太田裕美「GOLDEN☆BEST 太田裕美」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
雨だれGOLD LYLIC太田裕美GOLD LYLIC太田裕美松本隆筒美京平萩田光雄ひとり雨だれは淋しすぎて あなた呼びだしたりしてみたの ふたりに傘がひとつ 冬の街をはしゃぐ風のように 寒くはないかと気づかうあなたの さりげない仕草に気持がときめく 淋しがりやどうし肩よせあって つたえあうのよ弾む恋の芽ばえ  何故かあなたに甘えたくなって そっと腕を組んだ街角よ ふたりの影はひとつ いつか愛に優しく包まれて 見つめる瞳にふれあい探すの 心がほのかに高まってゆくのよ 淋しがりやどうしそっと寄りそい 感じあうのよ熱い恋の芽ばえ
たんぽぽ太田裕美太田裕美松本隆筒美京平あなたの声が聞きたくて 街の電話をかけたのに 話し中の相手は誰 誰ですか 雲のようにひろがる胸の中の淋しさ どうぞあなたのはずむ声で 涙けして下さい  いつかあなたに後ろから 目かくしされた公園よ 振り向いても誰もいない 風の音 灰色した舗道の隅に咲いた たんぽぽ そんな小さな花のように そばにおいて下さい  そんな小さな花のように そばにおいて下さい
夕焼け太田裕美太田裕美松本隆筒美京平萩田光雄あなたに逢えた まぶしい夏が 目に浮かぶ夕焼け 陽に灼けた やさしい顔が 「元気だせ」って叱ってくれる 泣いてはいけませんか 一人で あなたがとっても好きだから 青い波 はしゃいだ手に もう一度ふれたいの  真夏が過ぎた海辺の駅で 別れたの あなたと 結んでた指も離れて 汽車は秋へと走り出したの 泣き虫 そうよ私 あれから 逢いたい逢えないあなたなの 街角でよく似た人 逢えば心さわぐの  泣き虫 そうよ私 あれから 素肌の夏さえうすれても この胸に消えないのよ あなたの愛の炎
木綿のハンカチーフMILLION LYLIC太田裕美MILLION LYLIC太田裕美松本隆筒美京平恋人よ ぼくは旅立つ 東へと向う列車で はなやいだ街で 君への贈りもの 探す 探すつもりだ いいえ あなた 私は 欲しいものはないのよ ただ都会の絵の具に 染まらないで帰って 染まらないで帰って  恋人よ 半年が過ぎ 逢えないが泣かないでくれ 都会で流行りの 指輪を送るよ 君に 君に似合うはずだ いいえ 星のダイヤも 海に眠る真珠も きっと あなたのキスほど きらめくはずないもの きらめくはずないもの  恋人よ いまも素顔で くち紅も つけないままか 見間違うような スーツ着たぼくの 写真 写真を見てくれ いいえ 草にねころぶ あなたが好きだったの でも 木枯しのビル街 からだに気をつけてね からだに気をつけてね  恋人よ 君を忘れて 変わってく ぼくを許して 毎日愉快に 過ごす街角 ぼくは ぼくは帰れない あなた 最後のわがまま 贈りものをねだるわ ねえ 涙拭く 木綿の ハンカチーフ下さい ハンカチーフ下さい
赤いハイヒールGOLD LYLIC太田裕美GOLD LYLIC太田裕美松本隆筒美京平ねえ友達なら聞いて下さる ねえ友達なら聞いて下さる 淋しがりやの うちあけ話 東京駅についたその日は 私おさげの少女だったの 胸ポケットにふくらむ夢で 私買ったの赤いハイヒール そばかすお嬢さん 故郷(ふるさと)なまりが それから君を無口にしたね アラン・ドロンとぼくを比べて 陽気に笑う君が好きだよ  マニキュアの指 タイプライター ひとつ打つたび夢なくしたわ 石ころだらけ私の青春 かかとのとれた赤いハイヒール そばかすお嬢さん ぼくの愛した 澄んだ瞳は何処に消えたの? 明日はきっと君をさらって ふるさと行きの切符を買うよ  おとぎ話の人魚姫はね 死ぬまで踊るあゝ赤い靴 いちどはいたらもう止まらない 誰か救けて赤いハイヒール そばかすお嬢さん ぼくと帰ろう 緑の草原裸足になろうよ 曲りくねった二人の愛も 倖せそれでつかめるだろう  そばかすお嬢さん ぼくと帰ろう 緑の草原裸足になろうよ 曲りくねった二人の愛も 倖せそれでつかめるだろう
