鶴田浩二の歌詞一覧リスト  68曲中 1-68曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
あゝ草枕幾度ぞああ草枕 幾度ぞ 棄てる命は 惜しまねど まだ尽きざるか 荒野原 駒の吐息が 気にかかる  鞍を浸して 濁流を 超えてまた衝く 雲の峰 嘶(いなな)け黒馬(あお)よ 高らかに 俺もお前も つわものだ  思えば遠く 来しものぞ 渡る風さえ 母の声 未練じゃないが ふる里へ 夢や今宵は 通うらん鶴田浩二徳土良介陸奥明寺岡真三ああ草枕 幾度ぞ 棄てる命は 惜しまねど まだ尽きざるか 荒野原 駒の吐息が 気にかかる  鞍を浸して 濁流を 超えてまた衝く 雲の峰 嘶(いなな)け黒馬(あお)よ 高らかに 俺もお前も つわものだ  思えば遠く 来しものぞ 渡る風さえ 母の声 未練じゃないが ふる里へ 夢や今宵は 通うらん
あゝ紅の血は燃ゆる花も蕾(つぼみ)の若桜 五尺の生命(いのち)ひっさげて 国の大事に殉(じゅん)ずるは 我等学徒の面目ぞ あゝ紅の血は燃ゆる あゝ紅の血は燃ゆる  後に続けと兄の声 今こそ筆を擲(なげう)ちて 勝利揺るがぬ生産に 勇み起ちたるつわものぞ あゝ紅の血は燃ゆる  何をすさぶか小夜嵐(さよあらし) 神州(しんしゅう)男児ここにあり 決意ひとたび火となりて 護る国土は鉄壁ぞ あゝ紅の血は燃ゆる あゝ紅の血は燃ゆる鶴田浩二野村俊夫明本京静寺岡真三花も蕾(つぼみ)の若桜 五尺の生命(いのち)ひっさげて 国の大事に殉(じゅん)ずるは 我等学徒の面目ぞ あゝ紅の血は燃ゆる あゝ紅の血は燃ゆる  後に続けと兄の声 今こそ筆を擲(なげう)ちて 勝利揺るがぬ生産に 勇み起ちたるつわものぞ あゝ紅の血は燃ゆる  何をすさぶか小夜嵐(さよあらし) 神州(しんしゅう)男児ここにあり 決意ひとたび火となりて 護る国土は鉄壁ぞ あゝ紅の血は燃ゆる あゝ紅の血は燃ゆる
あゝ戦友肩を抱きたい 奴があり 共に泣きたい 奴もある あゝ戦友よ 幾星霜 生きてまみえた よろこびを この盃に 受け給え  いくさ破れて 山河あり 捨てた生命が ここにある あゝ戦友よ ひとすじに 日本(くに)を愛した 純血を 空しと誰か云うやある  彼は草むす 土となり 彼は水漬く 海鳥(とり)となる あゝ戦友よ 亡き友の 夢を願いを真心を 子々孫々に 語り継げ  歳(とし)は去(ゆ)けども 若さあり 職業(つとめ)ちがえど 誇りあり あゝ戦友よ この胸の 底に輝く 栄光は われら同期の 道しるべ われら同期の 道しるべ鶴田浩二柴田よしかず豊田あつし寺岡真三肩を抱きたい 奴があり 共に泣きたい 奴もある あゝ戦友よ 幾星霜 生きてまみえた よろこびを この盃に 受け給え  いくさ破れて 山河あり 捨てた生命が ここにある あゝ戦友よ ひとすじに 日本(くに)を愛した 純血を 空しと誰か云うやある  彼は草むす 土となり 彼は水漬く 海鳥(とり)となる あゝ戦友よ 亡き友の 夢を願いを真心を 子々孫々に 語り継げ  歳(とし)は去(ゆ)けども 若さあり 職業(つとめ)ちがえど 誇りあり あゝ戦友よ この胸の 底に輝く 栄光は われら同期の 道しるべ われら同期の 道しるべ
哀愁酒場酒は飲めても 酔えない人が 肩を寄せ合う 身を寄せる それでなくても 寂しいものを 誰が呼んだか 哀愁酒場 滲む灯影も あゝ ほの暗い  何も云ううまい 云うのは辛い 胸にしまって 忍ぼうよ 青いグラスに 落とした涙 乾(ほ)せば切ない 哀愁酒場 尽きぬ嘆きが あゝ また溜る  笑うつもりで 歪んだ笑顔 何処へ向けたら いいのやら 喫(ふ)かす煙草の 煙りも細く 揺れて消えゆく 哀愁酒場 月も小窓で あゝ 泣いている鶴田浩二宮川哲夫吉田正寺岡真三酒は飲めても 酔えない人が 肩を寄せ合う 身を寄せる それでなくても 寂しいものを 誰が呼んだか 哀愁酒場 滲む灯影も あゝ ほの暗い  何も云ううまい 云うのは辛い 胸にしまって 忍ぼうよ 青いグラスに 落とした涙 乾(ほ)せば切ない 哀愁酒場 尽きぬ嘆きが あゝ また溜る  笑うつもりで 歪んだ笑顔 何処へ向けたら いいのやら 喫(ふ)かす煙草の 煙りも細く 揺れて消えゆく 哀愁酒場 月も小窓で あゝ 泣いている
赤と黒のブルースGOLD LYLIC夢をなくした 奈落の底で 何をあえぐか 影法師 カルタと酒に ただれた胸に なんで住めよか なんで住めよか ああ あのひとが  赤と黒とのドレスの渦に ナイトクラブの 夜は更ける 妖しく燃える 地獄の花に 暗いこころが 暗いこころが ああ またうずく  月も疲れた 小窓の空に 見るは涯ない 闇ばかり 倒れて眠る モロッコ椅子に 落ちた涙を 落ちた涙を ああ 誰が知ろGOLD LYLIC鶴田浩二宮川哲夫吉田正夢をなくした 奈落の底で 何をあえぐか 影法師 カルタと酒に ただれた胸に なんで住めよか なんで住めよか ああ あのひとが  赤と黒とのドレスの渦に ナイトクラブの 夜は更ける 妖しく燃える 地獄の花に 暗いこころが 暗いこころが ああ またうずく  月も疲れた 小窓の空に 見るは涯ない 闇ばかり 倒れて眠る モロッコ椅子に 落ちた涙を 落ちた涙を ああ 誰が知ろ
明日はお立ちか明日はお立ちか お名残りおしや 大和男児(やまとおのこ)の 晴れの旅 朝日を浴びて いでたつ君を 拝むこころで 送りたや  駒の手綱を しみじみとれば 胸にすがしい 今朝の風 お山も晴れて 湧きたつ雲よ 君を見送る 峠道  時計みつめて いまごろあたり 汽車を降りてか 船の中 船酔いせぬか 嵐はこぬか アレサ夜空に 夫婦星鶴田浩二佐伯孝夫佐々木俊一寺岡真三明日はお立ちか お名残りおしや 大和男児(やまとおのこ)の 晴れの旅 朝日を浴びて いでたつ君を 拝むこころで 送りたや  駒の手綱を しみじみとれば 胸にすがしい 今朝の風 お山も晴れて 湧きたつ雲よ 君を見送る 峠道  時計みつめて いまごろあたり 汽車を降りてか 船の中 船酔いせぬか 嵐はこぬか アレサ夜空に 夫婦星
あの娘まかせの港町泣いておくれか その気なら 雨よなんとかしておくれ 今夜かぎりのかなしい恋と 知って涙の可愛(めんこ)い瞳 ドラも切ないョ この波止場  いくら時化(しけ)よと この男 にぎる舵輪(ラット)は離さぬが 陸(おか)へ上ればカッパの俺さ あの娘まかせの二晩三日 情身にしむョ この出船  待てば逢えるさ 別れても 想いおもうているならば 海はベタ凪 晴れるぜ雨も それじゃ元気でくらしていなよ オイル・コートがョ なぜ重い鶴田浩二佐伯孝夫吉田正小沢直与志泣いておくれか その気なら 雨よなんとかしておくれ 今夜かぎりのかなしい恋と 知って涙の可愛(めんこ)い瞳 ドラも切ないョ この波止場  いくら時化(しけ)よと この男 にぎる舵輪(ラット)は離さぬが 陸(おか)へ上ればカッパの俺さ あの娘まかせの二晩三日 情身にしむョ この出船  待てば逢えるさ 別れても 想いおもうているならば 海はベタ凪 晴れるぜ雨も それじゃ元気でくらしていなよ オイル・コートがョ なぜ重い
雨の戦地で風はゆすぶる 雨は漏る 仮寝の哨舎に ボタボタと 濡れた軍服 乾(ほ)せもせず 父さん坊やの 真似をして テルテル坊主 ぶら下げた  可愛い坊やが 七ッ頃 遠足前の 日暮方 垣根に下げた この坊主 浮かぶ坊やの 笑い顔 テルテル坊主も 笑っている  明日は戦い 戦友も 笑って眺めた 紙人形 も一ツこさえて ぶら下げた テルテル坊主 テル坊主 あした天気に しておくれ鶴田浩二真木一葉佐々木俊一寺岡真三風はゆすぶる 雨は漏る 仮寝の哨舎に ボタボタと 濡れた軍服 乾(ほ)せもせず 父さん坊やの 真似をして テルテル坊主 ぶら下げた  可愛い坊やが 七ッ頃 遠足前の 日暮方 垣根に下げた この坊主 浮かぶ坊やの 笑い顔 テルテル坊主も 笑っている  明日は戦い 戦友も 笑って眺めた 紙人形 も一ツこさえて ぶら下げた テルテル坊主 テル坊主 あした天気に しておくれ
荒鷲の歌見たか銀翼 この勇姿 日本男子が精こめて 作って育てたわが愛機 空の護りは引き受けた 来るなら来てみろ赤蜻蛉(あかとんぼ) ブンブン荒鷲ブンと飛ぶぞ  誰が付けたか荒鷲の 名にも恥じないこの力 霧も嵐もなんのその 重い爆弾抱えこみ 南京ぐらいは一またぎ ブンブン荒鷲ブンと飛ぶぞ  金波銀波(きんぱぎんぱ)の海越えて 曇らぬ月こそわが心 正義の日本知ったかと 今宵また飛ぶ荒鷲よ 御苦労しっかり頼んだぜ ブンブン荒鷲ブンと飛ぶぞ  翼に日の丸乗り組は 大和魂の持主だ 敵機はあらまし潰(つぶ)したが あるなら出てこいおかわり来い プロペラばかりか腕も鳴る ブンブン荒鷲ブンと飛ぶぞ鶴田浩二東辰三東辰三吉田正見たか銀翼 この勇姿 日本男子が精こめて 作って育てたわが愛機 空の護りは引き受けた 来るなら来てみろ赤蜻蛉(あかとんぼ) ブンブン荒鷲ブンと飛ぶぞ  誰が付けたか荒鷲の 名にも恥じないこの力 霧も嵐もなんのその 重い爆弾抱えこみ 南京ぐらいは一またぎ ブンブン荒鷲ブンと飛ぶぞ  金波銀波(きんぱぎんぱ)の海越えて 曇らぬ月こそわが心 正義の日本知ったかと 今宵また飛ぶ荒鷲よ 御苦労しっかり頼んだぜ ブンブン荒鷲ブンと飛ぶぞ  翼に日の丸乗り組は 大和魂の持主だ 敵機はあらまし潰(つぶ)したが あるなら出てこいおかわり来い プロペラばかりか腕も鳴る ブンブン荒鷲ブンと飛ぶぞ
