貨物船

海の見えるテーブル席はホントならとても雰囲気もよくて
窓に映るキミの向こうの貨物船がただ通り過ぎてく

ボクが微笑めば キミも同じように
悲しく悲しく微笑んだ

どこまでも静かなふたりの中の時間
止まって 戻って 繰り返して
このままでこの日が海に沈んでく前に
言葉をください 言葉を…

消えかけてる恋の行方にしがみついたってどうしようもなくて
キミがひとり席を立ったらそれで終わるだけきっとそうだろ

幸せよずっとキミのそばにあれ
いつでも いつでも 願ってる

だからもう無理して笑わなくてもいいから
そのまま そのまま キミを見せて
あの貨物船(ふね)はこれから遠くに行くんだろうな
僕らも運んでくれたら…

さよならはボクにするんじゃなくて
弱虫だったキミ自身にするのさ

どこまでも静かなふたりの中の時間
止まって 戻って 繰り返して
いつの日か愛する人とこの場所に来たら
キミはたぶん キミは…
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