最後の一葉太田裕美太田裕美松本隆筒美京平この手紙着いたらすぐに お見舞いに来てくださいね もう三日あなたを待って 窓ぎわの花も枯れたわ 街中を秋のクレヨンが 足ばやに染めあげてます ハロー・グッバイ 悲しみ青春 別れた方があなたにとって 倖せでしょう わがままですか  木枯しが庭の枯れ葉を 運び去る白い冬です おでこへとそっと手をあてて 熱いねとあなたは言った 三冊の熱い日記が 三年の恋 綴ります ハロー・グッバイ さよなら青春 林檎の枝に雪が降る頃 命の糸が切れそうなんです  生きてゆく勇気をくれた レンガべいの最後の一葉 ハロー・グッバイ ありがとう青春 ハロー・グッバイ ありがとう青春 凍える冬に散らない木の葉 あなたが描いた絵だったんです
しあわせ未満太田裕美太田裕美松本隆筒美京平20才まえ ぼくに逢わなきゃ 君だって違った人生 白い夏 裸足の君に 声かけて名前きかなきゃ良かったよ ついている奴 いない奴 男はいつも2(ふた)通り はにかみやさん ぼくの心の あばら屋に住む君が哀しい しあわせ未満 しあわせ未満 あー君は連いて来るんだね  あどけない君の背中が 部屋代のノックに怯える 水仕事 指にしもやけ アパートも見つからなけりゃ良かったよ 刺のあるバラ れんげ草 女もそんな2(ふた)通り はにかみやさん 家柄のいい もっと利巧な男さがせよ しあわせ未満 しあわせ未満 あーぼくの肩で泣くんだね  陽のあたる人 かげる人 人間なんて2通り はにかみやさん 面喰いなのに もてないぼくを何故選んだの しあわせ未満 しあわせ未満 あー二人 春を探すんだね
恋愛遊戯太田裕美太田裕美松本隆筒美京平見つめあう瞳があれば 言葉などいらないんです パステルの陽射しの部屋で 気持ちだけ 傾いてゆくのです 愛してるってささやかないで 言ったそばから嘘になりそう だってあなたは恋愛遊戯 ねっ いけないわ 走るあなたと止まる私の 透き間へと風が吹きます  ひとくちのローゼのワインに 曖昧に微笑むんです 熱帯樹 揺れる白壁 もう少し じらしてもいいかしら 頑固だねってつぶやかないで 胸の鼓動は乱れてるのに だってあなたは恋愛遊戯 ねっ いけないわ 心の中のほら垣根越し ふりむいて呼ぶあなたです  愛してるってささやかないで 言ったそばから嘘になりそう だってあなたは恋愛遊戯 ねっ いけないわ たわむれながら過ぎる季節を 呼び止めて泣きたいのです あゝうでの中
九月の雨GOLD LYLIC太田裕美GOLD LYLIC太田裕美松本隆筒美京平車のワイパー透かして見てた 都会にうず巻くイリュミネーション くちびる噛みしめタクシーの中で あなたの住所をポツリと告げた September rain rain 九月の雨は冷たくて September rain rain 想い出にさえ沁みている 愛はこんなに辛いものなら 私ひとりで生きていけない September rain 九月の雨は冷たくて  ガラスを飛び去る公園通り あなたと座った椅子も濡れてる さっきの電話で あなたの肩の 近くで笑った女(ひと)は誰なの? September rain rain 九月の雨の静けさが September rain rain 髪のしずくをふるわせる 愛がこんなに悲しいのなら あなたの腕にたどりつけない September rain 九月の雨の静けさが  季節に褪(あ)せない心があれば 人ってどんなに倖福(しあわせ)かしら ライトに浮かんで流れる傘に あの日の二人が見える気もした September rain rain 九月の雨は優しくて September rain rain 涙も洗い流すのね 愛が昨日(きのう)を消して行くなら 私明日(あした)に歩いてくだけ September rain 九月の雨は冷たくて September rain 九月の雨は優しくて