異国の丘今日も暮れゆく 異国の丘に 友よ辛(つら)かろ 切(せつ)なかろ 我慢(がまん)だ待ってろ 嵐が過ぎりゃ 帰る日もくる 春がくる  今日も更けゆく 異国の丘に 夢も寒かろ 冷たかろ 泣いて笑って 歌ってたえりゃ 望む日がくる 朝がくる  今日も昨日も 異国の丘に おもい雪空 陽がうすい 倒れちゃならない 祖国の土に 辿(たど)りつくまで その日まで鶴田浩二増田幸治・補作詞:佐伯孝夫吉田正吉田正今日も暮れゆく 異国の丘に 友よ辛(つら)かろ 切(せつ)なかろ 我慢(がまん)だ待ってろ 嵐が過ぎりゃ 帰る日もくる 春がくる  今日も更けゆく 異国の丘に 夢も寒かろ 冷たかろ 泣いて笑って 歌ってたえりゃ 望む日がくる 朝がくる  今日も昨日も 異国の丘に おもい雪空 陽がうすい 倒れちゃならない 祖国の土に 辿(たど)りつくまで その日まで
梅と兵隊春まだ浅き 戦線の 古城にかおる 梅の花 せめて一輪 母上に 便りに秘めて 送ろじゃないか  覚悟をきめた 吾が身でも 梅が香(か)むせぶ 春の夜は 戦(いくさ)忘れて ひとときを 語れば戦友(とも)よ 愉快じゃないか  明日出てゆく 前線で 何(いず)れが華(はな)と 散ろうとも 武士の誉じゃ 白梅を 戦闘帽(ぼうし)にさして 行こうじゃないか鶴田浩二南條歌美倉若晴生寺岡真三春まだ浅き 戦線の 古城にかおる 梅の花 せめて一輪 母上に 便りに秘めて 送ろじゃないか  覚悟をきめた 吾が身でも 梅が香(か)むせぶ 春の夜は 戦(いくさ)忘れて ひとときを 語れば戦友(とも)よ 愉快じゃないか  明日出てゆく 前線で 何(いず)れが華(はな)と 散ろうとも 武士の誉じゃ 白梅を 戦闘帽(ぼうし)にさして 行こうじゃないか
裏町の女街を捨てよか 恋に生きようか 霧も冷たい 裏通り 聞くんじゃなかった 身の上ばなし 安宿の女が 今夜も 窓辺で 泣いている  ギターひとつが せめての頼り チョッピリ泣きたい 夜もある 云わなきゃ良かった 慰めなんか トレモロもやけに 今夜は 咽んで 泣いている  ほんのはずみで 語った夜が 胸に錆びつく 流し唄 見るんじゃなかった 酒場の蔭で 安宿の女が 今夜も 一人で 泣いている鶴田浩二司潤吉小西潤佐野雅美街を捨てよか 恋に生きようか 霧も冷たい 裏通り 聞くんじゃなかった 身の上ばなし 安宿の女が 今夜も 窓辺で 泣いている  ギターひとつが せめての頼り チョッピリ泣きたい 夜もある 云わなきゃ良かった 慰めなんか トレモロもやけに 今夜は 咽んで 泣いている  ほんのはずみで 語った夜が 胸に錆びつく 流し唄 見るんじゃなかった 酒場の蔭で 安宿の女が 今夜も 一人で 泣いている
裏町ポルカ涙が出た時ゃ ポルカ 頬っぺた濡らして ポルカ ポルカを唄えば 悩みも晴れる やさしいポルカ 嘆きも憂いも さらりと消える ポルカ ポルカ 裏町ポルカ 泣きたかったら 唄およポルカ  口笛鳴らして ポルカ 星空仰いで ポルカ ポルカを踊れば あの娘も唄う うれしいポルカ 泣き顔なおして あの娘も唄う ポルカ ポルカ 裏街ポルカ 肩をたたいて 踊ろよポルカ  小雨の降る夜も ポルカ ネオンが濡れても ポルカ ポルカを唄えば ミモザが香る あかるいポルカ 貧しい小窓に 灯りをともす ポルカ ポルカ 裏街ポルカ せつなかったら 唄およポルカ鶴田浩二宮川哲夫吉田正小沢直与志涙が出た時ゃ ポルカ 頬っぺた濡らして ポルカ ポルカを唄えば 悩みも晴れる やさしいポルカ 嘆きも憂いも さらりと消える ポルカ ポルカ 裏町ポルカ 泣きたかったら 唄およポルカ  口笛鳴らして ポルカ 星空仰いで ポルカ ポルカを踊れば あの娘も唄う うれしいポルカ 泣き顔なおして あの娘も唄う ポルカ ポルカ 裏街ポルカ 肩をたたいて 踊ろよポルカ  小雨の降る夜も ポルカ ネオンが濡れても ポルカ ポルカを唄えば ミモザが香る あかるいポルカ 貧しい小窓に 灯りをともす ポルカ ポルカ 裏街ポルカ せつなかったら 唄およポルカ
運河のある町夜の悪魔が 忘れたような 青い利鎌の 三日月覗く 寒いベンチで 破れた夢を 吹いて散らして 風が吹く あゝあゝ ここも東京の空の下  雨がどしゃ降りゃ ガードの下か ごろ寝覚悟の 地下道泊り 泣けというよな 夜汽車の汽笛(ふえ)が ジンと男の 胸を打つ あゝあゝ ここも東京の空の下  黒い運河の 在るこの街が 暗い人生 終着駅か いいや そうじゃない また立上ろ 明日はまた来る 陽も当る あゝあゝ ここも東京の空の下鶴田浩二吉川静夫利根一郎利根一郎夜の悪魔が 忘れたような 青い利鎌の 三日月覗く 寒いベンチで 破れた夢を 吹いて散らして 風が吹く あゝあゝ ここも東京の空の下  雨がどしゃ降りゃ ガードの下か ごろ寝覚悟の 地下道泊り 泣けというよな 夜汽車の汽笛(ふえ)が ジンと男の 胸を打つ あゝあゝ ここも東京の空の下  黒い運河の 在るこの街が 暗い人生 終着駅か いいや そうじゃない また立上ろ 明日はまた来る 陽も当る あゝあゝ ここも東京の空の下
望郷歌夢の 儚さ 涙の苦さ 心よお前と ふたりづれ いつか帰ろう いつか帰ろう 我身をつれて たったひとつの故郷へ  人の 情よ 無情の雨よ お酒よ今夜もふたりづれ 飲めば切なく 飲めば切なく 忍べば遠い グラスのむこうの故郷は  恋の未練か 淋しき影か 涙よ明日も ふたりづれ 肩に月日が 肩に月日が 流れてみても 想いだすのは故郷よ鶴田浩二荒木とよひさ吉田正寺岡真三夢の 儚さ 涙の苦さ 心よお前と ふたりづれ いつか帰ろう いつか帰ろう 我身をつれて たったひとつの故郷へ  人の 情よ 無情の雨よ お酒よ今夜もふたりづれ 飲めば切なく 飲めば切なく 忍べば遠い グラスのむこうの故郷は  恋の未練か 淋しき影か 涙よ明日も ふたりづれ 肩に月日が 肩に月日が 流れてみても 想いだすのは故郷よ
お芝居船おとす白粉(おしろい) さびしい素顔 わたしゃ瀬戸海 旅役者 泪一すじ お芝居船で きくは千鳥の声ばかり  あの夜 舞台の 前髪すがた 見染められたか 見染めたか 月もおぼろに 幟(のぼ)りのかげで 人目忍んだ影法師  呼ぶは千鳥か あの娘の声か 淡路寝たやら 灯が見えぬ 逢うた夢さえ お芝居船は つらや波めが揺りおこす鶴田浩二佐伯孝夫吉田正小沢直与志おとす白粉(おしろい) さびしい素顔 わたしゃ瀬戸海 旅役者 泪一すじ お芝居船で きくは千鳥の声ばかり  あの夜 舞台の 前髪すがた 見染められたか 見染めたか 月もおぼろに 幟(のぼ)りのかげで 人目忍んだ影法師  呼ぶは千鳥か あの娘の声か 淡路寝たやら 灯が見えぬ 逢うた夢さえ お芝居船は つらや波めが揺りおこす
子供の頃、阿母に、よく言われました。 「お前、大きくなったらなんになる、 なんになろうと構わないが、 世間様に笑われないような 良い道を見つけて歩いておくれ」って… それが、胸に突き刺さるのでございます。  自分の道は 自分で探す 躓きよろけた その時は 見つけた道の 溜り水 はねる瞼に 忍の字を 書いて涙を くいとめるのさ  咲いた花は綺麗でございます。 然し、実のなる花は、 もっと綺麗でございます。 実のなる花、 私はそれが男の夢だと信じております。  実のなる花を 咲かせるために 生まれたときから 死ぬ日まで 真実一路 こころから 祈りつづける 俺たちに きびし過ぎるぜ 今年の風も  やはり人間、頼るものは、 自分ひとりでございます。 男というものは墓場に行く日まで 自分の選んだ道を 守り通すものでございます。  行く先ァ一つ どこどこまでも 男が命を 閉じる日は 男が夢を 捨てるとき 信じられない 世の中に 俺は自分を 信じて生きる鶴田浩二藤田まさと吉田正子供の頃、阿母に、よく言われました。 「お前、大きくなったらなんになる、 なんになろうと構わないが、 世間様に笑われないような 良い道を見つけて歩いておくれ」って… それが、胸に突き刺さるのでございます。  自分の道は 自分で探す 躓きよろけた その時は 見つけた道の 溜り水 はねる瞼に 忍の字を 書いて涙を くいとめるのさ  咲いた花は綺麗でございます。 然し、実のなる花は、 もっと綺麗でございます。 実のなる花、 私はそれが男の夢だと信じております。  実のなる花を 咲かせるために 生まれたときから 死ぬ日まで 真実一路 こころから 祈りつづける 俺たちに きびし過ぎるぜ 今年の風も  やはり人間、頼るものは、 自分ひとりでございます。 男というものは墓場に行く日まで 自分の選んだ道を 守り通すものでございます。  行く先ァ一つ どこどこまでも 男が命を 閉じる日は 男が夢を 捨てるとき 信じられない 世の中に 俺は自分を 信じて生きる
思い出せないことばかりそよかぜは そよ風は 旅の心に ゆれながら 林の奥の 湖の 静かな水に よりそうて 『何か忘れて いるような 思い出せない ことばかり』  うきぐもは 浮き雲は 風の誘いに ゆれながら 楽しく咲いた ひまわりの 明るい顔に 影よせて 『何か忘れて いるような 思い出せない ことばかり』  ゆくひとは 行く人は 遠い想いに ゆれながら 心を抱いて 思い出の 楽しい町を ふりかえり 『何か忘れて いるような 思い出せない ことばかり』鶴田浩二藤浦洸万城目正田代与志そよかぜは そよ風は 旅の心に ゆれながら 林の奥の 湖の 静かな水に よりそうて 『何か忘れて いるような 思い出せない ことばかり』  うきぐもは 浮き雲は 風の誘いに ゆれながら 楽しく咲いた ひまわりの 明るい顔に 影よせて 『何か忘れて いるような 思い出せない ことばかり』  ゆくひとは 行く人は 遠い想いに ゆれながら 心を抱いて 思い出の 楽しい町を ふりかえり 『何か忘れて いるような 思い出せない ことばかり』
