佐々木淳作曲の歌詞一覧リスト  84曲中 1-84曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
トワラーMILLIONSTARS Team7thMILLIONSTARS Team7thきみコ佐々木淳佐々木淳新しい季節にまたココロが凛と跳ねる 覗き込む扉の向こうに広がる未来  揺らめく光のその先に喜びの匂いがする 五感を今歌声に預けて行こう  ラルリラ 歌えばきっと繋がるよ ココロはもっと 夢も希望も超えてただヒトツになる ラルリラ きみがくれた煌めきを絶やさず どこまでも繋いでゆくよ  心地良いリズムにほら笑顔がふわり咲くの 昨日までの涙も乾いて見上げたアーチ  重ねた手のひら 混ざる声 何色になれるかな きみとなら見たことのない色になれる?  ラルリラ 歌えばきっと輝くよ 世界はもっと きみの深くに触れて今ヒトツになる ラルリラ 隣でずっとおなじ景色を見よう ヒトリじゃない 繋いでいるよ  ラルリラ 歌えばきっと繋がるよ ぼくらはもっと 夢も希望も超えてただヒトツになる ラルリラ きみがくれた煌めきを絶やさず どこまでも繋いでゆくよ  ラルリラ
スポットライターnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳佐々木淳夏の風に吹かれどこまでも遠くへ 光浴びたぼくら今を駆ける  あれから何度憧れを胸にやってきた 不可能だって可能になることもあるなら 諦めないと誓えずに泣いた夜を抜け 振りかぶったその先はいつもこの手の中  強くなんてないから今も足は竦むけど 背負った数にあの日のぼくを宿して踏み出した  夏の風に吹かれ蹴り付けたダイヤモンド 覗き込んだ手の中もう何を躊躇ってるの はじまりの合図から止まらずに来たんだろう 光浴びたぼくら今を駆ける  この先何度夢中になることがあるとして 唇噛んで涙を飲むことがあるだろう 後悔なんてどうしてもするさ それでも 埃被った思い出にいつかならないように  美しくなくていい カッコ悪いくらいでいい 呆れるほどに無様なぼくを晒して追い掛けた  夢と呼べるほどに届かない日々じゃないだろう 迷いながらそれでもまだ何も失ってない 信じ続けることもすべて投げ出すことも 難しいからぼくら今を駆ける  ぼくに誇れるようなぼくにはなれずとも きみに誇れるようなぼくらになれるかな 繋いだ命で今その先を照らせ ひとりじゃ決して出せない答えを探して駆け出した  夏の風に吹かれ蹴り付けたダイヤモンド 覗き込んだ手の中そう何も間違ってない 終演の合図まで止まらずに行くんだよ 光浴びたぼくら今を駆ける  目の前に迫るエンドロール これまでを賭けた最後のショータイム シナリオを超えたドラマチック ハッピーエンドをきみと今描け
水鏡の世界nano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳佐々木淳変わらぬ今に愛しさを 世界に祝福を  流れ星がひとつ光った 夢から覚めたら消えてった 美しいものはいつだって届きそうで届かない  どれだけ大切に思えばあの子を守れるのだろう 冷たく澄んだ夜の影に祈りを捧ぐよに抱きしめた  変わらぬ今が続くように 世界はひとつになれずとも この先何度も笑うたび 新しい光がほら見えてくる  歪なココロに戸惑って 弱さを隠して間違った 失う怖さを知らないで強くなどなれやしない  隣で泣いて笑う日々が重なり合って明日になる 想像してた未来とは少し違うけれど抱きしめて  変わらぬ今が続くように 世界はひとつになれずとも 繋いだ分だけ近付くよ ひとりじゃないと知るたび強くなる  強く握っても壊れはしない たとえ離してもはぐれはしない 耳を塞いでるあの子の元へ届くように歌うから  変わらぬ今に愛しさを ココロはひとつになれるから 夜明けを合図に祝福を 新しい光が今この世界を照らす  ふたつの今は続いてく ぼくらはどこへも行けるから 触れられないほど美しく新しい物語をはじめよう
光のない街nano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳佐々木淳零れそうになったわずかな希望 忘れそうになったあの日の夢 きみが笑う それだけでもう嬉しかった  世界を憂うことに疲れた ぼくの目に映った空は青く まだひとりで闘うフリをして握り締めた拳に爪が刺さる  いっそ捨てちゃえば楽になるかな そんなつもりさらさらないだろう  零れそうになったわずかな希望 忘れそうになったあの日の夢 今もまだこの場所できみを待つぼくは 零れてしまった隠した声 忘れられなくて鳴らした歌 きみと笑う それだけがもう救いだった  自分を騙すことにも慣れた 諦めた先にも答えはなく このまま光のない街でキオクだけを繋いで息をするの?  何度目の春に花は咲くだろう ぼくの声はいつまで出んだろう 凍えてしまうよ  長い夜の先を 暗い朝の果てを ぼんやりと照らす光は幻で 絶望を知れば強くなるのなら弱いままできみを想うよ ずっと  凍えそうになった冬の隅で 掠れそうになった乾いた声 はぐれてしまったふたつの手に 消えずに残った小さな歌  零れそうになったわずかな希望 忘れそうになったあの日の夢 今もまだこの場所できみを待つぼくは 零れてしまった隠した声 忘れられなくて鳴らした歌 きみと笑う そんな日々が光だった  長い夜を抜けて
フローラ堀内まり菜堀内まり菜きみコ佐々木淳佐々木淳デイ&ナイト さあ一緒にイェイ! ユー&ミー そうもっと自由に シング ア ソング ねえ準備はいい?  はじまりは小さなトキメキの種の中 夢ばかり見てたけど いつの間に大きなドキドキが胸の奥 うるさいくらいに鳴るの  知らんぷりなんて出来やしない 武者震いだってしちゃうくらい 信じてるの この声を  今も美しいままだ 消えてった星も夜明けの空も 変わらない世界で新しい夢を探しにゆくよ きみと ああ 今なら届きそうな気がするよ 仰ぎ見たあの光に  春を待つあいだ 土の中目を閉じてアレコレ思ったけど 難しいことや面白くないことは残さず食べちゃったの  怖いものなんて最初からなかったんだって思うくらい 進みたいの どこまでも  今も美しいままだ 過ぎ去った時も失くした日々も 思い出は何度でも蘇り咲くよ ココロの中にいつでも  愛おしい今をカラダ中浴びて空を目指すよ 色付いた世界でやわらかな風に声を預けて  今も美しいままだ 枯れちゃった花も涙の跡も 変わらない世界で新しい夢を叶えにゆくよ きみと ああ 今こそ舞い上がって咲き誇れ 誰よりも私らしく  デイ&ナイト さあ一緒にイェイ! ユー&ミー そうもっと自由に シング ア ソング ねえ準備はいい?
トリックスターnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳佐々木淳ぶっ飛ばして 吹っ飛ばして かっ飛ばして  ゆうべ不思議な夢の中で見てた 宝石みたいな星の屑も 眠れない夜にぶち撒けたら ガラクタに溶けて見失ってしまうよ  つまらないなもう くだらないないないな  続きを知りたくないような暗い夜は 夢のような話をしよう いつまでも明けない夜に怯えるほど ぼくはもう弱くないよ  神も仏もいなくたっていいからさ 痛みは傷より浅くあれと 壊せないものなんてないからさ きみには明日も笑っていてほしいよ  ね ヒントは? 答えはだれにも ああ ぼくにも わからないないないや  歪な世界の秘密を知るまでは ぼくはまだ終われないよ 愚かでも途切れず嘘を信じたから きみにまた出会えたんだ  ぶっ飛ばして 吹っ飛ばして かっ飛ばして 醒めないないないな  ぼくらが最後のカギを見つける頃 この夜も明けるのでしょう きみの中眠る魔物は目を覚まして その先へ導くんだ  続きを知りたくないような暗い夜は 飽きるまで話をしよう いつまでも明けない夜に怯えるほど ぼくはもう弱くないよ きみに今出会えたから  ぶっ飛ばして 吹っ飛ばして かっ飛ばして
ソアーnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳佐々木淳ワン ツー スリー さあ 光の向こうへ スリー ツー ワン 始まるよ プレイボール  未来の自分に恥じぬよう 最後に残さず笑えるよう いつしか青に染まる時の真ん中でぼくらは何色になるだろう  あの時もっと どうして 悔やんだ日々も 全部握り締めて 今 夏空に  舞い上がれ高く どこまでも遠く 想いなら誰にも負けやしない イメージはいつもあの柵を越えてきみの元へ届くから  小さな覚悟を重ねては その度新たな壁に出会い あの日ぼくらが目指した頂は 雲の切れ間にまだ見え隠れしているけど  きっと 必ず 信じることで ずっと高く飛べる 今 風に乗り  舞い上がれ高く どこまでも遠く 憧れのままでは終われない 追い掛けた日々に限りない夢を この夏を味方にして  舞い上がれ高く どこまでも遠く 想いなら誰にも負けやしない イメージはいつもあの柵を越えてきみの元へ届くから  舞い上がれ高く どこまでも遠く 憧れのままでは終わらない 限りならぼくら最初からないだろう 今 夏を味方にして  ワン ツー スリー さあ 光の向こうへ スリー ツー ワン 始まるよ プレイボール  スリー ツー ワン さあ 光の向こうへ
ペカドnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳佐々木淳絵に描いた常識で 取り決めた約束で 色を付けた食卓で 守れるふたりじゃないでしょう  誰ひとり傷付けず手に入るような 幸せなんて欲しくないの  ギュッと噛んだ唇は死に絶えず 零れるままにただ愛を問う 頷いたあなたにお揃いの傷跡を残すよ 美しく  よく晴れた空は嫌い やわらかな春も嫌い 誰もいない暗がりで孤独を食べ大きくなった  哀しみも欲望も飼い慣らしたんだ あなた以外は欲しくないの  ギュッと噛んだ首筋はあたたかく 恐れるほどにまだ愛を知る 首を振るあなたにとびきりの永遠をあげるよ 喜んで ねえ  この世界のことわりじゃ正しさなんて測れないから 赦されようと無意味なの いっそ壊して あなたの手で  ギュッと噛んだ唇は死に絶えず 零れるままにただ愛を問う 頷いたあなたにお揃いの傷跡を残すよ 美しく  ギュッと噛んだ首筋はあたたかく 恐れるほどにまだ愛を知る 首を振るあなたにとびきりの永遠をあげるよ 喜んで ねえ
ロスnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳佐々木淳さっきまで目の前にいた人の背中が見えなくなる 立ち止まるぼくは世界の流れに逆らっているのだろう 現実から目を逸らしたって始まるものも終わるものもない 今この目に映り込むものがどれほど残酷だとしたって  足早に過ぎてく人の群れがぼくを弾いた どんな未来でも今はまだ欲しくないや きみの影を探してる  ぼくから涙を奪わないでよ 悲しむ術を奪わないでよ 希望とやらがもしもあるのなら涙越しでも光るだろう  愛なんて不確かなもんに何を期待していたのだろう 見えもせず触れられもしない幻想だけ集めて飾った  音もなく崩れて砂埃が空を隠した どんな未来ならぼくはまた欲しくなるの 生きる意味を探してる  ぼくから涙を奪わないでよ 悲しむ術を奪わないでよ 絶望の先に見える世界ならどんな闇でも光るだろう  虚ろに並べた歪な白 宿りも祈りもしないくせに どんな未来にもきみはもういないのなら そこに影も光もないだろう  ぼくからもう何も奪わないでよ 痛みも傷も奪わないでよ 希望とやらに縋るくらいなら闇の奥に目を凝らせ  いつしか涙がぼくを包めば悲しみの中を泳げるから きみが遺したわずかな欠片もぼくと共に溶けるだろう  虚ろに並べた歪な白 宿りも祈りもしないくせに 逆らい続けた果てにぼくは何を失うのだろう 
ブローチnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳佐々木淳外国製のチョコレート キレイな模様を施した ブリキの缶を開いたら甘い匂い広がった  それを宝箱と呼んでだれも知らない奥に隠して そこにぼくの一部を詰め込んだ 汚れてしまわないように  きっといつか忘れてしまうんだ 未来のぼくに手紙を書いた 吐き出すようにばら撒いてココロの深くを切り取った 読み返すことはしないで蓋を閉めた  何回転も越えたって夜明けの匂いが引き寄せた 捨てられないで押し込んだ迷子の山の中  それは宝箱と呼んだ今やガラクタのようなもの そこでぼくの一部が泣いていた 気付いてよ助けてよと  どうせいつか忘れてしまうんだ 幼いぼくが手紙を書いた あの日の記憶に従って箱に触れた  いくつも時が経って当たり前に忘れていた 手のひらで壊れそうな小さなココロは  すっかり錆び付いてしまって キレイな模様は色褪せて ギィッと音立てて開いた 甘い匂いは消えていた  いびつな字で書かれた手紙の下にただヒトツ あの日から時間が止まったみたいに変わらない色のまま  ずっと待っていたの?泣いていたの? プラスチック製のちゃちなブローチは 注いだ光を跳ね返し笑ったみたいに輝いた  あっという間に時を飛び越して 塞がらなかった隙間にそっと ピタリとハマって溶け出して祈りとなり やがて消えた
クエストnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳佐々木淳空になる希望 何度目の補給 どこかで聞いたようなコトバしかもう見当たらない それでもきみの目に映る光には 始まりを告げる新たな色が宿る  さあ これからどこへ向かおうとも 奇跡の手前 待ち合わせ 信じれば拓ける道を世界はどっかに隠してる  ありふれた今日を越えるから 磁石も地図も要らないさ やがて迷子にも慣れるんだ 知らない町を歩くよずっと 不思議な匂いのする方へ 人波を抜けて そうさ 何にだってなれるだろう 空になるよ ぼくら何度でも  ザラにある魔法 日常の隅で 想像の果てを聞いてそれすらもなお凌ぐような 夢を見るため目を開けていたいのと 確かな声で確かにきみは零す  さあ これからどこへ向かおうかな 奇跡の途中 覗き込む 何度でも選べる道にいくつもヒントを隠してる  繰り返す今日にさよならを 嵐も闇も恐れずに 胸の高鳴りに従って ジグザグ道を進むよずっと 珍しいもんを追い掛けて その先を知れば そうさ 何にだってなれるだろう 空になるよ ぼくら何度でも  ありふれた今日を越えるから 磁石も地図も要らないさ やがて迷子にも慣れるんだ 知らない町を歩くよ今日も 不思議な匂いのする方へ 人並みを抜けて そうさ 何にだってなれるだろう 空になるよ ぼくらは今日も 夢を見るよ ぼくら何度でも  奇跡なら何度でも起こるだろう そこにまだ見ぬ世界がある限り 終わらない冒険は続いてく きみと果てを目指す
水鏡の世界堀内まり菜堀内まり菜きみコ佐々木淳佐々木淳変わらぬ今に愛しさを 世界に祝福を  流れ星がひとつ光った 夢から覚めたら消えてった 美しいものはいつだって届きそうで届かない  どれだけ大切に思えばあの子を守れるのだろう 冷たく澄んだ夜の影に祈りを捧ぐよに抱きしめた  変わらぬ今が続くように 世界はひとつになれずとも この先何度も笑うたび 新しい光がほら見えてくる  歪なココロに戸惑って 弱さを隠して間違った 失う怖さを知らないで強くなどなれやしない  隣で泣いて笑う日々が重なり合って明日になる 想像してた未来とは少し違うけれど抱きしめて  変わらぬ今が続くように 世界はひとつになれずとも 繋いだ分だけ近付くよ ひとりじゃないと知るたび強くなる  強く握っても壊れはしない たとえ離してもはぐれはしない 耳を塞いでるあの子の元へ届くように歌うから  変わらぬ今に愛しさを ココロはひとつになれるから 夜明けを合図に祝福を 新しい光が今この世界を照らす  ふたつの今は続いてく ぼくらはどこへも行けるから 触れられないほど美しく新しい物語をはじめよう
スターリア愛美愛美きみコ佐々木淳佐々木淳暗く長い道のり 出口の見えない闇 記憶を揺さぶる匂い 立ち止まり振り返るけど 夢を見てた夜には不思議と答えがあった ココロの奥で瞬く小さな光たち  呼吸するように脈打つ淡い青 隠してた感情が弾ける音がしたんだ  ぼくが泣いた日から始まった世界は きみが泣いた日から繋がった世界だ 重なった光は少しずつ大きくなって 何光年先まで照らせる星になれ  器用な誰かになって キレイな色に染まって たなびくオーロラのように夜もココロも包めたら 生まれたばかりの星は頼りない祈り纏って 弱さも傷も痛みも燃やして光るから  ぼくだけの色を探して歩いてる 隠せない胎動が静まる空に響いた  忘れていた声が堰を切って宙に舞う 塵になった日々も舞い上がって夜空へ 重なった光は少しずつ大きくなって 何光年先まで照らせる星になれ  見つけた光を 新しい命を ぼくだけの証明をそびえる夜に鳴らして  忘れていた声が堰を切って宙に舞う 消えなかった声は星になって銀河へ  ぼくが泣いた日から始まった世界は きみに会えた日から広がった世界だ 重なった光は誰よりも大きくなって 何光年先まで照らせる星になる  見上げた空 一番星に ぼくらの名前を 光の道 その向こうに ぼくらの未来を
リリリバイバーnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳何回も夢に見ては叶えたイメージを焼き付けた ただ9回の果てにぼくらすべてを出し尽くして笑えるように  どこまで行けるか試したくて 自分を信じたくて 泥だらけの日々の先に答えだってあるはずだと 手を伸ばせば届きそうな栄光への道標は 最初からなかったような顔をして春の陽に溶けてった  目指すべき場所はいつも朧げで不安だけど ぼくらこのままじゃ決して終われない 道ならあるだろう  強く手を何回も握り締めた 叶えたイメージを掴むように まだ何回も転ぶだろう 起き上がるスピードなら負けないように  今まで交わした約束にも 誓った言葉にも 本当はどこか迷いながら 逃げる術も探しながら なのにいつも辿り着けばまだ遠くを見たくなるよ 憧れるばかりでは追い付けない あの頃のヒーローへ  何回も追い込まれてそれでも諦めはしなかった さあ挽回の一打を今未来へ向け放て  あの日から何回も夢に見ては叶えたイメージを焼き付けた ただ9回の果てにぼくら笑って泣けるように  運命がぼくを試しても揺るぎない夢は消えやしない
オーブnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳どこに隠していたの こんなに大きな傷を 笑顔の裏側?夢の中?鍵をかけた引き出しの奥? 背中を向けたきみの小さな肩震えた だれかに預かったものもきみの荷物もひとまずココに置いてこう  これまでだれも知らないところで零してた涙と本当のこと そうやってすり減ったココロも今は預けて  優しさを宿したその手のひらで闘うその前にきみを抱きしめて 守るものがもしもあるのなら一番はいつだってきみなんだよ  どこに続いているの 果てなき涙の果ては 軌跡を辿ればその奥に揺らめく静かな明かり  頼りなくだけど消えないようにといつの日も絶やさず灯してきた 本能に寄り添った命は今もキレイだ  はじまりを掴んだその手のひらにだれにも触れない光を隠して 動けずにいるならそのままで きみじゃなきゃだめなんて言わないから  どこまでも自由なその手のひらでここから新しく何を掴もうか 好きなひとやものの真ん中で本当に笑ったきみが見たい  きみのため笑ったきみが見たい
花に雨nano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳通り過ぎた季節に喜びはいくつ消えたの 数えたぼくの手のひら はみ出して零れてく  だれにも渡せず古ぼけて落ちた 言の葉をそっと集めてる  ぼくらの祈りから 弔いから 声が生まれるから 嘆かないで 涙は羽を纏いどこまででも昇ってゆく そして想いは雨となり花もほころび始める  夢を見ない代わりに悲しみをいくつ越えたの 重ねたきみの手のひらまだ震えてもあたたかく  繋いで 離して 繰り返しながら ぬくもりをそっと分けてきた  ぼくらの祈りから 弔いから 声が生まれるから 塞がないで その胸のかげりへと深く深く潜ってゆくから  ぼくらは祈るまま 弔うまま 日々を伝うけれど 背負わないで 涙は羽を纏いどこまででも昇ってゆく  ぼくらの祈りから 弔いから 歌は生まれるから 忘れないで あたたかなきみの手をぼくはいつも想っている そして想いは雨となり花もほころび始める
声鳴文nano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳叶えたことだけ詰め込めば確かにぼくらは笑うだろう 嘘じゃないけど本当じゃない その狭間で揺れるぼくは 誰がためにこの喉を鳴らすのだろう  すべてを差し出すふりをしながら そのくせ両手を握り締めた カラダは一個しかないのにそれ以上欲しくなるよ 今さら何も捨てられないことももうわかってるけど  変わっていくぼくは未完成でも それ故に消えない傷を知っているんだよ 鳴らしていた喉はきみのためだなんてさ 間違えそうで言えずにいたよ  何度も繰り返し確かめては ようやくコトバに置き換えるけど 報われないのが怖いから逃げ道だって確保して 脇目も振らずに生きてるなんてそんなにキレイじゃない  なぞっている過去にまた悔やんでも 忘れないでくれとぼくが言っているんだよ 鳴らしていた喉が消えそうで泣いた夜を 知らないままじゃココに居ないだろう  叶えたことだけ詰め込めば確かにぼくらは笑うけど 嘘じゃないのに満たされないようだ わかってるこの先は 曖昧なコトバはもう要らない  変わっていくぼくをどうか見ていてよ 痕になった傷の理由もちゃんと話すから 鳴らしている喉はきみのためだ そうだろ 今さらだって遅くはないだろう  高く鐘が鳴り響いた 命がまた消えた ぼくだけで切り拓いた未来などどこにもない 始まりを確かめたココで終わりを覚悟して この喉の限りをきみに捧ぐよ
まほうのかぜ熊田茜音熊田茜音きみコ佐々木淳佐々木淳初めての小さな旅路 目的地ならいらないよ 何もない私の頬に手招きするように風が吹く  寄り道 回り道 いつもの景色も鮮やかに 右手をひねるたび 何度でも胸が弾むから  さあ ギアを上げて顔を上げて どこまでも伸びてく道だって 昨日より少し遠くまで きみとなら怖くないどこだって 私ひとりでは作れない風だ  不器用な私に出来た 友達という宝物 ぎこちない笑顔も今は前より上手になれたかな  坂道 いばら道 諦めるばかりじゃつまらない 昨日を越えるため 何度でも息を弾ませて  さあ ギアを上げて声を上げて 新しい世界に飛び込んで 果てのない空のその先へ きみの背にひらりと飛び乗って 私ひとりでは描けない夢を  きみと見る 私はもうひとりじゃない 晴れの日も 雨の日も 色とりどりの風を纏いながら  ギアを上げて顔を上げて どこまでも伸びてく道だって 昨日より少し遠くまで きみとなら怖くない  さあ ギアを上げて声を上げて 新しい世界に飛び込んで 果てのない空のその先へ きみの背にひらりと飛び乗って  魔法のような風 私を連れ出した どこへだって行けるよ 風の吹くまま
スピカnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPEふたり何もかもを分け合って誰より青く光ると誓うよ  乾いた喉を潤すようにきみはあたしの中に宿った 偶然みたいな必然だとあの時たしかにそう思えたのは  重なる道のその先にキレイな星を見たから  ふたり夢と希望を分け合えば誰より強くなれるよ そうして描いた未来の上でまた誰より夢を見るから 青い光がきみとあたしを繋ぐよ  明けない夜を幾度も知れば震える手には幼い涙 もたれた壁にはきみの影が独りにはしないよと寄り添うから  重なるふたつの手の中キレイな星を隠して  時に涙さえも分け合えば誰よりきみを知れるよ たとえ暗い闇で見えなくても誰よりそばに居るから 青い光はきみとあたしの深くに  ふたり何もかもを分け合って魂の奥に触れる きみの声にまた導かれて新たなステージへ  ふたり夢と希望を分け合えば誰より強くなれるよ そうして描いた未来の上でまた誰より夢を見るから 青い光がきみとあたしを繋ぐよ
ラストチャプターnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳山下洋介どれだけ美しい旋律なら 傷ついたあの子へと届くだろう  涙のひとつも拭えないで何を誤魔化してるの 誰かのためだと言わなければ逃げ道があるようで  何度も絶望してそれでも捨て切れない それは希望とかじゃなくてぼく自身に託した願いだから  それがどれだけ美しい旋律なら 傷ついたあの子に届くのだろう 特別なものに焦がれた日々だけじゃ何ひとつ掴めずに  足りない何かを埋めるためなら手段は選ばないの そうして失くしたものをいつも愛しく思うくせに  何度も嘘ついてそのたび悔やむなら 数秒先の未来をイメージして  どれだけ美しい瞬間でも 振り返るばかりじゃ見逃すから 始まりの果てに終わりがあることも恐れずにいられたら 変われない言い訳も変わるだろう  永遠に続くような幻に出会うたび 信じることがまた少し怖くなるけど 何度も絶望してそれでも捨て切れない それは希望とかじゃなくてぼく自身が託した願いだから  たとえどれだけ美しい旋律でも その向こうにぼくが見えなければ 間違い続けた不細工な日々こそが ぼくのこと創るから きみのため創れるよ 今ならさ  さよなら ひとりで歌うぼくよ 終わりへと向かおうか 誰にもなれない物語で ぼくらしくあるために
エンブレムnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳佐々木淳・出羽良彰どこまでも行けるだろう ぼくが今纏ってるのは決して消えない命の音だ  行き当たりぼくはヒトリ 見渡す限りに広がる 現れた壁のどこかに新たな扉があるという  選んだもの その後ろで選ばれなかったもの いつかぼくが手放したもの その中に扉を開く鍵がある それでも  ココから進まなくちゃ ぼくが今手にしてるのは 何かを諦めてでも守ろうとした証だ 時には剣になって時には盾になるそれが きっとこの先塞いだ道拓く鍵になる  捻じ曲げた本音の数 迷子の夜に積み上げて 思い切り泣けるくらいに器用なぼくなら今頃は  隠してきた 本当はずっと吐き出したかったこと いつかぼくが定めたのは くだらない意地の類だとしても そうして  ココまで辿り着いた ぼくを今作ってるのは 弱さを飲み込んだまま強がり続けた日々だ 夢寐にも忘れないように心臓の前にぶら下げて ぎゅっとするたび握った手のひらに刺さるように  強くなるほどに忘れてしまうその中の弱さを 怖くなることで手にしたのは本当の強さだ もう何も欲しくないと思えないぼくはただ はじめから聞いていた命の音を頼りに  どこまでも行かなくちゃ ぼくを今守ってるのは 傷だらけでも確かに光り続ける証だ 時には剣になって時には盾になるそれが きっとこの先塞いだ道拓く鍵になる
トロットnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳出羽良彰ぼくを照らすのはやわらかなひと筋の光だ もう何も恐れないよ 深い闇も  ねえ トロット聞いて ぼくの後悔を 正直に話すにはコツがいる ねえ トロット聞いて ぼくの過ちを ただ頷いて受け入れて頭を撫でて  夢を見ていたの それを落としたの 深く深い闇の底近く 取りに行くなんて命知らずだろう それでもそれしか出来なかった  暗がりの隙間で息をしてた まだ生きている それだけを確かめてた 終わりへと続いてく道の上で ふときみの声を聞いたようで立ち止まった 深い闇も見上げれば光でした  ねえ トロット知って ぼくの正体は 弱虫で臆病な子どもみたいだ ねえ トロット知って だけどそんなぼくを 何故かとても愛おしく思ってしまうの  遠い昔から胸に棲んでたの 深く深い闇に身を潜め 共に生きるって決めたその日から ぼくらは互いに惹かれ合った  もうこれ以上失くしてしまわぬよう ただ真っ直ぐに歩いてるフリをしてた 終わりへと続いてく道の隅で 凛と咲いているきみに会って振り返った 深い闇も去りゆけば光でした  本当は抱きしめてほしかった 大丈夫 そう言ってほしかった 正直に言えたら良かったのかな きみはぼくの手を引いて歩き出した  さあ 終わりから始まりへ旅をしよう ほら 何もかも逆さまに見えるでしょう? 頼りない足跡に寄り添うように 今新しい命が顔を出す ぼくにきみは間違いなく光でした
ヨルガオnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳兼松衆・nano.RIPE行かないで もう少しだけ 夜明けを待たずにどこ行くの? きみに出会えて夜を好きになったのに またヒトリになってしまうよ  夜に咲く花のようにポツリと窓辺に現れた あの日のままの姿を月が照らし思わず手を重ねたよ  決して触れることは出来なくても ただそばにいる それだけで良かった  それから何度も夜をくぐり抜けては 朝になると薄れて消えた 内緒のハナシをベッドに隠して ようやく眠りに就いた  穏やかな夜を知れば知るほど怖くもなるけれど きみの笑顔も見慣れてしまうほどに当たり前になってたの  そして隣り合ったふたりの背中に 時はそっと終わりを連れて  ぼくらは何度も手と手重ね合わせた 透けることも気付かぬふりして 内緒のハナシが増える代わりに忘れることもあったよ  そうして何度も夜をくぐり抜けては 朝になると薄れて消えた 本当のキモチをベッドに隠して あの日を繰り返してた 在る日を繰り返してた  さようなら ぼくは今夜 夜明けを待たずに眠るから きみと過ごして夜を好きになれたよ もうヒトリで大丈夫さ
ローリエnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPE今 夏がぼくらを連れ出した きみと描いたこの夢に色を付けようか  初めて握り締めた白いボールは眩しく見えて 小さな手のひらから少しでも遠くまでと投げたよ  あの日からぼくは目指す場所まで1ミリでも近付けるよう 走り続けてはたまに転んで そのたびに地面をギュッと蹴り付けた  擦り剥いた傷の数で決まるなら負けない自信はあるのに 夏の陽射しがぼくらを照らすほど きみの笑顔がどうしても見たくなったんだ  ひとつの言い訳からハラハラと弱音が零れては ただひとつのプライドさえ投げ出してしまう夜もあったよ  暗くなる空にぼくを隠して人知れず涙を拭っても 消えない光がココロで揺れて そのたびに思いはグッと加速した  闇雲に追い掛けていられたのはいつだってきみがいたから 夏の陽射しがすべてを知るのなら ぼくの弱さも見抜かれていたのかな  ねえ ぼくは間違いなくあの日の続きを描いてるかい ねえ ぼくはあとどれくらい遠くへ投げたら届くんだい ねえ 今のぼくの手ならあの日のすべてを掴めるかい ねえ 今もおなじ空の下 眩しく見えてるかい  こんな傷の数で決まるような小さな夢ではないけど 夏の陽射しがぼくらを照らすから きみの笑顔がもう一度見たい  闇雲に追い掛けたその果てにはひとつの答えがあるから 夏が終わりをぼくらに告げる頃 きみと描いたこの夢が光りますように  七色に
インソムニアnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳眠るふりをして夢を抜け出した 色彩も感覚も残したまま 朝を待つよりも迎えにゆく がらんどうで 裸足のまま駆けてゆく 静寂を  街明かりを目指して だれの足跡辿る 孤独を塗り重ねて 夜はまた世界にそびえる  闇に溶けてゆく 影のないゴースト 宇宙の底に足音を響かせて だれかに聞こえるように 合図を送るように 分かれ道に標を残して  冷えたアスファルト 錆びた柵の向こう ぼんやりと浮かび上がる命の粒 夜はいつだって等しく降り注ぐのに ガラス越し揺らめく灯は温かく  街明かりのヒトツにきみの姿を思う 孤独が少し薄れて夜を彩る  闇に溶けてゆく 影のないゴースト 宇宙の底で正体を現して だれにもなれないまま 迷子を気取る前に 花や木々が目を覚ます前に 気付いてくれよ  闇に溶けてゆく 影のないゴースト 宇宙の底に足音を響かせて だれかに聞こえるように 合図を送るように 標に鍵をかけて  闇に溶けてゆく 影のないゴースト 宇宙の底で正体を現して だれにもなれないまま 迷子を気取る前に 花や木々が目を覚ます前に 気付いてくれよ  朝が来る前に
ポラリスnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳歩き疲れて足を投げ出した わかれ道ばかりで嫌になった 顔を上げると泣いてしまいそうで 俯いてるぼくの隣で  おかしな石ころを並べたり ヘタクソな絵を描いたり 足元にも世界を作ってくれた 前を向いてるだけじゃ見えないものを きみはぼくに教えてくれた  星の降る夜の中 長いまばたきをしよう 夢の終わりに次の約束をしよう 見えないものはいつの日もすぐそばで息をしてる 儚く 強く 大切をそっと隠して  糸が途切れて涙が零れた 視界がぼやけてキレイに見えた そのまま夜に溶けてしまえたら ぼくもキレイになれたかな  答えなどないと知りながら 求め続ける限り 伸ばした手は幾度も空を掴むよ それでも触れた指が温かかった きみがぼくに与えてくれた  止まらない時の中 深い悲しみを知ろう 重なった手に愛の喜びを知ろう 忘れることが怖いから少しずつ話をしよう これまでのこと これからの旅のどこかで  夜の終わりに消えてしまった星は今頃ほかの誰か照らすよ 朝が来るたび生まれ変われるんだろう ぼくらも  星の降る夜の中 長いまばたきをしよう 夢の終わりに次の約束をしよう 忘れることが怖いなら少しずつ話をしよう これまでのこと これからのこと  止まらない時の中 深い悲しみを知ろう 重なった手に愛の喜びを知ろう 見えないものに守られてぼくは今息をしてる 儚く 強く 大切なきみの隣で  夜の終わりに 夢の終わりに 旅の終わりに
月兎時nano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳空を見てごらん 今宵月は満ちた てっぺんに届いたらさあ始まりの合図だ 上を見上げりゃキリがないことばかり 下を見て安堵すんのも違うよな  描いてた未来も変わるだろう 少しずつ確かに ぼくらはずっと歩いてきたんだよ 追い風も時には敵になるその中  決して満たされないから終われない 触れた刹那すべてが滲むように あの日ぼくが夢見た場所ならもう 遥か後ろへ流れたんだ  エゴの後ろに何を隠していても 欠点を除いたら誰も惹かれはしないだろう 贄を捧げりゃ救われるものがたり それを見て懺悔すんのも違うよな  いつの日かあの子も笑うだろう 正しくはなくても それだけずっと唱えてきたんだよ 味方も時には敵になるそれでも  誰のせいにもしたくない 越えた先が影でも光でも 憐れみも情けももう欲しくはない 報われるなら次の世界 おなじ姿に生まれたいな  まだ歩いてゆくんだよ 追い風を追い越して風になるそれでも  空に浮かべた月には届かない 触れるものに限りがあると知って それがぼくを宥める理由になるくらいならいっそ奪ってよ 満たされるまでは終われない 擦れるたびまた傷を増やしても 見上げるぼく 見下ろす月に潜むその姿に何を思う 何を歌えばきみに届く
ステムnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳始めるために終わったことも 終わるために始まったことも 時がすべてをさらってしまう前に きっと  最後までぼくはぼくを貫くフリをして 明けない夜に怯えたよ 最後にはいつもどこか逃げ出すようにして 何度もウタに隠したよ  奇跡ならいつも目の前に きみが伸ばす手の中に まだうつくしい世界に  始めるために終わったことも 終わるために始まったことも 時がすべてをさらってしまう前に 言わなくちゃ 忘れるために笑ったことを 笑うために忘れたことを 抱えてぼくらが歌うことを  最初から誰も何も欲しがらなかったら 傷つくこともなかったよ 後悔と嫌悪を混ぜて刻んだ日々を抜け 今はそれさえ愛おしく  理由なら今も目の前に きみが笑うその時に このくだらない世界にウタを  カラダの一部を失って ココロを何度も失って それでも確かに繋いできたんだよ 鳴り止まないように  始めるために終わったことを 終わるために始まったことを 生まれるために泣いたことを 笑うために生まれたことを 別れるために出会ったことを 出会うために別れたことを 抱えてぼくらが歌うことを そうしてぼくらが生きることを
海と空のヒミツ三森すずこ三森すずこきみコ佐々木淳nano.RIPE掬い上げたのは宝石みたいな青 なのにどうして 掬い上げた途端透明になるの それさえもすぐに零れる  空になった手のひらに残る雫を凝らせば ぼんやりと色付く 見上げれば青だ  憧れたものはいつも少しカタチを変えて私に届く 頼りないこの手でも守れるくらいに 溢れてしまわないように 海と空を閉じ込めた手のひら 少しずつ解き明かすよ  小さな頃から不思議を集めた ねえ?なんで?どうして? 知らないことから逃げたくはないの 理想や夢が壊れても  知りすぎて傷付いて海の深くに潜れば 静寂に包まれる 見渡せば青だ  憧れたものはいつもどこか残酷だけど私に潜む 息がもう苦しくて水面から出した顔を真っ直ぐ照らす光 いつもよりも煌めく世界 それが見たくて深くへまた潜る  海と 空と  憧れたものはいつも少しカタチを変えて私に届く この海の深くから空の彼方から ヒミツを打ち明けるように 海と空を散りばめた世界が手のひらから飛び出せば 私もそう青く染まるよ
アザレアnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPE許されたことなんてそう多くはないでしょう? 誰の目に適えば誰も傷つけずに済む? シアワセの定義は人の数あるけど 掴むまでの道は一本と限らない  迷子になる前にきみの声を標に 耳の奥 鼓膜をもっと震わせて  道なき道を行こう 初めてを捧げよう 甘い夢 その魔法に掛かったフリで 残酷にも思える運命のその中で 見つからないように進もう 足跡は消して  届かない夜にも寄り添える何かを いつの間にふたりはそっと育てていたんだよ 叶えたいことなら星の数あるけど たとえそのすべてが夢と散ったって  怖くはないようにきみの手を離さずに 胸の奥 鼓動がぐっと高まれば  道なき道を行こう 初めてを重ねよう 名前のないこの感情に名前を付けて 錯覚にも思える衝動に従って きみが望むなら落ちよう どこまでも闇へ  迷子になる前にきみの声を標に 耳の奥 鼓膜をもっと震わせて  道なき道を行こう 初めてを続けよう 甘い夢 その魔法が覚めてもまだ 残酷にも思える運命を蹴散らして 邪魔されない方へ進もう ふたりだけ消して
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
最終前nano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPEとっておきの秘密基地みたいな小さな小さなかくれんぼ 最終の電車が来るまでココに居よう ねえ 雨に濡れてもさ  止まらなくてもいい ほんの少しでいい 時の流れをゆるやかに 5分だけでも  あたしから奪わないで きみを奪わないで はみ出したふたりはもう戻るとこなんてないよ 離れることに意味なんてあるの?  とっておきの影を呼び覚まして暗い夜に溶けてしまおう 駅前のベンチは冷たくて雨粒を少し弾いた  見送った背中が小さくなるほどに ココに居る意味に迷うけど  あたしから奪わないで きみを奪わないで 夢の中で待ち合わせ 不器用なふたりは今日も すれ違うまま明日を迎えるかな  とっておきの夜が当たり前に変わる日を待ってる  あたしから奪わないで きみを奪わないで はみ出したふたりはもう戻るとこなんてないよ 離れることにも意味がない  あたしのすべてを懸けよう あたしのすべてをあげよう 重なったふたりが今向かう場所は ああヒトツだ きみが笑えばあたしも晴れる
虚虚実実nano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPE青天響く霹靂 閃光眩むその間に 決して音を立てずにじっと忍び寄る影  騙し騙されて失った 罵り罵られて奪った 守るべき正義をすり減らして勝ち取るものなどない  籠の中から見上げた空 雨上がりの青の眩しさに 囚われたままじゃ居られない 昔話なら捨てて  快楽に身を委ねれば緩やかに削られる野心 振り返り見渡す限りいつまでも咲き誇る美談  可能性に賭けるわけじゃなくて これまでの日々に賭けるんだ 何もかもが嫌になって投げ出した そこから始まる未来  籠の中から見上げた空 暮れゆく魔法に掛けられた 囚われたままじゃ居られない 内側から響いた声が 闘うべきは他でもない とりまぜ刷り込まれたキオクだ 答えはヒトツと限らない 染まれるほどキレイじゃないさ  信じていたすべてがたちまち音を立て崩れ 積み重ねたすべてが瓦礫になろうとも 背中に隠してた翼がやっと今ゆっくりと広がり  籠を飛び出し見上げた空 満ち欠け傾く月が照らす 囚われたままじゃ気づけない 足元にも広がる世界 従うべきは他でもない 突き動かすほどの本能だ ぼくはぼくじゃなきゃ居られない 変われるほど器用じゃないさ
深くnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳小田和奏・nano.RIPE弾けたコトバの屑 拾い集めたら詩になった あれから幾年が過ぎてぼくはオトナになった  少しずつ変われた気がしてたけどまだあの日のままで  愛した人に愛されるということはこんなに難しかったかな 深くなりゆく秋 共に夜も深くなる さらに深くで歌ってた  深くで目を覚ました 夢の途中だと気付かないまま 見渡す限りにはぼく以外なにもなかった  ヒトリには慣れてたつもりだったのに震えてた ヒトリで  愛された人を愛するということはこんなに難しかったかな 深くなりゆくのは秋と夜とあともうヒトツあったような なんだっけ  あれ?ココはどこだろう? 見慣れないようでいてでも懐かしいのは 深く深くで泳いでいたあたたかく小さな海の中だ  愛した人に愛されるということはこんなに難しかったかな 深くなりゆく秋 共に夜も深くなる もうヒトツはそう  愛という名のきみやぼくだ 目に見えないからいつも見失う だけどたしかにある きみもぼくも深くからこの世界へと落ちてきた  深くから 深くへと
夜の太陽nano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳答えなんてすべて後付けでいい 理由なんてすべて後付けでいい きみが望むぼくのコトバの粒 守られた分守らせてくれよ ここから  小さな枠で囲まれた世界はひどく冷たかった 見えない糸で縛られて吸い込んだ息を上手く吐けなかった  迷子のメーデー繰り返し3度 信じたからあの日裏切られて 怖くなって泣き喚いた末に疑って何を掴んだ?  空ろになって裸になって名前も失くしてしまった こんなぼくに価値なんてもうないな せめて生きた証を ガラクタになったコトバを持って最後の夕焼けを 落ちてゆく刹那 手の中で光って空に昇り出した  いつかぼくも太陽になれたらな 暗がり寒がり照らせたらな 理想論に脳内を占められて 隠れていた月の欠片たち  迷子のメーデー繰り返し3度 唱えたから今日を生きられて 照らされてやっと光る月も夜空に浮かべば明るく  空ろになって裸になって名前を失くしてしまった こんなぼくに夜をくれたんだ 欠片がそっと顔を出す  まあるくなって時に尖ってココロの隙に潜れ 満ちるときも欠けるときもすべて生きた証だ 寄り添うフリして救われたんだ きみも同じなら ぼくのためだってほんの少し笑ってくれよ 月の下で
ルミナリーnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳渡辺拓也弾け飛んで生まれた 風も音もなく 闇を裂いて散った 永遠の始まり 示すように燃える だれの意図もなく ただそこに在った 自覚もないまま  なんのキオクも持たないままで 声なき声が内側から響く  光れ 光れ この世界中で ぼくは きみは ただヒトツだと 光れ 光れ 照らされるより照らせ 明日を きみを 限りある今日を 砕け散った瞬間にカウントダウンが始まった 光れ  ある日ふっと気付いた ぼくには色があり ちょっとずつずっと変わってきていること バランスを崩して赤くなった時に 終わりが来るとどこか知ってた  泣いたキオクが戻らないうちは消えないように 燃え尽きないように  光れ 光れ この世界中で ぼくは きみは ただヒトツだと 光れ 光れ 照らされるより照らせ 明日を きみを ぼく自身を  永遠の中でさえ叶わない 失われゆくもの 闇に飲まれるくらいなら いっそ生まれたときよりも大きく散れたら  光れ 光れ 続く世界で ぼくは きみは いつか終わるけど 光れ 光れ 最期の最期まで ぼくも きみも まだ生きている 光れ 光れ 照らされるより照らせ 明日を きみを 限りある命を 覚悟した瞬間にカウントダウンが止まった 光れ  照らせ 明日を きみを 光れ
在処nano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPE・福富雅之どうせ見えないんだろう 居るわけないだろう 祈りそうで縋りそうでかき消した ぼくが握りしめた そして握り潰した 手のひらで砕けた きみはどこで生きてるの?  おもちゃのキリンが散らばって広いはずの空を切り離した からからに乾き切ったアスファルトに黒い影を落としニヤリと笑った  どこで間違えたか気付いたところで巻き戻せないんなら意味はないや 匙を投げたふりで暗闇に紛れた ここじゃだれにも気付かれずにいられる  どうせ見えないだろう ぼくのことなど 居なくたって 居なくなったきみじゃなきゃ 闇に溶けるどころかもっと黒くなった 手のひらさえ見えない ぼくはどこで生きてるの?  ガラクタみたいな街だって 夜になればちょっとカオを変えて 暗闇を染め上げるネオンサイン 宝石みたいだとふたりで笑った  どうせ言えないんだろう 巻き戻しても 言えないって言い訳して言わないんだろう ぼくが握りしめた そして握り潰した 手のひらが疼いた きみとここで生きてたの  ふたりきりじゃ何故いけないの? ぼくがなにも守れないから?  どうせ見えないんなら 居るわけないなら 祈るのも縋るのもぼくだろう ぼくに足りないもの きみに預けたもの 取りに行かなきゃ もう 取りに行かなきゃ  咲くわけないだろう 笑い飛ばした 夢みたいな奇跡だって起こるなら ぼくは握りしめた 二度と離さないと 手のひらに誓った きみとここで生きてくよ  きみのネジで時を巻き戻してぼくらの在処を取り戻した
イタチnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPE甘い誘惑につられて彷徨う 魅力的なもんが散らばっている 目移りした後選んだヒトツは 必然を絵に描いたように笑っている  才能 紙一重 有能 在り来り 反応 猫を被って剥がれることを恐れている  明日消えてしまうかもなんて都合良くいけばいいけれど 死ぬまで闘い続けなくちゃ 見えないものと  性が悪だとしたらぼくら何を学ぶだろう 性が善だとしたらぼくら何を失くすだろう 変わりたい? 変われない? そんなことはないのか? ぼくはどっちだろう  眠りに就く前に巻き戻す 今日手にしたもんを並べてみる 正解か間違いか気付くのは 時が満ちてなお後と決まっている  アイノウ ユウノウ 過去の罪を被って迷える子羊のふりをして  もしも神様の手のひらで踊らされているとしても 降りれない傾くステージの上で回り続ける  性が悪だとしたらぼくら何を学ぶだろう 性が善だとしたらぼくら何を失くすだろう わからない 変わらないまんまずっと居られない? ぼくはなんでだろう ねえ イタチ  こんなプライドを盾にして放つコトバを槍にして それでも闘い続けるのはだれかのためか?  性が悪だとしたらぼくら何を学ぶだろう 性が善だとしたらぼくら何を失くすだろう 性が悪だとしてもぼくは傷をつけるだろう 性が善だとしてもなにかヒトツ救えるだろう ぼくとして生を受けぼく以外になれぬなら いっそどっちでも いっそどっちもで ねえ イタチ
ディアnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳高橋諒拝啓 愛する人 あたしの声が聴こえますか ずっと繰り返しただ きみのことばっかウタにしちゃうんだ  夢 想像なんかじゃなくてさ 連れて行きたいよ 高くへと 癒えない傷を預けて あたしからは離さない 握り締めた手のためならば ウソもつくよ プライドなの  拝啓 愛する人 きみのコトバを探しています いつか伝えてくれたっけ それを頼りにギターを鳴らすんだ  夢 想像なんかじゃなくてさ 連れて行きたいよ 遠くまで 消えない傷を見つけて 震えた文字の向こうにきみが見えるから怖くはない ウソじゃないよ プライドなの
終末のローグnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPE抜け出した毎日から 反射した光を見て 眩しくて目を閉じた 今も裏っかわに焼き付いてる  何回でもあたしはすべてにトキめくよ 空になって満たされて繰り返して  ずっと続いていくシナリオにドラマチックを 吹き消したろうそくが作り出す闇は 終末に向かう途中で訪れる うららかな春の日のうたた寝のようだ 何もかもそっと包み込む あたしのまま柔らかい夢を見れる  右膝のアザを見て 壁紙の傷を見ていた 歩道橋から見た空は 苦手だった街を洗う  最低でもあたしはあたしを信じなくちゃ ウソになったコトバだって紡がなくちゃ  ずっと続いていくシナリオにロマンチックを 分かれ道で手を振った仕草ヒトツも 終末に向かうほどにキラめいたら ウソツキと呼ばれた日々さえも愛おしく また少しホンモノになれる あたしのまま乾いた声で歌う  運命ならすべて甘んじて受け入れるか それなら何もかも仕方ないと思えるのか だれかのせいにして悔やんでしまった日々なら 好きな色に塗り替えてしまえばいい  いつか終わってしまうシナリオのエピローグで 共に幕を下ろすあの子の左手は うつむいたあたしの額を撫でた ココに居ていいんだって教えてくれたから 終末を迎えたとき笑えたなら アザも傷も空もヒトツになる だから今奇跡を纏い あたしのまま あたしの夢を見るよ  進め 終わりへ
スノードロップnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPE・福富雅之堰を切ったノドから手が出るほど欲しくなったんだ ぼくじゃない別のだれか 夢と希望 他になにが要ると思えた頃のぼくは今いずこへ  長いものに巻かれて失った道標 生と死の狭間にはスノードロップが咲き乱れる 何かの間違いで砕け散ってしまったなら.. せめてぼくの抜け殻に花束を添えて  こんなもんかな? こんなもんでしょう? 諦めだと思われたって構わないけど ぼくらしくない ぼくらしくない だれにだって創れるもんに価値はない  痕になった傷口をなぞりながら 呼び覚ますんだ ぼくの深く眠るなにか そんなもんがあればとっくのとうに カメレオンみたいにこの世界に染まってる  死んだように生きている? 生きたように死んでいる? 生と死の狭間にあるスノードロップはそうキレイだ 何かの手違いで器用になってしまったなら だれかぼくのこめかみを思い切り撃ち抜いて  もういいだろう? もういいでしょう? ガラス越しの出来事に興味なんかない 正しくても間違いでもぼくはぼくから離れられない  もういいから もういいから 慰めだって赦せるなら楽になれるけど 間違いじゃない 正しくもない 答えがわからないから赦せない  諦めるくらいなら最初からやらないよ スノードロップの中でもう一度真っ白に染まれ  ぼくとぼくよ
システムnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPE・福富雅之限りある日々覗き込んで見える世界は 弱き肉を強き者が食らうシステムだ 「選ぶことは捨てることです」振り返ったって すべての問いに答えがあるわけじゃない  失敗しなくちゃね わかんないことも 勝って得たもの 負けて得たもの 血肉にして生きてゆく  駆け上がれもっと上へ うずくまって泣いた日々を ぶち破ってもっと上へ イチバン イチバン イチバンになれ 勝ち負けがすべてなんだって言いながらさ  続けることが時々難しくって 敵も味方も区別がつかなくなるよ 捨てることでわかることがあるとしても 大事なものを手放して空っぽのぼく  考え込んだってね 変わんないことさ 大事なことも 大事なひとも 皮肉なんだって運命は  駆け上がれもっと上へ 立ち止まってないで今だ ぶち破ってもっと上へ イチバン イチバン イチバンになれ 勝ち負けがなんだ そんなんじゃもう  駆け上がれもっと上へ うずくまって泣いた日々を ぶち破ってもっと上へ イチバン イチバン イチバンになれ 勝ち続けなくちゃこうなんだ  勝ち上がれずっと続け 汚れ切ってしまった手でも 掻き鳴らしてずっと歌え イチバン イチバン イチバンになれ 勝ち負けがすべてなんだ 勝ち負けがすべてなんだ 勝ち負けがすべてなんだ そういうシステムだ
ライムツリーnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPE草木も眠る夜の隅で世界の節で 寝息にそっと耳を立てて瞳を閉じる 首筋にふっとあたたかな命の粒が ココに居るって叫んでるんだ 声なき声で  生まれ変われたら終わりなきように きみがノドを痛めなくて済むような姿になろう  差し当たって二人旅 どこまで歩ける? 行けるとこまで行こう 歩幅合わせて 折れ曲がって二人旅 どこまで行けば? 木々に囁きかける 来世になったらきっと  過ちをずっと繰り返して重ねた罪を 二人背負って守ることが償うことと 現からちょっとはみ出して笑うきみを ヒトリボッチにはしたくなくて なりたくなくて  生まれ変われるの?曇りなき目に 映るぼくが頷いたら何もかも赦されよう  空になって二人旅 この身ヒトツで 歩き疲れたらもう 額合わせて 差し当たって二人旅 どこまで行っても 朝には辿り着かない 来世になるまできっと  生まれ変わったら離れないように きみが何も痛めなくて済むような姿になろう  差し当たって二人旅 どこまで歩ける? 行けるとこまで行こう 歩幅合わせて 折れ曲がって二人旅 どこまで行けば? 木々が囁きかける もう大丈夫と 突き当たって二人旅 ココまで来れば 木々になって立ち尽くそう 来世になってもずっと  ココで眠ろう 二人眠ろう 永久に
地球に針nano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPE少しずつ流れ流され 泳ぎ疲れ見上げた空に 果てのない宛てのない旅 ぼくはどこかうわの空で  飽きるくらい飲み込んだ水は 涙の味によく似てると 呟いて気が付いた 空に海が溶ける  広がる世界に重なる青の青さ そっと端っこを掴んだら ぼくはもうココに居よう どこでもないこの場所でずっときみを思い出そう  ヒトツだけ願いをかけた 流れ星が消えた後で 飲み込んだ水を吐き出すくらいにちゃんと伝えられていたら  ココロのイチバン深くにひと雫のヒミツをポトリ ささめいた水面に星とぼくが映る  広がる夜空に連なる星のように ずっと光っていられたら ぼくはもうココに居よう どこでもないこの場所でもっときみを思い出そう  ぼくの名前を呼ぶきみをぼくは頼りに生きていた ぼくは今でもきみだけをずっと頼りに生きている  広がる世界で今ヒトツ消えてゆくもの ぎゅっと唇を噛んだら ぼくはもうココに居よう どこでもないこの場所できっときみを忘れてく  広がる世界に 広がる夜空に 重なる世界で 消えゆく世界で ぼくで居られたら きみを忘れたら 地球に針を刺して進むよ
日付変更線nano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPE行こう せーので飛び越えよう 約束なんて忘れてしまったよ 今日が昨日に変わるたびにぼくら新しくなれるから 利き足が宙に浮いたらまたゼロになる  明けない夜はないというけど明けてほしくない夜を知らないの? 時間が決して止まらないならぼくから迎えにゆくとしよう  欲しがるきみに記憶をあげるよ 首を振るなら未来でもいいよ 小指は離そう 左にいるよ 怖いなら朝まで話をしよう  こんな夜の向こうに見えるものは必ずしも望んだものじゃないけど どんな夜もぼくらを離せないから せーのでさあ飛び越えよう  始まれば終わることばかり それなら始まりを繰り返そう 何万回と越えた夜はつまりはそういうことでしょう?  軸足はぼくに預けて 右 左 未来 過去 今 よそ見ならしたいだけしてよ ぐるっと巡り巡ってゼロだ  夜が世界を分かつのなら境目はたしかに見えるはずさ そんなことに意味などないというなら試してみようか さあ  今日が昨日に変わるときに繋ぐのは指ではないと知れば どんな夜もぼくらを離せないから見えない線をイメージして せーので今飛び越えよう  昨日と今日のそのあいだで足が竦んだり震えたりするなら 今日と明日のそのあいだで立ち尽くすならぼくをそばに置いて
みずたまりnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPE雨上がり跳ねたみずたまり 映る青の青さ 立ち止まりふっと息を吐いた 高鳴るのはココロ? 吸い込まれてしまいそな空はあの日とよく似てる 約束だよと笑って泣いた 落ちた雫の音も  理由も答えもいらないよココは 何度だって晴れてそのたびに跳ねて 光って見えた残像と  映り込んだアレコレは奇跡みたいな世界だよって 振り返った笑い顔 もうすぐそうだ ね? きみに会える  終わってしまうと知った日に手にした感情と 一粒一粒落ちて出来たココロのみずたまり  覗けば見えるかな 時が過ぎても 水面が揺れたらそっと触れてみて 映った青に飛び込めば  いつまでだってココに居る キオクの隅っこ取り出してよ うずくまった泣き顔も キレイだな ね? 会いにゆくよ  ちいさな海から漕ぎ出すよ  映り込んだアレコレは奇跡みたいな世界だよって 振り返った笑い顔 もうすぐそうだ ね?  潜ってみようよみずたまり 深く深くに隠したら未来で 転んで映った泣き顔が映えるように ね? とびっきりを  だから今 ね? 笑い合おう
こたえあわせnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳ミト点と点繋いで線になり輪になり交わったことで 想像を越えたハナシになったよ 掃いて捨てるほどか ありふれたコトバか そんなのはきっとあたしが決めることではないから  遠くまで行けるように要らないモノを置いてきたけど 忘れたことなんてなにもない 細胞が言うんだ  泣いて 笑って 今よりもうちょっと 光が当たらないときもあたしにちゃんと見えるように 泣いて 笑った あたしをもうちょっと見ていて 鼻で笑うようなたとえ話をきみとした  終わりが来ることは今も怖いけれど それまではずっと続いてくってことでもあるでしょ?  そうして見つけた 足りないモノを補うように 本当の傷なんてそうはない 細胞が言うんだ  咲いて開いた花びら舞い散った 深く優しく色づいて愛しき日々に溶けるように 嘆いて憂えて涙の雨を頬に受け 目を疑うようなキレイなものをきみと見たい  鏡の国ふっと降り立つあたしとあたしが出会えば きみになる 答えにもなれる こんな風に  泣いて 笑って 今よりもうちょっと 隣りに居られないときもあたしがちゃんと気付くように 泣いて 笑った きみをいつまでも見ていたい 耳を洗うような恋の続きをきみと歌う
スノードームnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPE見慣れてた街並みも少し目を凝らしてみていたら 薄れ行く色に代え微かに色付いたきみが居た  冬空の隙間から差し込む光さえ当たらない この部屋も少しだけあたたかな色に染まるよう  かじかんだきみの手に触れたくて手を伸ばす 振り出した雪はもうどこまでもただ白く  夢に見た世界がココにある だけどまだぼくだけ足りないな 光が闇を飲み込むスピードで ずっともうずっとこの手を伸ばしてる  ため息は空高く吐き出した想いにアテはなく 儚くも美しくまぶたに焼き付いたきみが居る  よく笑うきみの目に映るのはぼくじゃない いっそこの手の中に閉じ込めてしまえたら  夢に見た世界がココにある だけどまだぼくだけ足りないな 届かないと知りそれでも今も ずっとずっと  いつの日か世界が終わるなら この雪が汚れてしまうなら 光も闇も永遠も刹那も ずっともうずっとこの手に閉じ込めて  しまえたら
神様nano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳福富雅之一段飛ばしで駆け上がりゆく 石段には斜めに光射す 勢いよく飛ばしたその場所に 踏み忘れた影があるだろう  誓い続けた歳月を投げ捨てるあたしは 臆病ですか 滑稽ですか 伸びた影が頼りなく揺らいだ 手と手合わせた人たちを遠巻きに眺めてた 「くだらない」って小さい声で 本当は震えていた  息を切らしたって立ち止まりたくない 震えた声が足を伝う 気付かないふりしなくちゃな  一段飛ばしで駆け上がりゆく 石段には斜めに光射す 登りきった先に見える場所に 小さなあたしの影を見た  ポケットに忍ばせていた穴空きの願いを 息を吐いて取り出しそっと両手で包み込んだ  黒くなり出した空を見上げたら 震えた声でもう一度「くだらない」呟きながら  一度きり飛ばして吸い込まれゆく キレイに弧を描いた願い事 見届けてゆっくりと手を合わす お願い 神様 ココに来て  誓い続けた歳月を投げ捨てたあたしは 臆病ですか 滑稽ですか それともキレイですか  一段飛ばしで駆け下りてゆく 石段にはポツリと月の影 守りたいものを守るためなら 捨てられるあたしがある  この先暗闇を照らす答えが 踏み忘れた影にあるとしても 合わせた手の中に封じ込めた 願い事はヒトツだけ  お願い 神様 そこに居て
嘘と月nano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPEきみがぼくに嘘をつくたび 嘘に嘘を重ねるたびに ぼくは少し優しくなれる?優しさの基準なんて知らないけど  嘘の隙から覗き込むような本当は愛してるに似ている? いつまで経っても上手に使えないくだらないぼくはいつまで?  使わなくていいんだよ 使えなくていいんだよなんて 気付かないあいだにいつも守られてた  ぼくがアチコチ欠けてるから ピースの足りないパズルだから きみはいつも嘘をつくんでしょう?ぼくがコレ以上欠けないように  嘘に嘘に嘘を塗り重ねた日々の厚さは今どれくらい? いつまで経っても近付くことはない変わらないきみはいつまで?  欠けてるんじゃないんだよ 足りないんじゃないんだよなんて 気付かないあいだにいつも守られてた ぼくが?  嘘に気付かないふりをしていたぼくもきみとおなじ嘘つきか? 傷付かないように優しいふりして守ることは逃げることだ  夢から醒めたんだ 悪夢から醒めたんだやっと 優しい嘘なんてあるわけがないだろう  欠けてるんでしょう?ぼくは 足りないんでしょう?ぼくはずっと 気付かないあいだに少しずつ侵されてた  だれが?だれを? きみが?ぼくを?
ラルミーnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPE闇を照らす星さえひどく安い夜だ 作りかけのパズルを壊すぼくのせいだ きみへ続く唯一の糸がほどけなくて 無理に開けた扉に欠けた月が笑う  繰り返したしかめた心地良い温度さえ いつか消えてしまうならば  見えないものばかりを求めて歩くぼくは 繋いだ指に宿る今を探していたのかもなあ  明日とか未来とかその先の定めとか 待ち受ける暗闇に足は震えるけど  本当に怖いのはひび割れたこの声が 消えてしまうことじゃなくて  いびつなこのココロが頼りないこのコトバが 今あるものすべてがきみへ届かぬことだ 宙に浮かんだままで行き場をなくした声は 止まらない時の中でウソに変わってしまうのかな  カタチないこのココロをカタチないそのココロへ 伝える術を今日も今も探しているよ  ぼくは声をあげ何度も叫ぶように 吐き出す胸の奥のきみを愛しく思うたびに
空飛ぶクツnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPEたった一度の人生なら夢見るくらいは自由でしょう? だれかのコトバをいつからか言い訳にして 生憎ぼくらはウソツキだ 絡めた小指に縛られて 動けなくなる前に逃げ出してしまおうとしてた  いつまですり減ったままのクツで走り続けるつもりなの? さあ? 行けるところまで 息が続くまで 止まれば楽にはなるけど  ぼくら見えないものに追われながら だけど見えないものを追いながら ぼくがだれなのか ココがどこなのか わからないくらいが今はそうちょうど良いだろう  あの頃未来と呼んだ今は想像してたよりモノクロだ 透明になる前に逃げ出してしまおうよ すぐに  いつまでもすり減ったままのクツで走り続けるつもりなの? そうすればいつの日か空を飛べるとか 言えるほど子供じゃないだろう  雨が降れば水が浸みてしまうような ボロボロのクツを捨てられない ぼくを捨ててしまえ かかと踏み鳴らせ 止まっても楽になんてなれやしない  飛ばせ 見えないものも見えるものも 飛ばせ 空飛ぶクツに詰め込んで ぼくがだれなのか ココがどこなのか わからないくらいで今はそう良いだろう わかる日がくれば空さえ飛べるだろう
有色透明nano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPE虹を七色に見せた それはニュートンではないという 虹を七色に見るか それはぼくらのココロ次第  何色?何色?  きみは何色に見える?それが今のきみのココロだ ぼくはその色が見たくて今もウタを歌い続けている  赤橙黄緑青藍紫で七つ ドレミファソラシと魔法のスペクトルだ  ココロにも色があるんだよ ぼくらにも色があるんだよ  だけどそれは目では見えないから どうか今はきみがぼくを塗ってよ  ココロにも色があるんだよ ぼくらにも色があるんだよ  ココロにも ぼくらにも
プラリネジュリア(愛美)ジュリア(愛美)きみコ佐々木淳nano.RIPE夢は夢として眠るときに見るものでしょう? つまらない常識を捨ててあたしやっと大人になれた  後ろ指さされるくらい怖くなんてないから もう あなたからもらったこの場所でもう一度素直になろう  悲しくたって悔しくたって未来にちょっと夢を見るの まだあたしにだって子供みたいに信じる力があるよ  今をゼロとしてどちらがプラスになるのでしょう? わからない だけど行かなくちゃ 動けないならついておいでよ  後戻り出来ないくらい遠くまで来たんだ もう あなたからもらったなにもかも道しるべにしてきたよ  嬉しくなって優しくなって前よりちょっと強くなるの ほらあたしにだって出来ることが少しずつ増えてゆくよ  後ろ指さされるくらい怖くなんてないでしょう?もう 夢は目を開いて見るものとあなたが教えてくれた  悲しくなって悔しくなって自分にもっと夢を見るの まだあたしにだって出来ることが星が降るよに光るよ  ねえ 少し笑って時々泣いて 今よりもっと強くなれるから 未来はきっと子供みたいに信じるほどに光るよ
透明な世界nano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳カタチのない世界に息を吹き込む またあたしが生まれる  バラバラに散らかしたココロはワレモノだから そっと包んできみに贈ろう ヒトツだけ選んでみせて  なんでもないような日々の欠片 忘られぬものと対にあるのは 何度も抱いたっていつの間にかすり抜けてしまうものだ  透明なガラスの向こう ぼんやりと透かして見えた景色はまだ あたしも知らないきみも知らない世界かな キラッ 光を反らした  あっちこっちに飾られた小さなシアワセの粒を 見落として通り過ぎてた 拾い上げたきみの手には  なんにもないように見えるけれど 手を重ねたら確かに感じる なんでもないような日々の中にあたしの居場所があるんだ  何年も変わらずに続いてく 永遠にも似た景色の中 探し物ならなくなることはないから まだココに居たいよ  透明なガラスの向こう ぼんやりと透かして見えた景色が今 視界一杯に広がるよ 反らした光の射す方へ  零れたコトバからあたしの知らないあたしを知る きみの居場所があたしの隣になれるなら キラッ 世界が生まれる  キラッ キラッ
絶対値nano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳宇宙船が夢や愛を積んで月の向こうへ向かっていたって 変わんないな きみへの絶対値 地平線を見渡せるくらいに高いところへ昇ってみたって わかんないな きみへの絶対値  地上から今何秒だ?昇った分だけ落ちていく 無重力に焦がれたって逆らえないぼくらこの星で  空を飛びたいな 明けの街を見下ろし きみに降りたいな 少しでも近くへと  架空線がすっと伸びていって青い空に黒い線を引いた きみの街へ続け 未知の絶対値 希望線の薄い手のひらを羽根のように動かしてみたって 霞掛かった遠い春の絶対値 ねえ 教えて  空を飛びたいな 明けの街を見下ろし きみに降りたいな 少しでも近くへと  空になりたいな くだらないぼくを捨て きみになりたいな その目で空を見たい  地上まであと何秒だ?浅い呼吸にめまいがして フラッシュバックするイメージは痛みではなくその向こうだ  空に触れたいな ぼくの手で色を塗り きみに見せたいな 少しだけ笑ってよ  空になりたいな 暮れの街を見下ろし きみに降りたいな 夜になり星になり  空を飛びたいな そのまま夢に落ちて きみに触れたいな ゼロになれ 絶対値  空を飛びたいな きみに会いたいな 絶対値
ウェンディnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳失くしたものはあたしの欠片 暗がりで迷子ね ココはどこ? 人形のようにカラダが重く どこへも進めない気がするの  ホンモノとかニセモノとかくだらないと思いながら今も 探してるの もうどこに隠れてるの 捕まえて  なあ ウェンディ あたしにも影を縫い付けてよ 高く飛べるように 夢の国には欲しいものがあるとあたしがあたしに囁くの ひどく  部屋の隅っこヒザを抱えて死んだふりをして待ってるの 人形のようにココロが渇く 何をしても薄っぺらなままで  ドアを叩く音が響く 耳の内で作り出したドラマ ココにいるの もうどこを探してるの 見つけて  ねえ ウェンディ あたしにも影を縫い付けてよ 高く飛べるように ホンモノになるその日が来るまではあたしはあたしを続けるよ  ねえ ウェンディ あたしなら飛べる? 羽根がなくても影さえあればさ 夢の国には届かなくてもいい あたしはあたしを追いかけてゆくの  ねえ ウェンディ
タキオンnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳ほんの少し近付いてまた遠ざかった 瞬く間に遥か先へ いや過去へ ぼくが今向いているのは未来だっけ スピードなら光くらいザラに出るよ  その日の気分次第でぼくはシアワセを誓ったり その日の気分次第できみを困らせるほど泣いたり  シアワセと泣くことはとてもよく似ているよ いつかな そんな風に言ってくれたきみが好きなんだ  ほんの少し近付いてまた遠ざかった 瞬く間に遥か先へ いや過去へ ぼくが今向いているのは未来だっけ スピードなら光くらいザラに出るよ  あの日の自分次第でぼくがぼくらしくいられたり あの日の自分次第できみに喜びをあげられたり  シアワセと泣くきみはとてもキレイでいいな いつからこんな風に笑えたっけな きみがくれたんだ  ぼくときみが近付いてほら気が付いた 瞬く間に落ちた恋に いやきみに きみが今抱いているのは不安だっけ スピードに乗って捕まえた 離さないよ  ほんの少し近付いてまた遠ざかった 瞬く間に遥か先へ いや過去へ ぼくが今向いているのは未来だっけ スピードなら光くらいザラに出るよ  ぼくときみが近付いてほら気が付いた 瞬く間に落ちた恋に いやきみに きみを今抱いていれば未来だって スピードに乗って迎えるよ 怖くないよ
ハローnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳ハロー たからもの探しならぼくも少し手伝おうか ハロー 残された時間の中あとどれくらい笑えるだろう ねえ?  まっすぐに伸びた道の上立ち止まる まっすぐ見えてたはずなのにどうして?きみは首を傾げた  あいにくきみは乱視などは持ち合わせていないはずだろう もしもコレが夢じゃないのなら?そんな顔しないでよ  ハロー 足元ばかりを見て見逃したものもあるだろう その中に一体どれくらい大切なものがあっただろう  まっすぐっていうのは自然ではあり得ないってさ どこかの頭の良いひとが言うからきっと間違いないんだろう  それならば君の道が今歪んで見えるのも特別じゃない きっとずっとこれまでもそうだからその上で  ハロー たからもの探しなら僕も少し手伝うから その瞳が映すものを涙にして見せておくれ ねえ?  ぼくはぼくだ きみはきみだ 紛れもなく 揺るぎもなく つまりぼくはきみではないから きみはぼくが見えるでしょう?  会いたくなたらココへおいで 泣けなくなったらココへおいで 道に迷ったらそこにいてよ 風を頼りに会いにゆくよ  ハロー たからもの探しならもう終わりが見えてくるさ 涙の奥を覗いたら小さく笑うきみが見えた  ねえ? ハロー あとどれくらい泣けるのだろう  会いたくなったらココにいるよ 泣きたくなったらココにいるよ
痕形nano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳明日が消えてしまうかも すべて消えてしまうかも ぼくがココに居たこともなかったことになるかもしれない  繋いだ指が離れた 結わいた糸が解けた 結んだ誓いが破れた 不確かなものばかり  なんでぼくはこんなにも未来を欲しがるくせにさ なんでぼくはこんなにも過去から抜け出せないんだろう  道はヒトツ 進むか否か 決めるのはぼくでしかない 闘うべき相手は自分自身だ 負けたくないのは昨日のぼく  ぼくはぼくに期待して何度も裏切られてはさ 血が滲むほどくちびるを噛み締め懲りずに期待する  離した指の行方は? 解いた糸は切れてしまう? 破った誓いは塵になる? そんなわけないだろう  そんでぼくはこんなにも未来を欲しがるくせにさ まだぼくはこんなにも過去にしがみついてんだろう  多分きっとぼくはこんな風に未来を欲しがりながらさ ココにちゃんとぼくが居たってこと忘れてほしくないんだよ きみの中に棲みたいんだよ  明日が消えてしまうならきみにちゃんと伝えなきゃ ぼくがココで歌う今をなかったことにしないでよ
マリンスノーnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳ぼくは?きみは?続きの物語は? 死んだキオクの欠片に問う  夕凪の静寂は深く神様の人差し指が どっかに隠された地球の時計の針を止めたみたいだ  息を吸い込み膨らむ肺を頼り 光の届かない海の底まで  深く深く潜ればきっと見つかる気がしたのにな 膨らんだはずの肺はもうぺしゃんこになってしまった  遠くなる水面が揺れる 遠くなる意識が切れる 舞い落ちる雪を纏えば過去へだって戻れるという  深く深く潜ればきっと見つかる気がしたのにな 探してたものはそこにあるはずないものだ 思い出に憑かれてしまったぼくの夢はいつでも キオクとは少し違ったニセモノのきみがよく笑う  笑う 笑う 本当はどうだっけ 雪の粒よ答えを教えてはくれまいか  ぼくは?きみは?続きの物語は? 死んだキオクの欠片に問う  深く深く潜ればずっと遠くなる答えと今日 息を継ぐために開いた瞳に飛び込む光 雪が降る海の魔法はタネを明かせば脆く 夢と散り砕けてしまって欠片の中でぼくは見つけた  見つけた 見つけた?