失恋魔術師太田裕美太田裕美松本隆吉田拓郎バスは今 ひまわり畑を 横切ってあなたの街へ 隣から だぶだぶ背広の 知らぬ人 声かけるのよ お嬢さん 何処ゆくんだね 待ち人は来やしないのに いえいえ 聞こえぬ振りをして 知らん顔して 無視してるのよ その人の名は アー失恋 失恋魔術師 失恋魔術師  バスを降り 夕映えの町 人波に足を速める 追(つ)いてくる 足なが伯父さん ステッキを招くよに振る お嬢さん 逃げても無駄さ 不幸とは追うものだから いえいえ 後ろを向いちゃだめ 恋を失くすと 見かけるという その人の名は アー失恋 失恋魔術師 失恋魔術師  こみあった 珈琲ハウスに こわごわとあなたを探す 空の椅子 西陽が射す中 さよならを物語ってる お嬢さん 言ったじゃないか 愛なんて虚ろな夢さ いえいえ 電車の遅れだわ あっちへ行って そばに来ないで その人の名は アー失恋 失恋魔術師 失恋魔術師  遅れたね ごめんごめんと 息をつき駆け寄るあなた お嬢さん 私の負けさ また今度迎えに来るよ いえいえ 死ぬまで逢わないわ おあいにくさま 恋は続くの 早く消えてね アー失恋 失恋魔術師 失恋魔術師
ドール太田裕美太田裕美松本隆筒美京平プイと横向いて出て行ったきり あなたは夜明けまで帰らなかった 窓の人形を話相手に 一生結婚はしないと誓う 大きくなったら何になる? 花嫁よ 葉っぱのお皿 木の実のお椀 ままごと遊びの日は帰らない 横浜生まれのセルロイド 心が無いからセルロイド 名字も変えずに暮した部屋で 涙で瞳が青く染まった Doll Doll Doll よこはま・どーる  あなた桟橋でよく吹いていた 銀のハモニカもいつか錆びたわ 恋のはじめだけみんなやさしい あとを哀しみが追いかけてくる 大きくなったら何処に住む? 横浜よ セロファンの海 色がみの船 ままごと遊びの日は帰らない 都会に生きてるセルロイド やっぱりあなたもセルロイド 何にも知らずに乗せられたのが 不倖の船だと気付いて泣いた Doll Doll Doll よこはま・どーる  横浜育ちのセルロイド 頬紅はがれたセルロイド 明日はフェリーで旅してみよう 青空横切り旅してみよう Doll Doll Doll よこはま・どーる
振り向けばイエスタディ太田裕美太田裕美松本隆筒美京平英語のカードを片手にかざし ラケット抱えた少女が通る もうじき期末テストなんだよ あれから何年たったんだろう  今でも時々 夢を見るんだ 白紙の答案 にらんでる夢 君とは一緒に一夜づけした ノートの隙間に朝が見えたね  愛って何?(WHAT IS YOUNG) 若さって何?(WHAT IS WRONG) 小首かしげて君は聞くけど 答えが無いから青春だった 答えが無いから  化粧を変えても すれ違う瞬間(とき) 不思議に一目で君とわかった お茶でもどうって 誘う言葉に うなずく仕草は昔の君  結婚するって うわさ聞いたよ 相手がやさしい人ならいいさ おんなは名前を何故変えるのか この次逢ったら 何て呼ぼうか  愛って何?(WHAT IS YOUNG) 若さって何?(WHAT IS WRONG) 小首かしげて君は聞くけど 答えが無いから青春だった 時って でっかい河みたいだよ 想い出はなつかしい友だちなんだね
