<ガッツポーズ>という言葉の由来、ご存知ですか…?

ガッツポーズ・ボイン・ウルトラC・
キャバクラ・脱サラ・合コン・バツイチ
昔は辞書に無い言葉も
イマドキは皆で使ってるでしょ

アゲポヨ↑・サゲポヨ↓・場面でパリピ・
ぶっちゃけ・イケテル・ガチ!・マジ?・ヤバイッ
生まれたてで変な言葉も
いつの間にか当たり前に変わる
「ワカモノコトバ」/SILENT SIREN

 “サイサイ”こと“SILENT SIREN”が今年3月にリリースしたばかりのメンバーセレクトアルバム『Silent Siren Selection』におもしろい楽曲が収録されておりました。ピックアップしたフレーズ以外にも<バイブス・テンアゲ・てへぺろ・かまちょ>など、様々なワカモノコトバが登場。ただし、この曲が伝えようとしているのはどんな言葉であろうと、意味があり、大切なのは自分のココロを<私の言葉>で伝えることだ、というメッセージです。
 
 聴くだけで今の若者たちの流行り言葉が覚えられる上に、辞書にある言葉であろうと、生まれたてで変な言葉であろうと、どんどん気持ちを“言葉にしよう!”と思えるような明るくポップな楽曲となっておりますので、是非チェックしてみてください♪ ちなみに、この曲の冒頭に登場する<ガッツポーズ>というワードは、1974年の4月11日に生まれた言葉なんだそうなんですよ!一体、どんな誕生のきっかけがあったのでしょうか。
 
 実は、この言葉は“ガッツ石松”さんに由来しているんだとか。1974年のこの日、ボクシングWBCライト級タイトルマッチで、ガッツさんがチャンピオンに勝利。その時に、両手を挙げてよろこびを表わした姿を新聞記者の方が<ガッツポーズ>と表現し、それにより世の中にもワードが広がっていったそうです。以来、4月11日は<ガッツポーズの日>とも言われております。もし、ガッツさんが負けていたら、ここまで当たりまえの言葉にはなっていなかったかもしれないんですねぇ。

ママ友たちと過ごすランチタイム
とどまること知らぬ噂話
隣の家に比べればマシ
心の中でガッツポーズ

あなたが好きな すき焼き作る
今夜は早く帰る約束
あなたをもっと輝かすため
今日も私は生きている
「出会いの奇跡を大切に」/広瀬香美

何億というオジャマタクシから選ばれたこの魂
そんな奇跡を喜んでたんだよ
これぞジャンボジャンボあたりくじ
だから産声あげた時に
ガッツポーズして泣き叫んで喜んでたんだろう
「ギミギミック」/RADWIMPS

ここ最近ちょっとついてなかったんだ
でも久々に小さくガッツポーズ
なかば強引にとなりに座ったんだ
君もまんざらじゃないって感じ
なんかこう 手を差し伸べたくなる雰囲気
ちょっと相談なんかにのったりしたんだ
でも あの時すでにワナにはまっていたの?
「Go!Go!」/スガシカオ

 もちろん歌詞の中に<ガッツポーズ>が登場する楽曲もたくさんございます。せっかくの<ガッツポーズの日>ですので、今日のうたコラムではその中でも、とくに気になる楽曲をピックアップしてみました。ガッツポーズというと、それこそ“ガッツ石松”さんのようなアツさで、ウォーッ!よっしゃー!という大きな動作をイメージしますが、歌の中ではいろんな表現のされ方があることがわかりますね。
 
 ときには心の中でそっとガッツポーズ。ときにはテーブルの下などで小さくガッツポーズ。そして産まれた瞬間、赤ちゃんだって<ガッツポーズして泣き叫んで喜んで>いるんです。このような歌たちも、もしかしたら元をたどれば“ガッツ石松”の勝利があったからこそ、生まれた曲…なのかもしれません!おそらくこれからもどんどん新しい言葉は登場してくるでしょうが、それがどんな歌詞に繋がってゆくのか…楽しみですね!