追憶の湖山の湖 恋しさに ひとりはるばる 来たものを 追憶(おもいで)の 花は咲き 花は散り 呼べどこたえる 人もなく 風に山びこ 悲しくかえる  泣いて別れた 白樺に 残る二人の 頭文字 霧が降る 草丘に たたずめば 水に流した 花束が 涙せつない まぶたに浮かぶ  山の湖畔の たそがれは 誰に告げよう この思い いくたびか なつかしく 振り返る 山のホテルの 白い窓 胸のおもかげ また呼びかえす鶴田浩二坂口淳吉田正加藤光男山の湖 恋しさに ひとりはるばる 来たものを 追憶(おもいで)の 花は咲き 花は散り 呼べどこたえる 人もなく 風に山びこ 悲しくかえる  泣いて別れた 白樺に 残る二人の 頭文字 霧が降る 草丘に たたずめば 水に流した 花束が 涙せつない まぶたに浮かぶ  山の湖畔の たそがれは 誰に告げよう この思い いくたびか なつかしく 振り返る 山のホテルの 白い窓 胸のおもかげ また呼びかえす
還らざる戦友戦い済んで 三十年 やっと来れたぞ 戦友よ 白い夏雲 蒼い海 波間に散った特攻機 特攻機  緑静かな シャングルに 一きわ高い パイプ山 激戦の跡 そのままに 赤肌見せてそそり立つ そそり立つ  噴煙あげる 天山(てんざん)の 丘に鎮まる 慰霊碑に 故郷(くに)から運んだ 水筒の 水をそそいで俺は泣く 俺は泣く  燃える日差しと この地熱 生きてる希望(のぞみ)は ないけれど どこかに潜むか わが戦友(とも)よ 早く出て来い逢いに来い 逢いに来い  昼なお暗い 密林の 奥で見つけた 壕ひとつ 錆びた食器と 弾薬の 中に白骨横たわる 横たわる  あゝ玉砕の 硫黄島 どんなに祖国が 恋かしろ 桜の花を 手向けては 言葉もなくてただ涙 ただ涙鶴田浩二鈴木一成吉田正寺岡真三戦い済んで 三十年 やっと来れたぞ 戦友よ 白い夏雲 蒼い海 波間に散った特攻機 特攻機  緑静かな シャングルに 一きわ高い パイプ山 激戦の跡 そのままに 赤肌見せてそそり立つ そそり立つ  噴煙あげる 天山(てんざん)の 丘に鎮まる 慰霊碑に 故郷(くに)から運んだ 水筒の 水をそそいで俺は泣く 俺は泣く  燃える日差しと この地熱 生きてる希望(のぞみ)は ないけれど どこかに潜むか わが戦友(とも)よ 早く出て来い逢いに来い 逢いに来い  昼なお暗い 密林の 奥で見つけた 壕ひとつ 錆びた食器と 弾薬の 中に白骨横たわる 横たわる  あゝ玉砕の 硫黄島 どんなに祖国が 恋かしろ 桜の花を 手向けては 言葉もなくてただ涙 ただ涙
カタカナ忠義戦友見てくれ 倅の手紙 今年ゃ一年アイウエオ 習い覚えたカタカナで 可愛いじゃないか 初の便りだ誉めてくれ  エンピツ舐め舐め 書いたのだろう 家の事なら御安心 母も元気で針仕事 可愛いじゃないか 俺によく似た四角い字  頭をひねり 消しては書いた 紙にゃ名誉のゴムの穴 僕も毎日二重丸 可愛いじゃないか ポチが子犬を生んだとさ  戦友見てくれ 一番終い 君の御為(おんため)国の為 どうか立派な働きを 可愛いじゃないか カナで忠義を親に説く鶴田浩二十二村哲細田義勝寺岡真三戦友見てくれ 倅の手紙 今年ゃ一年アイウエオ 習い覚えたカタカナで 可愛いじゃないか 初の便りだ誉めてくれ  エンピツ舐め舐め 書いたのだろう 家の事なら御安心 母も元気で針仕事 可愛いじゃないか 俺によく似た四角い字  頭をひねり 消しては書いた 紙にゃ名誉のゴムの穴 僕も毎日二重丸 可愛いじゃないか ポチが子犬を生んだとさ  戦友見てくれ 一番終い 君の御為(おんため)国の為 どうか立派な働きを 可愛いじゃないか カナで忠義を親に説く
加藤部隊歌(加藤隼戦闘隊の歌)エンジンの音轟々(ごうごう)と 隼は征く雲の果て 翼(よく)に輝く日の丸と 胸に描きし赤鷲の 印はわれらが戦闘機  寒風酷暑ものかわと 艱難辛苦打ちたえて 整備に当る強兵(つわもの)が しっかりやって来てくれと 愛機に祈る親ごころ  過ぎし幾多の空中戦 銃弾うなるその中で 必ず勝つの信念と 死なばともにと団結の 心で握る操縦桿(そうじゅうかん)  干才(かんか)交ゆる機星霜(いくせいそう) 七度(ななたび)重なる感状の いさおの蔭に涙あり ああ今は亡き武士(もののふ)の 笑って散ったその心  世界に誇る荒鷲の 翼(つばさ)のばせし幾千里 輝く伝統受けついで 新たに興(おこ)す大アジア われらは皇軍(すめらぎ)戦闘隊鶴田浩二田中林平原田喜一・岡野正幸・森屋五郎寺岡真三エンジンの音轟々(ごうごう)と 隼は征く雲の果て 翼(よく)に輝く日の丸と 胸に描きし赤鷲の 印はわれらが戦闘機  寒風酷暑ものかわと 艱難辛苦打ちたえて 整備に当る強兵(つわもの)が しっかりやって来てくれと 愛機に祈る親ごころ  過ぎし幾多の空中戦 銃弾うなるその中で 必ず勝つの信念と 死なばともにと団結の 心で握る操縦桿(そうじゅうかん)  干才(かんか)交ゆる機星霜(いくせいそう) 七度(ななたび)重なる感状の いさおの蔭に涙あり ああ今は亡き武士(もののふ)の 笑って散ったその心  世界に誇る荒鷲の 翼(つばさ)のばせし幾千里 輝く伝統受けついで 新たに興(おこ)す大アジア われらは皇軍(すめらぎ)戦闘隊
学徒進軍歌足音も高らかに 高らかに いざ征かん 初陣の朝は晴れたり みどりなす 母校の森よ なつかしの師よ友よ さらばさらば 勢(きお)えこぞれ あゝ光栄ある学徒 あゝ学徒  待ち待ちし時は来ぬ 時は来ぬ ペンを棄て 剣をとる腕は逞し たくわえし 叡智の力 一人もて萬人の敵を屠(ほふ)らん 勢えこぞれ あゝ光栄ある学徒 あゝ学徒  歓喜(よろこび)におどる胸 おどる胸 大君に奉る生命(いのち)明るし 若き眉 決意に燃えて仰ぐ空 決戦の旗は招く 勢えこれぞ あゝ光栄ある学徒 あゝ学徒鶴田浩二西條八十橋本国彦寺岡真三足音も高らかに 高らかに いざ征かん 初陣の朝は晴れたり みどりなす 母校の森よ なつかしの師よ友よ さらばさらば 勢(きお)えこぞれ あゝ光栄ある学徒 あゝ学徒  待ち待ちし時は来ぬ 時は来ぬ ペンを棄て 剣をとる腕は逞し たくわえし 叡智の力 一人もて萬人の敵を屠(ほふ)らん 勢えこぞれ あゝ光栄ある学徒 あゝ学徒  歓喜(よろこび)におどる胸 おどる胸 大君に奉る生命(いのち)明るし 若き眉 決意に燃えて仰ぐ空 決戦の旗は招く 勢えこれぞ あゝ光栄ある学徒 あゝ学徒
傷だらけの人生GOLD LYLIC「古い奴だとお思いでしょうが、古い奴こそ 新しいものを欲しがるもんでございます。 どこに新しいものがございましょう。 生まれた土地は荒れ放題、今の世の中、 右も左も真っ暗闇じゃござんせんか。」  何から何まで 真っ暗闇よ すじの通らぬ ことばかり 右を向いても 左を見ても ばかと阿呆の からみあい どこに男の 夢がある  「好いた惚れたとけだものごっこが まかり通る世の中でございます。 好いた惚れたは、もともと心が決めるもの… こんなことを申し上げる私も やっぱり古い人間でござんしょうかね。」  ひとつの心に 重なる心 それが恋なら それもよし しょせんこの世は 男と女 意地に裂かれる 恋もあり 夢に消される 意地もある  「なんだかんだとお説教じみたことを申して参りましたが そういう私も日陰育ちのひねくれ者、 お天道様に背中を向けて歩く…馬鹿な人間でございます。」  真っ平ご免と 大手を振って 歩きたいけど 歩けない 嫌だ嫌です お天道様よ 日陰育ちの 泣きどころ 明るすぎます 俺らにはGOLD LYLIC鶴田浩二藤田まさと吉田正「古い奴だとお思いでしょうが、古い奴こそ 新しいものを欲しがるもんでございます。 どこに新しいものがございましょう。 生まれた土地は荒れ放題、今の世の中、 右も左も真っ暗闇じゃござんせんか。」  何から何まで 真っ暗闇よ すじの通らぬ ことばかり 右を向いても 左を見ても ばかと阿呆の からみあい どこに男の 夢がある  「好いた惚れたとけだものごっこが まかり通る世の中でございます。 好いた惚れたは、もともと心が決めるもの… こんなことを申し上げる私も やっぱり古い人間でござんしょうかね。」  ひとつの心に 重なる心 それが恋なら それもよし しょせんこの世は 男と女 意地に裂かれる 恋もあり 夢に消される 意地もある  「なんだかんだとお説教じみたことを申して参りましたが そういう私も日陰育ちのひねくれ者、 お天道様に背中を向けて歩く…馬鹿な人間でございます。」  真っ平ご免と 大手を振って 歩きたいけど 歩けない 嫌だ嫌です お天道様よ 日陰育ちの 泣きどころ 明るすぎます 俺らには
