セイシェルの夕陽松田聖子 | 松田聖子 | 松本隆 | 大村雅朗 | | 島をめぐる白い船が 岬をまわって消えてゆく ワラの屋根のバンガローに 今夜は一人で泊まるのよ 樹のハンモック そっと揺らしながら この絵葉書を書いたの ほら セイシェルの夕陽が 今 海に沈んでくわ 真っ赤なインク 海に流してる あなたにも見せたいわ もしあなたがここにいたら きっとロマンスが生まれたわ 離れてみてわかったのよ 大切な人は誰かって 白い貝殻 拾い集めながら ブレスレットを作るわ ほら セイシェルの夕陽が 今 海に沈んでくわ 世界のどんな場所で見るよりも 美しい夕焼けよ ほら セイシェルの夕陽が 今 海に沈んでくわ 私は熱い紅茶飲みながら 何故かしら涙ぐむ 「セイシェルの夕陽が」絵葉書に 「海に沈んでくわ」追伸の 「セイシェルの夕陽が」キスをして 「海に沈んでくわ」… |
ガラスの林檎松田聖子 | 松田聖子 | 松本隆 | 細野晴臣 | | 蒼ざめた月が東からのぼるわ 丘の斜面にはコスモスが揺れてる 眼を閉じてあなたの腕の中 気をつけてこわれそうな心 ガラスの林檎たち 愛されるたびに臆病になるのよ あなたを失くせば 空っぽな世界ね やさしさは笑顔の裏にある 何もかも透き通ってゆくわ ガラスの林檎たち 愛しているのよ かすかなつぶやき 聞こえない振りしてるあなたの 指を噛んだ 眼を閉じてあなたの腕の中 せつなさも紅を注してゆくわ ガラスの林檎たち ガラスの林檎たち |
SWEET MEMORIES松田聖子 | 松田聖子 | 松本隆 | 大村雅朗 | 大村雅朗 | なつかしい痛みだわ ずっと前に忘れていた でもあなたを見たとき 時間だけ後戻りしたの 「幸福?」と聞かないで 嘘つくのは上手じゃない 友だちならいるけど あんなには燃えあがれなくて 失った夢だけが 美しく見えるのは何故かしら 過ぎ去った優しさも今は 甘い記憶 Sweet memories Don't kiss me baby we can never be So don't add more pain Please don't hurt me again I have spent so many nights Thinking of you longing for your touch I have once loved you so much あの頃は若過ぎて 悪戯に傷つけあった二人 色褪せた哀しみも今は 遠い記憶 Sweet memories 失った夢だけが 美しく見えるのは何故かしら 過ぎ去った優しさも今は 甘い記憶 Sweet memories |
瞳はダイアモンド松田聖子 | 松田聖子 | 松本隆 | 呉田軽穂 | | 愛してたって言わないで… 映画色の街 美しい日々が 切れ切れに映る いつ過去形に変わったの?… あなたの傘から飛びだした シグナル背中に感じた 追いかけてくれる優しさも無い Ah 泣かないで Memories 幾千粒の雨の矢たち 見上げながら うるんだ 瞳はダイアモンド 哀しいうわさも微笑(わら)い飛ばしたの あなたに限って 裏切ることはないわって… でもあなたの眼を覗きこんだ時 黒い雨雲が 二人の青空 消すのが見えた Ah 揺れないで MEMORIES 時の流れが傷つけても 傷つかない心は 小さなダイアモンド Ah 泣かないで MEMORIES 私はもっと強いはずよ でもあふれて止まらぬ 涙はダイアモンド |
蒼いフォトグラフ松田聖子 | 松田聖子 | 松本隆 | 呉田軽穂 | | 光と影の中で 腕を組んでいる 一度破いてテープで貼った 蒼いフォトグラフ 今一瞬あなたが好きよ 明日になればわからないわ 港の引き込み線を 渡る時 そうつぶやいた みんな重い見えない荷物 肩の上に抱えてたわ それでも何故か明るい 顔して歩いてたっけ いつも悩みを相談した あなたにも話せない 時が来たの 写真はセピア色に 褪せる日が来ても 輝いた季節 忘れないでね 蒼いフォトグラフ 次に誰か好きになっても こんなピュアに愛せないわ 一番綺麗な風に あなたと吹かれてたから いつも何かに傷ついてた そんなとこ 二人共 よく似てたね いつか何処かで逢っても 変らないねって 今の青さを失くさないでね 蒼いフォトグラフ 光と影の中で 腕を組んでいる 一度破いてテープで貼った 蒼いフォトグラフ |
