特別な言葉、見つからずに、ただただ、春風。

 4月からオンエアされているサントリー『ふんわり鏡月クリア<ライム>』の新CMはもうご覧になりましたか? 出演しているのは“石原さとみ”さん。これまでのシリーズでも、可愛さが溢れておりましたが、今作もたまりませんよね…!舞台は、地元で人気の居酒屋。今日も一日の仕事を終えて、頑張って働いた主任にその部下の女性(石原さとみ)が声をかけるというシチュエーションです。
 
 「今日の現場、大変でしたねー。でも主任、かっこ悪くて、かっこ良かった。かっこ笑い!」と言いながら、作ってもらったお酒をハイッ!とあの笑顔で渡されたら、疲れも吹っ飛ぶことでしょう。ちなみにこのCMのセリフは5パターンある模様。上司になった気持ちで、石原さとみさんに癒されてみてください。さて、そんな新CMに新曲を書き下ろしたのは“斉藤和義”で、タイトルは「はるかぜ」。

人波夕闇春風は君の色
揺らめく 街の灯 肩先が触れる音

悲しいことが 君から消えますように
素敵な事が 君に起きますように

気まぐれな唇 僕を戸惑わせる
真っすぐな瞳に 僕は吸い込まれる

ぼんやり三日月 見送る終電の音
言葉にならずに 春風に吹かれてる
「はるかぜ」/斉藤和義

 彼は今作について『そりゃー、石原さとみさんが部下だったら、誰だってドキドキするでしょ』とコメントしており、歌詞にはまさにそんな上司さんのほんのり春色に染まった心模様が揺れているかのようです。また<春風は君の色>、<気まぐれな唇>、<真っすぐな瞳>というフレーズからはどこか石原さとみさんのイメージを彷彿とさせますね!そしてCMでは、部下からグッとくる言葉をかけられていた上司さんですが、本当は彼にも彼なりに目の前の女性に言いたかったことがあるのでしょう…。

探している 特別な言葉
見つからずに ただただ 春風

寂しい夜が 君から消えますように
素敵な事が 二人に起きますように

君を抱きしめたい くちびるに触れたい
君のそばにいたい 心は君でいっぱい

悲しい出来事が 君から消えますように
素敵な出来事が 二人に起きますように
「はるかぜ」/斉藤和義

 しかし、そんな夜ほど<探している 特別な言葉 見つからずに ただただ 春風>なんですよねぇ…。だからこそ、いろんな想いはそっと胸に秘めて、ただただ心の中で、彼女から<寂しい夜>や<悲しい出来事>が消えるようにと祈り、そして<素敵な出来事が 二人に起きますように>と願うのです。一夜の春風が、言葉の代わりにこの気持ちを届けてくれるといいなぁ…と思います。尚、この斉藤和義「はるかぜ」は4月12日から配信リリースがされておりますので、是非、楽曲からも“春”を感じてみてください!