三橋美智也の歌詞一覧リスト  58曲中 1-58曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
あゝ新撰組GOLD LYLIC加茂の河原(かわら)に 千鳥が騒ぐ またも血の雨 涙雨 武士という名に 生命(いのち)をかけて 新撰組は きょうも行く  恋も情けも 矢弾(やだま)に捨てて 軍(いくさ)重ねる 烏羽伏見 ともに白刃(しらは)を 淋しくかざし 新撰組は 月に泣く  菊のかおりに 葵(あおい)が枯れる 枯れて散る散る 風の中 変わる時勢に 背中を向けて 新撰組よ どこへ行くGOLD LYLIC三橋美智也横井弘中野忠晴加茂の河原(かわら)に 千鳥が騒ぐ またも血の雨 涙雨 武士という名に 生命(いのち)をかけて 新撰組は きょうも行く  恋も情けも 矢弾(やだま)に捨てて 軍(いくさ)重ねる 烏羽伏見 ともに白刃(しらは)を 淋しくかざし 新撰組は 月に泣く  菊のかおりに 葵(あおい)が枯れる 枯れて散る散る 風の中 変わる時勢に 背中を向けて 新撰組よ どこへ行く
あゝ田原坂雨は降る降る 人馬は進む かわい稚児どんが 濡(ぬ)れてゆく あゝ 散るが花かよ 田原(たばる)坂  下(さ)げた血刀 笑うて振れば 風に飛ぶ飛ぶ 乱れ雲 あゝ かばねさらすか 田原坂  我が胸の 燃ゆる思ひに くらぶれば けむりはうすし 桜島山  どこで散ろうと 男の生命(いのち) 鳴くな雲間の ほととぎす あゝ つきぬ恨みの 田原坂三橋美智也高橋掬太郎山口俊郎雨は降る降る 人馬は進む かわい稚児どんが 濡(ぬ)れてゆく あゝ 散るが花かよ 田原(たばる)坂  下(さ)げた血刀 笑うて振れば 風に飛ぶ飛ぶ 乱れ雲 あゝ かばねさらすか 田原坂  我が胸の 燃ゆる思ひに くらぶれば けむりはうすし 桜島山  どこで散ろうと 男の生命(いのち) 鳴くな雲間の ほととぎす あゝ つきぬ恨みの 田原坂
哀愁列車PLATINA LYLIC惚れて 惚れて 惚れていながら 行く俺に 旅をせかせる ベルの音 つらいホームに 来は来たが 未練心に つまづいて 落す涙の 哀愁列車  燃えて 燃えて 燃えて過ごした 湯の宿に うしろ髪ひく 灯(ひ)がひとつ こよい逢瀬(おうせ)を 待ちわびる 君のしあわせ 祈りつつ 旅にのがれる 哀愁列車  泣いて 泣いて 泣いているのを 知らぬげに 窓はふたりを 遠くする こらえきれずに 見返れば すがるせつない 瞳(め)のような 星が飛ぶ飛ぶ 哀愁列車PLATINA LYLIC三橋美智也横井弘鎌多俊与惚れて 惚れて 惚れていながら 行く俺に 旅をせかせる ベルの音 つらいホームに 来は来たが 未練心に つまづいて 落す涙の 哀愁列車  燃えて 燃えて 燃えて過ごした 湯の宿に うしろ髪ひく 灯(ひ)がひとつ こよい逢瀬(おうせ)を 待ちわびる 君のしあわせ 祈りつつ 旅にのがれる 哀愁列車  泣いて 泣いて 泣いているのを 知らぬげに 窓はふたりを 遠くする こらえきれずに 見返れば すがるせつない 瞳(め)のような 星が飛ぶ飛ぶ 哀愁列車
赤い夕陽の故郷GOLD LYLIC(おーい) 呼んでいる 呼んでいる 赤い夕陽の 故郷(ふるさと)が うらぶれの 旅をゆく 渡り鳥を 呼んでいる 馬鹿な俺だが あの山川の 呼ぶ声だけは おーい 聞こえるぜ  呼んでいる 呼んでいる 赤い夕陽の 故郷が 懐かしい 面影の ひとつ星も またたくよ 小麦畠は 二人の夢を ひそめているか おーい 今もなお  呼んでいる 呼んでいる 赤い夕陽の 故郷が 涙ぐみ 背伸びする 渡り鳥を 呼んでいる 雲よ行くなら おふくろさんに 思いをせめて おーい 乗せて行け (おーい)GOLD LYLIC三橋美智也横井弘中野忠晴(おーい) 呼んでいる 呼んでいる 赤い夕陽の 故郷(ふるさと)が うらぶれの 旅をゆく 渡り鳥を 呼んでいる 馬鹿な俺だが あの山川の 呼ぶ声だけは おーい 聞こえるぜ  呼んでいる 呼んでいる 赤い夕陽の 故郷が 懐かしい 面影の ひとつ星も またたくよ 小麦畠は 二人の夢を ひそめているか おーい 今もなお  呼んでいる 呼んでいる 赤い夕陽の 故郷が 涙ぐみ 背伸びする 渡り鳥を 呼んでいる 雲よ行くなら おふくろさんに 思いをせめて おーい 乗せて行け (おーい)
あざみの歌山には山の 愁いあり 海には海の 悲しみや ましてこころの 花ぞのに 咲きしあざみの 花ならば  高嶺の百合の それよりも 秘めたる夢を ひとすじに くれない燃ゆる その姿 あざみに深き わが想い  いとしき花よ 汝(な)はあざみ こころの花よ 汝はあざみ さだめの径(みち)は はてなくも 香れよせめて わが胸に三橋美智也横井弘八洲秀章山には山の 愁いあり 海には海の 悲しみや ましてこころの 花ぞのに 咲きしあざみの 花ならば  高嶺の百合の それよりも 秘めたる夢を ひとすじに くれない燃ゆる その姿 あざみに深き わが想い  いとしき花よ 汝(な)はあざみ こころの花よ 汝はあざみ さだめの径(みち)は はてなくも 香れよせめて わが胸に
あの娘が泣いてる波止場GOLD LYLIC思い出したんだとさ 逢(あ)いたくなったんだとさ いくらすれても 女はおんな 男心にゃ わかるもんかと 沖のけむりを 見ながら あゝ あの娘(こ)が泣いてる 波止場(はとば)  呼んでみたんだとさ 淋しくなったんだとさ どうせカーゴの マドロスさんは 一夜(いちや)泊りの 旅の鴎(かもめ)と 遠い汽笛を しょんぼり あゝ あの娘は聞いてる 波止場  涙捨てたんだとさ 待つ気になったんだとさ 海の鳥でも 月夜にゃきっと 飛んで来るだろ 夢ではろばろ それをたよりに いつまで あゝ あの娘がたたずむ 波止場GOLD LYLIC三橋美智也高野公男船村徹思い出したんだとさ 逢(あ)いたくなったんだとさ いくらすれても 女はおんな 男心にゃ わかるもんかと 沖のけむりを 見ながら あゝ あの娘(こ)が泣いてる 波止場(はとば)  呼んでみたんだとさ 淋しくなったんだとさ どうせカーゴの マドロスさんは 一夜(いちや)泊りの 旅の鴎(かもめ)と 遠い汽笛を しょんぼり あゝ あの娘は聞いてる 波止場  涙捨てたんだとさ 待つ気になったんだとさ 海の鳥でも 月夜にゃきっと 飛んで来るだろ 夢ではろばろ それをたよりに いつまで あゝ あの娘がたたずむ 波止場
いいもんだな故郷はGOLD LYLICすっかり陽気が良くなりまして ハァ 俺らがの方にも出掛けて来いや 裏山にはわらびも出たで なんて便りもやって来る いいもんだな故郷は たんぼのドジョウにも逢いたいな  麦藁帽子にカラッと夏が来て ハァ 俺らがもカジカの声 聞きながら 河原でお馬の汗流す なんて便りもやって来る いいもんだな故郷は 娘も揃った盆踊り  めっきりお山も色づきまして ハァ 俺らがも今朝から股引はいて 菜っ葉漬けやら落ち葉炊き なんて便りもやって来る いいもんだな故郷は キツネが啼いたよ里の秋  山から小僧が飛んで来まして ハァ 俺らがじゃドカ雪が三日も続き カラスも行くとこなかんべナ なんて便りもやって来る いいもんだな故郷は 真っ赤なホッペの囲炉裏端  いいもんだな故郷はGOLD LYLIC三橋美智也高杉治朗川口真すっかり陽気が良くなりまして ハァ 俺らがの方にも出掛けて来いや 裏山にはわらびも出たで なんて便りもやって来る いいもんだな故郷は たんぼのドジョウにも逢いたいな  麦藁帽子にカラッと夏が来て ハァ 俺らがもカジカの声 聞きながら 河原でお馬の汗流す なんて便りもやって来る いいもんだな故郷は 娘も揃った盆踊り  めっきりお山も色づきまして ハァ 俺らがも今朝から股引はいて 菜っ葉漬けやら落ち葉炊き なんて便りもやって来る いいもんだな故郷は キツネが啼いたよ里の秋  山から小僧が飛んで来まして ハァ 俺らがじゃドカ雪が三日も続き カラスも行くとこなかんべナ なんて便りもやって来る いいもんだな故郷は 真っ赤なホッペの囲炉裏端  いいもんだな故郷は
