橋掬太郎大村能章義理と情(なさけ)の 両花道で 迷う心の 行き戻り 女形(おやま)悲しや 紅白粉(べにおしろい)に 交(まじ)る涙が 身にしみる  一筋に思う お徳のまごころに ひかれて我も 名門を 捨てて浪花の 侘住居(わびずまい) のれんの菊も 色あせて  恋のまぼろし 心に秘めて あわれ浮世の 残り菊
祇園絵日傘三門順子三門順子林柳波大村能章絵日傘さして 傘さして 舞妓だらりの 帯しめて からりころりと 三条の 橋のたもとの 糸柳  糸は乱れて さらさらと 傘にたもとに ゆれかかる 加茂(かも)の川瀬(かわせ)の 水の音 きいて何やら 夢心地  何処(いづこ)の空に 流れゆき 誰に買われる 運命(さだめ)やら 花の絵日傘 くるくると 泣いているよな 京人形
明治一代女島津悦子島津悦子藤田まさと大村能章浮いた浮いたと 浜町河岸(はまちょうがし)に 浮かれ柳の はずかしや 人目しのんで 小舟を出せば すねた夜風が 邪魔をする  怨(うら)みますまい この世の事は 仕掛け花火に 似た命 もえて散る間に 舞台が変わる まして女は なおさらに  意地も人情も 浮世にゃ勝てぬ みんなはかない 水の泡沫(あわ) 泣いちゃならぬと 言いつつ泣いて 月にくずれる 影法師
小判鮫の唄小畑実小畑実高橋掬太郎大村能章大村能章かけた情が いつわりならば なんで濡れよか 男の胸が かつら下地に ともしび揺れて いつか浮き名の こぼれ紅  好きといおうか 嫌いといおうか 嘘と誠は 両花道よ 仇な夜風に まただまされて ほろり落とした 舞い扇  誰の涙か 二片三片(ふたひらみひら) まわり舞台に 散る花片よ 恋は一筋 生命(いのち)にかけて なんの恐かろ 小判鮫
麦と兵隊美空ひばり美空ひばり藤田まさと大村能章半間巖一徐州徐州と人馬は進む 徐州いよいか住みよいか しゃれた文句に振り返りゃ お国訛りのおけさ節 髯が微笑む麦畑  戦友を背にして道なき道を 行けば戦野は夜の雨 済まぬ済まぬを背中にきけば バカをいうなとまた進む 兵の歩みの頼もしさ  腕を叩いて遥かの空を 仰ぐ瞳に雲がとぶ 遠く祖国を離れ来て しみじみ知った祖国愛 友よ来て見よあの雲を  行けど進めど麦また麦の 波の高さよ夜の寒さ 声を殺して黙々と かげを落して粛々と 兵は徐州へ前線へ
同期の桜GOLD LYLIC美空ひばりGOLD LYLIC美空ひばり西條八十大村能章佐々永治貴様と俺とは 同期の桜 同じ兵学校の 庭に咲く 咲いた花なら 散るのは覚悟 みごと散りましょ 国のため  貴様と俺とは 同期の桜 同じ兵学校の 庭に咲く 血肉分けたる 仲ではないが なぜか気が合うて 別れられぬ  貴様と俺とは 同期の桜 同じ航空隊の 庭に咲く 仰いだ夕焼け 南の空に 未だ還らぬ 一番機  貴様と俺とは 同期の桜 同じ航空隊の 庭に咲く あれほど誓った その日も待たず なぜに死んだか 散ったのか
小判鮫の唄二葉百合子二葉百合子高橋掬太郎大村能章かけた情が いつわりならば なんで濡れよか 男の胸が かつら下地に ともしび揺れて いつか浮き名の こぼれ紅  (セリフ) 「おらん様お情けうれしゅうは 存じますけれども、所詮この世で結ば れぬしがない役者の中村 紅雀(こうじゃく)、どうぞ お諦めくださいませ…と云うても真(まこと)は 明かされぬ、そうじゃどうせ捨て身のつ なわたり」  好きといおうか 嫌いといおうか 嘘と誠は 両花道よ 仇な夜風に まただまされて ほろり落とした 舞い扇  (セリフ) 「おらん様 紅雀めがお言葉に 従わぬのはあなたの父御(てゝご)が私の父の仇 ゆえ、なのにあなたは命までもとおっし ゃった…これが運命(さだめ)のお芝居ならば辛い 涙の牡丹刷毛」  誰の涙か 二片三片(ふたひらみひら) まわり舞台に 散る花片よ 恋は一筋 生命(いのち)にかけて なんの恐かろ 小判鮫