空中艦隊の歌仰げば雲の果て遠く 銀翼連ね轟々と 大鵬六機今日もまた 紅南指して驀(ばく)進す  我が爆撃の大威力 虹橋蘇州も何のその 微塵に砕く飛行場 はむこうものはただ一機  小癪な敵よそれ討てと たちまち晴れの一騎打ち 翔けるは鷲か隼か 疾風のごとき逆落し  指揮官小谷鬼大尉 壮烈空に死すとても 妙技を尽くす戦術に 敵機は焼けて墜落す  夕波暗し黄浦江(こうほこう) 屍を負える若鳥を いたわり抱く母艦こそ げに空軍の母なれや  甲板(デッキ)に白く霜冴えて 眠れぬ夜半の釣床(ハンモック) いで明日こそは亡き友の 仇をと誓(ちこ)う我が勇士鶴田浩二長田幹彦中山晋平寺岡真三仰げば雲の果て遠く 銀翼連ね轟々と 大鵬六機今日もまた 紅南指して驀(ばく)進す  我が爆撃の大威力 虹橋蘇州も何のその 微塵に砕く飛行場 はむこうものはただ一機  小癪な敵よそれ討てと たちまち晴れの一騎打ち 翔けるは鷲か隼か 疾風のごとき逆落し  指揮官小谷鬼大尉 壮烈空に死すとても 妙技を尽くす戦術に 敵機は焼けて墜落す  夕波暗し黄浦江(こうほこう) 屍を負える若鳥を いたわり抱く母艦こそ げに空軍の母なれや  甲板(デッキ)に白く霜冴えて 眠れぬ夜半の釣床(ハンモック) いで明日こそは亡き友の 仇をと誓(ちこ)う我が勇士
九段の母上野駅から 九段まで かってしらない じれったさ 杖をたよりに 一日がかり せがれきたぞや 逢いにきた  空をつくよな 大鳥居 こんな立派な おやしろに 神とまつられ もったいなさよ 母は泣けます うれしさに  とびが鷹の子 うんだよで 今じゃ果報が 身にあまる 金鵄勲章が 見せたいばかり 逢いに来たぞや 九段坂鶴田浩二石松秋二能代八郎寺岡真三上野駅から 九段まで かってしらない じれったさ 杖をたよりに 一日がかり せがれきたぞや 逢いにきた  空をつくよな 大鳥居 こんな立派な おやしろに 神とまつられ もったいなさよ 母は泣けます うれしさに  とびが鷹の子 うんだよで 今じゃ果報が 身にあまる 金鵄勲章が 見せたいばかり 逢いに来たぞや 九段坂
軍国子守唄坊や泣かずに ねんねしな 父さん強い 兵隊さん その子がなんで 泣きましょう 泣きはしませぬ 遠い満州の お月さま  ねんねおしおし ねんねすりゃ 父さん匪賊 退治して 凱旋なさる おみやげは きっと坊やの 可愛い坊やの 鉄かぶと  坊も大きく なったらば 兵隊さんで 出征して 母さん送りに 行ったなら 汽車の窓から 笑って失敬 するでしょね鶴田浩二山口義孝佐和輝禧寺岡真三坊や泣かずに ねんねしな 父さん強い 兵隊さん その子がなんで 泣きましょう 泣きはしませぬ 遠い満州の お月さま  ねんねおしおし ねんねすりゃ 父さん匪賊 退治して 凱旋なさる おみやげは きっと坊やの 可愛い坊やの 鉄かぶと  坊も大きく なったらば 兵隊さんで 出征して 母さん送りに 行ったなら 汽車の窓から 笑って失敬 するでしょね
軍国の母こころ置きなく 祖国(くに)のため 名誉の戦死 頼むぞと 泪も見せず 励まして 我が子を送る 朝の駅  散れよ若木の さくら花 男と生まれ 戦場に 銃剣執るも 大君(きみ)のため 日本男児の 本懐ぞ  生きて還ると 思うなよ 白木の柩(はこ)が 届いたら 出かした我が子 天晴れと お前を母は 褒めてやる  強く雄々しく 軍国の 銃後を護る 母じゃもの 女の身とて 伝統の 忠義の二字に 変りゃせぬ鶴田浩二島田磬也古賀政男寺岡真三こころ置きなく 祖国(くに)のため 名誉の戦死 頼むぞと 泪も見せず 励まして 我が子を送る 朝の駅  散れよ若木の さくら花 男と生まれ 戦場に 銃剣執るも 大君(きみ)のため 日本男児の 本懐ぞ  生きて還ると 思うなよ 白木の柩(はこ)が 届いたら 出かした我が子 天晴れと お前を母は 褒めてやる  強く雄々しく 軍国の 銃後を護る 母じゃもの 女の身とて 伝統の 忠義の二字に 変りゃせぬ
軍国舞扇可愛い二八の 花かんざしに ちらり咲かした 心意気 見やれ今宵も 賀茂川あたり 皇国(すめら)乙女の 舞扇  「何時どしたやろか、あてらもお国のために 立派な仕事せんとあかんなア いうていやったことがおましたなア。 そういうてからもう二年たったんどっせ。 一生懸命やったわ。 そやけどそれが、ようやっと実い結んで、 こないな嬉しいことあらへんわ。 あんたの心 あての心、 そして祇園中の心 が明日は日本の空へ向いて 飛び立つのどっせ。」  花の振りそで だらりの帯も かたちばかりの 浮き調子 勤めはなれりゃ 銃後のまもり 綾(あや)にかけます 紅だすき  「飛んだえ、飛んだえ、 あんた泣いてはんの、おんなしやわ。 あてかて、あてかて、 いゝえ祇園の人かて みんなおんなし気持やわ。 あてらの真心が天に通じたんどすもの、 泣いてもかまへんわ、 泣いてもかまへんわ。」  橋の擬球(ぎぼし)に 朝風受けて 待てばくるくる 銀の鳥 ほんに嬉しや 祇園の空を 晴れてひとさし 舞う翼鶴田浩二藤田まさと陸奥明寺岡真三可愛い二八の 花かんざしに ちらり咲かした 心意気 見やれ今宵も 賀茂川あたり 皇国(すめら)乙女の 舞扇  「何時どしたやろか、あてらもお国のために 立派な仕事せんとあかんなア いうていやったことがおましたなア。 そういうてからもう二年たったんどっせ。 一生懸命やったわ。 そやけどそれが、ようやっと実い結んで、 こないな嬉しいことあらへんわ。 あんたの心 あての心、 そして祇園中の心 が明日は日本の空へ向いて 飛び立つのどっせ。」  花の振りそで だらりの帯も かたちばかりの 浮き調子 勤めはなれりゃ 銃後のまもり 綾(あや)にかけます 紅だすき  「飛んだえ、飛んだえ、 あんた泣いてはんの、おんなしやわ。 あてかて、あてかて、 いゝえ祇園の人かて みんなおんなし気持やわ。 あてらの真心が天に通じたんどすもの、 泣いてもかまへんわ、 泣いてもかまへんわ。」  橋の擬球(ぎぼし)に 朝風受けて 待てばくるくる 銀の鳥 ほんに嬉しや 祇園の空を 晴れてひとさし 舞う翼
月月火水木金金朝だ夜明けだ 潮(うしお)の息吹(いぶ)き うんと吸い込む あかがね色の 胸に若さの 漲(みなぎ)る誇り 海の男の 艦隊勤務 月 月 火 水 木 金 金  赤い太陽に 流れる汗を 拭(ふ)いてにっこり 大砲手入れ 太平洋の 波 波 波に 海の男だ 艦隊勤務 月 月 火 水 木 金 金  度胸ひとつに 火のような錬磨(れんま) 旗は鳴る鳴る ラッパは響く 行くぞ日の丸 日本の艦(ふね)だ 海の男の 艦隊勤務 月 月 火 水 木 金 金  どんとぶつかる 怒濤(どとう)の唄に ゆれる釣床(つりどこ) 今宵の夢は 明日の戦(いく)さの この腕試し 海の男だ 艦隊勤務 月 月 火 水 木 金 金鶴田浩二高橋俊策江口夜詩近藤進朝だ夜明けだ 潮(うしお)の息吹(いぶ)き うんと吸い込む あかがね色の 胸に若さの 漲(みなぎ)る誇り 海の男の 艦隊勤務 月 月 火 水 木 金 金  赤い太陽に 流れる汗を 拭(ふ)いてにっこり 大砲手入れ 太平洋の 波 波 波に 海の男だ 艦隊勤務 月 月 火 水 木 金 金  度胸ひとつに 火のような錬磨(れんま) 旗は鳴る鳴る ラッパは響く 行くぞ日の丸 日本の艦(ふね)だ 海の男の 艦隊勤務 月 月 火 水 木 金 金  どんとぶつかる 怒濤(どとう)の唄に ゆれる釣床(つりどこ) 今宵の夢は 明日の戦(いく)さの この腕試し 海の男だ 艦隊勤務 月 月 火 水 木 金 金
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
さすらいの湖畔さすらいの さすらいの 乗合馬車の笛の音は 笛の音は 旅をゆく子の咽びなき ああ、高原の湖くれて 岸の旅籠の燈もうるむ  思い出の 思い出の 泪のワルツ あの人の あの人の 忘れられない事ばかり ああ、白樺の梢にかゝる 月もあの夜に見た月か  さすらいの さすらいの 乗合馬車の片隅に 肩さむく 揺られ揺られてゆく青春(はる)か ああ、別れては面影一つ 抱いて泣くよと誰か知る鶴田浩二佐伯孝夫吉田正小沢直与志さすらいの さすらいの 乗合馬車の笛の音は 笛の音は 旅をゆく子の咽びなき ああ、高原の湖くれて 岸の旅籠の燈もうるむ  思い出の 思い出の 泪のワルツ あの人の あの人の 忘れられない事ばかり ああ、白樺の梢にかゝる 月もあの夜に見た月か  さすらいの さすらいの 乗合馬車の片隅に 肩さむく 揺られ揺られてゆく青春(はる)か ああ、別れては面影一つ 抱いて泣くよと誰か知る
さすらいの舟唄流れ水藻のさみしく咲いた 月の入江のとなり舟 誰がひくやらギターがむせぶ 故郷恋しと ああ 旅の唄  風に吹かれて別れたままの 白い襟足 ほつれ髪 思い出さすなギターの音色 青いペンキの ああ となり舟  帰る故郷があるならよかろ 俺にゃ故郷も恋もない 月も悲しいギターもつらい 真菰(まこも)がくれの ああ 浮寝鳥鶴田浩二佐伯孝夫吉田正流れ水藻のさみしく咲いた 月の入江のとなり舟 誰がひくやらギターがむせぶ 故郷恋しと ああ 旅の唄  風に吹かれて別れたままの 白い襟足 ほつれ髪 思い出さすなギターの音色 青いペンキの ああ となり舟  帰る故郷があるならよかろ 俺にゃ故郷も恋もない 月も悲しいギターもつらい 真菰(まこも)がくれの ああ 浮寝鳥
上海だより拝啓 御無沙汰しましたが 僕もますます元気です 上陸以来今日までの 鉄の兜の弾の痕 自慢じゃないが見せたいな  酷寒零下の戦線は 銃に氷の花が咲く 見渡す限り銀世界 敵が頼みのクリークも 江南の春未だしです  隣の村の戦友は えらい元気な奴でした 昨日も敵のトーチカを 進み乗取り占領し 土鼠(もぐら)退治と高笑い  あいつがやれば僕もやる 見てろ今度の激戦に タンクを一つ分捕って ラジオニュースで聞かすから 待ってて下さいお母さん鶴田浩二佐藤惣之助三界稔近藤進拝啓 御無沙汰しましたが 僕もますます元気です 上陸以来今日までの 鉄の兜の弾の痕 自慢じゃないが見せたいな  酷寒零下の戦線は 銃に氷の花が咲く 見渡す限り銀世界 敵が頼みのクリークも 江南の春未だしです  隣の村の戦友は えらい元気な奴でした 昨日も敵のトーチカを 進み乗取り占領し 土鼠(もぐら)退治と高笑い  あいつがやれば僕もやる 見てろ今度の激戦に タンクを一つ分捕って ラジオニュースで聞かすから 待ってて下さいお母さん