Canary松田聖子 | 松田聖子 | 松本隆 | SEIKO | | 見知らぬ子供たちが走る 降り出す雨に追われるように 歩道の脇のシトロエン 窓のあなたに Say Good-bye ミラーに港町が映る あなたと暮した部屋が消える 薔薇の模様の壁紙 窓の横にカナリア 歌い続けている青い小鳥のように 命のある限り あなたを忘れないわ 一人で生きる自信と 翼をくれたあなたを… 自分を試してみたいのよ 都会のどこか片隅の店 ピアノを弾いて歌うわ そんな夢も話した 自由に飛べばいい 夢をあきらめないで ぼくの手のひらから 羽撃いてゆくがいい 静かに言ってあなたは 私の背中押したの 歌い続けている青い小鳥のように 命のある限り あなたを忘れないわ 一人で生きる自信と 翼をくれたあなたを… 翼をくれたあなたを… |
Rock'n Rouge松田聖子 | 松田聖子 | 松本隆 | 呉田軽穂 | | グッと渋い SPORTS CARで 待たせたねとカッコつける 髪にグリース光らせて 決めてるけど絵にならない 海へ行こうぜって 指を鳴らすけれど 動機が不純だわ 1ダースもいる GIRL FRIEND 話ほどはもてないのよ 100万ドル賭けていい アドレスには私きりね 肩にまわした手が 少し慣れ慣れしい 軽くつねったら ちょっとブルーに目を伏せた PURE PURE LIPS 気持ちはYES KISSはいやと言っても反対の意味よ PURE PURE LIPS 待っててPLEASE 花びら色の春に I WILL FALL IN LOVE 防波堤を歩くとき ジョーク並べて笑わせたの 黙りこむともりあがる ムードの波避けるように 君がス・ス・スキだと 急にもつれないで 時は逃げないわ もっとスローにささやいて PURE PURE LIPS 気持ちはYES 横断舗道 白いストライプの上 PURE PURE LIPS 待っててPLEASE シグナル変わるまでに I WILL FALL IN LOVE PURE PURE LIPS 待っててPLEASE 花びら色の春に I WILL FALL IN LOVE |
時間の国のアリス松田聖子 | 松田聖子 | 松本隆 | 呉田軽穂 | | 鳶色のほうき星 流れて消えて 街角を客船が通り過ぎるわ 半袖のセーターを着ているあなたが WOW WOW 三日月に腰かけて指笛吹くの 魔法の時計逆にまわせば 赤いリボンとビーズの指輪 Woo Fairy Girl あなたを追いかけ 空を飛ぶけど 上手く飛べない Woo Fairy Girl 私はちょっぴり 不気嫌 時間の国のアリス 誰だって大人にはなりたくないよ 永遠の少年のあなたが言うの シャム猫のぬいぐるみ抱きしめながら WOW WOW 叱られた子のように私立ってた 瞳閉じれば四次元の迷路 タキシード着たウサギが走る Woo Fairy Girl 童話の世界じゃ Kiss する時はおでこにするの? Woo Fairy Girl くちびる尖らせ 振り向く時間の国のアリス カボチャの馬車と毒入り林檎 頬つねっても痛くないのね Woo Fairy Girl あなたを追いかけ 空を飛ぶけど 上手く飛べない Woo Fairy Girl 私はちょっぴり 不気嫌 時間の国のアリス Woo Fairy Girl 夢なら続きを 見させて時間の国のアリス |
夏服のイヴ松田聖子 | 松田聖子 | 松本隆 | 日野皓正 | 笹路正徳 | 息をひそめて私待ってた あなたの背中へと 太陽が沈むまで 抱き寄せる手の力強さを 今は信じたくて眼を閉じる 夏服のイヴ あなたとなら どこまでも走れるわ 楽園から追い出された 恋人たちのように 倖せにして 世界中から うらやまれるほどに抱きしめて 夏服のイヴ 薄いシャツが 揺れる鼓動伝える 選んだから悔やまないわ もし不幸になっても 青春の中 振り向いた時 一番美しい夏にして 夏服のイヴ あなたとなら どこまでも走れるわ 楽園から追い出された 恋人たちのように… |
密林少女松田聖子 | 松田聖子 | 松本隆 | 林哲司 | | 密林に色とりどりのハミング・バード 目覚めると泉で水を浴びるの 樹の陰から覗いちゃダメ おとなしくしてて 土埃あげるジープで旅する 草原で昼寝をしてるライオン 探険帽かぶるあなた 意外に似合って 野生的よ 私はジャングル おませなジャングル・ガール 枝を飛んで逃げてしまうわ 力づくでつかまえていいのよ たぶん無理ね あきらめなさい 木の上に小屋を作って住むのよ 遠くから滝の響きが聞こえる 熱帯樹にもたれながら果実をかじるあなたが好き 私はジャングル 勝気なジャングル・ガール 肩にのせた黄色いオウム 冒険する勇気がなければ 生きていても退屈なだけ スリルが好き 私はジャングル おませなジャングル・ガール 枝を飛んで逃げてしまうわ 力づくでつかまえていいのよ たぶん無理ね あきらめなさい |