お夏清十郎二葉百合子二葉百合子佐藤惣之助大村能章可愛いお夏を 小舟にのせて 花の清十郎に 漕がせたや 春は夜明けの ソレ こがれ潮  (セリフ)お夏 「初の契りは尾上の桜。薄 紅のぼんぼりが瞬たきはじめた小袖幕 の蔭であった。忘れはせぬ。未来までも と誓った仲……なのに………清十郎の 姿は見えぬ………どこへいった。逢いた い。あ………逢いたい………」  向う通るは 清十郎じゃないか 笠がよう似た 菅笠が 何故に恋しい ソレ 顔かくす  (セリフ)お夏 「ああ違う、清十郎ではな い。何じゃと? 百両の金を奪った科(とが)に より、清十郎は仕置きを受けたと?嘘 じゃ。清十郎は奪(と)りはせぬ。奪らぬ者が 仕置とは…」  清十郎殺さば お夏も殺せ 生きて思いを さしょよりも なまじ情けが ソレ 仇となる  (セリフ)お夏 「アハハハ、誰も知らぬのじ ゃ。清十郎は死にはせぬ。ここにいる。 いつまでも、わしの胸の中にいるのじゃ。 アハハ、アハハハ、アハハハ……………」
そろばんチャチャチャトニー谷トニー谷吉川静夫大村能章大村能章ソロバン パチパチはじいちゃ 投げ首 きもは冷々 上げたり下げたり パチパチ チャチャ チャ たしても わっても 無論かけても トコトン全く 沒法子(メイフアーズ) カムカム マネー 快々的(カイカイデイ)  あれこれほしいものばかり テナテナもんではべれけれ ハイ サイザンス サイザンス  ハイ おそろばん願いやしょう。 願いましては へへ………… 黒字と赤字が毎月、くる月 ガチャガチャざんす。 でもね、赤と黒ですとへへ…… スタンダールざんすよ。 黒と白なら、ウイスキーざんす。  あんた! あんた! 今月も赤字よ なんとかしてったらサノサノサ あんた、こっち向きなさい、あんた!  へへ…またかあちゃんが怒ってんでサヤ だってあたいは稼いでんざんすよ。 働いても働いても足りねェもの すかたねェやね、あんた。馬ッ鹿みてい。 でもみなさん、察して下さいよ 思いちがいや 桁(けた)ちがい ちがいだらけのソロバンざんしょ でもね、真面目な顔して パチパチやりやしょう。  ソロバン パチパチ眼玉コパチクリ やりくり、ヘソクリ、そっくり貯めても パチパチ チャチャ チャ どしても こしても 勿論ダメダメ トコトン全く いやんなる カムカム ラッキー 快々的  あれこれほしいものばかり テナテナもんではべれけれ ハイ サイザンス サイザンス  ソロバン パチパチ 心臓はペチャリコ デフレと競走 張りきれ押しきれ パチパチ チャチャ チャ 萬でも億でも 勿論兆でも トコトン全く 御名算 カムカム お景氣 快々的  あれこれほしいものばかり テナテナもんではべれけれ ハイ サイザンス サイザンス
明治一代女江利チエミ江利チエミ藤田まさと大村能章浮いた浮いたと 浜町河岸に 浮かれ柳の はずかしや 人目しのんで 小船を出せば すねた夜風が 邪魔をする  怨みますまい この世の事は 仕掛け花火に 似た命 もえて散る間に 舞台が変わる まして女は なおさらに  意地も人情も 浮世にゃ勝てぬ みんなはかない 水の泡沫(あわ) 泣いちゃならぬと 言いつつ泣いて 月にくずれる影法師