上海ブルース涙ぐんでる 上海の 夢の四馬路(スマロ)の 街の灯(ひ) リラの花散る 今宵は 君を想い出す 何(なん)にも言わずに 別れたね 君と僕 ガーデン・ブリッジ 誰と見る青い月  甘く悲しい ブルースに なぜか忘れぬ 面影 波よあれるな 波止場の 月も エトランゼ 二度とは逢えない 別れたら あの瞳 想いは乱れる 上海の月の下鶴田浩二島田磬也大久保徳二郎寺岡真三涙ぐんでる 上海の 夢の四馬路(スマロ)の 街の灯(ひ) リラの花散る 今宵は 君を想い出す 何(なん)にも言わずに 別れたね 君と僕 ガーデン・ブリッジ 誰と見る青い月  甘く悲しい ブルースに なぜか忘れぬ 面影 波よあれるな 波止場の 月も エトランゼ 二度とは逢えない 別れたら あの瞳 想いは乱れる 上海の月の下
好きだったGOLD LYLIC好きだった 好きだった 嘘じゃなかった 好きだった こんな一言 あの時に 言えばよかった 胸にすがって 泣きじゃくる 肩のふるえを ぬくもりを 忘れられずに いるのなら  好きだった 好きだった 俺は死ぬ程 好きだった 云っちゃならない 「さよなら」を 云ったあの日よ 笑うつもりが 笑えずに 顔をそむけた 悲しみを 今も捨てずに いるくせに  好きだった 好きだった 口にゃ出さぬが 好きだった 夢にまで見た せつなさを 知っていたやら 馬鹿な男の 強がりを せめて恨まず いておくれ 逢える明日(あした)は ないけれどGOLD LYLIC鶴田浩二宮川哲夫吉田正好きだった 好きだった 嘘じゃなかった 好きだった こんな一言 あの時に 言えばよかった 胸にすがって 泣きじゃくる 肩のふるえを ぬくもりを 忘れられずに いるのなら  好きだった 好きだった 俺は死ぬ程 好きだった 云っちゃならない 「さよなら」を 云ったあの日よ 笑うつもりが 笑えずに 顔をそむけた 悲しみを 今も捨てずに いるくせに  好きだった 好きだった 口にゃ出さぬが 好きだった 夢にまで見た せつなさを 知っていたやら 馬鹿な男の 強がりを せめて恨まず いておくれ 逢える明日(あした)は ないけれど
戦友ここは御(お)国を何百里 はなれて遠き満州の 赤い夕日にてらされて 友は野末の石の下  思えば悲し昨日(きのう)まで 真先にかけて突進し 敵をさんざん懲らしたる 勇士はここに眠れるか  あゝ戦いの最中に 隣に居ったこの友の にわかにハタと倒れしを 我は思わず駈け寄って  軍律きびしい中なれど これが見捨てて置かりょうか 「しっかりせよ」と抱き起し 仮繃帯も弾丸(たま)の中  折から起る突貫(とっかん)に 友はようよう顔あげて 「お国の為だ かまわずに 遅れてくれな」と目に涙  あとに心は残れども 残しちゃならぬこの身体 「それじゃ行くよ」と別れたが 永(なが)の別れとなったのか  戦いすんで日が暮れて さがしにもどる心では どうぞ生きて居てくれよ 物なと言えと願うたに  空しく冷えて魂は 故郷(くに)へ帰ったポケットに 時計ばかりがコチコチと 動いているも情なや鶴田浩二真下飛泉三善和気吉田正ここは御(お)国を何百里 はなれて遠き満州の 赤い夕日にてらされて 友は野末の石の下  思えば悲し昨日(きのう)まで 真先にかけて突進し 敵をさんざん懲らしたる 勇士はここに眠れるか  あゝ戦いの最中に 隣に居ったこの友の にわかにハタと倒れしを 我は思わず駈け寄って  軍律きびしい中なれど これが見捨てて置かりょうか 「しっかりせよ」と抱き起し 仮繃帯も弾丸(たま)の中  折から起る突貫(とっかん)に 友はようよう顔あげて 「お国の為だ かまわずに 遅れてくれな」と目に涙  あとに心は残れども 残しちゃならぬこの身体 「それじゃ行くよ」と別れたが 永(なが)の別れとなったのか  戦いすんで日が暮れて さがしにもどる心では どうぞ生きて居てくれよ 物なと言えと願うたに  空しく冷えて魂は 故郷(くに)へ帰ったポケットに 時計ばかりがコチコチと 動いているも情なや
戦友の遺骨を抱いて一番のりを やるんだと 力んで死んだ 戦友の 遺骨を抱いて 今入る シンガポールの 街の朝  男だ なんで泣くものか 噛んでこらえた 感激も 山からおこる 万歳に 思わずほほが ぬれてくる  負けずぎらいの 戦友の 遺品(かたみ)の国旗(はた)を とりだして 雨によごれた 寄せ書きを 山の頂上に 立ててやる  友よみてくれ あの凪(な)いだ マラッカ海の 十字星 夜を日についだ 進撃に 君とながめた あの星を  シンガポールは 陥としても まだ進撃は これからだ 遺骨を抱いて 俺は行く 守ってくれよ 戦友よ鶴田浩二逵原実松井孝造寺岡真三一番のりを やるんだと 力んで死んだ 戦友の 遺骨を抱いて 今入る シンガポールの 街の朝  男だ なんで泣くものか 噛んでこらえた 感激も 山からおこる 万歳に 思わずほほが ぬれてくる  負けずぎらいの 戦友の 遺品(かたみ)の国旗(はた)を とりだして 雨によごれた 寄せ書きを 山の頂上に 立ててやる  友よみてくれ あの凪(な)いだ マラッカ海の 十字星 夜を日についだ 進撃に 君とながめた あの星を  シンガポールは 陥としても まだ進撃は これからだ 遺骨を抱いて 俺は行く 守ってくれよ 戦友よ
空の神兵藍(あい)より蒼(あお)き 大空に 大空に たちまち開く 百千の 真白き薔薇(ばら)の 花模様 見よ落下傘 空に降り 見よ落下傘 空を征(ゆ)く 見よ落下傘 空を征く  世紀の華(はな)よ 落下傘 落下傘 その純白に 赤き血を 捧げて悔(く)いぬ 奇襲隊 この青空も 敵の空 この山河も 敵の陣 この山河も 敵の陣  敵撃摧(げきさい)と 舞降(くだ)る 舞降る まなじり高き つわものの いずくか見ゆる おさな顔 ああ純白の 花負いて ああ青雲に 花負いて ああ青雲に 花負いて  讃(たた)えよ空の 神兵を 神兵を 肉弾粉(こな)と 砕くとも 撃(う)ちてしやまぬ 大和魂(やまとだま) わが丈夫(ますらお)は 天降(あまくだ)る わが皇軍は 天降る わが皇軍は 天降る鶴田浩二梅木三郎高木東六近藤進藍(あい)より蒼(あお)き 大空に 大空に たちまち開く 百千の 真白き薔薇(ばら)の 花模様 見よ落下傘 空に降り 見よ落下傘 空を征(ゆ)く 見よ落下傘 空を征く  世紀の華(はな)よ 落下傘 落下傘 その純白に 赤き血を 捧げて悔(く)いぬ 奇襲隊 この青空も 敵の空 この山河も 敵の陣 この山河も 敵の陣  敵撃摧(げきさい)と 舞降(くだ)る 舞降る まなじり高き つわものの いずくか見ゆる おさな顔 ああ純白の 花負いて ああ青雲に 花負いて ああ青雲に 花負いて  讃(たた)えよ空の 神兵を 神兵を 肉弾粉(こな)と 砕くとも 撃(う)ちてしやまぬ 大和魂(やまとだま) わが丈夫(ますらお)は 天降(あまくだ)る わが皇軍は 天降る わが皇軍は 天降る
たんぽぽの花たんぽぽの花は可愛い ラララ ランラン 春の乙女よ 姿やさしく美しく 心わびしく しとやかに 燃えて輝く丘の上 ゆかし香りの ララ たんぽぽの花  たんぽぽの花よ さらば ラララ ランラン さらば故郷(ふるさと)よ 風に手を振るたんぽぽよ いつまでも美しく 燃えて輝く丘の上 ゆかし香りの ララ たんぽぽの花  さらば さらばよ ララ たんぽぽの花鶴田浩二不詳・補作詞:曽我部博士不詳・補作曲:曽我部博士寺岡真三たんぽぽの花は可愛い ラララ ランラン 春の乙女よ 姿やさしく美しく 心わびしく しとやかに 燃えて輝く丘の上 ゆかし香りの ララ たんぽぽの花  たんぽぽの花よ さらば ラララ ランラン さらば故郷(ふるさと)よ 風に手を振るたんぽぽよ いつまでも美しく 燃えて輝く丘の上 ゆかし香りの ララ たんぽぽの花  さらば さらばよ ララ たんぽぽの花
ダンチョネ節沖の鴎と 飛行機乗りは どこで散るやらネ はてるやら ダンチョネ  俺が死ぬ時 ハンカチふって 友よ彼女(あのこ)よネ さようなら ダンチョネ  タマは飛びくる マストは折れる ここが命のネ 捨てどころ ダンチョネ  俺が死んだら 三途の川で 鬼を集めてネ すもうとる ダンチョネ  飛行機乗りには 娘はやれぬ やれぬ娘がネ 行きたがる ダンチョネ鶴田浩二不詳不詳寺岡真三沖の鴎と 飛行機乗りは どこで散るやらネ はてるやら ダンチョネ  俺が死ぬ時 ハンカチふって 友よ彼女(あのこ)よネ さようなら ダンチョネ  タマは飛びくる マストは折れる ここが命のネ 捨てどころ ダンチョネ  俺が死んだら 三途の川で 鬼を集めてネ すもうとる ダンチョネ  飛行機乗りには 娘はやれぬ やれぬ娘がネ 行きたがる ダンチョネ
