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今日のうた

クリープハイプ

いつか君の糸が見えるまで、いつか君の意図が見えるまで。

縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かの
傷をかばうかもしれない

縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき糸に 出逢えることを
人は 仕合わせと呼びます
「糸」/中島みゆき

 歌ネットで歌詞を検索しただけでも、30組以上のアーティストにカバーされていることがわかる名曲です。きっと誰もが人生のなかで<逢うべき糸>を探しているのではないでしょうか。そしていつか、かけがえのない糸と縦と横の関係になり、大きな布を織りなしてゆくことができたらこんなに素敵なことはありません。ただし、この歌の“私”だって<こんな糸が なんになるの 心許なくて ふるえてた>頃があるのです。
 
 自分の糸を信じることも、誰かの糸と絡まずにうまく織り合うことも、千切れずにいることも、簡単ではなさそう。今日のうたコラムでは、そんな“糸”の複雑さを中島みゆきとはまた違う視点から描いた新曲をご紹介いたします。4人組ロックバンド“クリープハイプ”が4月26日にリリースしたニューシングル「イト」です!尚、タイトル曲は4月29日から公開される“菅田将暉”主演の映画『帝一の國』主題歌として書き下ろされた楽曲。

この度はどうも 末長くどうか
誰かの糸で ぎこちないお辞儀
この旅はどうも 雲行き怪しい
誰かの意図で やるせない動き

だからいくら寄り添っても 寄り添った分絡まって
だから待ってもそのまま 身動き取れない
「イト」/クリープハイプ

 この歌詞では、「イト」に糸と意図、二つの意味が込められております。必然ではなく、誰かの意図によって動かされているから、まだ運命とは呼べない糸。もちろんそのような糸同士では、縦と横の関係になって何かを織り成すことなどできず、<いくら寄り添っても 寄り添った分絡まって>、<待ってもそのまま 身動き取れない>という関係になってしまうんですね…。そして楽曲からは映画『帝一の國』の物語と登場人物たちの姿が見えてくるようでもあります。
 
 映画の主人公・赤場帝一(菅田将暉)は、とある大きな野心を持って、日本一の超名門高校に主席入学を果たします。この学校では生徒会長をつとめたものに、将来の内閣入りが確約されているんだとか。彼の夢は「総理大臣になって、自分の国を作る」こと。それを実現するためには、ライバルを全員蹴落として、高校のトップに立たなければなりません。しかし、待ち受けていたものは、想像を絶する罠と試練、友情と裏切り…。命がけの“生徒会選挙”が幕を開けるのです…!

切れたら切れたで 不安になるのは
積み上げた物を 信じているから

だからいくら踏み出しても 踏み出した分怖がって
わかってたって無駄 身動き取らなければこのまま人形だ
踏み外しても転がる意思

いつか君の糸が見えるまで
いつか君の意図が見えるまで

いつかこの糸が千切れるまで 今は踊れ手のひらで
どうか重ねた手の温もりで 何度でも探せ
いつもまとわりつくこの糸を 運命と呼べるその日まで
どうか重ねた手を掴むまで 何度でも壊せ
「イト」/クリープハイプ

 物語では、究極の格付けバトルのなかで、様々な“意図”が絡み合い、いくつもの“糸”が千切れることでしょう。しかし、帝一たちは<積み上げた物を 信じているから>こその不安や、<踏み出した分>の恐怖を抱えながらも、<踏み外しても転がる意思>を胸に、半端な覚悟ではなく互いを壊し合ってゆくのだと思います。そして、何度でも探して、何度でも壊したその先に<運命と呼べるその日>が待っているのです。
 
 映画『帝一の國』の監督である“永井聡”氏をはじめとするスタッフ陣から「映画のテーマ、世界観にはまるバンドはこのバンドしかいない!」と熱いオファーがあり実現したという今回のコラボレーション。歌詞のみならず、バンド史上最もキャッチーなサウンドを追求した“ポップと狂気が交錯するキラーチューン”に仕上がっておりますので、是非劇場で、映画&楽曲からの熱い想いを受け取ってください!

◆New Single「イト」
2017年4月26日発売
初回限定盤 UMCK-9904 ¥1,800(税抜)
通常盤 UMCK-5624 ¥1,200(税抜)

<収録曲>
M1. イト
M2. 月の逆襲
M3. 君が猫で僕が犬