麦と兵隊加山雄三加山雄三藤田まさと大村能章『徐州徐州と 人馬は進む 徐州居よいか 住みよいか』 酒落た文句に 振り返りゃ お国訛(なまり)の おけさ節 髯(ひげ)が微笑む 麦畠  戦友(とも)を背にして 道なき道を 往けば戦野は 夜の雨 『すまぬすまぬ』を 背中に聞けば 『馬鹿を言うな』と また進む 兵の歩みの 頼もしさ  往けど進めど 麦また麦の 波の深さよ 夜の寒さ 声を殺して 黙々と 影を落して 粛々(しゅくしゅく)と 兵は徐州へ 前線へ
旅笠道中石川さゆり石川さゆり藤田まさと大村能章若草恵夜が冷たい 心が寒い 渡り鳥かよ 俺等(おいら)の旅は 風のまにまに 吹きさらし  風が変われば 俺等も変わる 仁義双六(すごろく) 丁半かけて 渡るやくざの たよりなさ  亭主もつなら 堅気をおもち とかくやくざは 苦労の種よ 恋も人情も 旅の空
野崎小唄美空ひばり美空ひばり今中楓溪大村能章野崎参りは 屋形船でまいろ どこを向いても 菜の花ざかり 粋な日傘にゃ 蝶々もとまる 呼んで見ようか 土手の人  野崎参りは 屋形船でまいろ お染久松 切ない恋に 残る紅梅 久作屋敷 今も降らすか 春の雨  野崎参りは 屋形船でまいろ 音にきこえた 観音ござる お願かけよか うたりょか滝に 滝は白絹 法(のり)の水
明治一代女天津羽衣天津羽衣藤田まさと大村能章浮いた浮いたと 浜町河岸に 浮かれ柳の はずかしや 人目忍んで 小舟を出せば すねた夜風が 邪魔をする  「巳之さん堪忍して下さい 騙すつもりじゃなかったけど どうしてもあの人と別れられないこのお梅の気持 騙したんじゃない 騙したんじゃない… ア 巳之さんお前さん何をするの 危い! 危い! 堪忍して か…… ア 巳之さん巳之さん あたしは大変なことをしてしまった。」  怨みますまい この世の事は 仕掛け花火に 似た命 燃えて散る間に 舞台が変わる まして女は なおさらに  意地も人情も 浮世にゃ勝てぬ みんな儚い 水の泡沫 泣いちゃならぬと 言いつつ泣いて 月にくずれる 影法師
旅笠道中氷川きよし氷川きよし藤田まさと大村能章伊戸のりお夜が冷たい 心が寒い 渡り鳥かよ 俺らの旅は 風の間に間に 吹きさらし  風が変れば 俺等も変る 仁義双六 丁半かけて 渡るやくざの たよりなさ  亭主持つなら 堅気をおもち とかくやくざは 苦労の種よ 恋も人情も 旅の空  情ないぞえ 道中時雨 どうせ降るなら あの娘の宿で 降っておくれよ しんみりと
麦と兵隊GOLD LYLIC軍歌GOLD LYLIC軍歌藤田まさと大村能章池田耕造・市川順市「徐州々々と 人馬は進む 徐州居よいか 住みよいか」 酒落れた文句に 振り返りゃ お国訛りの おけさ節 ひげがほほえむ 麦畠  友を背にして 道なき 道を 行けば戦野は 夜の雨 「すまぬ すまぬ」を背中に聞けば 「馬鹿を云うな」とまた進む 兵の歩みの 頼もしさ  腕をたたいて 遥かな空を 仰ぐ眸に雲が 飛ぶ 遠く祖国を はなれ来て しみじみしった 祖国愛 友よ来て見よ あの雲を  行けど進めど 麦また麦の 波の高さよ 夜の寒さ 声を殺して 黙々と 影を落して 粛々と 兵は徐州へ 前線へ
明治一代女多岐川舞子多岐川舞子藤田まさと大村能章浮いた浮いたと浜町河岸に 浮かれ柳のはずかしや 人目しのんで小舟を出せば すねた夜風が邪魔をする  怨みますまいこの世の事は 仕掛け花火に似た命 もえて散る間に舞台が変わる まして女はなおさらに  意地も人情も浮世にゃ勝てぬ みんなはかない水の泡沫(あわ) 泣いちゃならぬと言いつつ泣いて 月にくずれる影法師