父よあなたは強かった父よ あなたは強かった 兜(かぶと)も焦がす炎熱(えんねつ)を 敵の屍(かばね)と共に寝て 泥水(どろみず)すすり草を噛み 荒れた山河(さんが)を幾千里 よくこそ撃って下さった  夫よ あなたは強かった 骨まで凍る酷寒(ごくかん)を 背(せい)も届かぬクリークに 三日も浸っていたとやら 十日も食べずにいたとやら よくこそ勝ってくださった  兄よ 弟よ ありがとう 弾丸(たま)も機雷も濁流も 夜を日に進む軍艦旗 名も荒鷲の羽ばたきに 残る敵機の影もなし よくこそ遂げてくださった  友よ わが子よ ありがとう 誉(ほま)れの傷のものがたり 何度聞いても目がうるむ あの日の戦に散った子も きょうは九段の桜花(さくらばな) よくこそ咲いてくださった鶴田浩二福田節明本京静寺岡真三父よ あなたは強かった 兜(かぶと)も焦がす炎熱(えんねつ)を 敵の屍(かばね)と共に寝て 泥水(どろみず)すすり草を噛み 荒れた山河(さんが)を幾千里 よくこそ撃って下さった  夫よ あなたは強かった 骨まで凍る酷寒(ごくかん)を 背(せい)も届かぬクリークに 三日も浸っていたとやら 十日も食べずにいたとやら よくこそ勝ってくださった  兄よ 弟よ ありがとう 弾丸(たま)も機雷も濁流も 夜を日に進む軍艦旗 名も荒鷲の羽ばたきに 残る敵機の影もなし よくこそ遂げてくださった  友よ わが子よ ありがとう 誉(ほま)れの傷のものがたり 何度聞いても目がうるむ あの日の戦に散った子も きょうは九段の桜花(さくらばな) よくこそ咲いてくださった
散る桜残る桜も散る桜散る桜 残る桜も散る桜 いつか散り行く この身じゃないか 男ごころに咲く花は 今をさかりに 咲けよ咲け  散る桜 残る桜も散る桜 ひとり酒でも 盃きゃ二つ 忘れられない面影を 花にうかべて かさね酒  「昨日出逢って 今日別れ 黙って頷く 花もある しかし覚えていてほしい 別れると言う事は また新しい旅立ちなんだ」  散る桜 残る桜も散る桜 所詮 短い命じゃないか 散ってしまえば皆同じ 風の来ぬ間に 咲けよ咲け  散る桜 残る桜も散る桜 泣くも笑うも はかない命 一期一会の夢追えば せめて別れの 花と咲け  散る桜 残る桜も散る桜 せめて別れに 歌おうじゃないか 男ごころに咲く花は 花と咲く身の 明日に咲け 花と咲く身の 明日に咲け鶴田浩二曽我部博士市川昭介寺岡真三散る桜 残る桜も散る桜 いつか散り行く この身じゃないか 男ごころに咲く花は 今をさかりに 咲けよ咲け  散る桜 残る桜も散る桜 ひとり酒でも 盃きゃ二つ 忘れられない面影を 花にうかべて かさね酒  「昨日出逢って 今日別れ 黙って頷く 花もある しかし覚えていてほしい 別れると言う事は また新しい旅立ちなんだ」  散る桜 残る桜も散る桜 所詮 短い命じゃないか 散ってしまえば皆同じ 風の来ぬ間に 咲けよ咲け  散る桜 残る桜も散る桜 泣くも笑うも はかない命 一期一会の夢追えば せめて別れの 花と咲け  散る桜 残る桜も散る桜 せめて別れに 歌おうじゃないか 男ごころに咲く花は 花と咲く身の 明日に咲け 花と咲く身の 明日に咲け
東京詩集六月十日 雨運河のほとりで  雨 雨 雨 誰の涙かしめやかに 黒い運河に雨がふる 恋は男をこんなに泣かす きみを抱けば きみを抱けば ああ 涙ふる  十月四日 霧 夜の酒場で  霧 霧 霧 いうにいえない淋しさに もらす吐息か 窓の霧 逢えばつらさも忘れるものを グラス冷たい グラス冷たい ああ カウンター  十二月六日 風 枯葉散る夕べ  風 風 風 並木道吹く今日の風 恋も枯葉と散らしゆく 哀し詩集の表紙のように 空は灰色 空は灰色 ああ 凍え空鶴田浩二佐伯孝夫吉田正六月十日 雨運河のほとりで  雨 雨 雨 誰の涙かしめやかに 黒い運河に雨がふる 恋は男をこんなに泣かす きみを抱けば きみを抱けば ああ 涙ふる  十月四日 霧 夜の酒場で  霧 霧 霧 いうにいえない淋しさに もらす吐息か 窓の霧 逢えばつらさも忘れるものを グラス冷たい グラス冷たい ああ カウンター  十二月六日 風 枯葉散る夕べ  風 風 風 並木道吹く今日の風 恋も枯葉と散らしゆく 哀し詩集の表紙のように 空は灰色 空は灰色 ああ 凍え空
東京ブルース酒場横丁を 横目で抜けりゃ 花のネオンも 嘲笑(わら)ってる 酔うてよろめく 寂しい肩に 霧が沁みこむ 銀座裏 ああ東京 東京ブルース  立てた背広の 襟からのぞく あせたマフラーで 拭く泪 新宿(じゅく)の馴染も 落目の俺にゃ みんなそっぽを 向いて行く ああ東京 東京ブルース  泣きに帰ろか 浅草(ロック)の隅は あぶれ仲間の 吹き溜り 消えちゃいないよ 男の夢は 熱い血潮の 底にある ああ東京 東京ブルース鶴田浩二吉川静夫吉田正小沢直与志酒場横丁を 横目で抜けりゃ 花のネオンも 嘲笑(わら)ってる 酔うてよろめく 寂しい肩に 霧が沁みこむ 銀座裏 ああ東京 東京ブルース  立てた背広の 襟からのぞく あせたマフラーで 拭く泪 新宿(じゅく)の馴染も 落目の俺にゃ みんなそっぽを 向いて行く ああ東京 東京ブルース  泣きに帰ろか 浅草(ロック)の隅は あぶれ仲間の 吹き溜り 消えちゃいないよ 男の夢は 熱い血潮の 底にある ああ東京 東京ブルース
戦友よ安らかに「この歌を― こよなく祖国を愛し、肉親を愛して、 かけがえのない青春を 南の空に散らした 今は亡き、戦友(とも)たちに捧げます。」  年に一度の靖国詣で 集まる仲間は少ないが 遠い遥かな特攻基地で 眠るか友は安らかに 安らかに  若い生命(いのち)を燃やして消えた あの友あの声あの瞳 一足先に三途の川で 待っているぜと別れたが 別れたが  あいつが散った南の空も 今日の青さによく似てた 無理に笑った涙の顔が 浮かんで見える雲の果て 雲の果て鶴田浩二小野栄一吉田正吉田正「この歌を― こよなく祖国を愛し、肉親を愛して、 かけがえのない青春を 南の空に散らした 今は亡き、戦友(とも)たちに捧げます。」  年に一度の靖国詣で 集まる仲間は少ないが 遠い遥かな特攻基地で 眠るか友は安らかに 安らかに  若い生命(いのち)を燃やして消えた あの友あの声あの瞳 一足先に三途の川で 待っているぜと別れたが 別れたが  あいつが散った南の空も 今日の青さによく似てた 無理に笑った涙の顔が 浮かんで見える雲の果て 雲の果て
名もない男のブルース何も知らずに 咲いてた頃が 俺にゃいちばん 花だった 夢を見ながら飲む酒ならば なんでにがかろ 今のように 想い出してる カウンター  何処へ消えたか おんなの娘さえ 今日は見知らぬ 顔ばかり うしろ向かずに ただ前向きに 生きていたっけ あの頃は 明日がくるのが 嬉しくて  せめて云いたい でっかいことを 言葉ばかりで 終っても 酔いのまわらぬ グラスを重ね ぎゃくに淋しく なるばかり 誰のせいでも ないけれど鶴田浩二宮川哲夫吉田正何も知らずに 咲いてた頃が 俺にゃいちばん 花だった 夢を見ながら飲む酒ならば なんでにがかろ 今のように 想い出してる カウンター  何処へ消えたか おんなの娘さえ 今日は見知らぬ 顔ばかり うしろ向かずに ただ前向きに 生きていたっけ あの頃は 明日がくるのが 嬉しくて  せめて云いたい でっかいことを 言葉ばかりで 終っても 酔いのまわらぬ グラスを重ね ぎゃくに淋しく なるばかり 誰のせいでも ないけれど
花薫る東京青い空 かがやく街だよ 君とゆく 二人ゆく ペーブメントに そよ風の そよ風の 甘きくちづけ ああ夢を呼ぶ 青春のふるさとよ 東京 若き東京 陽はうらら  赤 黄 青 ネオンの街だよ 燃えて咲く 誰に咲く 今宵ひととき 七いろの 七いろの 生命ささげて ああ夢を呼ぶ 青春のふるさとよ 東京 恋の東京 君とゆく  あこがれの 花咲く街だよ 君と住む 二人住む スイートホームに ながれ来る ながれ来る 愛のメロディー ああ夢を呼ぶ 青春のふるさとよ 東京 花の東京 いつまでも鶴田浩二藤田まさと万城目正田代与志青い空 かがやく街だよ 君とゆく 二人ゆく ペーブメントに そよ風の そよ風の 甘きくちづけ ああ夢を呼ぶ 青春のふるさとよ 東京 若き東京 陽はうらら  赤 黄 青 ネオンの街だよ 燃えて咲く 誰に咲く 今宵ひととき 七いろの 七いろの 生命ささげて ああ夢を呼ぶ 青春のふるさとよ 東京 恋の東京 君とゆく  あこがれの 花咲く街だよ 君と住む 二人住む スイートホームに ながれ来る ながれ来る 愛のメロディー ああ夢を呼ぶ 青春のふるさとよ 東京 花の東京 いつまでも
花の小次郎夢が夢呼ぶ 男の旅の なぜに袖ひく いとしや野菊 花の小次郎 長剣(つるぎ)に賭けて どこがわが身の どこがわが身の置きどころ  おんな可愛いと 前髪若衆 生きてやれたらよろこんだろに 花の小次郎 色白なれど どこか冷たい どこか冷たい横顔が  背の愛刀 物干竿と 噂されされ二十と四年 花の小次郎 巌流島へ 燕返しの 燕返しの門出舟鶴田浩二佐伯孝夫吉田正小沢直与志夢が夢呼ぶ 男の旅の なぜに袖ひく いとしや野菊 花の小次郎 長剣(つるぎ)に賭けて どこがわが身の どこがわが身の置きどころ  おんな可愛いと 前髪若衆 生きてやれたらよろこんだろに 花の小次郎 色白なれど どこか冷たい どこか冷たい横顔が  背の愛刀 物干竿と 噂されされ二十と四年 花の小次郎 巌流島へ 燕返しの 燕返しの門出舟