石狩川悲歌GOLD LYLIC君と歩いた 石狩の 流れの岸の 幾曲り 思い出ばかり 心につづく あゝ 初恋の 遠い日よ  ひとり仰げば ただわびし 木立の丘の 日昏(ひぐ)れ雲 くろかみ清く 瞼(まぶた)に消えぬ あゝ 初恋の 面影よ  君を思えば 身にしみる 石狩川の 夕風よ 二度とは逢(あ)えぬ この道なれば あゝ 初恋の 日が恋しGOLD LYLIC三橋美智也高橋掬太郎江口浩司君と歩いた 石狩の 流れの岸の 幾曲り 思い出ばかり 心につづく あゝ 初恋の 遠い日よ  ひとり仰げば ただわびし 木立の丘の 日昏(ひぐ)れ雲 くろかみ清く 瞼(まぶた)に消えぬ あゝ 初恋の 面影よ  君を思えば 身にしみる 石狩川の 夕風よ 二度とは逢(あ)えぬ この道なれば あゝ 初恋の 日が恋し
一本刀土俵入りGOLD LYLIC角力(すもう)名のりを やくざに代えて 今じゃ抱き寝の 一本刀 利根の川風 まともに吹けば 人の情けを 人の情けを 思い出す  忘れられよか 十年前を 胸にきざんだ あのあねさんを ほれたはれたと 言うてはすまぬ 義理が負い目の 義理が負い目の 旅合羽  見せてあげたい 男の夢も いつかく崩れた 一本刀 悪い奴なら 抑えて投げて 行くが俺(おい)らの 行くが俺らの 土俵入りGOLD LYLIC三橋美智也高橋掬太郎細川潤一角力(すもう)名のりを やくざに代えて 今じゃ抱き寝の 一本刀 利根の川風 まともに吹けば 人の情けを 人の情けを 思い出す  忘れられよか 十年前を 胸にきざんだ あのあねさんを ほれたはれたと 言うてはすまぬ 義理が負い目の 義理が負い目の 旅合羽  見せてあげたい 男の夢も いつかく崩れた 一本刀 悪い奴なら 抑えて投げて 行くが俺(おい)らの 行くが俺らの 土俵入り
五木の子守唄おどま盆ぎり盆ぎり 盆から先ァおらんど 盆が早よ来りゃ 早よもどる  おどまが非人 非人 あん人たちァよか人 よか人ァよか帯 よか着物  ねんね一ぺんいうて 眠らぬやつは 頭たたいて 臀ねずみ  おどんが打っ死んだば 道ばちゃいけろ 通る人ごち 花あぎゆ  花は何の花 つんつん椿 水は天から もらい水三橋美智也民謡民謡おどま盆ぎり盆ぎり 盆から先ァおらんど 盆が早よ来りゃ 早よもどる  おどまが非人 非人 あん人たちァよか人 よか人ァよか帯 よか着物  ねんね一ぺんいうて 眠らぬやつは 頭たたいて 臀ねずみ  おどんが打っ死んだば 道ばちゃいけろ 通る人ごち 花あぎゆ  花は何の花 つんつん椿 水は天から もらい水
岩手の和尚さん大寒(おおさむ) 小寒(こさむ) 山からこがらし 降りて来た 岩手の和尚(おしょう)さん 寒がりで すっぽりかぶった 白頭巾(ずきん) それではお里で 踊ろかな トッピキピーヒャラ ピーヒャラリ 笛ッコ吹き吹き やって来た  大寒 小寒 山から小僧が 逃げて来た お寺はひっそり 冬ごもり おかあがしみじみ 恋しゅうて 念仏あげるも うわのそら ナンマイダーブツ ナンマイダー 木魚(もくぎょ)をかついで 抜け出した  大寒 小寒 山からいっしょに 降りて来た 墨染め衣に 風入れて 来てみりゃお里は お祭りだ 吹きゃんせ打たんせ 踊りゃんせ スッテンテレツク テレドンドン 頭巾をぬぐまで 泊まりゃんせ三橋美智也矢野亮吉田矢健治大寒(おおさむ) 小寒(こさむ) 山からこがらし 降りて来た 岩手の和尚(おしょう)さん 寒がりで すっぽりかぶった 白頭巾(ずきん) それではお里で 踊ろかな トッピキピーヒャラ ピーヒャラリ 笛ッコ吹き吹き やって来た  大寒 小寒 山から小僧が 逃げて来た お寺はひっそり 冬ごもり おかあがしみじみ 恋しゅうて 念仏あげるも うわのそら ナンマイダーブツ ナンマイダー 木魚(もくぎょ)をかついで 抜け出した  大寒 小寒 山からいっしょに 降りて来た 墨染め衣に 風入れて 来てみりゃお里は お祭りだ 吹きゃんせ打たんせ 踊りゃんせ スッテンテレツク テレドンドン 頭巾をぬぐまで 泊まりゃんせ
江差恋しや江差恋しや 別れて三月(みつき) 夢もあの娘(こ)の ことばかり 沖の鴎(かもめ)の 啼く声きけば 逢えぬつらさが エ─ 身にしみる  影は瞼(まぶた)に 思いは胸に ひとりはるばる 波の上 月がかたむく 高島忍路(おしょろ) せめて聞きたや エ─ 風だより  とんで行きたい 心はあれど 船頭(せんどう)する身は 船まかせ 無事でいるかと 鴎に問えば 泣いているよな エ─ 声がす三橋美智也高橋掬太郎飯田三郎江差恋しや 別れて三月(みつき) 夢もあの娘(こ)の ことばかり 沖の鴎(かもめ)の 啼く声きけば 逢えぬつらさが エ─ 身にしみる  影は瞼(まぶた)に 思いは胸に ひとりはるばる 波の上 月がかたむく 高島忍路(おしょろ) せめて聞きたや エ─ 風だより  とんで行きたい 心はあれど 船頭(せんどう)する身は 船まかせ 無事でいるかと 鴎に問えば 泣いているよな エ─ 声がす
縁があったらまた逢おうあばよさよなら 港の鴎 海が呼ぶから 俺らは行くぜ 親の代から マドロス稼業 胸ににじんだ 潮の香りは 一夜じゃ抜けぬ あゝ あてさえないが 御縁があったら 又逢おう  あばよさよなら 港の鴎 無理に作った 小粋な笑顔 波止場出るまじゃ くずさぬものさ 一人しょんぼり やけに淋しい あの娘の姿 あゝ そむけた瞳 のぞいちゃいけない 仁義だぜ  あばよさよなら 港の鴎 どうせつなげぬ ちぎれたテープ 未練残さず 波間に棄てて 別れ汽笛を 思い切りよく 鳴らしておくれ あゝ マドロスさんは 錨をあげたら 海のもの三橋美智也矢野亮船村徹あばよさよなら 港の鴎 海が呼ぶから 俺らは行くぜ 親の代から マドロス稼業 胸ににじんだ 潮の香りは 一夜じゃ抜けぬ あゝ あてさえないが 御縁があったら 又逢おう  あばよさよなら 港の鴎 無理に作った 小粋な笑顔 波止場出るまじゃ くずさぬものさ 一人しょんぼり やけに淋しい あの娘の姿 あゝ そむけた瞳 のぞいちゃいけない 仁義だぜ  あばよさよなら 港の鴎 どうせつなげぬ ちぎれたテープ 未練残さず 波間に棄てて 別れ汽笛を 思い切りよく 鳴らしておくれ あゝ マドロスさんは 錨をあげたら 海のもの
おさげと花と地蔵さんと指をまるめて のぞいたら 黙ってみんな 泣いていた 日昏(ひぐ)れの空の その向こう さようなら 呼べば遠くで さようなら おさげと 花と 地蔵さんと  あれから三年 もう三月 変らず今も あのままで 空見て立って いるのやら さようなら 耳をすませば さようなら おさげと 花と 地蔵さんと  なんにもいわずに 手を上げて 爪(つま)立ちながら 見てたっけ 思いはめぐる 茜(あかね)空 さようなら 呼べばどこかで さようなら おさげと 花と 地蔵さんと三橋美智也東條寿三郎細川潤一細川潤一指をまるめて のぞいたら 黙ってみんな 泣いていた 日昏(ひぐ)れの空の その向こう さようなら 呼べば遠くで さようなら おさげと 花と 地蔵さんと  あれから三年 もう三月 変らず今も あのままで 空見て立って いるのやら さようなら 耳をすませば さようなら おさげと 花と 地蔵さんと  なんにもいわずに 手を上げて 爪(つま)立ちながら 見てたっけ 思いはめぐる 茜(あかね)空 さようなら 呼べばどこかで さようなら おさげと 花と 地蔵さんと
