あたしを全部知ってしまっても、変わらず好きでいてくれるかな?

 デビュー5周年を迎えた家入レオが、2017年7月26日にニューシングル「ずっと、ふたりで」をリリース!タイトル曲は、ドラマ『愛してたって、秘密はある。』の主題歌。秋元康がドラマの企画原案を手がけ、物語は【愛する人の秘密をどこまで許せるか】ということがテーマになっております。みなさんは、愛する人についている嘘は一つもありませんか? 愛する人のすべてを知っていると断言できますか?ドラマの主人公(福士蒼汰)が抱えている“秘密”は、過去に父親を殺したこと。そして、その真実を愛する人(川口春奈)にさえ言えないことに苦しんでおります…。

“あたしを全部知ってしまっても
変わらず好きでいてくれるかな?”
君はまるで別れを告げるように
僕の頬にキスをした

言いたくないこと 言わなくて良いんだよ
僕にもそんな過去ならあるし
だけど君を愛する気持ちには
何の曇りもないだろう ほら
「ずっと、ふたりで」/家入レオ

 そのラブミステリーのエンディングを毎回彩るのが、家入レオ「ずっと、ふたりで」です。尚、歌ネットでは歌詞がジワジワと、デイリー&ウィークリーランキングを上昇中!この歌の“あたし”もまさに“秘密”という闇に怯えていますよね。きっと彼女は<あたしを全部知ってしまっても 変わらず好きでいてくれるかな?>と口にしたとき、大切な人に拒絶されるかもしれない不安の方がずっと大きく、だからこそ別れを覚悟して<キスをした>のだと思います。

 一方で“僕”自身も何らかの“秘密”を抱えており、相手の気持ちが痛いほどよくわかるから<言いたくないこと 言わなくて良いんだよ>と語りかけるのです。このフレーズは一見、お互いの真実から目を背けているようにも感じますが、大切なのは“秘密”の内容でも、言う言わないでもありません。たとえどんな闇を抱えていたって、それを超えてゆける<愛する気持ち>という光があるから大丈夫。そんな胸の内を<ほら>と明かし、自分は絶対に味方であることを伝えているのではないでしょうか。

不器用で 生きるのが下手だって良いんだよ
一緒にころんで 笑い飛ばそう
愛してる 心から ずっとふたりで生きていこう
いつでも 君が僕を照らすから

あるがままの君でいて欲しい
僕がそばにいる
つないだ手を離さなければ
もう何も怖くない 信じよう

目の前の君以外 どうだって良いんだよ
涙の記憶は 僕にゆだねて
愛してる 心から ずっとふたりで生きていこう
微かな光さえ見えない時も
僕が君を照らすから
「ずっと、ふたりで」/家入レオ

 そうして<あるがままの>自分を受け入れてもらえた上で<ずっとふたりで生きていこう>と言ってもらえることは、“あたし”にとってどれだけ幸せなことでしょう…。また、この歌やドラマの主人公に限らず、人は誰しも光と闇の部分を持っているはずです。でも<君が僕を照らすから>、<僕が君を照らすから>、お互いにそんな関係で在れる人と生きてゆけるのなら<微かな光さえ見えない時も>怖くないような気がしますね。ちなみに、7月30日に放送されたドラマの第3話では次のようなセリフがありました。

(彼女は)もう息が
できなくなっていたのかもしれないな。
人間っていうのはツラいって思うことは
続けられないようにできてる。
自分がついた嘘に溺れちゃったのかもしれない。
(ドラマ『愛してたって、秘密はある。』より)

 悲しい結末を迎えた一人の女性。暗闇の中で、自分の嘘に溺れていた“彼女”のそばに、もしも光となってくれる誰かがいたら、未来はまた違っていたのかもしれない…。エンディングで流れる「ずっと、ふたりで」を聴きながら、そんなことも考えさせられました。そして、自分も嘘に溺れるのだろうかと怯える主人公(福士蒼汰)。果たして『愛してたって、秘密はある。』のカップルは“ずっと、ふたりで”生きていくことができるのでしょうか…。家入レオの主題歌が、最終回の希望になりますように…!

◆紹介曲「ずっと、ふたりで
作詞:杉山勝彦
作曲:杉山勝彦

◆13thシングル「ずっと、ふたりで」
2017年7月26日発売
初回限定盤(CD+DVD) VIZL-1203 ¥1,700(+tax)
完全生産限定盤(CD+GOOGS) VIZL-1204 ¥2,200(+tax)
通常盤(CD) VICL-37299 ¥1,200(+tax)

<収録曲>
M-1, ずっと、ふたりで
M-2, だってネコだから
M-3, ヒーロー
M-4, ずっと、ふたりで(Instrumental)
M-5, だってネコだから(Instrumental)
M-6, ヒーロー(Instrumental)