ピンクのモーツァルト松田聖子 | 松田聖子 | 松本隆 | 細野晴臣 | | 水晶の熱い砂爪先立って あなたへと灼けた腕巻きつけるのよ 背のびしているみたい去年のように 声あげてはしゃげない大人の恋ね GAME ならルールきめましょ 傷ついても傷つけても うらみっこなしよ ビンクのモーツァルト ねえ感じてる? 神秘なさざ波のシンフォニー ピンクのモーツァルト ねえもうじきね ビッグ・ウェーヴが砕けたら 華やかな九月 潮風に貼りついた絹のブラウス スカートの裾を手に水と遊ぶの 涼し気にうつむいた瞳の奥で 色っぽい動きだけ計算してる 塩辛い Kiss をしたでしょ 濡れた砂に横たわった みち潮の時間 ピンクのモーツァルト ねえ感じてる? 高まる胸のモデラート ピンクのモーツァルト ねえもうじきね 揺れる音符が飛び散れば 華やかな淑女 ピンクのモーツァルト ねえ聞こえるわ ときめくそよ風はヴァイオリン ピンクのモーツァルト ねえ待っててね 心の弦が弾けたら 華やかな九月 |
硝子のプリズム松田聖子 | 松田聖子 | 松本隆 | 細野晴臣 | 細野晴臣・松任谷正隆 | さよならって言葉 普通っぽいし 握手も嫌みたい そらぞらしくて 助手席になじんだ身体のライン 明日からあの娘が脚を組むのね 私よりKISSが上手? そんなこと聞けるわけないね 硝子のプリズム あなたとあの娘と私 硝子のプリズム 綺麗な三角形ね 赤・橙・黄・緑・青・藍・紫 もう…屈折しそう 仇名で呼びあった二人なのにね 名前に「さん」をつける距離が哀しい 歩道橋のところで車を止めて 駅まで歩いたら電車で帰る あの娘にささやかれると ときめくの? あの頃みたいに 硝子のプリズム 涙と吐息とジェラシー 硝子のプリズム 陽射しが海に傾く 赤・橙・黄・緑・青・藍・紫 もう…屈折しそう 懐かしいペアのTシャツ あの娘とのデートに着ないで 硝子のプリズム あなたとあの娘と私 硝子のプリズム 綺麗な三角形ね 赤・橙・黄・緑・青・藍・紫 もう…屈折しそう |
ハートのイアリング松田聖子 | 松田聖子 | 松本隆 | Holland Rose | | Stay with me 雨が雪に 変わるわ ペイヴメント 人影のないカフェの窓 白く煙るの Stay with me 気にしてるの? ハートのイアリング 他の誰かにもらったの 嘘のつぶやき 優しく叱ってよ 嫉いてもくれないの? そんなに冷めてしまったの? あの娘のうわさなど信じたくないけど 本当だったら はっきりさせてね Stay with me 見たがってた ロードショーさえ あの娘と先に行ったのね 言葉濁して Stay with me くやしいから スキーに行くわ 頭の中でこしらえた彼と一緒に 優しく叱ってよ 男らしく抱いて お前は俺のものと言って あの娘は友だちと笑いとばしてみて すぐに明るく許してあげるわ サヨナラと今言ったの? 遠すぎて聞きとれないわ 優しく叱ってよ 素直じゃない私 素速く席を立たないで 背中を見送って そっと外したイアリング 道に捨てれば雪がかくすでしょう 春になる頃 あなたを忘れる |
天使のウィンク松田聖子 | 松田聖子 | 尾崎亜美 | 尾崎亜美 | | 約束を守れたなら 願いを叶えてあげる 春の国飛びたてる羽 つけてあげるよ 音符のようにすれ違ってくのよ 迷子になった彼の心の中 助けて エンジェル りんごを かじったら こんな苦しい気持ちになるの? I love you I love you だけどすねてみたり I don't know I don't know 気のないふりをするのは何故? 天使がウインク 勇気を出して 笑ってごらん それが君との約束だから 笑わないでね白いドレスの理由(わけ) あなたにだけはそっと教えたいの ないしょよ エンジェル あなたのくれた羽 愛のもとへと運んでくれる I love you I love you くちびるが照れてる I don't know I don't know 涙が止まらないのは何故? 天使がウインク 僕には見える 涙の影で揺れてる笑顔 とてもきれいさ だいじな約束(プロミス) 涙をふいて 笑ってごらん それが僕との約束だから |
七色のパドル松田聖子 | 松田聖子 | 小坂明子 | NOBODY | | 早く振り向いてね甘いテレパシー 窓の外は spring rain 虹を伝って 雨あがりの道傘をほうりだし 飛び越したパドルで よろけたトタン真っ白なシャツに 赤いキスマーク 「平気だよ」と言ってポケットをさぐってる ゴメンナサイわざとつけたの 恋の marking 早く振り向いてねずるいテレパシー 窓の外は spring rain 虹を伝って 黄色のシグナル交差点ごしに 見つめるまなざしは 去年サヨナラ言ったばかりの ガールフレンドね 煙草吸うふりしてそっとシャツを隠した 意地悪なアクシデントに ハートが雨降り 早く振り向いてねサワーテレパシー 涙の数だけ心にパドル 早く振り向いてね甘いテレパシー 窓の外は spring rain 虹を伝って |