おさらば東京死ぬほどつらい 恋に破れた この心 泣き泣き行くんだ ただひとり 思い出消える ところまで あばよ 東京 おさらばだ  やりきれないよ 胸にやきつく あの瞳 この世に生れて ただ一度 真実ほれた 夜も夢 あばよ 東京 おさらばだ  どうともなれさ 汽笛ひと声 闇の中 あてさえ知らない 旅の空 傷みを風に さらしつつ あばよ 東京 おさらばだ三橋美智也横井弘中野忠晴上野正雄死ぬほどつらい 恋に破れた この心 泣き泣き行くんだ ただひとり 思い出消える ところまで あばよ 東京 おさらばだ  やりきれないよ 胸にやきつく あの瞳 この世に生れて ただ一度 真実ほれた 夜も夢 あばよ 東京 おさらばだ  どうともなれさ 汽笛ひと声 闇の中 あてさえ知らない 旅の空 傷みを風に さらしつつ あばよ 東京 おさらばだ
男涙の子守唄木枯し寒く 夜は更(ふ)けて 月はさゆれど 身は悲し 坊やよい子だ ねんねこしゃんせ 声も涙の 貰い乳  斯身(このみ)飢(うゅ)れば斯児(このこ)育(そだ)たず 斯児(このこ)棄(すて)ざれば斯身(このみ)飢(う)ゆ 捨(すつ)るが是(ぜ)か捨(すて)ざるが非(ひ)か 人間(にんげん)の恩愛(おんあい)斯心(このこころ)に迷(まよ)う  しあわせ薄く 生まれ来て なにを夢むか いとし子よ 坊やよい子だ ねんねこしゃんせ 泣けば心も 乱るるに  世に亡き妻の 名を呼べば 胸にしみ入る 鐘の音 坊やよい子だ ねんねこしゃんせ 男涙の 子守唄三橋美智也高橋掬太郎細川潤一木枯し寒く 夜は更(ふ)けて 月はさゆれど 身は悲し 坊やよい子だ ねんねこしゃんせ 声も涙の 貰い乳  斯身(このみ)飢(うゅ)れば斯児(このこ)育(そだ)たず 斯児(このこ)棄(すて)ざれば斯身(このみ)飢(う)ゆ 捨(すつ)るが是(ぜ)か捨(すて)ざるが非(ひ)か 人間(にんげん)の恩愛(おんあい)斯心(このこころ)に迷(まよ)う  しあわせ薄く 生まれ来て なにを夢むか いとし子よ 坊やよい子だ ねんねこしゃんせ 泣けば心も 乱るるに  世に亡き妻の 名を呼べば 胸にしみ入る 鐘の音 坊やよい子だ ねんねこしゃんせ 男涙の 子守唄
男の舞扇親の恩より 師の恩と 父に言われた あのことば 忘れねばこそ 踊りにかけた 男いのちの 舞扇  からむ鹿(ひが)の子 紅鹿の子 かけちゃならない あだなさけ 芸のきびしさ 恋路の闇に 迷やみだれる 足拍子  花のほまれを 人とわば 男冥利の 晴れ舞台 意地の紋付 意気地の袴 今宵まぶしや 金屏風三橋美智也服部鋭夫吉田矢健治親の恩より 師の恩と 父に言われた あのことば 忘れねばこそ 踊りにかけた 男いのちの 舞扇  からむ鹿(ひが)の子 紅鹿の子 かけちゃならない あだなさけ 芸のきびしさ 恋路の闇に 迷やみだれる 足拍子  花のほまれを 人とわば 男冥利の 晴れ舞台 意地の紋付 意気地の袴 今宵まぶしや 金屏風
お花ちゃん名残り惜しいは お互いさ 涙は門出に 不吉だよ みんながジロジロ 見てるから 悲しいだろうが にっこりと 笑っておくれよ お花ちゃん 泣いたって 泣いたって あーすっかだ なかんべさ  どうせあんたは 三男坊 東京さ行くのは いいけれど きれいな女子が 多いとこ 待ってる私を つい忘れ 浮気を起しちゃ なんねいど 泣いたって 泣いたって あーすっかだ なかんべさ  今度帰って 来たときにゃ おまえは俺らの 花嫁御 金らんどんすの 帯しめて しゃんしゃんしゃらりこ 鈴ならし 馬こで峠を こえてきな 泣いたって 泣いたって あーすっかだ なかんべさ  それじゃ元気で 行きなされ お前も達者で さようなら 馬車コがトテトテ 急かすから 握った手と手を 離すべや 別れはまったく つらいもの 泣いたって 泣いたって あーすっかだ なかんべさ三橋美智也矢野亮吉田矢健治・小町昭名残り惜しいは お互いさ 涙は門出に 不吉だよ みんながジロジロ 見てるから 悲しいだろうが にっこりと 笑っておくれよ お花ちゃん 泣いたって 泣いたって あーすっかだ なかんべさ  どうせあんたは 三男坊 東京さ行くのは いいけれど きれいな女子が 多いとこ 待ってる私を つい忘れ 浮気を起しちゃ なんねいど 泣いたって 泣いたって あーすっかだ なかんべさ  今度帰って 来たときにゃ おまえは俺らの 花嫁御 金らんどんすの 帯しめて しゃんしゃんしゃらりこ 鈴ならし 馬こで峠を こえてきな 泣いたって 泣いたって あーすっかだ なかんべさ  それじゃ元気で 行きなされ お前も達者で さようなら 馬車コがトテトテ 急かすから 握った手と手を 離すべや 別れはまったく つらいもの 泣いたって 泣いたって あーすっかだ なかんべさ
おんな船頭唄GOLD LYLIC嬉しがらせて 泣かせて消えた 憎いあの夜の 旅の風 思い出すさえ ざんざら真菰(まこも) 鳴るなうつろな この胸に  所詮かなわぬ 縁(えにし)の恋が なぜにこうまで 身を責める 呼んでみたとて はるかなあかり 濡れた水棹(みさお)が 手に重い  利根で生まれて 十三、七つ 月よわたしも 同じ年 かわいそうなは みなし子同士 きょうもおまえと つなぐ舟GOLD LYLIC三橋美智也藤間哲郎山口俊郎嬉しがらせて 泣かせて消えた 憎いあの夜の 旅の風 思い出すさえ ざんざら真菰(まこも) 鳴るなうつろな この胸に  所詮かなわぬ 縁(えにし)の恋が なぜにこうまで 身を責める 呼んでみたとて はるかなあかり 濡れた水棹(みさお)が 手に重い  利根で生まれて 十三、七つ 月よわたしも 同じ年 かわいそうなは みなし子同士 きょうもおまえと つなぐ舟
快傑ハリマオの歌GOLD LYLICまっかな太陽 燃えている 果てない南の 大空に とどろきわたる 雄叫びは 正しい者に 味方する ハリマオ ハリマオ ぼくらのハリマオ  天地鳴らし 吹きまくる あらしのなかも まっしぐら どとうも岩も うちくだき かちどきあげて 押しすすむ ハリマオ ハリマオ ぼくらのハリマオ  空のはてに 十字星 きらめく星の そのように 七つの海を かけめぐり 正義に結ぶ この勝利 ハリマオ ハリマオ ぼくらのハリマオGOLD LYLIC三橋美智也加藤省吾小川寛興まっかな太陽 燃えている 果てない南の 大空に とどろきわたる 雄叫びは 正しい者に 味方する ハリマオ ハリマオ ぼくらのハリマオ  天地鳴らし 吹きまくる あらしのなかも まっしぐら どとうも岩も うちくだき かちどきあげて 押しすすむ ハリマオ ハリマオ ぼくらのハリマオ  空のはてに 十字星 きらめく星の そのように 七つの海を かけめぐり 正義に結ぶ この勝利 ハリマオ ハリマオ ぼくらのハリマオ
かすりの女と背広の男かすりの女(むすめ)と 背広の男 指切りしていた 別れの港 小島の鴎も 椿の花も 見て見ぬふりした その涙  都と小島に 三年過ぎた 泣き泣きかすりは お嫁に行った 来なけりゃいいのに 背広の男 今ごろひょっこり やって来た  浮世(うきよ)の常さと 汽笛が鳴った 諦(あきら)めなされと 南(みなみ)風が吹いた どうなることかと 世間は騒ぎ かすりと背広は また涙三橋美智也黒田すゝむ・横井弘吉田矢健治かすりの女(むすめ)と 背広の男 指切りしていた 別れの港 小島の鴎も 椿の花も 見て見ぬふりした その涙  都と小島に 三年過ぎた 泣き泣きかすりは お嫁に行った 来なけりゃいいのに 背広の男 今ごろひょっこり やって来た  浮世(うきよ)の常さと 汽笛が鳴った 諦(あきら)めなされと 南(みなみ)風が吹いた どうなることかと 世間は騒ぎ かすりと背広は また涙