青空の翳り太田裕美太田裕美来生えつ子浜田金吾大村雅朗哀しみをさりげなく 笑いばなしに 出来る女(ひと)は素敵ね 歓びも おだやかに 飾り立てずに 話す女(ひと)は素敵ね 私も心残り吹き消して 過去にはやさしく手を振るわ あなたにこだわらず生きてゆく 余裕が生まれて来たけれど 春から夏へ移り行く 空はさわやかすぎて かえって辛い季節だわ あなたへの想い 私の心のすみずみまで 広がったまま  いつでも燃えつきて 精一杯に 生きる女(ひと)は素敵ね 私も青空に負けないで カラリと心を解き放ち あなたの手紙やら束ねては 捨て去るつもりでいるけれど 風がさらって行けるほど 軽い恋ではないし 涙で溶かし ぼやけても あなたとの日々は 私の背中のすぐうしろに 広がったまま  春から夏へ移り行く 空はさわやかすぎて かえって辛い季節だわ あなたへの想い 私の心のすみずみまで 広がったまま
南風 -SOUTH WIND-太田裕美太田裕美網倉一也網倉一也From the Down Town 街角には気のはやい 若者達 洗いざらしの半袖のシャツ 夏を待ちきれず From the Down Town 目に止まった ポスターに去年の夏 ダブらせてしまう ああ今年もまた逢いたい Let's Shine おしげもなく 晒した 君の素肌の誘惑 Just Now その瞬間に僕のすべてが変わったのさ 君は光のオレンジ・ギャル  From the Radio 天気予報 週末は晴れそうです それなら自慢の車に乗り 浜辺へ行こうか From the Radio このメロディー 去年の夏のヒットソング 小麦色の肌が 今甦える逢いたい  Let's Shine 出逢いは突然で 目がくらんでしまった Just Now 君の瞳の謎を今年は解いてみせる 君は光のオレンジ・ギャル  Let's Shine 出逢いは突然で 目がくらんでしまった Just Now 君の瞳の謎を今年は解いてみせる 君は光のオレンジ・ギャル
さらばシベリア鉄道GOLD LYLIC太田裕美GOLD LYLIC太田裕美松本隆大瀧詠一哀しみの裏側に何があるの? 涙さえも氷りつく白い氷原 誰でも心に冬を かくしてると言うけど あなた以上冷ややかな人はいない  君の手紙読み終えて切手を見た スタンプにはロシア語の小さな文字 独りで決めた別れを 責める言葉探して 不意に北の空を追う  伝えておくれ 十二月の旅人よ いつ……いつまでも待っていると  この線路の向こうには何があるの? 雪に迷うトナカイの哀しい瞳 答えを出さない人に 連いてゆくのに疲れて 行き先さえ無い明日に飛び乗ったの  ぼくは照れて愛という言葉が言えず 君は近視まなざしを読みとれない 疑うことを覚えて 人は生きてゆくなら 不意に愛の意味を知る  伝えておくれ 十二月の旅人よ いつ……いつまでも待っていると  伝えておくれ 十二月の旅人よ いつ……いつまでも待っていると
君と歩いた青春太田裕美太田裕美伊勢正三伊勢正三萩田光雄君がどうしても 帰ると言うのなら もう止めはしないけど 心残りさ 少し 幸せに出来なかった事  故郷(くに)へ帰ったら あいつらに会うといいさ よろしく伝えてくれ きっと又 昔のように みんなで楽しくやれるさ  みんないい奴ばかりさ 僕とは 違うさ そして あの頃と同じように みんなで釣りへでも行きなよ  ケンカ早い奴もいた 涙もろい奴もいた みんな君の事が 好きだったんだよ  本当はあいつらと 約束したんだ 抜けがけは しないとね バチ当りさ 僕は だけど本当さ 愛していたんだ  きれいな夕焼け雲を 憶えているかい 君と始めて出逢ったのは 僕が一番最初だったね  君と歩いた青春が 幕を閉じた 君はなぜ 男に生まれてこなかったのか
