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今日のうた

星野源

涙の味は次のあなたへの橋になりますように。

 2017年8月16日、星野源が10作目のニューシングル『Family Song』をリリース!前作の大ヒット曲「恋」のテーマは“夫婦”でしたが、今回は“家族”です。この曲は、高畑充希の主演ドラマ『過保護のカホコ』の主題歌として書き下ろされました。ヒロインの女子大生・カホコは、両親にとことん甘やかされて育てられてきたのですが、麦野くん(竹内涼真)という男性に出逢ったことがきっかけで、過保護な自分から変わりたい気持ちが芽生えます。そうして“自立”に向け奮闘し、家族の問題と向き合ってゆくのです。

 そんなドラマのエンディングに、ゆったり優しく寄り添うのが「Family Song」です。星野源が脚本を読み、その上で「家族とは何ぞや」ということをぐるぐる考えながら作詞をしたんだとか。ちなみに、この歌は“家族”をテーマにしているものの、お母さんやお父さん、おじいちゃんおばあちゃん、夫婦、子ども、などといったワードは一切、登場しません。家族のカタチではなく、日常風景やそこから生まれる思いにスポットライトを当て、家族の“芯”にあるものが描かれております。

目が覚めて涎を拭いたら
窓辺に光が微笑んでた
空の青 踊る緑の葉
畳んだタオルの痕

救急車のサイレンが
胸の糸を締めるから
夕方のメロディに
想い乗せて届けてくれないか
「Family Song」/星野源

 <目が覚めて涎を拭いたら 窓辺に光が微笑んでた>のは、自分が起きる前にカーテンを開けてくれていた誰かがいるからでしょう。もしくはその誰かを“光”になぞらえているのかもしれません。なんにせよ、その人がいるから、空の青が沁みるし、緑の葉が踊るように感じる。日々の風景を丁寧に受け取らせてくれるのです。また<救急車のサイレン>が鳴れば、一番最初に頭に浮かぶ人。<夕方のメロディ>を聴けば、早く家に帰りたいな、会いたいなと思わせてくれる人。それが“家族”なのではないでしょうか。

出会いに意味などないけれど
血の色 形も違うけれど
いつまでも側にいることが
できたらいいだろうな
「Family Song」/星野源

 また、星野源が具体的な“家族ワード”を歌詞に綴らなかったのは、現代ではいろんな家族のカタチがあるからだと思われます。たとえば、カホコには両親がいて、祖父母がいて、いとこがいて、という賑やかな家族です。しかし、麦野くんの父親はすでに亡くなっており、母親は幼い頃の彼を置いて出て行ってしまいました。他にも、血の繋がっていない親子、同性の両親、子どもはいない夫婦、同じ戸籍ではない家族、様々なカタチが考えられるでしょう。しかし、そんなことは“家族”の芯に関係ないのです。

あなたは 何処でも行ける
あなたは 何にでもなれる

ただ 幸せが
一日でも多く
側にありますように
悲しみは
次のあなたへの
橋になりますように

微笑みが
一日でも多く
側にありますように
涙の味は
次のあなたへの
橋になりますように
遠い場所も繋がっているよ
「Family Song」/星野源

 家族の芯にあるものは“祈り”でしょう。今日も無事で過ごせますように、いつまでも側にいることができますように、幸せや微笑みが<一日でも多く 側にありますように>、悲しみや涙の味は<次のあなたへの 橋になりますように>と、お互いに祈り合って生きてゆく人たちが集まっているのが家族なのです。ただ、祈りだけが強くなってしまうと“過保護”や“束縛”に繋がってしまうこともありますよね。だからこそ<あなたは 何処でも行ける あなたは 何にでもなれる>と、相手の可能性を信じ合う気持ちも大切になってくるのだと思います。
 
 また、「Family Song」というタイトルではありますが、歌詞を読むと、家族だけに当てはまる想いではないことがわかります。恋人でも、友だちでも、身近な誰かでも、あなたにとって大切な方を思い浮かべながら、聴いてみてください!

◆10th New Single『Family Song』
2017年8月16日発売 
初回限定盤 VIZL-1214 ¥1,800+税
通常盤 VICL-37307 ¥1,200+税

<収録曲>
1. Family Song
2. 肌
3. プリン
4. KIDS (House ver.)