風の街若者が(ホーハイ) また一人(ひとり) この街を離れます 夢破れ 傷ついて ふるさとへ 帰ります 住みにくい場所ですか 青空はないですか 木枯しの吹く夜に (ホーハイ)風が伝えた 寒いニュースです  恋人が(ホーハイ) 膝を抱き あの部屋で泣いています ちぎれそうな 想い出を 手の平につなげます 愛がまだあるのでしょう 幻を見たのでしょう 霧雨の降る午後に (ホーハイ)街で拾った 寒いニュースです  人は皆(ホーハイ) 疲れ果て うつむいて歩きます 淋しげなため息が 街中に あふれます 悲しみは 癒えますか ほほえみは嘘ですか 雪溶けの頃までに (ホーハイ)失くして欲しい 寒いニュースです三橋美智也吉田健美三橋美智也若者が(ホーハイ) また一人(ひとり) この街を離れます 夢破れ 傷ついて ふるさとへ 帰ります 住みにくい場所ですか 青空はないですか 木枯しの吹く夜に (ホーハイ)風が伝えた 寒いニュースです  恋人が(ホーハイ) 膝を抱き あの部屋で泣いています ちぎれそうな 想い出を 手の平につなげます 愛がまだあるのでしょう 幻を見たのでしょう 霧雨の降る午後に (ホーハイ)街で拾った 寒いニュースです  人は皆(ホーハイ) 疲れ果て うつむいて歩きます 淋しげなため息が 街中に あふれます 悲しみは 癒えますか ほほえみは嘘ですか 雪溶けの頃までに (ホーハイ)失くして欲しい 寒いニュースです
木曽恋がらす大手振っては 帰れぬものと きめていながら 草鞋(わらじ)をはいた 乙(おつ)な文句に ふり返りゃ 木曽のナー 仲乗りさん 木曽はよいとこ あの娘(こ)のすまい 笠(かさ)に紅葉(もみじ)の 花が散る  折って数えりゃ 一(ひ)ィ二(ふ)ゥ三年(みとせ) 山をきらって 旅人(たびにん)暮らし さんざ姿も やつれたが 木曽のナー 仲乗りさん 木曽はよいとこ 夜毎の夢にゃ いつも聞いたよ 祭り唄  裾(すそ)をはしょって 早瀬を渡りゃ 肌(はだ)にしみ込む 故郷の清さ やっといまさら 知りました 木曽のナー 仲乗りさん 木曽はよいとこ 高峰(たかみね)ぞろい 渡り鳥さえ 宿をとる三橋美智也東條寿三郎林伊佐緒大手振っては 帰れぬものと きめていながら 草鞋(わらじ)をはいた 乙(おつ)な文句に ふり返りゃ 木曽のナー 仲乗りさん 木曽はよいとこ あの娘(こ)のすまい 笠(かさ)に紅葉(もみじ)の 花が散る  折って数えりゃ 一(ひ)ィ二(ふ)ゥ三年(みとせ) 山をきらって 旅人(たびにん)暮らし さんざ姿も やつれたが 木曽のナー 仲乗りさん 木曽はよいとこ 夜毎の夢にゃ いつも聞いたよ 祭り唄  裾(すそ)をはしょって 早瀬を渡りゃ 肌(はだ)にしみ込む 故郷の清さ やっといまさら 知りました 木曽のナー 仲乗りさん 木曽はよいとこ 高峰(たかみね)ぞろい 渡り鳥さえ 宿をとる
君は海鳥渡り鳥海の鳥だと 承知で好いたにヨー なまじ翼が うらめしい いって聞かせてヨー いって聞かせてヨー 銅鑼(ドラ)にせかれりゃ また泣ける  波に身をもむ 波止場(はとば)の浮標(ブイ)ならヨー 残る未練の 灯(ひ)をともす 忘れしゃんすなヨー 忘れしゃんすなヨー 一夜(ひとよ)泊りの 情けとて  きまり文句で 必ず帰るとヨー 風の変わりが 気にかかる ちぎれテープにヨー ちぎれテープにヨー かけた生命(いのち)の 恋もある三橋美智也矢野亮真木陽海の鳥だと 承知で好いたにヨー なまじ翼が うらめしい いって聞かせてヨー いって聞かせてヨー 銅鑼(ドラ)にせかれりゃ また泣ける  波に身をもむ 波止場(はとば)の浮標(ブイ)ならヨー 残る未練の 灯(ひ)をともす 忘れしゃんすなヨー 忘れしゃんすなヨー 一夜(ひとよ)泊りの 情けとて  きまり文句で 必ず帰るとヨー 風の変わりが 気にかかる ちぎれテープにヨー ちぎれテープにヨー かけた生命(いのち)の 恋もある
玄海船乗り月のナ 月の出潮を 乱れて啼いて 何処ヘサ 何処へ飛んでく 玄海がらす よいしょ 俺らは鼻うたきげん 板っ子一枚 波の上 男ヨ 男冥利(おとこみょうり)の 船乗り稼業  波をナ 波を枕に ごろ寝としゃれりゃ 積るサ 積る未練の 血潮が騒ぐ よいしょ 今夜もあの娘の夢に ちょっくら暇みて 逢いに行こ 偲びゃヨ 偲びゃ瞼に あかりが揺れる  船はナ 船は櫓(ろ)でもつ 櫓は腕次第 ここはサ ここは名に負う 荒海千里 よいしょ 荒れよが かぶろがままよ 俺らは天下の 独り者 月とヨ 月と同じ 玄海暮し三橋美智也東條寿三郎鎌多俊与月のナ 月の出潮を 乱れて啼いて 何処ヘサ 何処へ飛んでく 玄海がらす よいしょ 俺らは鼻うたきげん 板っ子一枚 波の上 男ヨ 男冥利(おとこみょうり)の 船乗り稼業  波をナ 波を枕に ごろ寝としゃれりゃ 積るサ 積る未練の 血潮が騒ぐ よいしょ 今夜もあの娘の夢に ちょっくら暇みて 逢いに行こ 偲びゃヨ 偲びゃ瞼に あかりが揺れる  船はナ 船は櫓(ろ)でもつ 櫓は腕次第 ここはサ ここは名に負う 荒海千里 よいしょ 荒れよが かぶろがままよ 俺らは天下の 独り者 月とヨ 月と同じ 玄海暮し
荒城の月春高楼の花の宴 めぐる盃かげさして 千代の松が枝わけいでし むかしの光いまいずこ  秋陣営の霜の色 鳴きゆく雁の数見せて 植うる剣に照りそいし むかしの光いまいずこ  いま荒城のよわの月 替らぬ光たがためぞ 垣に残るはただかずら 松に歌うはただあらし三橋美智也土井晩翠滝廉太郎春高楼の花の宴 めぐる盃かげさして 千代の松が枝わけいでし むかしの光いまいずこ  秋陣営の霜の色 鳴きゆく雁の数見せて 植うる剣に照りそいし むかしの光いまいずこ  いま荒城のよわの月 替らぬ光たがためぞ 垣に残るはただかずら 松に歌うはただあらし
古城PLATINA LYLIC松風騒ぐ 丘の上 古城よ独(ひと)り 何偲(しの)ぶ 栄華の夢を 胸に追い あゝ 仰げば佗(わ)びし 天守閣  崩れしままの 石垣に 哀れを誘う 病葉(わくらば)や 矢弾(やだま)のあとの ここかしこ あゝ 往古(むかし)を語る 大手門  甍(いらか)は青く 苔(こけ)むして 古城よ独り 何偲ぶ たたずみおれば 身にしみて あゝ 空行く雁(かり)の 声悲しPLATINA LYLIC三橋美智也高橋掬太郎細川潤一松風騒ぐ 丘の上 古城よ独(ひと)り 何偲(しの)ぶ 栄華の夢を 胸に追い あゝ 仰げば佗(わ)びし 天守閣  崩れしままの 石垣に 哀れを誘う 病葉(わくらば)や 矢弾(やだま)のあとの ここかしこ あゝ 往古(むかし)を語る 大手門  甍(いらか)は青く 苔(こけ)むして 古城よ独り 何偲ぶ たたずみおれば 身にしみて あゝ 空行く雁(かり)の 声悲し
ご機嫌さんよ達者かねご機嫌さんよ 達者かね 俺らも父さも 変りなく 朝も早よから 畑仕事 月のデッキで 故里しのび 読み返す 母の母の便りの ああ なつかしさ  ご機嫌さんよ 達者かね 今年ゃ実りも 豊作で 村は祭りの 笛太鼓 書いた手紙に あの娘の写真も 添えてある 母の母のやさしい ああ 故里便り  ご機嫌さんよ 達者かね 僕も返事に 書いている 幼なじみの 故里なまり 波を枕に 潮鳴り聞いて マドロスは ほろりほろり見るのさ ああ 母の夢  三橋美智也高野公男船村徹ご機嫌さんよ 達者かね 俺らも父さも 変りなく 朝も早よから 畑仕事 月のデッキで 故里しのび 読み返す 母の母の便りの ああ なつかしさ  ご機嫌さんよ 達者かね 今年ゃ実りも 豊作で 村は祭りの 笛太鼓 書いた手紙に あの娘の写真も 添えてある 母の母のやさしい ああ 故里便り  ご機嫌さんよ 達者かね 僕も返事に 書いている 幼なじみの 故里なまり 波を枕に 潮鳴り聞いて マドロスは ほろりほろり見るのさ ああ 母の夢  
