初めに見るいつもの天井、今日はどんな服を着て何を食べようか。

 女性シンガー“Uru”が、2017年6月7日にリリースするニューシングル『しあわせの詩』のミュージックビデオが公開となりました。併せて、歌ネットでは全収録曲の歌詞先行公開がスタート!タイトル曲は“綾野剛”さん主演のドラマ『フランケンシュタインの恋』の挿入歌として書き下ろされた楽曲です。先週の日曜日に第5話が放送されましたが、みなさんもうご覧になりましたか?
 
 物語の主人公は、不老不死の怪物(綾野剛)。120年前、死者に命を与えよみがえらせる実験が行われ、それが成功したことにより生まれました。その後100年以上もの間、彼は人間から身をひそめて森の中で孤独に過ごしてきたのです。しかしそんな怪物の日常は、一人の女性(二階堂ふみ)と出会ったことで一転。彼女は彼を森から連れ出し、人間の世界へ。そして彼は少しずつ、恋を知り、友情を知り、人間というものを知ってゆきます…。

気がつくとまた目が覚めて
初めに見るいつもの天井
今日はどんな服を着て何を食べようか

気がつくとまた目を閉じて
最後に見るいつもの天井
明日は何をして何を思うだろう

歩けば足音が心地良くて
疲れた体が心地良くて
瞬きするように小さな事だけどそれが幸せ

誰かの言葉が温かくて
あなたの笑顔が温かくてUm
一つ一つ喜びが積もっていく
これが一番の幸せ
「しあわせの詩」/Uru

 さて、ドラマの中では怪物が、自転車やエスカレーター、お風呂、電車、食事など、人々の日常にあるものに触れ、初めての刺激を受けるシーンがたくさん!その姿は非常に愛くるしいのですが、挿入歌の作詞を手がけた“Uru”はさらに、彼が何気ない毎日のなかで実感したであろう気持ちを描いております。<どんな服を着て何を食べようか>と迷える。<いつもの天井>を見つめながら思い出す誰かがいる。そんな【衣食住】こそが幸せなんだということは、人と人の間で生きているからこそわかる大切なことですよね。

うまくいかない事もある
何でいつもこうなるんだろう
こぼれたため息がすぐに跳ね返る

帰り道北風が冷たくて
変だな、頬がやけに冷たくて
逃げ出したい日もあるけど
心細い夜は尚更

灯した明かりが温かくて
もたれた背中が温かくてUm
きっとこんな夜も大事なもの
確かめるためにあるんだろう
「しあわせの詩」/Uru

 また、ドラマの主人公は怪物ですが、「しあわせの詩」を聴くと、彼と人間に大きな差なんてないことに気づかされます。わたしたちだって、いえ、わたしたちこそ、<うまくいかない事もある 何でいつもこうなるんだろう>、<逃げ出したい>と落ち込んでしまうような心細い夜に、【衣食住】やその生活の周りの人々の存在に支えられるのではないでしょうか。生かされるのではないでしょうか。普段はそんな<大事なもの>が当たり前すぎて気づけないのです。でもふとした時、まるで初めて人間界を知った怪物と同じように、本当の“幸せ”の価値に気づくのだと思います。

歩けば足音が心地良くて
疲れた体が心地良くて
瞬きするように小さな事だけど

誰かの言葉が温かくて
あなたの笑顔が温かくて
一つ一つ喜びが積もっていく
これが一番の幸せ
「しあわせの詩」/Uru
 
 尚、主演の“綾野剛”さんはこの曲について「すべての日常の中で、通り過ぎ、忘れていく大切な心を、ひとつひとつ抱きしめる。こぼさないように、壊れないように。その不確かな幸せを、確かな幸せへとUruさんの声が届けてくれる。わたしにとって『しあわせの詩』は愛おしい以外のなにものでもない。心を照らす詩です。」とコメント。愛おしい以外のなにものでもないあたたかな歌詞、そして歌声、メロディーを是非、皆さんも何気ない日常のなかでじっくり噛み締めてみてください…!

◆4th Single「しあわせの詩」
初回限定盤(CD+DVD) AICL-3333~4 ¥1,800(tax in)
通常盤(CD) AICL-3335 ¥1,200(tax in)

<収録曲>
01. しあわせの詩
02. いい男
03. 5years. feat. fox capture plan
04. しあわせの詩-instrumental-
05. いい男-instrumental-
06. 5years. feat. fox capture plan -instrumental-