ボーイの季節松田聖子 | 松田聖子 | 尾崎亜美 | 尾崎亜美 | | 革のカバン ひとつだけなの あなたの記憶が唯一の地図よ 空が金色に 染まる時 それまでにきっと 約束の Sunset 夢よ いかないで Please don't take my dream 強い風が吹く丘で 少年の頃に見た 夏に逢える… いいえ 笑ったりしないけど 大きな背中のあなたはBoy 赤いスニーカーはいたのに どうしてあなたに 追いつけないの 時よ いかないで Keep me, Summer time あなた遠くを見てるの 妬けるほど 熱い目を 夏に向けて… 愛を消さないで Please don't take my boy どうか 風が止むまでは 気紛れなJealousyね 夏が痛い… don't goway I love you |
DANCING SHOES松田聖子 | 松田聖子 | Steve Kipner・Paul Bliss | Steve Kipner・Paul Bliss | | At the back of The hall with the rest of the girls Waitin' to be asked Any guy that's real good lookin' Just walks past How come nobody picks the wallflowers Take a chance You wouldn't ask me so I'll ask you Do you wanna dance It's not like me to be so forward I'm a shy girl in a man's world I won't step on your toes You make my heart beat in rhythm You make my heart beat like a drum Dancing shoes stepped right up and said You're the one Put on a look like it don't matter If you turned me down Outside smilin' inside dyin' For a positive sound How come nobody picks the wallflowers They're just as sweet You wouldn't ask me so I'll ask you sweep me off my feet It's not like me to be so daring I'm a shy girl in a man's world I won't step on your toes You make my heart beat in rhythm You make my heart beat like a drum Dancing shoes stepped right up and said You're the one You make my heart beat in rhythm You make my heart beat like a drum Dancing shoes stepped right up and said You're the one (Ask him)(Ask him) If I don't do it now I never will (Ask him)(Ask him) I'm gettin' nowhere standing still (Ask him)Okasy I'm asking It's not like me to be so forward I'm a shy girl in a man's world I won't step on your toes… |
時間旅行松田聖子 | 松田聖子 | 松本隆 | 松田聖子 | | 出発ロビー 飛行機の翼が窓に映る 懐かしい声 振り向けば 少しやせた横顔 あれが新しい人? 寄り添って親しげに話してる そうよ二年振りね 気がついて遠くから会釈したわ もしあの日に別れなければ 同じ翼で旅してた 時計の針は戻せないのね 二度とあなたの腕には帰れない 私はパリへ一人旅 あなたは西海岸 走り寄りたい気持ちだけ 必死に押さえてたの 好きよ今もたぶん 隠してもさとられてしまいそう 忘れ去ったはずの 愛なのにまた胸が痛みだした 一瞬だけの時間旅行ね 二人の過去がよみがえる チケットを手に旅立つ前に もう一度だけ瞳で会話して もしあの日に別れなければ 同じ翼で旅してた 時計の針は戻せないのね 二度とあなたの腕には帰れない |