サイパン小唄来たぜサイパン 珊瑚の島よ あふれる涙 なぜさわぐ 海が碧くて 泣けるのか 砂の白さが つらくて泣ける  愛をささやく ハイビスカスは くれない染めて 今日も咲く 春だ秋だと いいません ここは常夏 南の国よ  しのぶ昔は マリアナ一の 繁栄ほこる 町並みも 戦火のはてに 華と散る いとしロマンも 荒野の下に  死ぬと覚悟で 夢みた故郷の 鎮守の祭り 母恋し 波よはこべよ この想い はるか故郷 椰子の葉ゆれる  どんな気持で 波間に消えた 時代は遠く はなれても なんでむなしく 忘らりょか 風も泣きます バンザイ・クリフ三橋美智也加藤日出男三橋美智也来たぜサイパン 珊瑚の島よ あふれる涙 なぜさわぐ 海が碧くて 泣けるのか 砂の白さが つらくて泣ける  愛をささやく ハイビスカスは くれない染めて 今日も咲く 春だ秋だと いいません ここは常夏 南の国よ  しのぶ昔は マリアナ一の 繁栄ほこる 町並みも 戦火のはてに 華と散る いとしロマンも 荒野の下に  死ぬと覚悟で 夢みた故郷の 鎮守の祭り 母恋し 波よはこべよ この想い はるか故郷 椰子の葉ゆれる  どんな気持で 波間に消えた 時代は遠く はなれても なんでむなしく 忘らりょか 風も泣きます バンザイ・クリフ
さすらい船赤い夕陽が 侘びしじゃないか つらい掟に 追われる汐路 海の男にゃ 海が総ての 生き甲斐なのに 網も乾いて 見るは他国の 波ばかり  旅の果てなさ 望みの遠さ ままにならない 暮しが憎い 耐(た)える女に もっと待てよと どうして言える 男泣きすりゃ 船の汽笛も 風に泣く  便り書いては 波間に捨てる 帰るあてない さすらい船よ ひとりデッキで 故?(くに)を偲んで 眠れぬ夜は せめてまたたけ 家の灯のよな ひとつ星三橋美智也横井弘船村徹赤い夕陽が 侘びしじゃないか つらい掟に 追われる汐路 海の男にゃ 海が総ての 生き甲斐なのに 網も乾いて 見るは他国の 波ばかり  旅の果てなさ 望みの遠さ ままにならない 暮しが憎い 耐(た)える女に もっと待てよと どうして言える 男泣きすりゃ 船の汽笛も 風に泣く  便り書いては 波間に捨てる 帰るあてない さすらい船よ ひとりデッキで 故?(くに)を偲んで 眠れぬ夜は せめてまたたけ 家の灯のよな ひとつ星
島の船唄茜流して もう陽が沈む 胸の思いも つい燃える エッサホイ エッサホイ 海はぎらなぎ 船足ァ遅い 磯で待つ身を エンヤコラホイ エンヤコラホイ 思やんせ  帰る鵜の鳥 せきゃるなしばし 知らぬふりとは つれなかろ エッサホイ エッサホイ あせりゃ櫓(ろ)べそも ギギッと泣いて ほんにせつない エンヤコラホイ エンヤコラホイ もどり船  なぜか気になる 灯台あかり ちらり浮気に また消える エッサホイ エッサホイ せめて落ちるな 裏山椿 わしが錨を エンヤコラホイ エンヤコラホイ おろすまで三橋美智也矢野亮渡久地政信茜流して もう陽が沈む 胸の思いも つい燃える エッサホイ エッサホイ 海はぎらなぎ 船足ァ遅い 磯で待つ身を エンヤコラホイ エンヤコラホイ 思やんせ  帰る鵜の鳥 せきゃるなしばし 知らぬふりとは つれなかろ エッサホイ エッサホイ あせりゃ櫓(ろ)べそも ギギッと泣いて ほんにせつない エンヤコラホイ エンヤコラホイ もどり船  なぜか気になる 灯台あかり ちらり浮気に また消える エッサホイ エッサホイ せめて落ちるな 裏山椿 わしが錨を エンヤコラホイ エンヤコラホイ おろすまで
知床旅情知床の岬に はまなすの咲くころ 思い出しておくれ 俺たちの事を 飲んで騒いで 丘にのぼれば はるかクナシリに 白夜(びゃくや)は明ける  旅の情けか 酔うほどにさまよい 浜に出てみれば 月は照る波の上 今宵(こよい)こそ君を 抱きしめんと 岩かげに寄れば ピリカが笑う  別れの日は来た 知床(ラウス)の村にも 君は出ていく 峠(とおげ)をこえて 忘れちゃいやだよ 気まぐれカラスさん 私を泣かすな 白いかもめよ 白いかもめよ三橋美智也森繁久彌森繁久彌知床の岬に はまなすの咲くころ 思い出しておくれ 俺たちの事を 飲んで騒いで 丘にのぼれば はるかクナシリに 白夜(びゃくや)は明ける  旅の情けか 酔うほどにさまよい 浜に出てみれば 月は照る波の上 今宵(こよい)こそ君を 抱きしめんと 岩かげに寄れば ピリカが笑う  別れの日は来た 知床(ラウス)の村にも 君は出ていく 峠(とおげ)をこえて 忘れちゃいやだよ 気まぐれカラスさん 私を泣かすな 白いかもめよ 白いかもめよ
白い花の咲く頃白い花が 咲いてた ふるさとの 遠い夢の日 さよならと 云ったら 黙って うつむいてたお下げ髪 悲しかった あの時の あの 白い花だよ  白い雲が 浮いてた ふるさとの 高いあの峰 さよならと 云ったら こだまが さよならと呼んでいた 淋しかった あの時の あの 白い雲だよ  白い月が ないてた ふるさとの 丘の木立ちに さよならと 云ったら 涙の 眸でじっとみつめてた 悲しかった あの時の あの 白い月だよ三橋美智也寺尾智沙田村しげる白い花が 咲いてた ふるさとの 遠い夢の日 さよならと 云ったら 黙って うつむいてたお下げ髪 悲しかった あの時の あの 白い花だよ  白い雲が 浮いてた ふるさとの 高いあの峰 さよならと 云ったら こだまが さよならと呼んでいた 淋しかった あの時の あの 白い雲だよ  白い月が ないてた ふるさとの 丘の木立ちに さよならと 云ったら 涙の 眸でじっとみつめてた 悲しかった あの時の あの 白い月だよ
城ヶ島の雨雨はふるふる 城ケ島の磯に 利久鼠の 雨が降る  雨は真珠か 夜明けの霧か それともわたしの 忍び泣き  舟はゆくゆく 通り矢のはなを 濡れて帆上げた ぬしの舟  ええ 舟は櫓でやる 櫓は唄でやる 唄は船頭さんの 心意気  雨はふるふる 日はうす曇る 舟はゆくゆく 帆がかすむ三橋美智也北原白秋梁田貞雨はふるふる 城ケ島の磯に 利久鼠の 雨が降る  雨は真珠か 夜明けの霧か それともわたしの 忍び泣き  舟はゆくゆく 通り矢のはなを 濡れて帆上げた ぬしの舟  ええ 舟は櫓でやる 櫓は唄でやる 唄は船頭さんの 心意気  雨はふるふる 日はうす曇る 舟はゆくゆく 帆がかすむ
センチメンタルトーキョー面影の街 黄昏(たそが)れて すずかけの蔭 灯が赤い ああ君何処 うなじを垂れてひとり聞く ながれる恋の唄 トーキョー泪ぐむ センチメンタルトーキョートーキョー  青春の夢 囁やくは こころに残る 可愛い顔 ああ君何処 誰かが泣いて捨てたバラ なつかしい移り香よ トーキョー星ひとつ センチメンタルトーキョートーキョー  初恋の街 日が昏れて あの角あたり なにを待つ ああ君何処 泪を誘う想い出の はるかな鐘の音 トーキョー呼び交わす センチメンタルトーキョートーキョー三橋美智也東條寿三郎佐伯としを面影の街 黄昏(たそが)れて すずかけの蔭 灯が赤い ああ君何処 うなじを垂れてひとり聞く ながれる恋の唄 トーキョー泪ぐむ センチメンタルトーキョートーキョー  青春の夢 囁やくは こころに残る 可愛い顔 ああ君何処 誰かが泣いて捨てたバラ なつかしい移り香よ トーキョー星ひとつ センチメンタルトーキョートーキョー  初恋の街 日が昏れて あの角あたり なにを待つ ああ君何処 泪を誘う想い出の はるかな鐘の音 トーキョー呼び交わす センチメンタルトーキョートーキョー