満月の夜 君んちへ行ったよ太田裕美太田裕美山本みき子太田裕美大村雅朗満月の夜 君んちへ行ったよ 満月の夜 君んちへ行ったよ なのに 君んちは 丸い丸い月の中に 君んちは ぷかりぷかり 浮いてしまってて  ねえ 仕方なくて僕は 飛べないから僕は 君の窓さがして 石を投げたの  君、ねてたのかい? 君、驚いたかい?  Paper Moon Paper Moon 君んちへ行ったの Paper Moon Paper Moon 君んちへ行ったの なのに 君なんて どこのだれかの胸の中に 君なんて しらずしらず だまされちまってて  ねえ 仕方なくて僕は ジッとガマンの僕は 君のくつ捜して 川へ落とした  君、どうだい? 君、まいるかい?  満月の夜 君んちへ行ったよ 満月の夜 君んちへ行ったよ……
雨の音が聞こえる太田裕美太田裕美山元みき子筒美京平心配させてごめんね もう大丈夫 見えない愛がこわくて 素直になれなかったの 耳もとでささやかないで くすぐったくて いつかふたりでいった 海の話をしてよ  雨の音が聞こえる あなたとわたし 雨の音が聞こえる 指がふれるたび  静かね こんな静かな夜ははじめて 心から好きといえる  恋人たちのしぐさは 似ているのね 通りのベンチでさえも ひとりでいられないの あの時あなたの言葉 うれしかったわ とてもうれしかったのに なぜか思い出せない  雨の音が聞こえる あなたとわたし 雨の音が聞こえる 恋がゆれるたび  どうして そんなせつない顔で笑うの 心から好きといえる  雨の音が聞こえる あなたとわたし 雨の音が聞こえる 夢がふれるたび  静かね こんな静かな夜ははじめて 心から好きといえる 心から好きといえる
僕は君の涙太田裕美太田裕美太田裕美太田裕美涙があふれて 大地にこぼれた まぶしい真夏の陽射しを浴びたら 水蒸気になり 青い空 昇る 僕は君の瞳から落ちた涙  はるかな行方は 白い雲の上 悲しみ集めて 流す雨になろう ひとつぶひとつぶ きらめくしずくは 濡れることも暖かい雨になろう  僕の旅は続く 僕はどこまで行くのだろう……  降り注ぐ雨は 大地をうるおす 濁った川さえ きれいに流して 花を咲かせよう この丘一面 僕は君の瞳から落ちた涙  思いはあふれて 大地にしみこむ 小さな緑は 朝露に揺れる 透き通った水を 木の根が吸い込む 僕は強くたおやかなブドウになる  グラスをあわせて 微笑み浮かべる 僕を飲み干した 美しいその女性(ひと) 元気になったんだね あの時の君 僕は君の瞳から落ちた涙  僕の旅は終わる ワインになって君のもとへ 僕は君の胸で 空と大地を思うだろう……
パパとあなたの影ぼうし太田裕美太田裕美こんのひとみこんのひとみ羽毛田丈史運動会のかけっこあなたは みんなの一番後ろ走ってる パパは本気で歯ぎしりしてる 真っ赤な顔をして走るあなた見て パパはいつも何でも一等で 思い通り生きてきたから 不器用な息子思うばかりに あなたにつらくあたるのね  逆上がりがすぐにできない子は できる子よりも 痛みがわかる分だけ 強くなれることを パパに伝えたいね いつかわかる日が来るよね 放課後 校庭 鉄棒に映る ママとあなたの影  パパは今度初めて仕事で 一等をとれなかったの 弱気な顔を見せてぐちって その方がずっと好きになれる 「ねぇ、パパ逆上がりを教えて」 息子なりの励ましかしら 日曜の午後パパはしぶしぶ あなたと外に出た  何度も何度も 足が宙を切って落ちる それでも空に向かって 大きく足を振り上げる パパはもうわかってる あきらめないのが大切だって 夕日の校庭 鉄棒に映る パパとあなたの影 夕日の校庭 鉄棒に映る パパとあなたの影
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