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今日のうた

SHISHAMO

あなたと恋人の思っていること、実はすれ違っていませんか…?

良いことばかりじゃないからさ
痛くて泣きたい時もある
そんな時にいつも
誰よりも早く立ち上がるヒーローに会いたくて
痛いけど走った 苦しいけど走った
報われるかなんて 分からないけど
とりあえずまだ 僕は折れない
ヒーローに自分重ねて
明日も
「明日も」/SHISHAMO

 俳優の堤真一さんや綾野剛さんらが出演しているNTT ドコモの新CM「ドコモの学割『ししゃも?』篇」で話題の“SHISHAMO”が2月22日にニューアルバム『SHISHAMO 4』をリリースしました。冒頭でご紹介したのは、CMのライブシーンで演奏されている収録曲。歌詞も非常に人気で、デイリーランキングでは4位(2/23付)、ウィークリーでは7位(2/19付)、を記録しております♪ さて、今日のうたコラムではさらに最新作から、とあるカップルの“すれ違い”を描いた新曲をピックアップいたします。
 
 その前にみなさん、ドラマ『カルテット』の第6話はご覧になりましたか? この回のテーマは<何が夫婦を壊したのか>であり、まさにささいな“すれ違い”が致命的な別れに繋がってしまった…という男女のお話だったのです。結婚して彼と家族になりたかった妻と、結婚しても恋人同士のようでいたかった夫。ドラマ内では、そんな二人がお互いに知らないそれぞれの本音が明らかになっていくのですが、そのなかで次のような“すれ違い”の例がありました。

妻「わたし、今すごく幸せだよ
嬉しかった。この人を支えようと思って
いつも明るくしてようって思って
テレビで観たおもしろい話をしたり」

夫「『わたし、今すごく幸せだよ』
そんなふうに言う彼女を
どこかすごく退屈に感じて
彼女が生活している場所が狭いから
話題はたいていテレビの話で
でも、俺が聞いてあげなきゃって」

 自分が「幸せ」だと伝えたとき、相手は退屈な女だと感じていた。自分が家庭を明るくするためにしていたテレビの話が、相手には鬱陶しかった。想像するだけでも悲しくなりますね…。そしてこの夫婦は、そんな“すれ違い”の我慢が他にいくつも重なって重なった結果、崩壊してしまいました。二人は一体、どうすればよかったのでしょうか。何が正解だったのでしょうか。では、そんなことも考えながらSHISHAMOの新曲「すれちがいのデート」の歌詞を読んでみます。

朝10時
「少し遅れる」の電話
本当は家を出る前に言ってほしい
きっと夜中までゲームでもしてたのね
私の今日はまた待ちぼうけから始まる

君が歩いてくる
私が怒ってることなんて気づきもせずに
君が歩いてくる
その笑顔を見ると全部忘れちゃうなぁ

今日のデートはどこいく?なにする?
ちゃんと考えてきてほしいのに
君は今日もノープラン
だから 悩む時間も共有して
二人の1日描いてく
「すれちがいのデート」/SHISHAMO

 まずは、彼女サイドの心情を綴った歌詞です。遅刻癖のある彼、いつもデートはノープランの彼、そんな様子に怒ってため息をつきながらも、まだ<私>は<歩いてくる その笑顔を見ると全部忘れちゃう>くらいに彼のことが好きなのです。だからこそ、ノープランデートで<悩む時間も共有して 二人の1日描いてく>ことさえも、幸せな時間だと思えるのでしょう。あるあると頷ける女性の方、多いのではないでしょうか。それでは一方、遅刻した彼の方はどんなことを考えていたのでしょうか。

朝10時
「少し遅れる」の電話
少しも怒ってない僕のかわいい彼女
昨日は遅くまでゲームをしすぎたなぁ
ちゃんと謝らないといけないなぁ

彼女を見つけた
僕をずーっと待っていてくれるんだよね
彼女を見つけた
謝るのも忘れてしまうんだよなぁ

今日のデートはどこいく?なにする?
君のしたいことがしたいから
僕は今日もノープラン
彼女が行きたいところは
きっと僕の行きたいとこ
「すれちがいのデート」/SHISHAMO

 この時点で早くも2つの“すれ違い”が生じているんですよね。<少しも怒ってない僕のかわいい彼女>…怒っています。<君のしたいことがしたいから 僕は今日もノープラン>…予定くらい考えてきてほしいと思っています。さらに、今は“好き”でなんとかカバーできていますが<謝るのも忘れてしまうんだよなぁ>…謝らないとダメです。デートのスタート時点からこれなのですから、おそらく一日中、四六時中、さまざまな勘違い、思いやりの空回りがあることは想像できますよね…。

私には君の気持ち 全部全部お見通しだよ
情けないなぁ
僕には彼女の気持ち 全部全部お見通しだよ
かわいいやつだなぁ
「すれちがいのデート」/SHISHAMO

 しかし、お互いにお互いの気持ちは<全部全部お見通しだよ>と思ってしまっているのです。『カルテット』のあの夫婦もそうだったのでしょう。その思い込みの原因は、好きゆえに本音を吐き出さなかったから。もしくは言わなくても分かり合えているだろうと思っていたから…。そのせいでどんどん“すれ違い”は積み重なっていきます。そして、その我慢やモヤモヤがいつか“好き”の気持ちを上回ってしまう日がくるのです。

朝10時
今日もいつもの場所へ向かってしまう
彼女はもうここには来ないのに…
「すれちがいのデート」/SHISHAMO

 これがこの曲のラストです。あんなに好きで、<全部全部お見通し>だったはずなのに、どうしてしまったのでしょうか。それは是非、歌詞の全文を読んでみてください。ちなみに、『カルテット』の妻は以前「人生には3つの坂がある。上り坂、下り坂、まさか。」と口にしておりました。「すれちがいのデート」の二人も、これまでのお互いの本音を明かし合ったら「まさか」…と愕然としたはずです。しかし、本当はその「まさか」を知らなければいけなかったのです。そうして人生の“坂”を一緒に乗り越えるべきだったのです。
 
 あなたは、大切な人の思っていること<全部全部お見通し>だと思っていませんか? そのなかにはたくさんの「まさか」が隠れているのかもしれません。また、自分の思っていることも「まさか」の勘違いをされているのかもしれません。致命的な別れが訪れるその前に、長く一緒にいるためにも、お互い吐き出すべきことは吐き出す覚悟がほしいですね…!
 
◆『SHISHAMO 4』
2017年2月22日発売
UPCM-1404 ¥2,700(tax in)

<収録曲>
01. 好き好き!
02. すれちがいのデート
03. 恋に落ちる音が聞こえたら
04. 終わり
05. 恋
06. 音楽室は秘密基地
07. きっとあの漫画のせい
08. メトロ
09. 夏の恋人
10. 魔法のように
11. 明日も