船頭小唄おれは河原の 枯れすすき 同じお前も 枯れすすき どうせ二人は この世では 花の咲かない 枯れすすき  死ぬも生きるも ねえおまえ 水の流れに 何変わろ おれもお前も 利根川の 船の船頭で 暮らそうよ  枯れた真菰(まこも)に 照してる 潮来出島の お月さん わたしゃこれから 利根川の 船の船頭で 暮らすのよ三橋美智也野口雨情中山晋平おれは河原の 枯れすすき 同じお前も 枯れすすき どうせ二人は この世では 花の咲かない 枯れすすき  死ぬも生きるも ねえおまえ 水の流れに 何変わろ おれもお前も 利根川の 船の船頭で 暮らそうよ  枯れた真菰(まこも)に 照してる 潮来出島の お月さん わたしゃこれから 利根川の 船の船頭で 暮らすのよ
武田節PLATINA LYLIC甲斐の山々 陽に映えて われ出陣に うれいなし おのおの馬は 飼いたるや 妻子につつが あらざるや あらざるや  祖霊まします この山河 敵にふませて なるものか 人は石垣 人は城 情けは味方 仇は敵 仇は敵  (詩吟)疾きこと風の如く 徐かなること林の如し 侵掠すること火の如く 動かざること山の如し」  躑躅ヶ崎の 月さやか うたげを尽せ 明日よりは おのおの京を めざしつつ 雲と興れや 武田武士 武田武士PLATINA LYLIC三橋美智也米山愛紫明本京静甲斐の山々 陽に映えて われ出陣に うれいなし おのおの馬は 飼いたるや 妻子につつが あらざるや あらざるや  祖霊まします この山河 敵にふませて なるものか 人は石垣 人は城 情けは味方 仇は敵 仇は敵  (詩吟)疾きこと風の如く 徐かなること林の如し 侵掠すること火の如く 動かざること山の如し」  躑躅ヶ崎の 月さやか うたげを尽せ 明日よりは おのおの京を めざしつつ 雲と興れや 武田武士 武田武士
達者でナGOLD LYLICわらにまみれてヨー 育てた栗毛 今日は買われてヨー 町へ行くアーアー オーラ オーラ 達者(たっしゃ)でナ オーラ オーラ かぜひくな あゝかぜひくな 離す手綱が ふるえふるえるぜ  俺が泣くときゃヨー お前も泣いて ともに走ったヨー 丘の道アーアー オーラ オーラ 達者でナ オーラ オーラ 忘れるな あゝ忘れるな 月の河原を 思い思い出を  町のお人はヨー よい人だろが 変わる暮らしがヨー 気にかかるアーアー オーラ オーラ 達者でナ オーラ オーラ また逢おな あゝまた逢おな かわいたてがみ なでてなでてやろGOLD LYLIC三橋美智也横井弘中野忠晴わらにまみれてヨー 育てた栗毛 今日は買われてヨー 町へ行くアーアー オーラ オーラ 達者(たっしゃ)でナ オーラ オーラ かぜひくな あゝかぜひくな 離す手綱が ふるえふるえるぜ  俺が泣くときゃヨー お前も泣いて ともに走ったヨー 丘の道アーアー オーラ オーラ 達者でナ オーラ オーラ 忘れるな あゝ忘れるな 月の河原を 思い思い出を  町のお人はヨー よい人だろが 変わる暮らしがヨー 気にかかるアーアー オーラ オーラ 達者でナ オーラ オーラ また逢おな あゝまた逢おな かわいたてがみ なでてなでてやろ
手まり数え唄てんてんてんまり 手まりの里は 手まりのお里は 山のかげ からすカアと啼いて 行くところ  お盆が来たなら ことづけ頼む ことづけ頼むよ こっそりと 知れりゃ旦那(だんな)さんの 目が怖(こわ)い  てんてんてんまり 手まりの里は 手まりのお里は 桃の花 からすカアと啼いて 行くところ  尋ねてみました 夕べも夢で 夕べも夢で はるばると ふたつ並んでる 墓(いし)のそば三橋美智也東條寿三郎中野忠晴てんてんてんまり 手まりの里は 手まりのお里は 山のかげ からすカアと啼いて 行くところ  お盆が来たなら ことづけ頼む ことづけ頼むよ こっそりと 知れりゃ旦那(だんな)さんの 目が怖(こわ)い  てんてんてんまり 手まりの里は 手まりのお里は 桃の花 からすカアと啼いて 行くところ  尋ねてみました 夕べも夢で 夕べも夢で はるばると ふたつ並んでる 墓(いし)のそば
出船今宵出船か お名残り惜しや 暗い波間に 雪が散る 船は見えねど 別れの小唄に 沖ぢゃ千鳥も 泣くぞいな  今鳴る汽笛は 出船の合図 無事で着いたら 便りをくりゃれ 暗いさみしい 灯影の下で 涙ながらに 読もうもの三橋美智也勝田香月杉山長谷夫今宵出船か お名残り惜しや 暗い波間に 雪が散る 船は見えねど 別れの小唄に 沖ぢゃ千鳥も 泣くぞいな  今鳴る汽笛は 出船の合図 無事で着いたら 便りをくりゃれ 暗いさみしい 灯影の下で 涙ながらに 読もうもの
流れ星だよ暗い夜空に ちらりと消えた 流れ星だよ 幸福(しあわせ)なんて しょせんは別れにゃ ならない二人 逢わない昔と 諦めな  離すもんかと 力(りき)んでみたが みんな夢だと ようやく知った 酒場の女と 流しの男 どうにも浮べる 筈はない  惚れていりゃこそ 何(なん)にも云わず 逃げる旅だよ 察しておくれ せめてもお前を 泣かせぬうちと 思った俺らの 幕ぎれさ三橋美智也矢野亮前田伸一暗い夜空に ちらりと消えた 流れ星だよ 幸福(しあわせ)なんて しょせんは別れにゃ ならない二人 逢わない昔と 諦めな  離すもんかと 力(りき)んでみたが みんな夢だと ようやく知った 酒場の女と 流しの男 どうにも浮べる 筈はない  惚れていりゃこそ 何(なん)にも云わず 逃げる旅だよ 察しておくれ せめてもお前を 泣かせぬうちと 思った俺らの 幕ぎれさ
泪と侍泣くといわぬに 泪(なみだ)の奴(やつ)め 武士の面(おもて)を 濡(ぬ)らすとは 言語道断 無礼であろう ながのいとまじゃ エー 下がりおれ  泣けというのか 大小差して いいや泣かぬぞ 泣きはせぬ ならぬ堪忍 こらえてすてる 恋に泣いたら エー 名がすたる  泣きはせぬぞと 申しておるのに たわけ泪め 下がらぬか 不埒千万(ふらちせんばん) 人目もあろう せめて闇世に エー 出てまいれ三橋美智也伊吹とおる佐伯としを泣くといわぬに 泪(なみだ)の奴(やつ)め 武士の面(おもて)を 濡(ぬ)らすとは 言語道断 無礼であろう ながのいとまじゃ エー 下がりおれ  泣けというのか 大小差して いいや泣かぬぞ 泣きはせぬ ならぬ堪忍 こらえてすてる 恋に泣いたら エー 名がすたる  泣きはせぬぞと 申しておるのに たわけ泪め 下がらぬか 不埒千万(ふらちせんばん) 人目もあろう せめて闇世に エー 出てまいれ
鳴門海峡いのち捨てても 悔いないほどに 惚れていちずに 惚れさせた 憎いあの娘は ああ 鳴門海峡の 潮の花 乱れ乱れて 胸に咲く  叱りつけても 女のこころ 向けてみせたい 男なら 無理と云うなよ ああ 鳴門海峡の かもめ鳥 そうさ俺にも 意地がある  思い切ろうか いつものように 口じゃ云えない うわべだけ みれん渦巻く ああ 鳴門海峡の もどり波 向けた男の 背を濡らす三橋美智也木下龍太郎猪俣公章いのち捨てても 悔いないほどに 惚れていちずに 惚れさせた 憎いあの娘は ああ 鳴門海峡の 潮の花 乱れ乱れて 胸に咲く  叱りつけても 女のこころ 向けてみせたい 男なら 無理と云うなよ ああ 鳴門海峡の かもめ鳥 そうさ俺にも 意地がある  思い切ろうか いつものように 口じゃ云えない うわべだけ みれん渦巻く ああ 鳴門海峡の もどり波 向けた男の 背を濡らす