ハバロフスク小唄ハバロフスク ラララ ハバロフスク ラララ ハバロフスク 河の流れは ウスリー江 あの山もこの谷も 故郷を 想い出させる その姿  母の顔 ラララ 母の顔 ラララ母の顔 浮かぶ夜空に 星が出る ただひとつ呼んでいる あの星は 遠いわが家の 窓あかり  元気でね ラララ 元気でね ラララ 元気でね やがて帰れる その日まで 今宵また逢いにゆく 夢でゆく かわいあの娘の 枕もと鶴田浩二野村俊夫島田逸平近藤進ハバロフスク ラララ ハバロフスク ラララ ハバロフスク 河の流れは ウスリー江 あの山もこの谷も 故郷を 想い出させる その姿  母の顔 ラララ 母の顔 ラララ母の顔 浮かぶ夜空に 星が出る ただひとつ呼んでいる あの星は 遠いわが家の 窓あかり  元気でね ラララ 元気でね ラララ 元気でね やがて帰れる その日まで 今宵また逢いにゆく 夢でゆく かわいあの娘の 枕もと
ハワイの夜ハー ハワイ みどりの夜 月も宵から 波間に燃えて ああ パパイヤは仄(ほの)かあまく 君慕うウクレレ やさしのハワイ ああ ハワイ  ハー ハワイ 君待つ夜 つきぬ想いに 花さえ咽(むせ)ぶ ああ ささやくは風か波か ひとり漕ぐ独木船(カヌー)よ いとしのハワイ ああ ハワイ鶴田浩二佐伯孝夫司潤吉ハー ハワイ みどりの夜 月も宵から 波間に燃えて ああ パパイヤは仄(ほの)かあまく 君慕うウクレレ やさしのハワイ ああ ハワイ  ハー ハワイ 君待つ夜 つきぬ想いに 花さえ咽(むせ)ぶ ああ ささやくは風か波か ひとり漕ぐ独木船(カヌー)よ いとしのハワイ ああ ハワイ
飛行予備学生ほれてくれるな俺達にゃ 熱も涙もあるけれど 何処で散るやら果てるやら 皇国(みくに)に捧げたこの体  腰の短剣にすがりつき 連れてゆきゃんせソロモンへ 連れてゆくのはやすけれど 女は乗せない戦闘機  赤き血燃ゆる若き日の 夢を抱いて大空に 飛び立つ我等は若桜 春の盛りに散りゆかん  金もなければ妻もない 俺は天下の一人者 どこで散っても悔いはない 靖国神社の若桜  恋も未練もふりすてて 行くぞ敵陣なぐりこみ 学徒海鷲手をとって 靖国神社でクラス会  君が御楯と選ばれて 明日は栄(はえ)ある鹿島立ち 雲染む屍となり果てん 空征く我等は予備学生 空征く我等は予備学生鶴田浩二不詳倉若晴生寺岡真三ほれてくれるな俺達にゃ 熱も涙もあるけれど 何処で散るやら果てるやら 皇国(みくに)に捧げたこの体  腰の短剣にすがりつき 連れてゆきゃんせソロモンへ 連れてゆくのはやすけれど 女は乗せない戦闘機  赤き血燃ゆる若き日の 夢を抱いて大空に 飛び立つ我等は若桜 春の盛りに散りゆかん  金もなければ妻もない 俺は天下の一人者 どこで散っても悔いはない 靖国神社の若桜  恋も未練もふりすてて 行くぞ敵陣なぐりこみ 学徒海鷲手をとって 靖国神社でクラス会  君が御楯と選ばれて 明日は栄(はえ)ある鹿島立ち 雲染む屍となり果てん 空征く我等は予備学生 空征く我等は予備学生
琵琶湖周航の歌われは湖(うみ)の子 さすらいの 旅にしあれば しみじみと 昇る狭霧(さぎり)や さざなみの 滋賀の都よ いざさらば  松は緑に 砂白き 雄松が里の 乙女子は 赤い椿の 森蔭に はかない恋に 泣くとかや  瑠璃の花園 珊瑚(さんご)の宮 古い伝えの 竹生(ちくぶ)島 仏の御手(みて)に いだかれて ねむれ乙女子 やすらけく鶴田浩二小口太郎小口太郎寺岡真三われは湖(うみ)の子 さすらいの 旅にしあれば しみじみと 昇る狭霧(さぎり)や さざなみの 滋賀の都よ いざさらば  松は緑に 砂白き 雄松が里の 乙女子は 赤い椿の 森蔭に はかない恋に 泣くとかや  瑠璃の花園 珊瑚(さんご)の宮 古い伝えの 竹生(ちくぶ)島 仏の御手(みて)に いだかれて ねむれ乙女子 やすらけく
街のサンドイッチマンGOLD LYLICロイド眼鏡に 燕尾服 泣いたら燕が 笑うだろう 涙出た時ゃ 空を見る サンドイッチマン サンドイッチマン 俺らは街の お道化者 呆(とぼ)け笑顔で 今日もゆく  嘆きは誰でも 知っている この世は悲哀の 海だもの 泣いちゃいけない 男だよ サンドイッチマン サンドイッチマン 俺らは街の お道化者 今日もプラカード 抱いてゆく  あかるい舗道に 肩を振り 笑ってゆこうよ 影法師 夢をなくすりゃ それまでよ サンドイッチマン サンドイッチマン 俺らは街の お道化者 胸にそよ風 抱いてゆくGOLD LYLIC鶴田浩二宮川哲夫吉田正ロイド眼鏡に 燕尾服 泣いたら燕が 笑うだろう 涙出た時ゃ 空を見る サンドイッチマン サンドイッチマン 俺らは街の お道化者 呆(とぼ)け笑顔で 今日もゆく  嘆きは誰でも 知っている この世は悲哀の 海だもの 泣いちゃいけない 男だよ サンドイッチマン サンドイッチマン 俺らは街の お道化者 今日もプラカード 抱いてゆく  あかるい舗道に 肩を振り 笑ってゆこうよ 影法師 夢をなくすりゃ それまでよ サンドイッチマン サンドイッチマン 俺らは街の お道化者 胸にそよ風 抱いてゆく
街は魔術師何か淋しいときもある 何かときめくときもある なぜかなんだか知らないが ネオンが花咲くたそがれの 街は魔術師 呼ぶんだぜ  天気予報にゃ出ていない にわか雨ふるときもある レーン・コートも傘もなく 知らない二人が雨宿り 街は魔術師 気をもます  街はやさしいときもある とてもいじわるするときも プロムナードのゆきかえり 仕事のカバンがおもい夜も 街は魔術師 身が細る鶴田浩二佐伯孝夫吉田正寺岡真三何か淋しいときもある 何かときめくときもある なぜかなんだか知らないが ネオンが花咲くたそがれの 街は魔術師 呼ぶんだぜ  天気予報にゃ出ていない にわか雨ふるときもある レーン・コートも傘もなく 知らない二人が雨宿り 街は魔術師 気をもます  街はやさしいときもある とてもいじわるするときも プロムナードのゆきかえり 仕事のカバンがおもい夜も 街は魔術師 身が細る
街を流れるブルース街を流れるブルースは 誰のみじめな溜息か 少し降ってる雨に濡れ 疲れごころで暗い夜を ああ 何処へゆく  泣いているくせ乾いてて ひどく物憂い歌い声 何かをかなしく失くなして ひとりさがしているようで ああ つまされる  街を流れるブルースを 瞼とざしてきいている やさしく抱えてくちづけて せめてねかせてやりたいぜ ああ あったかく鶴田浩二佐伯孝夫吉田正寺岡真三街を流れるブルースは 誰のみじめな溜息か 少し降ってる雨に濡れ 疲れごころで暗い夜を ああ 何処へゆく  泣いているくせ乾いてて ひどく物憂い歌い声 何かをかなしく失くなして ひとりさがしているようで ああ つまされる  街を流れるブルースを 瞼とざしてきいている やさしく抱えてくちづけて せめてねかせてやりたいぜ ああ あったかく
皇国の母歓呼(かんこ)の声や 旗の波 あとは頼むの あの声よ これが最後の 戦地の便り 今日も遠くで 喇叭(ラッパ)の音(ね)  思えばあの日は 雨だった 坊やは背(せな)で スヤスヤと 旗を枕に ねむっていたが 頬に涙が 光ってた  ご無事のお還(かえ)り 待ちますと 言えばあなたは 雄々しくも 今度逢う日は 来年四月 靖国神社の 花の下  東洋平和の 為ならば なんで泣きましょう 国のため 散ったあなたの 形見の坊や きっと立派に 育てます鶴田浩二深草三郎明本京静寺岡真三歓呼(かんこ)の声や 旗の波 あとは頼むの あの声よ これが最後の 戦地の便り 今日も遠くで 喇叭(ラッパ)の音(ね)  思えばあの日は 雨だった 坊やは背(せな)で スヤスヤと 旗を枕に ねむっていたが 頬に涙が 光ってた  ご無事のお還(かえ)り 待ちますと 言えばあなたは 雄々しくも 今度逢う日は 来年四月 靖国神社の 花の下  東洋平和の 為ならば なんで泣きましょう 国のため 散ったあなたの 形見の坊や きっと立派に 育てます
麦と兵隊徐州(じょしゅう)徐州(じょしゅう)と人馬は進む 徐州いよいか住みよいか しゃれた文句に振り返えりゃ お国訛りのおけさ節 髭が微笑む麦畑  戦友(とも)を背にして道なき道を 行けば戦野(せんや)は夜の雨 済まぬ済まぬを背中にきけば 馬鹿をいうなとまた進む 兵の歩みの頼もしさ  腕をたたいて遥かな空を 仰ぐ眸(ひとみ)に雲が飛ぶ 遠く祖国を離れ来て しみじみ知った祖国愛 戦友よ来て見よあの雲を  行けど進めど麦また麦の 波の深さよ夜(よ)の寒さ 声を殺して黙々と かげを落して粛々と 兵は徐州へ前線へ鶴田浩二藤田まさと大村能章寺岡真三徐州(じょしゅう)徐州(じょしゅう)と人馬は進む 徐州いよいか住みよいか しゃれた文句に振り返えりゃ お国訛りのおけさ節 髭が微笑む麦畑  戦友(とも)を背にして道なき道を 行けば戦野(せんや)は夜の雨 済まぬ済まぬを背中にきけば 馬鹿をいうなとまた進む 兵の歩みの頼もしさ  腕をたたいて遥かな空を 仰ぐ眸(ひとみ)に雲が飛ぶ 遠く祖国を離れ来て しみじみ知った祖国愛 戦友よ来て見よあの雲を  行けど進めど麦また麦の 波の深さよ夜(よ)の寒さ 声を殺して黙々と かげを落して粛々と 兵は徐州へ前線へ
無情のブルースはじき出された 半端(はんぱ)ないのち 捨てても未練が あるじゃなし 義理も人情も 紙風船だ これがやくざの これがやくざの 生きる道  俺の女房と 抱いてもやれず あの娘と他人に なれもせず 死んだつもりで 忘れる恋だ 流す涙は 流す涙は 何故あつい  意地を賭けたら 一分も引かぬ 来るなら度胸を きめて来い 聞いてくれるな やくざな世界 俺は笑って 俺は笑って ゆくだけさ鶴田浩二木賊大次郎小西潤一ノ瀬義孝はじき出された 半端(はんぱ)ないのち 捨てても未練が あるじゃなし 義理も人情も 紙風船だ これがやくざの これがやくざの 生きる道  俺の女房と 抱いてもやれず あの娘と他人に なれもせず 死んだつもりで 忘れる恋だ 流す涙は 流す涙は 何故あつい  意地を賭けたら 一分も引かぬ 来るなら度胸を きめて来い 聞いてくれるな やくざな世界 俺は笑って 俺は笑って ゆくだけさ