三等星nano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳砕け散ったココロが夜を彩るとしたら あたしはきっと六等星くらいだろう 風が吹いていつの間にか雲が空を埋めた そこから抜け出す術を考えてた  降り出した雨をカラダに受けながらゆっくりと歩く もう家までの道のりが遥か遠い国のよう  こんな夜はどんなウタが似合うだろう? 少し悩んで選んだあの子の声がやさしすぎてまた寂しくなるけど  世界から切り離された ヘッドホンのボリュームを上げて あの子の歌があたしのウタになる 魔法に掛かったみたいだ  迷い込んだ夜からココロは今でも光を探している 零れ落ちた涙の雫でほんのり青く染まる頬  砕け散ったココロが夜を彩るとしたら あの子は一等大きな星だろう 風が吹いていつの間に雲が晴れて顔を出した 青く凛と光るのはあの子だ  世界から振り落とされたあたしをすくいあげた 掴んだ手の頼りない体温に泣きそうでふたり笑った  世界から切り離された ヘッドホンのボリュームはいくつだ? あの子の歌があたしの中へ深く ココロごと青く染まるよ 魔法に掛かったみたいだ  砕け散ったココロが夜を彩るとしたら あたしは三等星くらいになれたかな
きせつの町nano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPE土手の真ん中寝転んで移り変わる空を見ていた 地平線まで続くキャンバス 今日は何色の夢に染まるの?  こんなキレイな夢ならきっとあの子の涙も乾くだろう  青空 木漏れ日 夕間暮れ 乾いた風の音 雨降り 虹の輪 休むことなく着替えながら世界を包んでココロに忍ぶよ  昨日よりちょっとシアワセだ 空に手をかざす  坂の真ん中ひと休み 代わりばんこに漕いでゆこうか 地平線まで続くこの道 どこまでもゆけたらいいな  どんなキレイな夢でもいつか覚めるとだれかが笑うけど  菜の花 向日葵 金木犀 舞い散る綿雪 溶けて桜雪 枯れることなく着替えながら世界を彩り季節を巡るよ  歌声 泣き声 笑い声 5時を告げる鐘 朝を告げる鳥 飽きることなく着替えながら世界に響いてココロに刻むよ  昨日よりずっとシアワセだ 空に手をかざす きみと手をかざす
めまいnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPEめまいがするほどに響く きみの声ばかり 惹かれるまま歩き出す 誓った場所へ  月明かりの下で星明かりの下で 約束のないぼくらなら出会える気がしていた  手探りで進もうか 声が道しるべ 五感なんてもうすべて耳に預けよう  めまいがするほどに響く きみの声ばかり 本当は二度と聴こえない そんなことくらい わかってるけど離れない きみの声ばかり 夜に乗れば届くかな 光って消えた  隙間を埋めるような習性があるんだろう 泣いてしまえば薄れゆく気がするから泣かない  五感と言わずぼくごときみにあげるよ  今すべてが戻るなら繋いでたんだろな 悔やんでももう戻らない 会いたいよ こんなウタより欲しかったきみの体温は ぼくより少しあたたかく 光って消えた
スターチャートnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPE夜が明ける前にもっともっと聴かせて  揺れる街から抜け出そう 手のひらサイズの空を手に 奏でる調べは今ぼくだけの子守唄  消えないようにぼくは願う 消えないよってきみは笑う 確かめたくて伸ばした手が報われた そのままで  夜が明ける前に少しでも遠くまで行けたら 夢が覚める前にもっともっと聴かせて  名前のないこのココロに名前をつけてくれた人 星のないこの空からヒカリをくれた人  なにか足りなくてなにが足りなくてぼくは一体だれだろう 星が回るとぼくも回るから変わり続けてゆくのだろう  消えないようにぼくは願う 消えないようにきみと祈る それさえもほら消えそうで伸ばした手は  消えてしまうと知るぼくは 消えてしまうと知るきみと 知らないフリしたウソツキだ 東を背に逃げ出そう  早く夜が明ける前に少しでも遠くまで行けたら 夢が覚める前にもっともっと  泣いてしまうと思ったんだ 打ち明け話のヒミツに きみの描くウタをずっとずっと聴かせて  聴かせてよ
月花nano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPEどこから朝になる?静かな空 見ないふりをした指切り 小指の先 笑われた月なら消えてゆくんだ 昨日の方角へ  嘘つき 臆病者 みんなまとめてぼくなら 咲いていたのは夢の中だ  月の影に隠してた 本当はね泣いてた 涙はもう流れない 枯れてしまったの? なにもかも許せたら流れるかもしれないけど 守りたいものばかりだな  いつから聞こえてた?ぼくの声 そんなにも震えてた?おかしいかな 歌ってただけだよ ココにいるって 明日の方角へ  思い出 散らかる部屋 足の踏み場もないなら すべて残してカラダひとつで  暗いドアをこじ開けて終わる旅に出掛けた 回り道で迷っても サヨナラ ココでいい なにもかも認めたら見つかるかもしれないけど 守れないものばかりだな  空になっていたまま大事にしてたのに 指先で触れたくらいで崩れるから  代わる代わる手にしては握りしめて壊したり 愛のウタに塞いでは怖くなって離したり 繰り返して  月の影に隠してた 本当はね咲いてた 曲がり角で踏みつけて枯れてしまわないで なにもかも手放してたったヒトツ残るモノを 守れるように祈る夜明け
ツマビクヒトリnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPEつま弾く指先は欠けた月のよう 散りゆく日々の先照らす微かな灯 冷たく鳴り響きのち残る音に あまねく染み込んでく夜の続き  月へと向かう道 淡い匂い けぶった視界の隅 単純なんて言うから間違った あたしは泣いていた?  憧れた空は描いた色とどこかちょっと違うような 歪んでいる舞台を背に立ちすくむまま 気が付けば遥か遠いところまで来てしまった たったヒトリで  ざわめくかりそめのココロその裏で たなびく過去 今 未来 付かず離れず  吐き出すように歌う 苦い思い 上がった通り雨 単純だって言うのに疑った あたしは泣いていた  海に似た声がこぼれ落ちた静寂に響くように 耳鳴りに塞いだ手は離せないまま 見下ろせば遥か高いところまで来てしまった たったヒトリで何も持たないで  つま弾く指先と欠けた月模様 散りゆく日々に告ぐ終わりと始まり 煌めく言の葉に乗り浮かぶ音は 揺らめくキオクを連れ未踏の世界へ  憧れた空は描いた色とどこかちょっと違うけど 塞いだ手を離したなら差し伸べるまま 掴めずに消えたそのすべてであたしになるという たったヒトリの ただヒトリの
うつくしい世界nano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳寝っ転がったきみはちょっと拗ねたまま 夏になった空をキッと睨んでた ぎゅっと結んだ口にそっと吹く風は ちょっと湿った梅雨をずっと乗せたまま  東から昇る月が東へと戻るうちに 満たしたらいつもみたいにくしゃくしゃに笑ってみせて  なにもかもがきみによって変わるほど なにもかもがきみを待って回るから 急ぎ足で歩いてきたぼくの元に 息を止めて見つめてたい今がある  もっと近くでもっと聞かせてほしいだけ 泣いて笑ったきみをもっと見たいだけ 夜になって朝になった空の色 瞳に映ったその世界を覗かせて  うつくし いつくし  世界が回るその速度に逆らい続けていられたら 取り残されてしまうといいな ふたり落ちるように  なにもかもがきみにとってウソならば なにもかもがぼくにとってウソになる 世界がまるで夢のように消えてしまえば きみは一層色付いてキレイになるでしょう
ナンバーゼロnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳3回転じゃ足りなくて4回転目に入る夜 叶わない願い事 端から放り投げた  息を吸って息を吐いて消えていないこと確かめた またああやって笑えるの?きっと単純なことなのに  解読不能の散らかったコトバをパズルみたいに組み立ててたら あっけなく繋がってくぼくとぼく  変わらないもの探しては変わりたいぼくに惑うよ 境界なんてひどく曖昧だ 溶けながら滲む  4回転で気が付いて何回転かで見失う 敵わないのはいつも弱いと思うぼくだ  ウソをついて傷になって思い出すたび疼くなら 裸んなってしまえば隠すことなどないのにな  泣き出した夜の隅っこで向こう側のきみを思えば ヒトリだってどこか重なって 溶けながら混じる  変幻自在に現れて消える未来はいつでも気まぐれ タイムリミットはあとどのくらい?神頼みなんて意味がない 解読不能だと思ってたのは他でもないぼく自身だから 合ってないことなんてない すべてが  運命なんて大それたものじゃないけれどココにいるのなら 境界なんて消えてしまえばいい 繋がるさ  悔やんだってぼくはぼくのまま止まるまで息をするだけだ いつの日かなんて夢を見るくらいなら進め  何回転も夜を抜け最終回で消えるまで 何回だってゼロになる ぼくから始めるよ
ページの中でnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳飛び込んだ本の隙間に居場所があるような気がしてた 物語の結末は決して優しくなかったのに  ページを捲るのはだれ?見覚えのある手のひら やけに先を急ぐように見えるのはぼくが追いかけてるから?  冷たい雨が降った空想の街に繋がって カラダが冷えてゆく  寂しくなったんだ 当たり前にぼくも ひと粒ふた粒ココロに落ちてゆく 水たまりで跳ねてスローモーションになる それを眺めてた  街灯が灯り始めて忍び寄る闇に溶けた声は だれにも届かずに消える 何も無かったかのように  あのとき男の子が笑ったふりで 泣いていた理由を知ってるのは  重なって見えたんだ 当たり前にぼくと ひと粒ふた粒頬を伝ってゆく 消えていったコトバはぼくだけが知っている 笑って泣いていた  寂しくなったんだ 当たり前にぼくも 水たまりで跳ねてスローモーションになる  ヒトリじゃなかったんだ 当たり前にぼくも ひと片ふた片ページを捲った 最後のひと片が結末を告げたら すべて繋がった  ぼくの手が捲ったぼくの物語だ ぼくの手が捲ったぼくの物語だ
サクゴエnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳つむじ風には舞い上がる砂の粒 いつか試したこの柵を越えられるかな  ブランコに揺られて足が飛ぶ バランスを崩してしまえば無敵  宙を舞った刹那でも見えなかったものが見えたんだ 色を持って映し出す 鮮やかならそういうことでしょう?  少し震えたこの足はいつからか 踏み出すことが覚悟だと決めてみる  ブランコは揺れてるその先へ 飛び出す速度に倣って行こうか  宙を舞った刹那でも見えなかったものが見えたんだ 透き通ったぼくの手が掴もうとしたアレはなんだろう?  ブランコに揺られて足が飛ぶ ブランコは揺れてるその先へ ブランコを離して高く飛ぶ ピタリとすべてがハマれば無敵  宙を舞った刹那より少し遠く少しだけ高く ぼくの手が掴んだのは夢や愛や未来じゃない 小さいぼくの小さい手のひらだ  ぼくのカラダを舞い上げたつむじ風 いつか試したこの柵を見下ろしていた
グッバイnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳たとえばぼくが泣く夜 どこかできみも泣くように たとえ離れてても多分 わからないことばかりじゃない  素直になれない日々が積もり積もって そろそろ崩れる頃でしょ? もう一度積み上げるなら代わりにそうだな その手で  グッバイ グッバイ さよならをしようか 昨日までのぼくらに グッバイ グッバイ 少しぎこちないけど大きく手を振って グッバイ  たとえばぼくじゃなくてもきみは笑うのだろうなんて たとえ話だけどヤダ それならそばに居よう ずっと  肩肘張ることだけを美学にしてた そろそろ飽きてきたからさ 傷つくことは今でもひどく怖いけど それでも  グッバイ グッバイ さよならははじまり 今日からまたぼくらは グッバイ グッバイ 生まれ変われないけど捨ててしまえるさ グッバイ  譲れないことがあるよな顔して哲学者気取りだ 子供騙しだって最初からもう気付いていたんでしょう?  グッバイ グッバイ さよならをしようか 昨日までのぼくらに グッバイ グッバイ 少しぎこちないまま大きく手を振って グッバイ
架空線nano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳きみが笑う頃にあたしの傷は癒えるだろう ゆっくりと繋がる ほどけるくらいに柔らかく  とめどなく溢れる脆いコトバ 吐き出したきみに尋ねる  怖かった?もう何度逃げ出したふりをして動けずにいたの? あたしの声が聴こえる距離から手を伸ばして 不確かなものをあげよう  夢を語れるほど清くも優しくもないけど きみが泣けるくらいココロに隙間は作っとこう  近付けばいつしか鏡になる 右の手は左手に触れる  失ったものなんて投げ出した日々だって悪くはないでしょう? 正しいものを欲しがるあまりに削れて見えたココロの深くへおいで  きみが笑うほどに空は青く晴れる ありふれた喩えがこんなにもステキだ もっと単純でずっと簡単なことだと教えれれたの  探していたものがなにかわからなくて だけどずっと探していたなにかを ココで見つけた それは思うほどキレイじゃなくて 故にキレイだ  怖かった?もう何度逃げ出したふりをして動けずにいたの? あたしの声が聴こえる距離から手を伸ばして 不確かなものをあげる
リアルワールドnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳目が覚めたならきみが笑ってそんな世界が続くと思ってた 当たり前には少し足りない歪んだ視界から見てた青い夜  何度目の朝で打ち明けた恋のように 少し酸っぱいままで出掛けたら  近付いてくぼくらデリケート 淡い夢を見せてあげよう たまにはいいことあるかも ご褒美にはチョコレート 甘い夢を見れたら それがすべてだなんて笑ってみよう  曖昧だって大体だって続く気がして夜空を仰いだ なんとなくから見えた景色が新しい世界へほらね導くよ  回り続けるこの星はだれのもの? 難しいハナシなら食後にして  近付いてくぼくらデリケート 淡い夢を見せてあげよう たまにはいいことあるかも ご褒美にはチョコレート 甘い夢を見れたら それがすべてだなんて笑い飛ばそう  あの丘まで進めストレート 見えない音に耳傾け 聴こえた?手招きする声 いくつかのバリケード壊せ 知れば知るほど わからなくもなるくらい不思議な世界
ゆきのせいnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳まだ終わらない?悲しい物語 目を閉じたまま祈り続けてたんだ  もし願い事に叶う数があるなら ああ あんなこと願わなきゃ良かった  欲張りに何回も首を捻られたって 優しくはなれないよ だれかが笑ってた  冷たく舞い落ちる雪が今ヒトツぼくの肩で溶けてく わからない?ほんとうに?耳慣れた声が 消えてく雪の跡に滲んで一粒この頬を濡らした 開けた目に映るのはだれだ?  まだ終わらない?優しい夜の果て 目を開けたまま祈り続けてるんだ  もし願い事に叶う数があるなら ああ ぼくはもう使い果たしただろうな  回り道の先で回れ右をしては 辿り着けるはずないよ だれかが笑ってた  冷たく舞い落ちる雪が今ヒトツぼくの肩で溶けてく こわくない?ほんとうは?耳慣れた声が 消えてく雪の跡に滲んで一粒この頬を濡らした 柔らかな声はそうきみだ  まだ終わらない?優しい物語
セラトナnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳真夜中に目が覚めた おかしな夢を見てた 知らないだれかになり 泣いてるぼくを見てた  冷たい床をそっと裸足で踏みしめたら 窓から覗く月が分厚い雲に消えた  もがいたって足掻いたって沈んでゆくばかりだ なんとなくじゃ変われないって痛いほどわかってるはずなのに  願ったって祈ったって届きたい場所がわかんなくて 闇雲に伸ばした手の先に触れたものに意味なんてなかったのかな  色とりどりの夢が重なってもう弾けた 夜の隙間に空いた穴は新しい星になる  ぼくにとっての大切なんてぼくにしかわからない だから遠くへもっと遠くへ 伸ばした手に触れたものを掴んで わかったふりして繰り返してく  願ったんだ 祈ったんだ 届きたい場所は逃げるから 闇雲に踏み出した足は思うままにスピードを上げて  時が経っていつか今日を悔やんだって忘れないことだ わかんなくて伸ばした手の先に触れたものが今ぼくの答えだ  真夜中に目を閉じた おかしな夢の中へ 新しい星がヒトツ 笑ったぼくを見てた
世界点nano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳掃いて捨てるほどありふれたコトバでも伝えたくて 小さなあたしが埋められる少しの隙間だってあるから  星の数ほどの今を乗せ止まることなく回る世界 遠ざかって振り返ってそれでもまた 忘れてしまうということは進んでいるということかな 削れたって塞ぎ合って笑えるなら  たとえ話がきみと会って本当になった ココロに触れた  遠回りでも辿り着くならきみが笑うなら 忘れてしまった1秒も無駄ではないでしょう 掃いて捨てるほどありふれたコトバでも伝えたくて 小さなあたしが埋められる少しの隙間だってあるから  この目をこらしても耳を澄ましても 今より向こうには届かないけれど ココに居るときみが笑い そして ココに居るときみが泣くから ずっと見てた夢のもっと向こう側へ  いつかそれさえも消えてしまうのならせめて今 この手やこの目やこの声やあたしのすべてで 確かめたくて触れていたくてただココに居たくて 2度とは戻れぬ時だから忘れてゆく今を歌うよ  ずっと
ハッチ鶴来民子(小見川千明)鶴来民子(小見川千明)きみコ佐々木淳菊谷知樹こんな風だったっけ どんな風だったかな あたしがずっとなりたかったのは  ゆらゆらと揺れる隙間だらけ 見ないふりが出来たなら 泣いたり笑ったりするといつも顔を出すパラノイド  見つけたと思ったらまた少し遠くへ わずかの差でも埋まらない距離が 強くなるというのはどんなことだろうかと 考えるあたしを笑うようだ  狭い世界で夢見ていた 囲まれた壁にもたれ 大きな声で泣いて笑った あの子に出会うまでは  素直になれれば良かったことが星の数ほどあれば 渇いたココロは雨に打たれ溢れ出すパラノイド  いらないと思ってた馴れ合いはいつしか カタチを変えて隙間を埋めていた 強くなるというのはこんなことだろうかと なんとなく見つけた気がした  狭い世界で見てた夢は囲まれた壁を越えて 大きな声で泣いて笑った あの子のように  絡まった糸が解けてココロは雲より軽く 見つけた光を辿ってどこまで行けるだろう  素直に泣いて笑っていられたら もっとずっと
面影ワープnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPE地平線をなぞるように空と地球を繋いでる雲が ぼくの住むこの街をぐるりと囲った夢うつつの昼下がりに  綿菓子みたいなそれを千切り微かに空いた穴の向こう側 目を凝らせば小さな夏の入り口がほら  注ぐ蝉時雨 追いかけてたカブトムシ 溶けたアイスキャンディ 巻き戻る記憶  きみがぼくに隠していた夜と朝のあいだのヒミツは 鍵のない箱の中しまい込んだきり 今も眠りに就いたままだ  零れた光は強さを増し 気が付けばぼくは手を伸ばしてる 触れないから動けなくて また胸を焦がすけど  注ぐ夏の陽に追いかけてたきみの声 焼けたコンクリート 揺れる陽炎  本当は少し怖くて触れなかったカブトムシ 涙の跡に砂を泥まみれで笑う  夏に見とれてた ふたり歩いた帰り道 二度と戻ることはない でも消えない模様
リップシンクnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPEじゃあね ぼくは向こう側へ じゃあね きみと向こう側へ 手を繋いだら怖いものがなくなるわけじゃないけど 行こう  胸を塞ぐカタチのない影を少しずつ きみのカタチへ近付けてく  あんな風に笑えたらな 泣きやむたびに架かる橋は 七色では表せないからさ いつもそうぼくは目が眩むけれど  じゃあね ぼくは向こう側へ 何千色の橋を越えて 手を繋いだら怖いものがなくなるわけじゃないけど 愛のコトバは喉の奥でまだ息を潜めてる 小さく開けた口のカタチで伝わるかな 伝わるといいな  たまに押し寄せる小波に足が濡れないように 橋の上から手を引いてよ  ほんの少し変わりたいな だれかのためにならなくても ぼくがぼくを見失わないくらい ぼくだけにわかるくらいでいいから  じゃあね ぼくは向こう側へ 何千色の橋を越えて その先には今とおなじものしかないとしたって  これまでの日々が間違いじゃないと思えるから うまく言えないのなら歌ってしまおうよ  じゃあね ぼくは向こう側へ じゃあね きみと向こう側へ 手を繋いだら怖いものがヒトツになる気がしたんだ 愛のコトバは喉の奥でまだ息を潜めてる 小さく開けた口のカタチで伝わるかな 伝わるといいな
ハッチnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳こんな風だったっけ どんな風だったかな あたしがずっとなりたかったのは  ゆらゆらと揺れる隙間だらけ 見ないふりが出来たなら 泣いたり笑ったりするといつも顔を出すパラノイド  見つけたと思ったらまた少し遠くへ わずかの差でも埋まらない距離が 強くなるというのはどんなことだろうかと 考えるあたしを笑うようだ  狭い世界で夢見ていた 囲まれた壁にもたれ 大きな声で泣いて笑った あの子に出会うまでは  素直になれれば良かったことが星の数ほどあれば 渇いたココロは雨に打たれ溢れ出すパラノイド  いらないと思ってた馴れ合いはいつしか カタチを変えて隙間を埋めていた 強くなるというのはこんなことだろうかと なんとなく見つけた気がした  狭い世界で見てた夢は囲まれた壁を越えて 大きな声で泣いて笑った あの子のように  絡まった糸が解けてココロは雲より軽く 見つけた光を辿ってどこまで行けるだろう  素直に泣いて笑っていられたら もっとずっと
花残り月nano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPE古びたコトバ繰り返しつぶやいてみる 伸ばしたままの爪痕はほら消えないよ  探し物なら見つかるように置いてくよ 少しずつ変わるでしょう 街の色と共に  旅慣れないぼくの両手は つまらない荷物でうまく手も振れないけど  遠く離れた空へと向かうよ 隠しても隠せない弱さに 春の風は優しくそれでいて強く 花びらヒトツ宙に舞う  並んだきみがいつものように笑うから 迷わないふりをした きっときみもそうでしょう  さよならはまだ歌わない コトバに変わらない 想いは深くにしまいこんで  遠く遠く離れた空へと向かうよ 失くしたり手にしたりしながら ヒトリきりではないけどフタリでもないから 届かない夜もあるだろうけど  ぼくが残した花びらに書いた不確かな未来の行方は だれが知るでもないけど伝えられないけど 忘れることもないだろう  そして遠く離れた空へと向かうよ 隠しても隠せない弱さなら 春の風に溶かしてぼくごと溶かして 流されるままに泣くよ  春の風は優しくそれでいて強く 花びらヒトツ宙に舞う
フラッシュキーパーnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPE夢から覚めた東の空 世界を乗せて回りだした 脈拍はいくつだ?  そびえ立つビルの隙を抜け走る だれかの作った最先端に乗り 流れる景色はだれのものでもなく あたしもそう景色みたいなもんなんだろう  今手にしてる感情さえも明日にはもう頼りないものだ そんな当たり前に染まれなくて  流れる景色に溶け消えた日々に 遺せた何かはあるのかな 足跡にはキレイな花が咲くなんて 訳知り顔でまただれかが言う  けぶる未来へとスピードを上げ行く このまま進めば知らない街まで 想像を超えた物語なんてさ そうそう手に入るはずがないだろう  ココロを覆うトゲもいつの日にか 丸く柔らかくなるのかな 全部脱いじゃえば楽になれるなんて 訳知り顔でまただれかが言う だれかが言う  想像してまた目の前にあるものを見失って立ち止まるよ 堂々巡り終わることのない迷路みたいな毎日だな 今手にしてる感情さえも頼りないものに変わりゆくなら 繰り返しなんてないはずでしょう?  上昇する脈に耳を澄ます 確かなものなんてヒトツでいい 足跡には何も咲かなくても ココロを覆う トゲに傷ついても  流れる景色に溶け消えた日々に 振り返ることなくあたしは行く
祈りうたnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPEさよなら さよなら 泡になり消えてゆく 弾けた思いと澄みわたる風景画  通り過ぎた時間の中で 落としたものはもう戻らない  見上げた夜のしじまに笑う月の美しさ コトバは脆く儚く傷跡さえ残せずに消えてゆく  さよなら さよなら またいつか会えるかな ウソでも笑えたら少しは楽なのかな  目を閉じれば今だってほら 日々もきみもこんなに近く  伸ばした腕は届かず帰る場所を失った 欠けた光が白く消えたらぼくはもう行かなきゃ  過ぎ去りし日々が頬を伝って夢になる 思い出すたびに忘れるほどにキレイになる  見上げた夜のしじまに笑う月の美しさ ねえもう少し ねえもう少し 何もかも忘れないで  届くことない祈りを捧ぐ 消えないでお月様 あともう少しだけこの場所で 祈るぼくを見下ろしていてください
パトリシアnano.RIPEnano.RIPEきみコ佐々木淳nano.RIPE随分遠くまで歩いてきたと 思うけれどまだ霞む未来 立ち止まることがただ怖いから 流されるまま歩いてた  どこから来たのかどこへ向かうのか 自分のことさえわからないまま 変わりゆく日々の色や匂いは ガラスの向こう側のこと  サヨナラするたびに消えてしまった色は そう遠くない場所でぼくを待っていた  きみに出会うまで忘れたふりをして 誰にも言えずに隠してきたものが 胸の奥で軋んで泣いた ココニイルヨ  降り注ぐ朝の光のような やわらかな声は清く強く 大切なものはヒトツきりだと 決め付けていたぼくの手を  ぎゅっと握りしめた ずっと探してたと ただそれだけで絡まった指に宿るよ  きみに出会うため生まれてきただとか きみを守るためこの身を捧ぐとか そんなことは言えないけれど それでも今  きみを想うたびその手に触れるたび 探してたものがぼくにもあったこと 愛してるのコトバの意味を少しずつ知る  愛してるのコトバの意味を少しずつ知る
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