ノーエ節富士の白雪ゃノーエ 富士の白雪ゃノーエ 富士のサイサイ 白雪ゃ朝日でとける  とけて流れてノーエ とけて流れてノーエ とけてサイサイ 流れて三島にそそぐ  三島女郎衆はノーエ 三島女郎衆はノーエ 三島サイサイ 女郎衆はお化粧が長い  お化粧長けりゃノーエ お化粧長けりゃノーエ お化粧サイサイ 長けりゃお客がおこる  お客おこればノーエ お客おこればノーエ お客サイサイ おこれば石の地蔵さん  石の地蔵さんはノーエ 石の地蔵さんはノーエ 石のサイサイ 地蔵さんは頭が丸い  頭丸けりゃノーエ 頭丸けりゃノーエ 頭サイサイ 丸けりゃカラスがとまる  カラスとまればノーエ カラスとまればノーエ カラスサイサイ とまれば娘島田  娘島田はノーエ 娘島田はノーエ 娘サイサイ 島田は情けでとける三橋美智也静岡県民謡静岡県民謡富士の白雪ゃノーエ 富士の白雪ゃノーエ 富士のサイサイ 白雪ゃ朝日でとける  とけて流れてノーエ とけて流れてノーエ とけてサイサイ 流れて三島にそそぐ  三島女郎衆はノーエ 三島女郎衆はノーエ 三島サイサイ 女郎衆はお化粧が長い  お化粧長けりゃノーエ お化粧長けりゃノーエ お化粧サイサイ 長けりゃお客がおこる  お客おこればノーエ お客おこればノーエ お客サイサイ おこれば石の地蔵さん  石の地蔵さんはノーエ 石の地蔵さんはノーエ 石のサイサイ 地蔵さんは頭が丸い  頭丸けりゃノーエ 頭丸けりゃノーエ 頭サイサイ 丸けりゃカラスがとまる  カラスとまればノーエ カラスとまればノーエ カラスサイサイ とまれば娘島田  娘島田はノーエ 娘島田はノーエ 娘サイサイ 島田は情けでとける
花嫁人形金襴緞子の 帯しめながら 花嫁御寮は なぜ泣くのだろ  文金島田に 髪結いながら 花嫁御寮は なぜ泣くのだろ  あねさんごっこの 花嫁人形は 赤いかのこの 振袖着てる  泣けば鹿の子の たもとがきれる 涙でかのこの 赤い紅にじむ  泣くに泣かれぬ 花嫁人形は 赤い鹿の子の 千代がみ衣裳三橋美智也蕗谷虹児杉山長谷夫金襴緞子の 帯しめながら 花嫁御寮は なぜ泣くのだろ  文金島田に 髪結いながら 花嫁御寮は なぜ泣くのだろ  あねさんごっこの 花嫁人形は 赤いかのこの 振袖着てる  泣けば鹿の子の たもとがきれる 涙でかのこの 赤い紅にじむ  泣くに泣かれぬ 花嫁人形は 赤い鹿の子の 千代がみ衣裳
母恋吹雪酔ってくだまく 父(とと)さの声を 逃げて飛び出しゃ 吹雪(ふぶき)の夜道 つらい気持は わかっちゃいるが 俺らばかりに あゝ なぜあたる  こんなときには 母(かか)さが恋し なんで俺らを 残して死んだ 呼んでみたって ちぎれて消える 星のかけらも あゝ 見えぬ空  徳利(とくり)かこった 凍(しば)れる指に 岩手おろしが じんじとしみる たったふたりの 親子であれば 涙ぬぐって あゝ もどる道三橋美智也矢野亮林伊佐緒川上英一酔ってくだまく 父(とと)さの声を 逃げて飛び出しゃ 吹雪(ふぶき)の夜道 つらい気持は わかっちゃいるが 俺らばかりに あゝ なぜあたる  こんなときには 母(かか)さが恋し なんで俺らを 残して死んだ 呼んでみたって ちぎれて消える 星のかけらも あゝ 見えぬ空  徳利(とくり)かこった 凍(しば)れる指に 岩手おろしが じんじとしみる たったふたりの 親子であれば 涙ぬぐって あゝ もどる道
波浮の港磯の鵜の鳥ゃ 日暮れにゃかえる 波浮の港にゃ 夕やけ小やけ あすの日和は ヤレホンニサなぎるやら  船もせかれりゃ 出船の仕度 島の娘たちゃ 御神火ぐらし なじょな心で ヤレホンニサいるのやら  風は汐風 御神火おろし 島の娘たちゃ 出船のときにゃ 船のとも綱 ヤレホンニサ泣いてとく三橋美智也野口雨情中山晋平磯の鵜の鳥ゃ 日暮れにゃかえる 波浮の港にゃ 夕やけ小やけ あすの日和は ヤレホンニサなぎるやら  船もせかれりゃ 出船の仕度 島の娘たちゃ 御神火ぐらし なじょな心で ヤレホンニサいるのやら  風は汐風 御神火おろし 島の娘たちゃ 出船のときにゃ 船のとも綱 ヤレホンニサ泣いてとく
冬の花火夜汽車夜汽車を 乗りつぎながら 逢いに来た町 山あいの町 湯の香せせらぎ 変わりはないが あの娘(こ)ひとりが 見えない道に 冬の祭りの 笛が鳴る  橋のたもとの あの娘(こ)の部屋を せめて訪ねりゃ 陽(ひ)ざしも薄い 待って疲れて 流れて行った つらい気持ちを 知らせるように 窓で揺れてる 蛍篭(ほたるかご)  夢を失(な)くして 湯の町捨てて どこをさすらう 浮草人形 贈るあてない 指輪を抱いて うしろ姿の あの娘(こ)を思や 雪に散る散る 遠花火(とうはなび)三橋美智也横井弘鎌多俊与夜汽車夜汽車を 乗りつぎながら 逢いに来た町 山あいの町 湯の香せせらぎ 変わりはないが あの娘(こ)ひとりが 見えない道に 冬の祭りの 笛が鳴る  橋のたもとの あの娘(こ)の部屋を せめて訪ねりゃ 陽(ひ)ざしも薄い 待って疲れて 流れて行った つらい気持ちを 知らせるように 窓で揺れてる 蛍篭(ほたるかご)  夢を失(な)くして 湯の町捨てて どこをさすらう 浮草人形 贈るあてない 指輪を抱いて うしろ姿の あの娘(こ)を思や 雪に散る散る 遠花火(とうはなび)
故郷兎追いしかの山 小ぶなつりしかの川 夢は今もめぐりて 忘れがたき故郷  如何にいます父母 恙なしや友がき 雨に風につけても 思いいずる故郷  こころざしをはたして いつの日にか帰らん 山はあおき故郷 水は清き故郷三橋美智也文部省唱歌文部省唱歌兎追いしかの山 小ぶなつりしかの川 夢は今もめぐりて 忘れがたき故郷  如何にいます父母 恙なしや友がき 雨に風につけても 思いいずる故郷  こころざしをはたして いつの日にか帰らん 山はあおき故郷 水は清き故郷
星屑の町GOLD LYLIC両手を回して 帰ろ 揺れながら 涙の中を たったひとりで やさしかった 夢にはぐれず 瞼(まぶた)を閉じて 帰ろ まだ遠い 赤いともしび  指笛吹いて 帰ろ 揺れながら 星屑(ほしくず)わけて 町を離れて 忘れない 花のかずかず 瞼を閉じて 帰ろ 思い出の 道をひとすじ  両手を回して 帰ろ 揺れながら 涙の中を たったひとりでGOLD LYLIC三橋美智也東条寿三郎安部芳明安部芳明両手を回して 帰ろ 揺れながら 涙の中を たったひとりで やさしかった 夢にはぐれず 瞼(まぶた)を閉じて 帰ろ まだ遠い 赤いともしび  指笛吹いて 帰ろ 揺れながら 星屑(ほしくず)わけて 町を離れて 忘れない 花のかずかず 瞼を閉じて 帰ろ 思い出の 道をひとすじ  両手を回して 帰ろ 揺れながら 涙の中を たったひとりで
美智也さのさ聞かせてネー 今夜はジックリ ほんとの胸を 聞けば言やせぬ 無理なんぞ こんなあたしが ネエ 重荷なら 好きなあたしも あきらめる  あきらめるー そりゃァいけない よく聞いてごらん 時節来るまで この辛さ たとえ離れて ネエ 暮らそうと ほかに気はない 夫婦(めおと)松  許してネー 悲しいときには こらえちゃいても 嬉しいときには 泣けるもの やはり女は ネエ 愚痴ッぽい 愚痴で日も照る 日も曇る三橋美智也藤間哲郎山口俊郎聞かせてネー 今夜はジックリ ほんとの胸を 聞けば言やせぬ 無理なんぞ こんなあたしが ネエ 重荷なら 好きなあたしも あきらめる  あきらめるー そりゃァいけない よく聞いてごらん 時節来るまで この辛さ たとえ離れて ネエ 暮らそうと ほかに気はない 夫婦(めおと)松  許してネー 悲しいときには こらえちゃいても 嬉しいときには 泣けるもの やはり女は ネエ 愚痴ッぽい 愚痴で日も照る 日も曇る