旅笠道中多岐川舞子多岐川舞子藤田まさと大村能章夜が冷たい 心が寒い 渡り鳥かよ 俺等の旅は 風のまにまに 吹きさらし  風が変われば 俺等も変る 仁義双六 丁半かけて 渡るやくざの たよりなさ  亭主もつなら 堅気をおもち とかくやくざは 苦労の種よ 恋も人情も 旅の空
麦と兵隊東海林太郎東海林太郎藤田まさと大村能章徐州(じょしゅう)々々と 人馬(じんば)は進む 徐州居よいか 住みよいか 酒落(しゃれ)た文句に 振り返えりゃ お国訛(なま)りの おけさ節 ひげがほゝえむ 麦畑  戦友(とも)を背にして 道なき道を 行けば戦野(せんや)は 夜の雨 すまぬすまぬを背中に聞けば 馬鹿を云うなと また進む 兵の歩みの 頼もしさ  腕をたたいて 遙かな空を 仰ぐ眸(ひとみ)に 雲が飛ぶ 遠く祖国を はなれ来て しみじみ知った 祖国愛 戦友よ来て見よ あの雲を  行けど進めど 麦また麦の 波の深さよ 夜の寒さ 声を殺して 黙々と 影を落して 粛(しゅく)々と 兵は徐州へ 前線へ
野崎小唄GOLD LYLIC東海林太郎GOLD LYLIC東海林太郎今中楓溪大村能章野崎参りは 屋形船でまいろ どこを向いても 菜の花ざかり 粋な日傘にゃ 蝶々もとまる 呼んで見ようか 土手の人  野崎参りは 屋形船でまいろ お染め久松 切ない恋に 残る紅梅 久作(きゅうさく)屋敷 今も降らすか 春の雨  野崎参りは 屋形船でまいろ 音にきこえた 観音ござる お願(がん)かけよか うたりょか滝に 滝は白絹 法(のり)の水
旅笠道中GOLD LYLIC東海林太郎GOLD LYLIC東海林太郎藤田まさと大村能章夜が冷たい 心が寒い 渡り鳥かよ 俺等(おいら)の旅は 風のまにまに 吹きさらし  風が変われば 俺等も変わる 仁義双六(すごろく) 丁半かけて 渡るやくざの たよりなさ  亭主もつなら 堅気をおもち とかくやくざは 苦労の種よ 恋も人情も 旅の空
明治一代女新橋喜代三新橋喜代三藤田まさと大村能章浮いた浮いたと 浜町河岸に 浮かれ柳の はずかしや 人目しのんで 小舟を出せば すねた夜風が 邪魔をする  (セリフ)巳之さん堪忍して下さい 騙すつもりじゃなかったけど どうしてもあの人と別れられない このお梅の気持 騙したんじゃない 騙したんじゃない… ア 巳之さん お前さん何をするの 危い!危い! 堪忍して か… ア 巳之さん 巳之さん あたしは大変なことをしてしまった  怨みますまい この世の事は 仕掛け花火に似た命 もえて散る間に 舞台が変わる まして女は なおさらに  意地も人情も 浮世にゃ勝てぬ みんなはかない 水の泡沫 泣いちゃならぬと 言いつつ泣いて 月にくずれる 影法師
明治一代女豆千代豆千代藤田まさと大村能章浮いた浮いたと 浜町河岸(はまちょうがし)に 浮かれ柳の はずかしや 人目しのんで 小舟を出せば すねた夜風が 邪魔をする  怨みますまい この世の事は 仕掛け花火に 似た命 もえて散る間に 舞台が変わる まして女は なおさらに  意地も人情も 浮世にゃ勝てぬ みんなはかない 水の泡沫(あわ) 泣いちゃならぬと 言いつつ泣いて 月にくずれる 影法師
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