蒙古の旅(蒙古放浪歌)心猛くも 鬼神ならぬ 人と生まれて 情はあれど 母を見捨てて 波越えて行く 友よ兄等と いつまた逢わん  海の彼方の 蒙古の砂漠 男多恨の 身の捨てどころ 胸に秘めたる 大願あれば 生きて還らん 望みは持たぬ  砂丘出でて 砂丘に沈む 月の幾夜か 我らが旅路 明日も河辺が 見えずばどこに 水を求めん 蒙古の砂漠  朝日夕日を 馬上に受けて 続く砂漠の 一筋道を 大和男子の 血潮を秘めて 行くや若人 千里の旅路鶴田浩二村岡昊園山民平心猛くも 鬼神ならぬ 人と生まれて 情はあれど 母を見捨てて 波越えて行く 友よ兄等と いつまた逢わん  海の彼方の 蒙古の砂漠 男多恨の 身の捨てどころ 胸に秘めたる 大願あれば 生きて還らん 望みは持たぬ  砂丘出でて 砂丘に沈む 月の幾夜か 我らが旅路 明日も河辺が 見えずばどこに 水を求めん 蒙古の砂漠  朝日夕日を 馬上に受けて 続く砂漠の 一筋道を 大和男子の 血潮を秘めて 行くや若人 千里の旅路
燃ゆる大空燃ゆる大空 気流だ雲だ あがるぞ翔(かけ)るぞ 迅風(はやて)の如く 爆音正しく 高度を持して 輝くつばさよ 光華(ひかり)と勢(きそ)え 航空日本 空ゆくわれら  機翼どよもす 嵐だ雨だ 燦めくプロペラ 真先かけて 皇国(みくに)に捧ぐる 雄々しき命 無敵のつばさよ 溌剌挙れ 闘志はつきぬ 精鋭われら  地上はるかに 南だ北だ 攻むるも守るも 縦横無尽 戦闘爆撃 第一線に 降魔(ごうま)のつばさよ 電波と奮え 東亜の空を 制するわれら  空を拓(ひら)かん 希望だ道だ 七つの海原 大陸衝(つ)いて 文化を進むる 意気高らかに 金鴻(きんし)のつばさよ 世界を凌(しの)げ 国威をになう 若人われら鶴田浩二佐藤惣之助山田耕筰寺岡真三燃ゆる大空 気流だ雲だ あがるぞ翔(かけ)るぞ 迅風(はやて)の如く 爆音正しく 高度を持して 輝くつばさよ 光華(ひかり)と勢(きそ)え 航空日本 空ゆくわれら  機翼どよもす 嵐だ雨だ 燦めくプロペラ 真先かけて 皇国(みくに)に捧ぐる 雄々しき命 無敵のつばさよ 溌剌挙れ 闘志はつきぬ 精鋭われら  地上はるかに 南だ北だ 攻むるも守るも 縦横無尽 戦闘爆撃 第一線に 降魔(ごうま)のつばさよ 電波と奮え 東亜の空を 制するわれら  空を拓(ひら)かん 希望だ道だ 七つの海原 大陸衝(つ)いて 文化を進むる 意気高らかに 金鴻(きんし)のつばさよ 世界を凌(しの)げ 国威をになう 若人われら
弥太郎笠「や」の字育ちの 弥太郎さんに 誰がきせたか 三度笠 いいじゃないかえ 一天地六 狭い身巾の 旅がらす  惚れちゃいけない 我慢をおしな 惚れりゃ相手を つらくする なまじ小意気に 別れたせいか 野菊見てさえ おもい出す  草は一秋 人一生の ままよ短い この命 張るも意地なら 勝目の背(せな)に なぜに淋しい 山の鐘鶴田浩二佐伯孝夫佐々木俊一「や」の字育ちの 弥太郎さんに 誰がきせたか 三度笠 いいじゃないかえ 一天地六 狭い身巾の 旅がらす  惚れちゃいけない 我慢をおしな 惚れりゃ相手を つらくする なまじ小意気に 別れたせいか 野菊見てさえ おもい出す  草は一秋 人一生の ままよ短い この命 張るも意地なら 勝目の背(せな)に なぜに淋しい 山の鐘
弥太郎くずし生まれついての 一本刀 惚れた相手が 武家(さむらい)育ち 当たってままよ 砕けたら 月もおいらと 泣いてくれ 泣いてくれ  あきらめようと 言ってはみたが あんな女は 二人とないし 惚れなきゃ惚れて くれるまで つくしてみたい 気にもなる 気にもなる  武士とやくざの 違いはあるが 恋と言う字に 二つはないし 好きも嫌いも 紙一重 いつか寄り添う 時くる 時もくる鶴田浩二竹中香吉田正佐野鋤生まれついての 一本刀 惚れた相手が 武家(さむらい)育ち 当たってままよ 砕けたら 月もおいらと 泣いてくれ 泣いてくれ  あきらめようと 言ってはみたが あんな女は 二人とないし 惚れなきゃ惚れて くれるまで つくしてみたい 気にもなる 気にもなる  武士とやくざの 違いはあるが 恋と言う字に 二つはないし 好きも嫌いも 紙一重 いつか寄り添う 時くる 時もくる
夜霧のシャンソン銀杏の枯葉が 舗道に眠る 月も傾く 夜更けの街で 秘めた想いを 唄うシャンソン あの娘は もう寝たか 灯りも見えぬ ただ 夜霧だけ 夜霧だけが いつか この胸を 濡らすよ  夜空のネオンも 侘びしく消える 一人せつなく ギターを鳴らし 熱い泪で 唄うシャンソン あの娘は 聞くだろか せめても夢で ああ 星屑も 星屑さえも いつか 消えてゆく はかなさ鶴田浩二宮川哲夫吉田正多忠修銀杏の枯葉が 舗道に眠る 月も傾く 夜更けの街で 秘めた想いを 唄うシャンソン あの娘は もう寝たか 灯りも見えぬ ただ 夜霧だけ 夜霧だけが いつか この胸を 濡らすよ  夜空のネオンも 侘びしく消える 一人せつなく ギターを鳴らし 熱い泪で 唄うシャンソン あの娘は 聞くだろか せめても夢で ああ 星屑も 星屑さえも いつか 消えてゆく はかなさ
ラバウル海軍航空隊銀翼連ねて 南の前線 ゆるがぬ護りの 海鷲たちが 肉弾砕く 敵の主力 栄えあるわれら ラバウル航空隊  海軍精神 燃えたつ闘魂 いざ見る南の 輝く太陽 雲に波に 敵を破り 轟くその名 ラバウル航空隊  沈めた敵艦 墜した敵機も 忘れて見つめる 夜ふけの星は われに語る 戦友のみたま その名は高し ラバウル航空隊鶴田浩二佐伯孝夫古関裕而銀翼連ねて 南の前線 ゆるがぬ護りの 海鷲たちが 肉弾砕く 敵の主力 栄えあるわれら ラバウル航空隊  海軍精神 燃えたつ闘魂 いざ見る南の 輝く太陽 雲に波に 敵を破り 轟くその名 ラバウル航空隊  沈めた敵艦 墜した敵機も 忘れて見つめる 夜ふけの星は われに語る 戦友のみたま その名は高し ラバウル航空隊
ラバウル小唄さらばラバウルよ 又来るまでは しばしわかれの 涙がにじむ 恋しなつかし あの島見れば 椰子(やし)の葉かげに 十字星  波のしぶきで 眠れぬ夜は 語りあかそよ デッキの上で 星がまたたく あの星見れば くわえ煙草も ほろにがい鶴田浩二若杉雄三郎島口駒夫吉田正さらばラバウルよ 又来るまでは しばしわかれの 涙がにじむ 恋しなつかし あの島見れば 椰子(やし)の葉かげに 十字星  波のしぶきで 眠れぬ夜は 語りあかそよ デッキの上で 星がまたたく あの星見れば くわえ煙草も ほろにがい
流転夜曲酔ったあなたは きらいよと いつかお前が いったっけ 罪なギターさ この俺を 泣かす流転の 嘆き歌  夜に流した 情なら 散るも儚(はかな)い ネオン花 そんな恋なら この俺が なんで流転の 忘れ酒  好きで別れて 来たんだと いえばなおさら キザになる 遠く離れて 面影が 浮かぶ流転の この酒場鶴田浩二東次郎吉田正吉田正酔ったあなたは きらいよと いつかお前が いったっけ 罪なギターさ この俺を 泣かす流転の 嘆き歌  夜に流した 情なら 散るも儚(はかな)い ネオン花 そんな恋なら この俺が なんで流転の 忘れ酒  好きで別れて 来たんだと いえばなおさら キザになる 遠く離れて 面影が 浮かぶ流転の この酒場
若人の誓い赤い血潮の純愛は 男いのちのバラの花 君にささげて一すじの 花のあわれを 知るやネオンも涙ぐむ  君のかなしいまぼろしは 忘れようとて忘らりょか 霧の都の遠柳 やつれ姿を みるにつけても思い出す  燃えよ花咲け愛のバラ 君が知ろうと知るまいと 雨の降る日も風の夜も 春が再び めぐり来るまで その日まで鶴田浩二佐伯孝夫加藤光男加藤光男赤い血潮の純愛は 男いのちのバラの花 君にささげて一すじの 花のあわれを 知るやネオンも涙ぐむ  君のかなしいまぼろしは 忘れようとて忘らりょか 霧の都の遠柳 やつれ姿を みるにつけても思い出す  燃えよ花咲け愛のバラ 君が知ろうと知るまいと 雨の降る日も風の夜も 春が再び めぐり来るまで その日まで
忘れじのブルースいまでも変わらず 愛していると ひと言つげたい いとしい人よ 逢える日は 逢える日は もうないけれど 抱いているのさ 面影だけは  なんにもいわない 街灯ひとつ 泣かないつもりの 涙をさそう 遠いゆめ 遠いひと 君の名よべば 風にふるえて 落葉がむせぶ  どんなに遠くに はなれていても 心をよせあい 過ごしたあの日 忘れない 忘れない いついつまでも 抱いているのさ 想い出だけを鶴田浩二宮川哲夫吉田正吉田正いまでも変わらず 愛していると ひと言つげたい いとしい人よ 逢える日は 逢える日は もうないけれど 抱いているのさ 面影だけは  なんにもいわない 街灯ひとつ 泣かないつもりの 涙をさそう 遠いゆめ 遠いひと 君の名よべば 風にふるえて 落葉がむせぶ  どんなに遠くに はなれていても 心をよせあい 過ごしたあの日 忘れない 忘れない いついつまでも 抱いているのさ 想い出だけを
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