民謡酒場都夜ふけの 民謡酒場 太鼓たたきな 三味弾(しゃみひ)いておくれ ハー スッチョイ スッチョイ スッチョイナ おらが故郷(くに)さの 踊りを出そか 村じゃ自慢(なら)した チョイサ この手振り  あの娘(こ)見染めた 鎮守(ちんじゅ)の祭り 手と手をつないで 踊った月夜 ハー スッチョイ スッチョイ スッチョイナ 末は夫婦(めおと)と 誓ったけれど とうに他人と チョイサ 風だより  酔ってくずれて 民謡酒場 踊りゃこの胸 きゅっと痛む ハー スッチョイ スッチョイ スッチョイナ せめて笑って くださいますな 遠い昔の チョイサ 夢だもの三橋美智也矢野亮中野忠晴都夜ふけの 民謡酒場 太鼓たたきな 三味弾(しゃみひ)いておくれ ハー スッチョイ スッチョイ スッチョイナ おらが故郷(くに)さの 踊りを出そか 村じゃ自慢(なら)した チョイサ この手振り  あの娘(こ)見染めた 鎮守(ちんじゅ)の祭り 手と手をつないで 踊った月夜 ハー スッチョイ スッチョイ スッチョイナ 末は夫婦(めおと)と 誓ったけれど とうに他人と チョイサ 風だより  酔ってくずれて 民謡酒場 踊りゃこの胸 きゅっと痛む ハー スッチョイ スッチョイ スッチョイナ せめて笑って くださいますな 遠い昔の チョイサ 夢だもの
村祭村の鎮守の神様の 今日はめでたい御祭日 どんどんひゃらら どんひゃらら どんどんひゃらら どんひゃらら 朝から聞える笛太鼓  年も豊年満作で 村は総出の大祭 どんどんひゃらら どんひゃらら どんどんひゃらら どんひゃらら 夜まで賑う宮の森  治まる御代に神様の めぐみ仰ぐや村祭 どんどんひゃらら どんひゃらら どんどんひゃらら どんひゃらら 聞いても心が勇み立つ三橋美智也文部省唱歌文部省唱歌村の鎮守の神様の 今日はめでたい御祭日 どんどんひゃらら どんひゃらら どんどんひゃらら どんひゃらら 朝から聞える笛太鼓  年も豊年満作で 村は総出の大祭 どんどんひゃらら どんひゃらら どんどんひゃらら どんひゃらら 夜まで賑う宮の森  治まる御代に神様の めぐみ仰ぐや村祭 どんどんひゃらら どんひゃらら どんどんひゃらら どんひゃらら 聞いても心が勇み立つ
夕焼とんびGOLD LYLIC夕焼け空が マッカッカ とんびがくるりと 輪を描(か)いた ホーイのホイ そこから東京が 見えるかい 見えたらここまで 降りて来な 火傷(やけど)をせぬうち 早くこヨ ホーイホイ  上りの汽車が ピーポッポ とんびもつられて 笛吹いた ホーイのホイ 兄(あん)ちゃはどうして いるんだい ちょっぴり教えて くんないか 油揚げ一丁 進上(しんじょう)ヨ ホーイホイ  一番星が チーカチカ とんびは意地悪 知らぬ顔 ホーイのホイ 祭りにゃ必ず 帰るって 俺らをだまして 置いてった 兄ちゃもおまえも ばかっちょヨ ホーイホイGOLD LYLIC三橋美智也矢野亮吉田矢健治夕焼け空が マッカッカ とんびがくるりと 輪を描(か)いた ホーイのホイ そこから東京が 見えるかい 見えたらここまで 降りて来な 火傷(やけど)をせぬうち 早くこヨ ホーイホイ  上りの汽車が ピーポッポ とんびもつられて 笛吹いた ホーイのホイ 兄(あん)ちゃはどうして いるんだい ちょっぴり教えて くんないか 油揚げ一丁 進上(しんじょう)ヨ ホーイホイ  一番星が チーカチカ とんびは意地悪 知らぬ顔 ホーイのホイ 祭りにゃ必ず 帰るって 俺らをだまして 置いてった 兄ちゃもおまえも ばかっちょヨ ホーイホイ
夢で逢えるさ泣いたって しかたないさ いまさらどうにも ならない運命(さだめ) 何もいわずに 別れよぜ ほんの短い 間だけれど 幸福(しあわせ)だったね ほーれ 泣くじゃない 夢をみたんじゃアないか  泣いたって しかたないさ どこまで行っても 未練はつきぬ そっとこの手を 離そうよ 涙ぬぐって いつものように 笑っておくれな ほーれ 泣くじゃない 夢も濡(ぬ)れるじゃアないか  泣いたって しかたないさ せめても達者(たっしゃ)で 暮らしておいで いつか陽(ひ)の照る ときもあろ あてにならない 約束だけど 信じて待つんだ ほーれ 泣くじゃない 夢で逢えるじゃアないか三橋美智也矢野亮佐伯としを泣いたって しかたないさ いまさらどうにも ならない運命(さだめ) 何もいわずに 別れよぜ ほんの短い 間だけれど 幸福(しあわせ)だったね ほーれ 泣くじゃない 夢をみたんじゃアないか  泣いたって しかたないさ どこまで行っても 未練はつきぬ そっとこの手を 離そうよ 涙ぬぐって いつものように 笑っておくれな ほーれ 泣くじゃない 夢も濡(ぬ)れるじゃアないか  泣いたって しかたないさ せめても達者(たっしゃ)で 暮らしておいで いつか陽(ひ)の照る ときもあろ あてにならない 約束だけど 信じて待つんだ ほーれ 泣くじゃない 夢で逢えるじゃアないか
旅愁更け行く秋の夜 旅の空の わびしき思いに ひとりなやむ 恋しやふるさと なつかし父母 夢じにたどるは 故郷の家路 更けゆく秋の夜 旅の空の わびしき思いに ひとりなやむ  窓うつ嵐に 夢もやぶれ 遥けき彼方に こころ迷う 恋しやふるさと なつかし父母 思いに浮ぶは 杜のこずえ 窓うつ嵐に 夢もやぶれ 遥けきかなたに 心まよう三橋美智也犬童球渓オードウェイ更け行く秋の夜 旅の空の わびしき思いに ひとりなやむ 恋しやふるさと なつかし父母 夢じにたどるは 故郷の家路 更けゆく秋の夜 旅の空の わびしき思いに ひとりなやむ  窓うつ嵐に 夢もやぶれ 遥けき彼方に こころ迷う 恋しやふるさと なつかし父母 思いに浮ぶは 杜のこずえ 窓うつ嵐に 夢もやぶれ 遥けきかなたに 心まよう
リンゴ花咲く故郷へ生れ故郷を 何で忘れてなるもんか 昨夜(ゆんべ)も夢見て しみじみ泣いた そろそろお山の 雪さえ溶けて 白いリンゴの 花がちらほら あゝ 咲くだろな  いとしお前を 何で忘れてなるもんか 木立も芽をふく 鎮守の小路 好きよ好きだと 手をとりあった 紅のたすきが 今も揺れてる あゝ 目の中に  遠く離りょと 何で忘れてなるもんか 待ってておくれよ 必ず帰る 俺とお前と あの日のように 歌をうたって リンゴもぎする あゝ それまでは三橋美智也矢野亮林伊佐緒生れ故郷を 何で忘れてなるもんか 昨夜(ゆんべ)も夢見て しみじみ泣いた そろそろお山の 雪さえ溶けて 白いリンゴの 花がちらほら あゝ 咲くだろな  いとしお前を 何で忘れてなるもんか 木立も芽をふく 鎮守の小路 好きよ好きだと 手をとりあった 紅のたすきが 今も揺れてる あゝ 目の中に  遠く離りょと 何で忘れてなるもんか 待ってておくれよ 必ず帰る 俺とお前と あの日のように 歌をうたって リンゴもぎする あゝ それまでは
リンゴ村からGOLD LYLICおぼえているかい 故郷の村を たよりもとだえて 幾年(いくとせ)過ぎた 都へ積み出す まっかなリンゴ 見るたびつらいよ 俺(おい)らのナ 俺らの胸が  おぼえているかい 別れたあの夜 泣き泣き走った 小雨のホーム 上りの夜汽車の にじんだ汽笛 せつなく揺するよ 俺らのナ 俺らの胸を  おぼえているかい 子供の頃に 二人で遊んだ あの山・小川 昔とちっとも 変わっちゃいない 帰っておくれよ 俺らのナ 俺らの胸にGOLD LYLIC三橋美智也矢野亮林伊佐緒川上英一おぼえているかい 故郷の村を たよりもとだえて 幾年(いくとせ)過ぎた 都へ積み出す まっかなリンゴ 見るたびつらいよ 俺(おい)らのナ 俺らの胸が  おぼえているかい 別れたあの夜 泣き泣き走った 小雨のホーム 上りの夜汽車の にじんだ汽笛 せつなく揺するよ 俺らのナ 俺らの胸を  おぼえているかい 子供の頃に 二人で遊んだ あの山・小川 昔とちっとも 変わっちゃいない 帰っておくれよ 俺らのナ 俺らの胸に
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